物置小屋

１人向け・イベント系

フリージアへの贈り物・後篇(イベント系・謝る恋人)

迷路、みたいだ...。同じ場所をぐるぐると回っている、気がする。
あの子は今頃きっと怖がって動けなくなってる。
...俺が見つけるしかないんだ。行かないと。
ん？これってもしかして...！


ねえ、待って。お願い...待ってってば！
大丈夫、俺だよ。君を驚かせにきたわけじゃない。
それより、この人たちは？ここのスタッフさん...とかじゃないよね。
それなら取り敢えず...この子は俺のなんで、手をどけてくれませんか？
彼女が嫌がってるのは一目瞭然ですし...何より、俺が不愉快なので。
これは、最後通告です。次は本気で腕を折ります。...それが嫌ならとっとと去れ。

ごめん、見つけるのに手間取っちゃって...。
それに、君がそんなに震えるくらいの怖い思いをさせちゃって...。
どうして見つけられたのかって？それは、君の目印に気づいたからだよ。
解れた糸が落ちていて、色が今日の君の服だとすぐ分かった。
その糸を追ってきたらここに辿り着いた。
...怪我してるでしょ。早くここを出て手当てを...え、箱を見つけた？ここを出てから答え合わせしても遅くない。
そっか、もし間違いだとしても一度出たら戻ってこられないんだっけ。
どうする？...俺は君が望む方に従うよ。
君はどうしたい？
ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ
ここでまさかの分岐です。
箱が正解かどうか確かめるのか、それとも...。