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緑川 真人 続篇
第5話
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▲「黒羽?」
「ごめんね、真人。もう少しで終わるから...」
黒羽はある場所へ連絡していた。
「...よし」
▲「用事は終わった?」
「うん」
▲「それなら、今日も始めよう」
「うん!」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
二人は花たちの世話をはじめた。
「真人、この子萎れちゃってる...」
▲「あ、その子には水をあげないで。多分、水のやりすぎだと思う」
「分かった!」
二人でやれば、あっという間に終わる。
色々話しながら、黒羽は携帯を少し気にしていた。
▲「誰かの連絡を待ってるの?」
「うん」
▲「もしかして、足が痛い...?」
「...少しだけ」
連絡をしたのは別の人物にだが、足が痛むのも事実だった。
黒羽は痛みを必死に堪えていたのだ。
▲「渚からもらった薬は...これか」
「ひゃっ!」
真人が突然ひんやりとしたクリームを足に塗ってくるので、黒羽は思わず声をあげてしまった。
(恥ずかしい!)
▲「ごめん、急だった?」
「びっくりしちゃって...」
▲「ごめんね」
真人はクリームがついていない方の手で優しく黒羽の頭を撫でた。
「大丈夫だよ。ありがとう」
ふわり。
▲「...っ」
真人は少しだけ照れていた。
黒羽の手をひくと、そのまま部屋へと連れかえった。
「真人?」
▲「今日はもう休んだ方がいいよ」
「そうだね。ありがとう」
▲「ねえ、黒羽」
真人は黒羽をベッドにゆっくり押し倒す。
そのまま真人も横に寝転がった。
▲「今日はこうして寝てもいい?」
「勿論!」
そうして黒羽たちは、寄り添って眠りについたのだった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
携帯が鳴り響く。
★「...?」
禊は差出人を見て、少しだけ頬がゆるんだ。
★「...お姫様」
《禊ちゃん、こんばんは。
一つ教えてほしいことがあります。
どうして私のことを『お姫様』って呼ぶの?
とても不思議でした。
言いたくなかったらいいんだけど、教えてほしいな》
★「...まだ話せない。ごめんなさい」
禊は見ていないふりをして、眠りにつくことにした。
「ごめんね、真人。もう少しで終わるから...」
黒羽はある場所へ連絡していた。
「...よし」
▲「用事は終わった?」
「うん」
▲「それなら、今日も始めよう」
「うん!」
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二人は花たちの世話をはじめた。
「真人、この子萎れちゃってる...」
▲「あ、その子には水をあげないで。多分、水のやりすぎだと思う」
「分かった!」
二人でやれば、あっという間に終わる。
色々話しながら、黒羽は携帯を少し気にしていた。
▲「誰かの連絡を待ってるの?」
「うん」
▲「もしかして、足が痛い...?」
「...少しだけ」
連絡をしたのは別の人物にだが、足が痛むのも事実だった。
黒羽は痛みを必死に堪えていたのだ。
▲「渚からもらった薬は...これか」
「ひゃっ!」
真人が突然ひんやりとしたクリームを足に塗ってくるので、黒羽は思わず声をあげてしまった。
(恥ずかしい!)
▲「ごめん、急だった?」
「びっくりしちゃって...」
▲「ごめんね」
真人はクリームがついていない方の手で優しく黒羽の頭を撫でた。
「大丈夫だよ。ありがとう」
ふわり。
▲「...っ」
真人は少しだけ照れていた。
黒羽の手をひくと、そのまま部屋へと連れかえった。
「真人?」
▲「今日はもう休んだ方がいいよ」
「そうだね。ありがとう」
▲「ねえ、黒羽」
真人は黒羽をベッドにゆっくり押し倒す。
そのまま真人も横に寝転がった。
▲「今日はこうして寝てもいい?」
「勿論!」
そうして黒羽たちは、寄り添って眠りについたのだった。
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携帯が鳴り響く。
★「...?」
禊は差出人を見て、少しだけ頬がゆるんだ。
★「...お姫様」
《禊ちゃん、こんばんは。
一つ教えてほしいことがあります。
どうして私のことを『お姫様』って呼ぶの?
とても不思議でした。
言いたくなかったらいいんだけど、教えてほしいな》
★「...まだ話せない。ごめんなさい」
禊は見ていないふりをして、眠りにつくことにした。
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