物置小屋

１人向け・イベント系

夏色のひととき・共通話(マスクが手離せない恋人と)

折角の休みなのに、誰から...あ、彼女からだ。
もしもし、おはよう...。そうだよ、今起きたばっかりで...もしかして、今日って何か約束してた...？
そういうわけじゃないけど、声が聞きたくなったって...朝からすごく嬉しいな。
ね、もしよかったらこれからどこかに行かない？
勿論、君が嫌じゃなければだけど...どうかな？
本当？どこか行きたい場所はある？
海、か...嫌とかじゃなくて、俺は寧ろいいんだけど、その...マスクが蒸れちゃうんじゃないかなって思ったんだ。
え、夜に行きたいって...早とちりしてごめん。
それじゃあ、お昼ご飯をうちに食べにおいでよ。
外だとマスクを外さなきゃいけないのが辛いんでしょ？
だったら、何か作っておくよ。リクエストある？
俺が作ったものならなんでもって、君はもっと我儘になっていいと思う。
俺、大抵のことじゃ困らないから。オムライス...チーズソースかけたやつ？
分かった、用意して待ってるね。それじゃあまた後で。
...一気に目が覚めた。
よし、急いで準備しておこう。


はい、今開けます。いらっしゃい、暑かったでしょ？
迎えに行けばよかったね...ごめん。
ご飯を作ってもらっていたんだから歩いてくるくらい当たり前って、君は本当に真面目だね。
すぐに何か飲み物持ってくる。
タオルも使って。それから、オムライスできてるよ。
...うん、やっぱりマスクをつけていない君も可愛い。
嘘じゃないよ、少なくとも俺はそう思ってる。
はい、どうぞ。食べてからどこかへ出掛けようか。
俺が行きたいところ？特にないな...君と過ごせればそれでいいから。
遠慮しないで、君が行きたい場所を教えて？


すごい、こんなところに本屋さんがあったなんて知らなかった...。
雑貨屋さんも一緒にやってるんだね。
どれか好きなのある？
このブレスレット？確かに君に似合いそうだね。
よし...すいません、これください。すぐにつけていくのでタグを切ってもらえますか？ありがとうございます。
それじゃあ、手を出して。...うん、やっぱり似合ってる。
どういたしまして。...なんて、俺がプレゼントしたかったからしただけなんだけどね。
本を読んで時間を潰そうか。

...ねえ、そろそろ行かないと夕陽が見られなくなっちゃうよ？
随分集中して読んでたけど、さっきの本面白かった？
そうなんだ、今度俺も読んでみようかな。

わあ...すごく綺麗だね。間に合ってよかった。
大丈夫？疲れてない？
それならいいけど...そうだ、近くで飲み物買ってくるね。

彼女は炭酸が苦手だから、スポーツドリンクがいいかな？
...あれ？子どもに囲まれてる？
マスクに手が伸びて...っ、まさか！
悪意はないんだろうけど、そんなことをしたら彼女は...。
間に合え、お願いだから...間に合ってくれ！
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今回の共通話はここまでです。
この後ふたつに分岐させます。
マスク彼女でイベント系って多分綴ったことがなかったな...ということで綴ってみました。