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赤城 玲音 続篇
第2話
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◆「黒羽、大丈夫か⁉」
「うん。みんなが守ってくれたから」
無事に解決したあと、黒羽は玲音に抱きしめられた。
◇「ごめんなさい。外にまで気を配っていなかった...」
美音が下を向いて呟く。
黒羽は美音に駆け寄り、いつものようにふわりと笑いかけた。
「美音や錬が中の人たちをちゃんと捕まえてくれたから、私も無事だったんだよ。だから...みんな、ありがとう」
◆「黒羽...」
◇「ありがとう」
♪「さあ、気を取り直して...。オーナー!朝食って食べさせてもらえる?」
店主は驚いたような様子だったが、すぐに作りはじめた。
◇「錬って時々、はずれてる」
♪「ん?」
◆「犯人たちより朝食って!」
♪「だって空腹だから...。ダメ?」
黒羽は錬の言葉に、思わず笑みをこぼした。
「ふふっ、『腹が減っては戦ができぬ』っていうもんね」
◇「黒羽、勉強したんだね」
「え?そうかな?」
(確かに、前はこんな言葉を知らなかった...)
勉強の成果と言えるのかもしれないと思いつつ、黒羽は玲音の方を見る。
◆「んー?どうした?」
それに気づいた玲音が話しかける。
「玲音、なんか元気ないなって...」
◆「そうか?」
玲音は咄嗟に誤魔化したが、黒羽は様子がおかしいことに気づいていた。
しかし残りの二人に気を遣わせるわけにもいかず、結局そのまま朝食を終えた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
この日は錬と玲音が非番だったため、家にいた。
美音はやはり、立場上休みをとるのが難しいらしい。
《美音へ
あんまり無理をしないでください。
体調を崩さないように気をつけてね。
それと、今日のご飯は何がいい?
黒羽》
美音は忙しいのか、返信はなかなかこない。
黒羽は自室からリビングへと向かった。
♪「チェックメイト」
◆「たあーっ!また負けた!」
♪「玲音、攻めすぎ。それと...いつも以上に陣形が乱れてるよ?」
「二人とも何してるの?」
♪「これはチェスっていうんだ。いつも玲音って弱いけど...今日はいつも以上にダメだね」
◆「う、うるせー!」
玲音は顔を真っ赤にしている。
♪「折角だし、三人でできるものにしようか」
◆「じゃあやっぱり、トランプだろ!」
♪「うーん...なにしようか?」
「うん。みんなが守ってくれたから」
無事に解決したあと、黒羽は玲音に抱きしめられた。
◇「ごめんなさい。外にまで気を配っていなかった...」
美音が下を向いて呟く。
黒羽は美音に駆け寄り、いつものようにふわりと笑いかけた。
「美音や錬が中の人たちをちゃんと捕まえてくれたから、私も無事だったんだよ。だから...みんな、ありがとう」
◆「黒羽...」
◇「ありがとう」
♪「さあ、気を取り直して...。オーナー!朝食って食べさせてもらえる?」
店主は驚いたような様子だったが、すぐに作りはじめた。
◇「錬って時々、はずれてる」
♪「ん?」
◆「犯人たちより朝食って!」
♪「だって空腹だから...。ダメ?」
黒羽は錬の言葉に、思わず笑みをこぼした。
「ふふっ、『腹が減っては戦ができぬ』っていうもんね」
◇「黒羽、勉強したんだね」
「え?そうかな?」
(確かに、前はこんな言葉を知らなかった...)
勉強の成果と言えるのかもしれないと思いつつ、黒羽は玲音の方を見る。
◆「んー?どうした?」
それに気づいた玲音が話しかける。
「玲音、なんか元気ないなって...」
◆「そうか?」
玲音は咄嗟に誤魔化したが、黒羽は様子がおかしいことに気づいていた。
しかし残りの二人に気を遣わせるわけにもいかず、結局そのまま朝食を終えた。
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この日は錬と玲音が非番だったため、家にいた。
美音はやはり、立場上休みをとるのが難しいらしい。
《美音へ
あんまり無理をしないでください。
体調を崩さないように気をつけてね。
それと、今日のご飯は何がいい?
黒羽》
美音は忙しいのか、返信はなかなかこない。
黒羽は自室からリビングへと向かった。
♪「チェックメイト」
◆「たあーっ!また負けた!」
♪「玲音、攻めすぎ。それと...いつも以上に陣形が乱れてるよ?」
「二人とも何してるの?」
♪「これはチェスっていうんだ。いつも玲音って弱いけど...今日はいつも以上にダメだね」
◆「う、うるせー!」
玲音は顔を真っ赤にしている。
♪「折角だし、三人でできるものにしようか」
◆「じゃあやっぱり、トランプだろ!」
♪「うーん...なにしようか?」
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