物置小屋

１人向け・看病系

全力看病(看病系・倒れてしまった彼女)

すみません、この女性の病室は...704号室ですね、ありがとうございます。


お邪魔します。...っ、寝てる。
随分と魘されてるな...こうして手を繋いでいれば、少しはマシになるかな。
起きるまでここで仕事させてもらおう。
き、急に何？...寝言か。どんな夢視てるんだろう...。

...あ、起きた？ここは病院。君は頑張りすぎて倒れたの。
そりゃあ怒るよ、休んだ方がいいってちゃんと言ったのに...！
君は真面目だから、一人でなんとかしないとって思ったんだけどそれは違う。
何の為に俺が側にいると思ってるの？
俺は君を支えたくて、ちゃんと守りたくて...好きだからこうやって一緒にいるのに。
俺ってそんなに頼りない恋人かな...？
...ごめん。弱気になっても仕方ないのにね。
何か飲み物買って...腕、離してくれないとお茶買いに行けない...何も要らないから側にいてって...君、汗びっしょりだよ？それに、水分補給は大事。
分かった、それじゃあこうしよう。
...病室からは出ていかない。でも、君が心配だから俺に看病させて。
仕事、有休を消費しろって言われてたから二日間休むことにしたから。
持ち帰りの分はさっき終わらせたし、もう君のお世話以外することない。
今日は帰れないんでしょ？なら俺も泊まる。迷惑かけたくないからとか、そんな理由は受け付けるつもりないし、もう決めたから。
俺を心配させたらどうなるか...その身を以て実感して？


大きな病気とかじゃなくて本当によかった...。
それにしても、あそこまで照れるとはね。
俺はただ、ご飯食べさせて汗拭いて飲み物と薬飲ませて側にいただけなのに。
...できれば次は、看病しないといけないくらい悪くなる前に教えてほしいな。
まあ、また倒れて入院なんてことになったら...次はもっと丹念に看病するけど。
それが嫌なら、倒れる前にちゃんと休むこと。
君が側にいないと何も集中できないから、いてくれないと困る。
...お願いだから、もう一人で無理しないでね。
ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ
完全に迷子です。
何故こうなったのか自分でも分かりません...。
心配してくれる人がいるっていいなって思いながら書きました。
人の為に何かできる人って尊敬します。