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緑川真人 篇
第13話
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▼「まったく...効かなければ連絡しろって言ったろ」
渚は少し大きいため息をつく。
「ごめんなさい...。心配をかけたくなかったの」
▼「心配はかけていいんだぜ?そのために、周りの人間がいるんだから...」
「次はちゃんと言うね」
▲「...ありがとう、渚」
▼「別に気にするな。別の軟膏、出しておくから効かなかったら言え。いいな?」
「うん!」
ふわり。
▼「それじゃあな」
渚は溶けるように消えてしまった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
▲「...」
「真人?」
▲「!ごめん、なんでもないよ」
(なんでもないって顔じゃないよ...)
黒羽は真人をそっと抱きよせた。
▲「...黒羽!?」
「何があっても、真人の側を離れたりしないから。だから...私じゃ足りないかもしれないけど、困ったことがあったら言ってね」
▲「黒羽...」
少しの沈黙のあと、真人は話しはじめた。
▲「黒羽が...」
「私?」
▲「黒羽が行きたいところを考えてたんだ。明後日、休みだから...」
(私のためにそこまで考えてくれるんだ...)
「私は、真人と一緒ならどこでもいいよ。真人と一緒にいられるだけで、私は毎日こんなに楽しいから!」
▲「黒羽...」
そう呟いたあと...
「っ!?」
唇と唇が触れあう。
▲「!ごめん、俺何やってるんだ...」
無意識だったのか真人はあわてふためいている。
「ううん。私は、嬉しい...」
ふわり。
「は、初めて人とキスをした...」
▲「お、俺も、初めて...」
お互い顔が真っ赤に火照ってしまい、この日の夕食の時間までどんな会話をしたのか、二人とも記憶が曖昧だ。
渚は少し大きいため息をつく。
「ごめんなさい...。心配をかけたくなかったの」
▼「心配はかけていいんだぜ?そのために、周りの人間がいるんだから...」
「次はちゃんと言うね」
▲「...ありがとう、渚」
▼「別に気にするな。別の軟膏、出しておくから効かなかったら言え。いいな?」
「うん!」
ふわり。
▼「それじゃあな」
渚は溶けるように消えてしまった。
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▲「...」
「真人?」
▲「!ごめん、なんでもないよ」
(なんでもないって顔じゃないよ...)
黒羽は真人をそっと抱きよせた。
▲「...黒羽!?」
「何があっても、真人の側を離れたりしないから。だから...私じゃ足りないかもしれないけど、困ったことがあったら言ってね」
▲「黒羽...」
少しの沈黙のあと、真人は話しはじめた。
▲「黒羽が...」
「私?」
▲「黒羽が行きたいところを考えてたんだ。明後日、休みだから...」
(私のためにそこまで考えてくれるんだ...)
「私は、真人と一緒ならどこでもいいよ。真人と一緒にいられるだけで、私は毎日こんなに楽しいから!」
▲「黒羽...」
そう呟いたあと...
「っ!?」
唇と唇が触れあう。
▲「!ごめん、俺何やってるんだ...」
無意識だったのか真人はあわてふためいている。
「ううん。私は、嬉しい...」
ふわり。
「は、初めて人とキスをした...」
▲「お、俺も、初めて...」
お互い顔が真っ赤に火照ってしまい、この日の夕食の時間までどんな会話をしたのか、二人とも記憶が曖昧だ。
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