物置小屋

黒蝶

文字の大きさ
上 下
62 / 1,797
1人向け・慰め系

クリスマスローズな君(人間不信な恋人)

しおりを挟む
はい、君の家に到着。今日も楽しかったね。
それじゃあまた明日...って、どうしたの突然しゃがみこんで...。
帰りたくないって...君は本当に寂しがり屋さんだね。
いいよ、それならこれから家にくる?
あんまりもてなせないんだけど、それでよければ。
色々と準備が必要でしょ?できるまでここで待ってるから、ゆっくり用意しておいで。
すごく不安そうな顔してるけど、勝手にいなくなったりとかしないから準備してきて?


早かったね。待ってるからって言ったのに...。
怖かったって、何が?...え、僕に置いていかれるって思った...?
そんなことしないって、さっき言ったでしょ?
けど、不安にさせちゃったならごめん。
それから、正直に話してくれてありがとう。前までだと、大丈夫だからって誤魔化してたでしょ...?
だから、少しは信じてもらえてるのかなって思ったんだ。
...謝らないで。ただ、本当に嬉しかっただけだから。
それより、どうして泣いてるの?人を信じられない自分が嫌になったって...。
それじゃあ、僕は特別なのかもしれないね。
今の君は、出会った頃よりずっと素直に感情を出してくれるようになった。
それって、相手を信じられてるってことになるんじゃないかな...?
僕の自惚れかもしれないし、時々壁を感じることもあるけど...それを強引に破ろうなんて思ってない。
君が嫌だと思っていることを、無理矢理したりなんか絶対にしない。
だけどもし、こんな僕でもできることがあるなら...言葉にして教えてくれる?
今日みたいに、寂しいときは寂しいって、悲しいときは悲しいって、辛いときは辛いって...全部言葉にして、僕に教えてほしい。
ゆっくりでいいから、君の気持ちが知りたいんだ。
君は一人じゃない。僕と一緒に、少しずつやっていこう?
立ち止まったっていい。泣いて迷ったっていい。
...そのときは、僕が支えるよ。
そうやって少しずつ、君との信頼関係を作っていきたいな。
君は今まで一人で頑張ってきた分、これからきっと沢山幸せになれる。
君のなかにあるその可能性だけは、信じてみてくれないかな?
...ありがとう。長々話してごめん。
鞄貸して?僕が運ぶから。


本当に何もなくてごめん。
...え、してほしいことって?手?...ああ、こうやってぎゅって繋いでおこうか。
こうしていたら安心できる?分かった、それなら君の気が済むまでこの手を離さないから。
だから...眠かったら寝ちゃっていいよ。
ん?抱きしめる?...こう?君は照れ屋さんだね。どうしてこの体勢なのかって?...こうやって寝転んで抱きしめないと、ぐっすり眠れないでしょ?
だけど、そういうところも好きだよ。
本当に眠くなってきたみたいだね。
朝までこうしてるから、心配しないで。
ご飯作ったりはしてるかもしれないけど、君が眠るまで...今夜はこのままでいるから。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
寂しがり屋、人間不信...沢山の要素を入れたせいか、彩づきませんでした。
クリスマスローズの花言葉は、『私の不安を和らげて』『慰め』。
開花時期が二月から四月なのにクリスマスという名がつく、少し不思議な花です。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

寝室から喘ぎ声が聞こえてきて震える私・・・ベッドの上で激しく絡む浮気女に復讐したい

白崎アイド
大衆娯楽
カチャッ。 私は静かに玄関のドアを開けて、足音を立てずに夫が寝ている寝室に向かって入っていく。 「あの人、私が

一人用声劇台本

ふゎ
恋愛
一人用声劇台本です。 男性向け女性用シチュエーションです。 私自身声の仕事をしており、 自分の好きな台本を書いてみようという気持ちで書いたものなので自己満のものになります。 ご使用したい方がいましたらお気軽にどうぞ

小学生最後の夏休みに近所に住む2つ上のお姉さんとお風呂に入った話

矢木羽研
青春
「……もしよかったら先輩もご一緒に、どうですか?」 「あら、いいのかしら」 夕食を作りに来てくれた近所のお姉さんを冗談のつもりでお風呂に誘ったら……? 微笑ましくも甘酸っぱい、ひと夏の思い出。 ※性的なシーンはありませんが裸体描写があるのでR15にしています。 ※小説家になろうでも同内容で投稿しています。 ※2022年8月の「第5回ほっこり・じんわり大賞」にエントリーしていました。

ロリっ子がおじさんに種付けされる話

オニオン太郎
大衆娯楽
なろうにも投稿した奴です

【R18】もう一度セックスに溺れて

ちゅー
恋愛
-------------------------------------- 「んっ…くっ…♡前よりずっと…ふか、い…」 過分な潤滑液にヌラヌラと光る間口に亀頭が抵抗なく吸い込まれていく。久しぶりに男を受け入れる肉道は最初こそ僅かな狭さを示したものの、愛液にコーティングされ膨張した陰茎を容易く受け入れ、すぐに柔らかな圧力で応えた。 -------------------------------------- 結婚して五年目。互いにまだ若い夫婦は、愛情も、情熱も、熱欲も多分に持ち合わせているはずだった。仕事と家事に忙殺され、いつの間にかお互いが生活要員に成り果ててしまった二人の元へ”夫婦性活を豹変させる”と銘打たれた宝石が届く。

若妻の穴を堪能する夫の話

かめのこたろう
現代文学
内容は題名の通りです。

大好きだ!イケメンなのに彼女がいない弟が母親を抱く姿を目撃する私に起こる身の危険

白崎アイド
大衆娯楽
1差年下の弟はイケメンなのに、彼女ができたためしがない。 まさか、男にしか興味がないのかと思ったら、実の母親を抱く姿を見てしまった。 ショックと恐ろしさで私は逃げるようにして部屋に駆け込む。 すると、部屋に弟が入ってきて・・・

結構な性欲で

ヘロディア
恋愛
美人の二十代の人妻である会社の先輩の一晩を独占することになった主人公。 執拗に責めまくるのであった。 彼女の喘ぎ声は官能的で…

処理中です...