物置小屋

１人向け・看病系

休日、家にて。(看病系・朝から体調を崩した恋人)

おはよう...って、どうしたの!?大丈夫、じゃないよね。
出ていってって...そんな状態の君を一人にできるわけないでしょ！
取り敢えず水で口濯いでおいで。
動ける？立つのもやっとみたいだね。...一人では行かせない。
俺の腕に掴まって。いいから、ほら。俺の服とかどうでもいいから、取り敢えず洗面所行こう。
そのままだと余計気分悪いでしょ？

ちょっとだけここに横になっててくれる？
どこ行くのって...すぐ戻るから、お願い。
ソファーじゃ窮屈かもしれないけど、ちょっとだけ我慢してね。

掃除道具は...あった。寝る前の薬、合ってないみたいって言ってたし、それが原因かな？
それとも、何かきっかけがあっていつもどおりの発作的なものをおこしたのかも。
...聞いても、いいのかな。

おまたせ。吐き気は治まった？...それならよかった。
薬は？飲むの、間に合わなかった...？そっか、飲もうとして気分悪くなっちゃったのか。
迷惑だなんて思ってないよ。
こうやって君を支えるのも、俺だけの役目だから。
言いたくなかったら言わなくていいんだけど...何かあった？
もしかして発作的なあれでもどしちゃったのかなって思って...違ったらごめん。
...当たり？嫌なものを思い出しちゃった？
もし、次そういうことがあったら...夜中でもいいから俺を起こして。
体調がよくなるまで、ずっと君の手を繋いで離さないから。
君がしてほしいって思ってることを、なんでもするから。
嫌なこと吹き飛ばすくらい、二人で夜ふかししよう？
...やっと笑った。
眠くなったなら寝てていいよ。今日は休みだし、こうやって家でのんびりするのもいいよね。
俺は近くにいるから、何かあったらすぐ声かけて。
悪夢を見ないように、こっそりおまじないをかけておくから。
ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ
私は時折、こういう発作を外でおこします。
もし、助けてくれる人が側にいるならどうなるだろう...それを考えながら書きました。
頼れる人がいる、きっとそれだけで心強いのではないでしょうか。