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Until the day when I get engaged. -Of light, ahead of it...-
第81話
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翌朝、その惨状は警察の耳にはいった。
「酷いな」
他の署員たちが吐き気で次々とリタイアしていくなか、警部補は街を守るため死体を調べる。
「...早く、あいつに報告しなければ」
彼の夜の行き先はこれで決まってしまった。
うっすらと雲がかかった空に、ため息を溢した。
ー**ー
俺は今夜、とある場所へ向かう。
「カムイ、おはようございます」
「うん、おはよう」
そこへメルを連れていくか...ずっと迷っていた。
今だって完璧にふっきれたわけではない。
本当は連れていきたくない。
だが、もしその間に襲われでもしたら...それこそ俺は一生悔やんでも悔やみきれないだろう。
だから...
「メル」
「はい」
「大事な話があるんだ」
「なんでしょうか...?」
「今夜、ついてきてほしい場所があるんだ。でもそこはすごく危ない場所だから...くるかどうかはメルに任せたい。メルはどうしたい?」
ー*ー
カムイが真剣な表情で話している。
(カムイはきっと、私が書いた返事を読んでくださったうえでこう言ってくださっているのでしょう...)
「カムイ、私は行きたいです。どんなに危険でも、カムイと一緒なら大丈夫な気がするんです。私が一緒にいては迷惑かもしれませんが...カムイのお仕事、お手伝いさせてください」
私は頭をさげてお願いした。
私が行ったら迷惑になることは分かっている。
それでも、私は...
「メル、頭をあげて」
私が頭をあげると、突然カムイに抱きしめられた。
「カムイ...?」
ー**ー
どうしてこの子はこんなにも一生懸命なんだろう。
俺のことなのに。
メルには関係ないことなのに。
それなのに、いつもこうして必死になってくれる。
俺は申し訳ない気持ちでいっぱいだった。
「本当に、いいの?危険なんだよ?」
「どんなに危ないことでも、今までずっとカムイが守ってくれましたから。今度は、私がお役にたちたいんです」
(ほんとに...いつもこうやって、俺の心を魅了していく)
「ありがとう」
俺はメルの柔らかい黒髪をそっと撫でた。
真っ直ぐで健気で、優しいメル。
俺はあいつから、メルを守れるだろうか。
いや、今度こそ覚悟を決めよう。
(メルは俺が絶対に守る)
ー*ー
「あの...その場所にはいつ行くんですか?」
「今夜かな」
あまりの急さに私は驚いた。
(それほどまでにもう危険が目の前に迫っている、ということでしょうか...)
私は少し不安になった。
でも、それでも私はカムイについていく。
「それなら、お昼寝したいです...。眠くなってしまっては困りますから」
「じゃあ、俺も昼寝しようかな」
「きゃっ...」
身体が宙にうき、横抱きにされたのだと理解するのに少しだけ時間がかかった。
「カムイっ」
「大丈夫、落としたりなんかしないから」
「そうではなくて、」
「誰も見てないから...ね?」
カムイの切なげな表情に、私は頷くしかなかった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
カムイに抱きしめられて、私はうとうとしていた。
「メル」
「はい」
「好きだよ」
「っ、急にどうしたんですか?」
「言いたくなっただけだよ」
カムイの表情は見えなかったけれど、どこか寂しそうにしているような気がした。
「カムイ」
「どうしたの?」
「私もカムイが好きですよ」
「ありがとう」
私は満足して眠ってしまった。
ー**ー
メルの寝顔は癒される。
可哀想だと思いつつ、俺はメルを起こした。
「メル、そろそろ行かなくちゃいけないんだ。体調悪かったりとか、そういうのはない?」
「はい、大丈夫です!」
「俺から離れないでね」
「はい」
俺はメルの手に強引に指を絡める。
メルは恥ずかしそうにしていたが、そのまま繋ぎかえしてくれた。
「ここは人が多いから...気分が悪くなったら教えてね」
「はい」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「『賭け事・呑みをお楽しみください。ディーラー』...?この街のお名前は、『ディーラー街』ではないんですか?」
「ごめん、説明してなかったね。エリックと会ったり、情報を集めたりするのが、この『ディーラー』ってお店だから...。それで勝手に『ディーラー街』って呼んでるんだ」
「そうだったんですか」
シンプルな名前の店だが、情報の出入りが激しい。
そのため、今回もここなら集まるはずだと踏んだのだった。
「いらっしゃいませ!」
「俺はグラン・ブルーで。彼女には、アップルジュースを」
「かしこまりました」
俺は怪しまれないよう、バーテンダーに注文した。
ジュース類があってよかったと本当に思った。
もしなければ、メルは何も口にできずに終わってしまう。
(情報のためとはいえ、ただいるだけなんてストレスになるからな)
「あの、カムイ」
「どうしたの?」
「あれ、エリックさんじゃないですか?」
「え?」
その男はたしかにエリックだった。
新聞配達など当然こないので、嫌な予感しかしない。
「やあ、エリック」
「こんばんは」
「やっぱりおまえたちか。...朗報じゃなくて悪いな」
「分かってる。で、何があったの?」
「おまえが助けた男が殺された。遺体はおまえの家の前にあった。そしてそこには、これが落ちていた」
メルがいるから、気を遣って遺体の状況を話さなかったのだろう。
そう思いつつ、エリックから差し出されたものを受けとる。
「...」
そこには、悪鬼の言葉が記されていた、
『きみの邪魔をするやつは、みんなお片づけだ』
「酷いな」
他の署員たちが吐き気で次々とリタイアしていくなか、警部補は街を守るため死体を調べる。
「...早く、あいつに報告しなければ」
彼の夜の行き先はこれで決まってしまった。
うっすらと雲がかかった空に、ため息を溢した。
ー**ー
俺は今夜、とある場所へ向かう。
「カムイ、おはようございます」
「うん、おはよう」
そこへメルを連れていくか...ずっと迷っていた。
今だって完璧にふっきれたわけではない。
本当は連れていきたくない。
だが、もしその間に襲われでもしたら...それこそ俺は一生悔やんでも悔やみきれないだろう。
だから...
「メル」
「はい」
「大事な話があるんだ」
「なんでしょうか...?」
「今夜、ついてきてほしい場所があるんだ。でもそこはすごく危ない場所だから...くるかどうかはメルに任せたい。メルはどうしたい?」
ー*ー
カムイが真剣な表情で話している。
(カムイはきっと、私が書いた返事を読んでくださったうえでこう言ってくださっているのでしょう...)
「カムイ、私は行きたいです。どんなに危険でも、カムイと一緒なら大丈夫な気がするんです。私が一緒にいては迷惑かもしれませんが...カムイのお仕事、お手伝いさせてください」
私は頭をさげてお願いした。
私が行ったら迷惑になることは分かっている。
それでも、私は...
「メル、頭をあげて」
私が頭をあげると、突然カムイに抱きしめられた。
「カムイ...?」
ー**ー
どうしてこの子はこんなにも一生懸命なんだろう。
俺のことなのに。
メルには関係ないことなのに。
それなのに、いつもこうして必死になってくれる。
俺は申し訳ない気持ちでいっぱいだった。
「本当に、いいの?危険なんだよ?」
「どんなに危ないことでも、今までずっとカムイが守ってくれましたから。今度は、私がお役にたちたいんです」
(ほんとに...いつもこうやって、俺の心を魅了していく)
「ありがとう」
俺はメルの柔らかい黒髪をそっと撫でた。
真っ直ぐで健気で、優しいメル。
俺はあいつから、メルを守れるだろうか。
いや、今度こそ覚悟を決めよう。
(メルは俺が絶対に守る)
ー*ー
「あの...その場所にはいつ行くんですか?」
「今夜かな」
あまりの急さに私は驚いた。
(それほどまでにもう危険が目の前に迫っている、ということでしょうか...)
私は少し不安になった。
でも、それでも私はカムイについていく。
「それなら、お昼寝したいです...。眠くなってしまっては困りますから」
「じゃあ、俺も昼寝しようかな」
「きゃっ...」
身体が宙にうき、横抱きにされたのだと理解するのに少しだけ時間がかかった。
「カムイっ」
「大丈夫、落としたりなんかしないから」
「そうではなくて、」
「誰も見てないから...ね?」
カムイの切なげな表情に、私は頷くしかなかった。
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カムイに抱きしめられて、私はうとうとしていた。
「メル」
「はい」
「好きだよ」
「っ、急にどうしたんですか?」
「言いたくなっただけだよ」
カムイの表情は見えなかったけれど、どこか寂しそうにしているような気がした。
「カムイ」
「どうしたの?」
「私もカムイが好きですよ」
「ありがとう」
私は満足して眠ってしまった。
ー**ー
メルの寝顔は癒される。
可哀想だと思いつつ、俺はメルを起こした。
「メル、そろそろ行かなくちゃいけないんだ。体調悪かったりとか、そういうのはない?」
「はい、大丈夫です!」
「俺から離れないでね」
「はい」
俺はメルの手に強引に指を絡める。
メルは恥ずかしそうにしていたが、そのまま繋ぎかえしてくれた。
「ここは人が多いから...気分が悪くなったら教えてね」
「はい」
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「『賭け事・呑みをお楽しみください。ディーラー』...?この街のお名前は、『ディーラー街』ではないんですか?」
「ごめん、説明してなかったね。エリックと会ったり、情報を集めたりするのが、この『ディーラー』ってお店だから...。それで勝手に『ディーラー街』って呼んでるんだ」
「そうだったんですか」
シンプルな名前の店だが、情報の出入りが激しい。
そのため、今回もここなら集まるはずだと踏んだのだった。
「いらっしゃいませ!」
「俺はグラン・ブルーで。彼女には、アップルジュースを」
「かしこまりました」
俺は怪しまれないよう、バーテンダーに注文した。
ジュース類があってよかったと本当に思った。
もしなければ、メルは何も口にできずに終わってしまう。
(情報のためとはいえ、ただいるだけなんてストレスになるからな)
「あの、カムイ」
「どうしたの?」
「あれ、エリックさんじゃないですか?」
「え?」
その男はたしかにエリックだった。
新聞配達など当然こないので、嫌な予感しかしない。
「やあ、エリック」
「こんばんは」
「やっぱりおまえたちか。...朗報じゃなくて悪いな」
「分かってる。で、何があったの?」
「おまえが助けた男が殺された。遺体はおまえの家の前にあった。そしてそこには、これが落ちていた」
メルがいるから、気を遣って遺体の状況を話さなかったのだろう。
そう思いつつ、エリックから差し出されたものを受けとる。
「...」
そこには、悪鬼の言葉が記されていた、
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