王子と内緒の人魚姫

黒蝶

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○○な2人

凄腕な2人 ※黒羽が出現しません

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◆「雪ってなんでもできるよな」
○「そんなことはありませんよ」
ここは、ある日の玲音のバー。
美音は買い出しに行っており、この日の客は雪のみ。
◆「だってよ、雪はしっかり遥を支えてるだろ?この前ここに来たとき、遥がお前のことを大事な家族で右腕だって言ってたぜ?」
○「遥様が⁉」
雪は本気で驚いた顔をしている。
◆「おう!ただ...敬語をはずしてくれないのが悲しいんだと。俺も悲しいけどな」
○「恩人にタメ口など使えるわけないでしょう」
雪はマンハッタンを飲みながらため息をつく。
○「そういう玲音こそ、美音さんの右腕じゃないですか」
◆「俺が?いつもうるせーとか散々言われてるのにか?それに...錬に比べればまだまだだぜ」
○「この間、美音さんが言ってましたよ。いつも頑張っていてかっこいいと思う...と」
◆「ええ⁉」
玲音も本気で驚く。
○「ただ、任務中は静かにしてほしいらしいです」
◆「俺本当に静かにするのって苦手なんだよな...」
玲音がため息をつく。
◆「雪、この前一時間で書類を完璧に仕上げたらしいじゃねえか!俺にはそんなことできないぜ」
○「あれくらい秘書として当然です。玲音だって、先日五十人を一人で相手して完璧に倒したらしいじゃないですか」
◆「は?錬なんて百二十七人を一気に倒したんだぞ?五十人くらい普通だぜ!...というかその話、美音から聞いたのか?」
○「はい。そちらこそ、それは遥様からお聞きになったのですか?」
玲音は大きく頷く。
○「玲音は錬と自分を比べているようですが...私も、真緒さんには勝てません。真緒さんならあの程度の書類、三十分で完成させます」
◆「...お互い、勝てない相手がいて大変だな」
○「そうですね」
二人は盛大なため息をついた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
☆「俺たちは...」
◇「どのタイミングで入ればいい?」
ドアの向こう側で遥たちが聞いていたことを、雪たちは知らない...。
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