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1人向け・慰め系
たとえ、どんなことが待ち受けていたとしても。(理想を詰めこみました)
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お疲れ様。今日はなんだかすごく疲れてるみたいだね...。
電車混んでるみたいだけど、大丈夫?...分かった、それじゃあもし無理だって思ったらすぐ教えてね。
この時間帯で席に座れないくらいぎゅうぎゅうなの、初めてかも...あ、あそこ空いたよ。座らせて...あれ?いない?
すいません、ちょっと通らせてください。
この人混みで見つけるのは難しいか...。
仕方ない、マナー違反だけど電話して...しゃがみこんでる人の周りに沢山の人がいる?...っ、まさか!
すいません、ちょっと通してください。...見てるだけならどけって言ってんだよ。
大丈夫?俺が分かる?...そうだよ、大丈夫。一旦降りて休もうか。
立てる?一人では無理でしょ?掴まっててね、もうすぐで君の家のひと駅前に着くから。
...さっきよりは落ち着いた?
体、怠い?ただ頷くのも辛そうだね...。取り敢えず、そこのベンチに座ろうか。
ねえ、君がよければだけど...これから俺の家に泊まりにこない?
いつもどおり家まで送っていってもいいんだけど、ここからならタクシーに乗れるし...今はできるだけ乗り物に乗りたくないでしょ?
特に、人が多い電車にまた乗るのは、辛いんじゃないかなって思ったんだ。
俺は君と一緒に過ごせる時間が増えるなら、それはそれで嬉しいし...どうかな?
そっか、なら決まり。
何か飲む?...分かった。はい、お茶。
君がなんでもいいって言うときは、大抵紅茶かお茶を飲んでるでしょ?
けど、今日は体調があまりよくないだろうから、それならお茶かなって...当たり?よかった。
だいぶ顔色よくなってきたね。
それじゃあ、行こうか。...今度こそ、手を離したりしないから。
はい、到着。洋服は君がこの前置いていったやつを洗っておいたけど、それで大丈夫?
部屋はいつものところを使って。お風呂はこれから沸かすから、少しだけ待ってね。
...さっき、電車で手を離してごめん。はぐれないようにちゃんと握ってたつもりだったのに、結局君が体調を崩す原因を作っちゃって...。
きてくれたからいいなんて、君は本当に強いね。
そういえば、薬は飲んだ?...よかった、もし飲んでなかったらどうしようかと思った。
そんなに謝らなくてもいいんだよ。
体調が悪くなるときは、誰にだってあるでしょ?
それに...トラウマだって、持ちたくて持ってる人なんていない。
だから、私なんかなんて...思わなくていいんだよ。
わっ、どうしたの、急に抱きついてきて...。
よしよし、大丈夫だから。
全部独りで背負って、ずっと独りで闘う必要なんかない。
困ったときは、俺のことを頼って?
これは俺の都合だし、俺が頼りないのかもしれないけど、あのとき何かできたんじゃないかって後悔したくないんだ。
君の人生と、抱えているものに...俺を巻きこんでよ。
ひいたりなんかしないし、君が嫌だなって思うことは絶対にしないから。
だから...辛いことがあったら支えあおう。
これから先、ふたりでずっと一緒に歩いていけるように。
...あ、お風呂沸いたみたい。先に入ってくれる?
ゆっくり湯船につかって、くつろいできてね。
...さて。今のうちに夕飯の準備をしておこう。
喜んでくれるといいな...。
たとえどんな困難でも、俺が隣で支えてみせる。...絶対に。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
なんとかまとまりました...。
私は、大抵の人が経験したことがないものが原因でPTSDを患っています。
体調が悪くてしゃがみこんだとき、気持ち悪いと言いながら目の前を何人もが通りすぎていったのをよく覚えています。
自分がそうなるのが嫌で、しゃがみこんでいる人に話しかけたことがあります。筆談でですが...。
その後、別の通りかかった方がその方を助けてくださったのも、少しだけ覚えています。
体調を崩している人に、手を差し出せる者でありたい...そう思うのです。
電車混んでるみたいだけど、大丈夫?...分かった、それじゃあもし無理だって思ったらすぐ教えてね。
この時間帯で席に座れないくらいぎゅうぎゅうなの、初めてかも...あ、あそこ空いたよ。座らせて...あれ?いない?
すいません、ちょっと通らせてください。
この人混みで見つけるのは難しいか...。
仕方ない、マナー違反だけど電話して...しゃがみこんでる人の周りに沢山の人がいる?...っ、まさか!
すいません、ちょっと通してください。...見てるだけならどけって言ってんだよ。
大丈夫?俺が分かる?...そうだよ、大丈夫。一旦降りて休もうか。
立てる?一人では無理でしょ?掴まっててね、もうすぐで君の家のひと駅前に着くから。
...さっきよりは落ち着いた?
体、怠い?ただ頷くのも辛そうだね...。取り敢えず、そこのベンチに座ろうか。
ねえ、君がよければだけど...これから俺の家に泊まりにこない?
いつもどおり家まで送っていってもいいんだけど、ここからならタクシーに乗れるし...今はできるだけ乗り物に乗りたくないでしょ?
特に、人が多い電車にまた乗るのは、辛いんじゃないかなって思ったんだ。
俺は君と一緒に過ごせる時間が増えるなら、それはそれで嬉しいし...どうかな?
そっか、なら決まり。
何か飲む?...分かった。はい、お茶。
君がなんでもいいって言うときは、大抵紅茶かお茶を飲んでるでしょ?
けど、今日は体調があまりよくないだろうから、それならお茶かなって...当たり?よかった。
だいぶ顔色よくなってきたね。
それじゃあ、行こうか。...今度こそ、手を離したりしないから。
はい、到着。洋服は君がこの前置いていったやつを洗っておいたけど、それで大丈夫?
部屋はいつものところを使って。お風呂はこれから沸かすから、少しだけ待ってね。
...さっき、電車で手を離してごめん。はぐれないようにちゃんと握ってたつもりだったのに、結局君が体調を崩す原因を作っちゃって...。
きてくれたからいいなんて、君は本当に強いね。
そういえば、薬は飲んだ?...よかった、もし飲んでなかったらどうしようかと思った。
そんなに謝らなくてもいいんだよ。
体調が悪くなるときは、誰にだってあるでしょ?
それに...トラウマだって、持ちたくて持ってる人なんていない。
だから、私なんかなんて...思わなくていいんだよ。
わっ、どうしたの、急に抱きついてきて...。
よしよし、大丈夫だから。
全部独りで背負って、ずっと独りで闘う必要なんかない。
困ったときは、俺のことを頼って?
これは俺の都合だし、俺が頼りないのかもしれないけど、あのとき何かできたんじゃないかって後悔したくないんだ。
君の人生と、抱えているものに...俺を巻きこんでよ。
ひいたりなんかしないし、君が嫌だなって思うことは絶対にしないから。
だから...辛いことがあったら支えあおう。
これから先、ふたりでずっと一緒に歩いていけるように。
...あ、お風呂沸いたみたい。先に入ってくれる?
ゆっくり湯船につかって、くつろいできてね。
...さて。今のうちに夕飯の準備をしておこう。
喜んでくれるといいな...。
たとえどんな困難でも、俺が隣で支えてみせる。...絶対に。
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なんとかまとまりました...。
私は、大抵の人が経験したことがないものが原因でPTSDを患っています。
体調が悪くてしゃがみこんだとき、気持ち悪いと言いながら目の前を何人もが通りすぎていったのをよく覚えています。
自分がそうなるのが嫌で、しゃがみこんでいる人に話しかけたことがあります。筆談でですが...。
その後、別の通りかかった方がその方を助けてくださったのも、少しだけ覚えています。
体調を崩している人に、手を差し出せる者でありたい...そう思うのです。
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