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緑川真人 篇
第18話
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翌日、花屋は休みにし、二人は街を訪れていた。
「わあ...賑やかなところだね」
▲「普段からこんな感じだよ」
真人はさりげなく手を握る。
「...っ」
▲「そんなに恥ずかしがらなくても大丈夫だよ」
くすりと笑いながら、もっと強く握ってくる。
「は、恥ずかしいよ...。町の人たちが見たら」
▲「見たら?」
「...意地悪」
▲「ごめん。でも俺は、こんな素敵な彼女がいますってみんなに見せつけたい」
「...真人、そんなふうに思ってくれるの?」
▲「勿論」
「ありがとう」
ふわり。
▲「やっぱり、照れるね...」
「真人の隣を歩けるの、私はとっても幸せだよ」
▲「...!本当?」
「うん」
▲「嬉しいな...」
真人も顔が真っ赤になっている。
?「二人とも真っ赤だな」
▲「遥!?」
目の前にはスーツを着た遥が立っていた。
☆「雪を見なかったか?」
「見てないけど...」
▲「もしかして遥、方向音...」
☆「う、うるさい!取り敢えず黙ってろ」
(方向音痴って言おうとしたのかな...)
黒羽は思わずくすりと笑ってしまう。
☆「なっ!?」
「ごめんなさい、なんでも一人でこなしているように見えたから...可愛いなって思ってしまったの」
▲「可愛いってさ、遥」
☆「真人、あとで覚悟しとけよ」
▲「まあいいからさ、取り敢えず雪を探そう?もしかしたらこの近くかもしれないし」
「あの、勝手な予想だけど...」
☆「どこか行きそうな場所があるのか?」
「多分だけど...」
「わあ...賑やかなところだね」
▲「普段からこんな感じだよ」
真人はさりげなく手を握る。
「...っ」
▲「そんなに恥ずかしがらなくても大丈夫だよ」
くすりと笑いながら、もっと強く握ってくる。
「は、恥ずかしいよ...。町の人たちが見たら」
▲「見たら?」
「...意地悪」
▲「ごめん。でも俺は、こんな素敵な彼女がいますってみんなに見せつけたい」
「...真人、そんなふうに思ってくれるの?」
▲「勿論」
「ありがとう」
ふわり。
▲「やっぱり、照れるね...」
「真人の隣を歩けるの、私はとっても幸せだよ」
▲「...!本当?」
「うん」
▲「嬉しいな...」
真人も顔が真っ赤になっている。
?「二人とも真っ赤だな」
▲「遥!?」
目の前にはスーツを着た遥が立っていた。
☆「雪を見なかったか?」
「見てないけど...」
▲「もしかして遥、方向音...」
☆「う、うるさい!取り敢えず黙ってろ」
(方向音痴って言おうとしたのかな...)
黒羽は思わずくすりと笑ってしまう。
☆「なっ!?」
「ごめんなさい、なんでも一人でこなしているように見えたから...可愛いなって思ってしまったの」
▲「可愛いってさ、遥」
☆「真人、あとで覚悟しとけよ」
▲「まあいいからさ、取り敢えず雪を探そう?もしかしたらこの近くかもしれないし」
「あの、勝手な予想だけど...」
☆「どこか行きそうな場所があるのか?」
「多分だけど...」
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