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白鳥雪 編
第32話
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翌朝、黒羽は台所に立っていた。
「これでよし、と」
○「なにがいいんですか?」
「わあっ!雪、おはよう」
○「おはようございます」
「お、お味噌汁...。どうしてももっと上手くなりたくて」
○「あなたのは味噌を溶かす量が毎回違うので、それが原因かと...」
「これくらい?」
○「...今日のは上出来のようですね」
中身はおふのみだ。
なので、味噌を溶かしたお吸い物、というほうが正確だろう。
しかし雪は、文句一つ言わないのだった。
○「合格です」
ちゅ、と唇にキスをする。
「あ、ありがとう。でも...朝から、恥ずかしいよ...」
○「そうでしょうか?私は、構いませんが...」
「そういうちょっと意地悪なところ、遥に似てる」
○「...抱きしめたまま、離してあげませんよ?」
「ごめんなさい」
毎回負けてしまう黒羽は、少し悔しく思っていた。
「これでよし、と」
○「なにがいいんですか?」
「わあっ!雪、おはよう」
○「おはようございます」
「お、お味噌汁...。どうしてももっと上手くなりたくて」
○「あなたのは味噌を溶かす量が毎回違うので、それが原因かと...」
「これくらい?」
○「...今日のは上出来のようですね」
中身はおふのみだ。
なので、味噌を溶かしたお吸い物、というほうが正確だろう。
しかし雪は、文句一つ言わないのだった。
○「合格です」
ちゅ、と唇にキスをする。
「あ、ありがとう。でも...朝から、恥ずかしいよ...」
○「そうでしょうか?私は、構いませんが...」
「そういうちょっと意地悪なところ、遥に似てる」
○「...抱きしめたまま、離してあげませんよ?」
「ごめんなさい」
毎回負けてしまう黒羽は、少し悔しく思っていた。
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