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彼目線のストーリー
『秘密の場所』(渚・第41話)
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そこは、相変わらず雑草だらけの場所だった。
黒羽の元気がない。
自分のせいでとか考えてるんだろうけど、俺は別にそんなことは思っていない。
▼「元気出たか?」
「...ありがとう、渚」
ふわり。
俺はその笑顔に負かされてしまうんだ。
どんなに残酷な運命でも、立ち向かえる気がする。
▼「おまえ、本当に不思議なやつ」
「え?」
▼「なんでもねえよ」
俺は黒羽の頭をそっと撫でた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
黒羽が寝ついたあと、俺は夜の仕事をしていた。
足元に白玉がやってきている。
▼「なんだ?」
『なぎ ぶきよう』
(こいつ...)
文字が書けるようになってからというもの、意志疎通できるのはいいが、やたら俺に話しかけてくる。
▼「人参やらねえぞ」
『ごめんなさい』
素直なところは黒羽に似たのだろうか。
俺は白玉を撫でながら、キーボードを叩いた。
(あいつの重荷は俺がおろしてやる)
黒羽の元気がない。
自分のせいでとか考えてるんだろうけど、俺は別にそんなことは思っていない。
▼「元気出たか?」
「...ありがとう、渚」
ふわり。
俺はその笑顔に負かされてしまうんだ。
どんなに残酷な運命でも、立ち向かえる気がする。
▼「おまえ、本当に不思議なやつ」
「え?」
▼「なんでもねえよ」
俺は黒羽の頭をそっと撫でた。
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黒羽が寝ついたあと、俺は夜の仕事をしていた。
足元に白玉がやってきている。
▼「なんだ?」
『なぎ ぶきよう』
(こいつ...)
文字が書けるようになってからというもの、意志疎通できるのはいいが、やたら俺に話しかけてくる。
▼「人参やらねえぞ」
『ごめんなさい』
素直なところは黒羽に似たのだろうか。
俺は白玉を撫でながら、キーボードを叩いた。
(あいつの重荷は俺がおろしてやる)
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