物置小屋

黒蝶

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1人向け・イベント系

あなたへのおかえし・前篇(イベント系・ヴァンパイアとのホワイトデー)

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...おはよう。
ごめんね、ここで寝ちゃって。
君からいい香りがする...ご飯作ってくれたの?ありがとう。
僕だってちゃんとそういうのも食べるんだよ。
ね、一口ちょうだい。...ん、この玉子焼きふわふわで美味しい!
君は料理も上手なんだね。
...え、三日後?僕は何もないけど...お休みってことは、デートに行けるの!?
やった、すごく楽しみ!どうしてそんなに不安そうな顔してるの?
ああ、昼間人前を歩くのは全然大丈夫...だと思う。
見た目じゃ分からないし、君に迷惑はかけない。
だから...君が行きたいところに行きたいな。
ありがとう。楽しみにしてるね。
それより、今日はまだ家を出なくても大丈夫なの?
そうなんだ...それなら少しだけぎゅってしてもいい?
だって、君が側にいてくれるだけで温かいから。
僕はもっと君と一緒にいたい。
長い時間、一緒に過ごしたいんだ。
僕は一応ハーフだから、日光が駄目なわけじゃないから。
あれ?言ってなかったっけ?
僕は母親がヴァンパイアだけど父親は普通の人間だから不完全なヴァンパイアなんだって説明したはずなんだけど...。
ごめん、もしかすると君が酔ってたときだったのかも。
僕、普段はちゃんと働いてるんだよ。
どこでって...本屋さんだよ、夜型だから夜勤しかできないけど。
君は本が好きだから、もしかしたらお仕事してる間もずっと近くにいられるような気がするんじゃないかなって思ったんだ。
三日後は丁度休みで...だから、朝からデートできる。
朝が苦手なだけで、別に起きられないわけじゃないから...そろそろ行かないといけない時間じゃない?
いってらっしゃい。気をつけてね。
次に会えるの、楽しみにしてる。


三日後...それまでにこの欲求を抑える方法を考えないと。
外で暴走したら迷惑かけちゃうし、どうしようかな...。
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いつものヴァンパイアさんとのホワイトデーの物語です。
...もしかすると、こちらも分岐になるかもしれません。
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