物置小屋

黒蝶

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1人向け・看病系

いつもは伝えられない言葉(酔った恋人を介抱)

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あいつ、また断らずに呑もうとしてるのか...すみません、彼女はもう酔いがまわってきているようなので代わりに俺がいただきますね。
...おい、もう呑むのやめとけ。嫌だって...おまえ、自分が今どんな表情をしているのか分かっているのか?
...やっぱり分かってないのか。いいから帰るぞ。


おまえのことだから、あの店員に気を遣って断れなかったんだろうけど...顔真っ赤になってる。
それ以上呑んだら絶対後悔するぞ。
...自分が呑みすぎたらどうなるか、全然分かってないだろ。
泣き上戸になられるのは嫌なんだよ。
っ、おい、真っ直ぐ歩けないくらい酔ってるじゃねえか。
だからやめとけって言ったんだよ。
どれだけ酔いがまわったかなんて、見ていれば分かる。
...まあ、おまえ以外だと当てられる気がしないが。
なんでそんな顔で笑ってる?
私だけだと思うと嬉しい?...本当に無防備な奴。
どんだけこっちが我慢してると思ってるんだよ。
なんでもない。取り敢えず列車よりタクシーの方がよさそうだな。
おまえ、もう歩けないだろ?それに、今無理をして体調を崩したらまずいから。


ほら、いいからもう寝ろ。
それから...あんまり外で呑むな。どうしてって...その笑顔を他の奴に見せたくないから。
これで充分だろ、他に理由なんてない。
側にいてって...今日は相当甘えたがりだな。
水飲めるか?気分が悪い訳じゃないなら構わないが、体調がおかしいと感じたらすぐ言え。

...寝たか。今日くらいは素直に言ってやる。
毎日遅くまでお疲れ様。愚痴一つ言わないおまえを尊敬はするけど、本当はもっと我儘を言ってほしいって思ってる。
おまえが聞いてないうちに、俺が想ってることをこうやって全部伝えてやるよ。
...愛してる。
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素直に言えない、だから眠っているうちに言おう...そう思ったという設定にしました。
なんだか物足りない気がしますが、何が足りないのか分からない...。
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