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彼目線のストーリー
謎の熱(玲音・第4話)
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バーの買い出しの帰り道。
(海が見たい)
ふとそう思った俺は、海へと向かった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ふと見ると、先客がいた。
ぱしゃぱしゃと水しぶきをあげている。
(黒羽...?)
その姿は、何にもたとえられない美しさがあった。
綺麗な黒髪、綺麗な立ち姿、疲れも吹き飛ぶ笑顔...。
心臓がどくりと音をたてている。
(なんか、熱い...)
「...っ!」
彼女が転びそうになったのを見て、急いで支えた。
◆「大丈夫?」
「ありがとう、玲音」
ふわり。
(その笑顔は、ずるいよ...)
自分がびしょ濡れであることも忘れて、黒羽を抱えたまま錬の家へと無事送り届けた。
(さっきの、なんだったんだ?)
今はまだ、その熱の正体に気づいていない。
(海が見たい)
ふとそう思った俺は、海へと向かった。
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ふと見ると、先客がいた。
ぱしゃぱしゃと水しぶきをあげている。
(黒羽...?)
その姿は、何にもたとえられない美しさがあった。
綺麗な黒髪、綺麗な立ち姿、疲れも吹き飛ぶ笑顔...。
心臓がどくりと音をたてている。
(なんか、熱い...)
「...っ!」
彼女が転びそうになったのを見て、急いで支えた。
◆「大丈夫?」
「ありがとう、玲音」
ふわり。
(その笑顔は、ずるいよ...)
自分がびしょ濡れであることも忘れて、黒羽を抱えたまま錬の家へと無事送り届けた。
(さっきの、なんだったんだ?)
今はまだ、その熱の正体に気づいていない。
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