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赤城玲音 篇
閑話『ある夜に』赤城 美音目線
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◆「俺は赤城玲音!」
ある日、美しい少女と出会った。
その子は黒羽と名乗っていた。
...初めての、同世代の同姓の友だち。
私は、とても嬉しかった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
◇「玲音、遅...」
ある夜、びしょ濡れで玲音は帰ってきた。
◇「どうしたの?」
◆「いや、黒羽に海でたまたま会ってさ。転びそうになったのを助けたらこうなった」
◇「黒羽、怪我しなかった?」
◆「大丈夫そうだったけど...足、痛そうだった」
玲音が女性を心配するのは珍しかった。
たらしに見えるかもしれないが、案外しっかりものの兄なのだ。
◇「一応メールで聞いておく」
◆「それにしても、すげー綺麗でさ...」
そう言っている玲音は顔が真っ赤だった。
(...もしかして)
その感情の事は、本人が気づくまで黙っておこうと私は決めた。
ある日、美しい少女と出会った。
その子は黒羽と名乗っていた。
...初めての、同世代の同姓の友だち。
私は、とても嬉しかった。
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◇「玲音、遅...」
ある夜、びしょ濡れで玲音は帰ってきた。
◇「どうしたの?」
◆「いや、黒羽に海でたまたま会ってさ。転びそうになったのを助けたらこうなった」
◇「黒羽、怪我しなかった?」
◆「大丈夫そうだったけど...足、痛そうだった」
玲音が女性を心配するのは珍しかった。
たらしに見えるかもしれないが、案外しっかりものの兄なのだ。
◇「一応メールで聞いておく」
◆「それにしても、すげー綺麗でさ...」
そう言っている玲音は顔が真っ赤だった。
(...もしかして)
その感情の事は、本人が気づくまで黙っておこうと私は決めた。
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