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○○な2人
お花な2人 ※黒羽が出現しません
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▲「エキザカム...『あなたを愛します』、か。こんなの植えたかな...?」
真人が一人で花の手入れをしていると、後ろから声がした。
▼「それはキキョウソウだぞ。確かに花は紫だが...エキなんとかは、こんなに茎が長くないだろ」
▲「渚はやっぱり詳しいね。雑草の知識じゃ勝てないよ」
▼「雑草をバカにすんな。因みに花言葉は、『優しい愛』だ」
渚は淡々と告げる。
▲「愛についての花というところは共通みたいだね。ところで、このユリはテッポウユリじゃないよね?」
▼「よく似てはいるが、タカサゴユリだ。雑草のなかでは比較的綺麗なものだと言われている」
▲「やっぱり渚には叶わないよ」
▼「そうでもないと思うぞ?ところでこの少し赤い花はなんていうんだ?」
▲「それはコルチカムだね。痛風の痛みを止める特効薬として知られているんだよ」
▼「痛風に聞くのは知っていたが、まさか雑草ではなかったとはな。知らなかった。流石だな」
渚は雑草についての知識はある。
真人は人が世話をする花についての知識はある。
▲「俺たち二人で花束とか作れたらいいのにね」
▼「俺がどれだけ危ない立場か、分かってないだろ」
安全な道を選んだ真人。
危険な道を選ぶしかなかった渚。
しかしながら、二人とも花が好きなところは同じなのだ。
▲「そんなの関係ないよ。今度やってみようよ」
▼「...気が向いたらな」
渚は渋々といったように了解した。
真人はいつものように笑顔だった。
真人が一人で花の手入れをしていると、後ろから声がした。
▼「それはキキョウソウだぞ。確かに花は紫だが...エキなんとかは、こんなに茎が長くないだろ」
▲「渚はやっぱり詳しいね。雑草の知識じゃ勝てないよ」
▼「雑草をバカにすんな。因みに花言葉は、『優しい愛』だ」
渚は淡々と告げる。
▲「愛についての花というところは共通みたいだね。ところで、このユリはテッポウユリじゃないよね?」
▼「よく似てはいるが、タカサゴユリだ。雑草のなかでは比較的綺麗なものだと言われている」
▲「やっぱり渚には叶わないよ」
▼「そうでもないと思うぞ?ところでこの少し赤い花はなんていうんだ?」
▲「それはコルチカムだね。痛風の痛みを止める特効薬として知られているんだよ」
▼「痛風に聞くのは知っていたが、まさか雑草ではなかったとはな。知らなかった。流石だな」
渚は雑草についての知識はある。
真人は人が世話をする花についての知識はある。
▲「俺たち二人で花束とか作れたらいいのにね」
▼「俺がどれだけ危ない立場か、分かってないだろ」
安全な道を選んだ真人。
危険な道を選ぶしかなかった渚。
しかしながら、二人とも花が好きなところは同じなのだ。
▲「そんなの関係ないよ。今度やってみようよ」
▼「...気が向いたらな」
渚は渋々といったように了解した。
真人はいつものように笑顔だった。
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