物置小屋

１人向け・慰め系

君が帰ってくるまでに。(慰め系...？・病院へ行きたがらない失声症の恋人)

どうかした？いや、さっきからぼうってしているなと思って...。
首を降ってるだけじゃ、分からないよ？
『病院に行きたくない』って...どうして？
言いたくないならいいんだ。だけど、君のことをしっかり知っておきたいから、できれば話してみてくれないかな？
ごめん、泣かせるつもりじゃなくて、その...『面倒くさそうにされるのが嫌』？
それってどういうこと？...って、さっきから俺質問してばかりだね。
そんなに焦って書かなくても、ゆっくりでいいんだよ。
『欠伸されて、話すのもしんどくなった』って...そんなあからさまに態度に出されちゃうんだ。
流石にお仕事なんだから、そんな態度をとられちゃうと困るよね。
『疲れてるのも分かるけど、なんだか私も疲れてしまう』...ごめんね、聞かれたくないことズバズバ聞いちゃって。
それは、君のせいじゃない。
君がきちんと伝えようとしているから時間がかかったりするわけで、それは悪いことじゃない。
『迷惑じゃない？』って...迷惑だなんて一度も思ったことないよ。
君は、俺がリュックの中身をひっくり返しちゃって困ってたとき、誰よりも早く助けてくれた。
そのあとの掃除も手伝ってくれた。
...それだけで充分なんだよ。
泣いてていい。俺の前では、我慢しなくていいんだよ...。



病院、どうする？やっぱり行きたくない？
『すっきりしたから行ってくる。ありがとう』...そういう可愛いところ、本当に狡い。
いってらっしゃい。気をつけてね。
帰ってきたら、また何か話そうね。
君が笑ってくれるような魔法、かけておくから。
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普段だと二人向け台本にするのですが、今回は恋人が失声症設定で書きました。
丁度病院に行ったときのお医者様の態度を思い出しながら書きました。
一緒にいると変な目で見られるからと周りからどんどん人がいなくなって、書くのが遅いと早く終われっていう感情が相手の声のトーンや表情、指の動き...そういうもので伝わってきて。
相手が求めている答えは何か、もうそれだけで気が抜けない...。