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赤城玲音 篇
第40話
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「んっ...」
目が覚めると、周りにはみんなが寝ていた。
(ひ、膝枕...!?)
足にいつもとは違う甘いしびれを感じてふと見ると、そこには玲音の頭があった。
(あ...また寝癖だ。可愛い)
そっと優しく髪を鋤いてやる。
周りのみんなを起こさないように、いつも以上にそっと撫でつづける。
(みんな...ありがとう)
黒羽はみんなでいることの大切さと、人といる温もりを知った。
きっともう、孤独だった頃には戻れないだろう。
♪「...」
錬はどのタイミングで起きていると言えばいいか分からず、黙ってしまっている。
◇「...くぅ」
美音は寝息をたてて寝ている。
(ふふ、みんな可愛い...)
黒羽は玲音の頭をクッションに置こうとしたが...
(...あれ?)
「...きゃっ」
玲音に思いきりしがみつかれた状態になる。
(...もう)
「れ、玲音...?」
◆「...」
起きる様子は全くない。
(くすぐったいよ...)
「んっ...」
玲音の唇が太ももにあたり、思わず声が出てしまう。
◇「...」
♪「...」
この時、美音も錬も...寝たふりを続けなければならなかった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
◆「ん...黒羽?」
掠れた声で聞いてくる玲音に、
「おはよう」
ふわり。
◆「ん...おはよう」
黒羽の唇に口づけがおとされる。
「...!」
◇「...あ、あの」
♪「玲音...朝から積極的だね」
「ふ、二人とも!?ごめんなさい!」
(恥ずかしい...)
◆「んあ?なんのこと?」
♪「寝てる間に、黒羽に...」
「そ、それ以上言わないで...!」
◇「...ふ、太ももに印が」
(...!)
◆「印ってなん...!ご、ごめん!」
「もう...」
二人は顔を真っ赤にしていた。
黒羽の太ももの紅い花からは、甘い痛みを感じた。
目が覚めると、周りにはみんなが寝ていた。
(ひ、膝枕...!?)
足にいつもとは違う甘いしびれを感じてふと見ると、そこには玲音の頭があった。
(あ...また寝癖だ。可愛い)
そっと優しく髪を鋤いてやる。
周りのみんなを起こさないように、いつも以上にそっと撫でつづける。
(みんな...ありがとう)
黒羽はみんなでいることの大切さと、人といる温もりを知った。
きっともう、孤独だった頃には戻れないだろう。
♪「...」
錬はどのタイミングで起きていると言えばいいか分からず、黙ってしまっている。
◇「...くぅ」
美音は寝息をたてて寝ている。
(ふふ、みんな可愛い...)
黒羽は玲音の頭をクッションに置こうとしたが...
(...あれ?)
「...きゃっ」
玲音に思いきりしがみつかれた状態になる。
(...もう)
「れ、玲音...?」
◆「...」
起きる様子は全くない。
(くすぐったいよ...)
「んっ...」
玲音の唇が太ももにあたり、思わず声が出てしまう。
◇「...」
♪「...」
この時、美音も錬も...寝たふりを続けなければならなかった。
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◆「ん...黒羽?」
掠れた声で聞いてくる玲音に、
「おはよう」
ふわり。
◆「ん...おはよう」
黒羽の唇に口づけがおとされる。
「...!」
◇「...あ、あの」
♪「玲音...朝から積極的だね」
「ふ、二人とも!?ごめんなさい!」
(恥ずかしい...)
◆「んあ?なんのこと?」
♪「寝てる間に、黒羽に...」
「そ、それ以上言わないで...!」
◇「...ふ、太ももに印が」
(...!)
◆「印ってなん...!ご、ごめん!」
「もう...」
二人は顔を真っ赤にしていた。
黒羽の太ももの紅い花からは、甘い痛みを感じた。
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