物置小屋

１人向け・イベント系

欲しいのはあなただけ・中篇(イベント系・当日のデート)

...はよ。普段と全然違うって...朝苦手なんだよ、あんまり笑うな。
おまえこそ、今日の寝癖酷いぞ。
悪かったって。...こうやって撫でればちょっとはマシになるだろ。
ほら、準備できたらすぐ行くぞ。
どこ行くのって...行けば分かる。


はい、到着。...おまえがきたがってたの、知らないとでも思ってた？一度きてからしばらくたつけど、中がどうなっているかは分からない...おい、どうした？
...ほら、手。繋ぐんだろ。
やりたいことがあるならはっきり言えばいい。...俺も好きなようにさせてもらうから。
それより、折角きたんだから見てまわろう。

ちょっとそこのカフェで休憩していくか。
...相変わらずおまえは植物が好きだな。
謝る必要なんかない、ただ、その...ここの植物園の草花ひとつひとつに目を輝かせるおまえが、か、可愛かっただけ。
...！ちょっとだけここで待ってろ、すぐ戻る。

ある意味タイミングよく電話がかかってきてくれたな...。やっぱり恥ずかしい、本当に俺らしくない。
あれ、さっき見てたな。...ついでに一緒に渡せば喜ぶのかも。

悪い、遅くなった...って、おまえパフェ食べてたのか。別に怒ってない。ただ、一人にして悪かったって思ってただけ。
すみません、珈琲を一つお願いします。
...なあ、それ俺にも一口ちょうだい？そんな態度とっても、嫌がってる様には見えないけど？
ん、美味い。
電話？仕事の話だった。
俺が担当してることがあるんだけど、それが上手くいきそうだって報告。
...これでしばらくは早く帰れるかもな。
ほんと嬉しそうにするよな、おまえは。
さて、そろそろ行くか。
家に帰る前に、もう一ヶ所つきあってくれ。
...ありがとう。それじゃあ行くぞ。
ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ
クリスマスのときの彼とは違い、不器用ながらにプランがありそうです。
今回はここで区切ります。
バレンタインデート、大抵の人ならどこに行くのでしょうか...。