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茶園 渚篇
第1話
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黒羽は雪の家でお世話になることになった。
手続きのため、病院の中を歩いていると...
(...っ!)
足の痛みに堪えられず、転びかけたその時...
?「大丈夫ですか?」
「ごめんなさい!」
?「足が痛むのなら、無理をしないことをおすすめします」
「助けていただいて、ありがとうございました」
ふわり。
?「...!」
(?どうしたんだろう)
?「お大事に」
黒羽を立たせ、にこりと笑って去っていってしまった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
○「この部屋を使ってください」
「ありがとう...」
○「明日は洋服でも買いにいきましょう」
「でも私、お金持ってなくて...」
○「そんなものを気にする必要はありません」
「ごめんなさい...」
○「すいません、人と話すのが得意ではなく...怖い思いをさせましたか?」
雪は自分の話し方を気にしているようだった。
「ううん、優しい人だなって、思っただけだよ」
○「なにか困ったことがあったら声をかけてください」
そう言って雪は部屋から出ていった。
(あの人...名前くらい聞いておけばよかったな。また会えるかな?)
黒羽は平仮名の練習帳を開く。
(漢字って、どうしてこんなに難しいんだろう)
平仮名はマスターしたものの、漢字はほとんど書けない。
黒羽はその日から、漢字の練習をはじめた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
○「今日は助かった」
?「あの女、何かあったら俺に診せろ。今回はあれで終わったが...次どうなるかなんて分からないし、今は治安がよくないからな。もし何かあるなら、俺のところで預かってやるよ」
○「珍しいな、そんなに気にするなんて」
?「うるせー」
その男は照れくさそうにしたあと、雪の元を去っていった。
手続きのため、病院の中を歩いていると...
(...っ!)
足の痛みに堪えられず、転びかけたその時...
?「大丈夫ですか?」
「ごめんなさい!」
?「足が痛むのなら、無理をしないことをおすすめします」
「助けていただいて、ありがとうございました」
ふわり。
?「...!」
(?どうしたんだろう)
?「お大事に」
黒羽を立たせ、にこりと笑って去っていってしまった。
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○「この部屋を使ってください」
「ありがとう...」
○「明日は洋服でも買いにいきましょう」
「でも私、お金持ってなくて...」
○「そんなものを気にする必要はありません」
「ごめんなさい...」
○「すいません、人と話すのが得意ではなく...怖い思いをさせましたか?」
雪は自分の話し方を気にしているようだった。
「ううん、優しい人だなって、思っただけだよ」
○「なにか困ったことがあったら声をかけてください」
そう言って雪は部屋から出ていった。
(あの人...名前くらい聞いておけばよかったな。また会えるかな?)
黒羽は平仮名の練習帳を開く。
(漢字って、どうしてこんなに難しいんだろう)
平仮名はマスターしたものの、漢字はほとんど書けない。
黒羽はその日から、漢字の練習をはじめた。
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○「今日は助かった」
?「あの女、何かあったら俺に診せろ。今回はあれで終わったが...次どうなるかなんて分からないし、今は治安がよくないからな。もし何かあるなら、俺のところで預かってやるよ」
○「珍しいな、そんなに気にするなんて」
?「うるせー」
その男は照れくさそうにしたあと、雪の元を去っていった。
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