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青海錬 編
第46話
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「王間さんが、魔王?」
♪「一つは、黒羽が前に会ったことがあった気がするって言ってたから、もう一つは単純に...」
おうま、と紙切れに平仮名で書く。
「あ...」
おうま
→まおう
→魔王
「...やっぱり、魔王なの?どうして言ってくれなかったの...?」
■「すまないな、黒羽。今おまえを狙っているのは、魔女だ。何度止めてもおまえを呪い殺そうとしている」
♪「呪い、殺す?」
■「ああ。やくざものたちはあいつに雇われているようだ」
♪「じゃあ、それを止めるために...」
■「元気か確認するためでもあったのだが...安心した」
「魔王...。ねえ魔王。じゃあ足が鱗になるのは」
■「魔女のせいだ。私が魔女を倒す。心配は要らない。白羽との約束だしな」
「お母さん...」
ぽつりと呟いた。
♪「僕にも、手伝えますか?」
■「ああ。頼む。黒羽を、頼む。この子はいつも無茶をするから...側で一生守れ。いいな?」
そう言うと魔王は部屋を後にした。
♪「なんか、いい人だね...」
「うん。お母さんが死んでから、ずっと優しくしてくれたの」
♪「大丈夫、僕がきみを守るから」
「ありがとう...」
二人はそのまま朝まで部屋から出てこなかった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
■「バレてないつもりだったのに」
◇「あの二人なら、分かると思った」
◆「俺も。んで?俺らは何調べるの?」
■「あの女と、決着をつける」
美音は心配そうに王間...魔王を見つめていた。
♪「一つは、黒羽が前に会ったことがあった気がするって言ってたから、もう一つは単純に...」
おうま、と紙切れに平仮名で書く。
「あ...」
おうま
→まおう
→魔王
「...やっぱり、魔王なの?どうして言ってくれなかったの...?」
■「すまないな、黒羽。今おまえを狙っているのは、魔女だ。何度止めてもおまえを呪い殺そうとしている」
♪「呪い、殺す?」
■「ああ。やくざものたちはあいつに雇われているようだ」
♪「じゃあ、それを止めるために...」
■「元気か確認するためでもあったのだが...安心した」
「魔王...。ねえ魔王。じゃあ足が鱗になるのは」
■「魔女のせいだ。私が魔女を倒す。心配は要らない。白羽との約束だしな」
「お母さん...」
ぽつりと呟いた。
♪「僕にも、手伝えますか?」
■「ああ。頼む。黒羽を、頼む。この子はいつも無茶をするから...側で一生守れ。いいな?」
そう言うと魔王は部屋を後にした。
♪「なんか、いい人だね...」
「うん。お母さんが死んでから、ずっと優しくしてくれたの」
♪「大丈夫、僕がきみを守るから」
「ありがとう...」
二人はそのまま朝まで部屋から出てこなかった。
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■「バレてないつもりだったのに」
◇「あの二人なら、分かると思った」
◆「俺も。んで?俺らは何調べるの?」
■「あの女と、決着をつける」
美音は心配そうに王間...魔王を見つめていた。
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