物置小屋

１人向け・看病系

君が笑顔になれるまで(沢山併発した場合)

...あ、目が覚めた？君が寝てたから、起きるのを待っていたんだ。
寝てたというよりは、倒れそうだったから。
思い出した？...そう、君は頭を押さえて動けなくなって、ふらふらと俺の方に倒れてきた。
ごめん、君を責めてるわけじゃないんだ。
ただ心配で、不安になって...。
当たり前でしょ、君が起きなかったらどうしようって、俺に何ができるんだろうって、そう思えば思うほど焦っちゃって...。
けど、君はおおごとになるのを嫌がるでしょ？
だから俺の家に運んだんだよ。
...やっぱり、人が怖かった？本当にごめん。俺がもっと早く迎えに行ければよかったのに...。そうすれば、君が駅で一人でいる必要なかったでしょ？
それに、君が限界まで頭痛を我慢する必要もなかったのに...え、吐きそう!?
歩け...ないよね、ほら、ここに全部吐き出して。
大丈夫、ゆっくりでいいからね。
どうして泣いてるの？迷惑をかけてごめんなさいって、迷惑だなんて思ってないよ。
...！大丈夫。大きく吸って、はいて...慌てなくていいから、そのまま繰り返してみようか。
大丈夫、俺が側にいるから。
そのまま吸って、はいて...。もどしちゃいそうなら、ここに出しちゃっていいから。
背中さすってるね。大丈夫、大丈夫...。

治まった？大丈夫そう...？取り敢えず、口濯いでおいで。
片づけとか、気にしなくていいから...ね？

早かったね。
ほら、もう泣かないで。
誰だって体調が悪くなることはある。
だから、そんなに謝らなくていいんだよ。
それから...多分これ、君にはぶかぶかだからワンピースみたいになっちゃうと思うんだけど、ついでに着替えて。
...立てる？よかった、さっきよりはよくなったみたいで...。
俺はしばらく出てるから、着替え終わったら呼んでね。

今は平気？本当によかった...。
...やっぱりそのフード付きの服、君には大きかったね。
ほら、横になってて。まだ何も食べられないだろうし、水だけでも飲んで。
薬？もしかしてまだ気分悪いとか...え、吐き気止めを念のために？成程...。
頭痛薬は飲まなくていい？飲んどく？分かった、それなら水多めに入れてくるね。
はい、どうぞ。飴なら食べられそう？それじゃあこれで口直しして？
眠くなった？少し薬が効いてきたのかな...。
何か俺にできることってある？寝るまで手を繋ぐ...こう？
顔真っ赤になってて、ちょっと可愛い。
ってごめん、不謹慎だよね...え、ちょっと嬉しいって...俺まで恥ずかしくなってきたじゃん。
まあ、君がいいなら別にいいけど。

...寝た？ぐっすり眠れてるようで何より。
君の笑顔が見られるまで、俺がずっと側で看てるから。
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体調不良に体調不良が重なると、結構大変なんです。
自分だけでは対処しきれなくなったとき、現代社会ではどうなるのか...想像はついているし、経験もあります。
『他人が他人を思いやれる』、私の理想です。