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赤城玲音 篇
第10話
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◇「くれ...」
♪「...」
目の前の光景に、二人は黙るしかなかった。
♪「あの二人、くっついたのかな?」
◇「みたい。黒羽、幸せそう」
♪「そうだね!最近、元気なくて...広辞苑をあげてたんだけど、役に立ったかな?」
◇「...多分」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「あ、二人とも!おかえりなさい」
ふわり。
後ろに二人がいたことに気づいていなかった黒羽は、家についてすぐにおかえり、とだけ言った。
♪「黒羽、あの、広辞苑...」
「すごく便利なものだったよ、ありがとう」
♪「役に立ったならよかった!今日の晩御飯はなにか聞いてもいいかな?」
「今日はカレーライスだよ」
♪「ありがとう。じゃあ、仕上げになるまで一緒に遊んでいようか」
錬はそう言ってソファーに引っ張っていく。
「え、でも料理の具材は?」
♪「それはあの二人に任せたほうがいいよ。だって、いつも仕込みでやっててすごく早いから!」
「そうなんだ...」
(私、役に立ってない?)
♪「それにその足で無理をしたらダメだよ」
「...分かった」
そう言いつつ、あまり納得していない黒羽だった。
♪「...」
目の前の光景に、二人は黙るしかなかった。
♪「あの二人、くっついたのかな?」
◇「みたい。黒羽、幸せそう」
♪「そうだね!最近、元気なくて...広辞苑をあげてたんだけど、役に立ったかな?」
◇「...多分」
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「あ、二人とも!おかえりなさい」
ふわり。
後ろに二人がいたことに気づいていなかった黒羽は、家についてすぐにおかえり、とだけ言った。
♪「黒羽、あの、広辞苑...」
「すごく便利なものだったよ、ありがとう」
♪「役に立ったならよかった!今日の晩御飯はなにか聞いてもいいかな?」
「今日はカレーライスだよ」
♪「ありがとう。じゃあ、仕上げになるまで一緒に遊んでいようか」
錬はそう言ってソファーに引っ張っていく。
「え、でも料理の具材は?」
♪「それはあの二人に任せたほうがいいよ。だって、いつも仕込みでやっててすごく早いから!」
「そうなんだ...」
(私、役に立ってない?)
♪「それにその足で無理をしたらダメだよ」
「...分かった」
そう言いつつ、あまり納得していない黒羽だった。
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