路地裏のマッチ売りの少女

黒蝶

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Until the day when I get married.-Light of a new request-

番外編『The story spun with you』

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ー*ー
「メル」
「カムイ...」
そこは大きな書店。
カムイがリハビリのついでだからと連れてきてくれたのだが...
「本がいっぱいで選べません...!」
「色々あるから、ゆっくり見て決めていいよ」
「はい...!」
実は私は...カムイが外出禁止なほどの重傷を負っていた時、エリックさんとアイリスさんがきている間にこっそりナタリーさんたちのお店で働かせてもらったことがある。
(最近は治ってきたみたいですけど...)
やっぱり、無茶しないかは心配だ。
手元のお金を見ながら、カムイが喜んでくれそうな本を探した。
「お花の本...あとは...」
しばらくまわっていると、小さな童話の本を見つけた。
おばあさまがよく聞かせてくれたものが多い。
...私はその本に夢中になっていた。
(楽しそうなお話がいっぱいです...!)
そのとき、気づいていなかったのだ。
私の頭の上から、大量の本が落ちてきていることに。
ー**ー
メルが気に入ってくれて本当によかった。
俺は医学書のコーナーに行った。
(部屋にあるのはだいぶ古いものが多いからな...)
どうせならと、心理学の本も購入することにした。
この間、メルを守れなかったからだ。
太腿の傷は痕は残らなかったものの、一歩間違えていればそれだけではすまなかったのだ。
「...」
俺は首を横にふる。
嫌な考えをしていると、またメルに見抜かれて心配させてしまう。
俺は何かを読みふけっているメルに声をかけようとした。
「メ...」
俺は一直線にはしった。
バサバサ、と大きな音がする。
「メル、怪我は...?」
(...頭を打ったか)
「ー!ーー!」
周りの声が遠くに聞こえる。
どんどん薄れゆく意識のなか、ようやくメルの手を掴むことができた。
(俺が守るから)
...いや、俺ではメルを守れないのだろうか。
そのまま意識が真っ暗闇に遠のいていくのを感じた。
ー*ー
「ん...カムイ?」
カムイの声が聞こえた気がする。
気のせいだったのだろうか。
「...!これは一体...」
私の目の前に広がっていたのは...



壱・森
弐・花畑
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
読者様方、こんばんは。
今回は選択方式をとろうと思います。
どちらも書きますが、どちらから読みたいとか、ご希望はありますか?
もしなにかありましたら教えてください。
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感想 76

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