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黄乃本遥 編
第18話
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黒羽はそっと遥にブランケットをかけて、布団を抜けた。
(遥、シチューが好きなんだよね...)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「遥、ご飯できたよ...」
☆「すぅ...」
「遥...」
(仕事、忙しいのかな?)
「遥」
寝癖を直そうと頭を撫でながら遥を起こそうとするものの、なかなか起きない。
☆「うぅ...」
「遥、ご飯だよ」
☆「...ああ」
寝ぼけているのかフォークではなくコップでシチューを食べようとしている。
(仕方ないな...)
「遥、あーん」
☆「...モグモグ...」
「美味しい?」
☆「...ああ。って!」
ようやく目が冴えたらしい。
☆「すまない、黒羽!」
「ううん、気にしないで。こちらこそ、運んでくれてありがとう」
ふわり。
☆「それにしても...。前より腕をあげたな、黒羽」
「本当!?」
☆「ああ。...というよりは前より俺好みの味になっている気がする。気のせいか?」
「...よく気づいたね」
☆「さすが恋人、と言ったところだな」
「...!」
かぁ、と赤くなる。
(なんだか恥ずかしい...)
「だって、働いて疲れて帰ってきた恋人を迎えるのも仕事でしょ?」
黒羽も負けじとかえす。
☆「...!」
「ご、ごちそうさまでした!」
黒羽は恥ずかしくなり、先に部屋へ戻ってしまった。
(遥、シチューが好きなんだよね...)
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「遥、ご飯できたよ...」
☆「すぅ...」
「遥...」
(仕事、忙しいのかな?)
「遥」
寝癖を直そうと頭を撫でながら遥を起こそうとするものの、なかなか起きない。
☆「うぅ...」
「遥、ご飯だよ」
☆「...ああ」
寝ぼけているのかフォークではなくコップでシチューを食べようとしている。
(仕方ないな...)
「遥、あーん」
☆「...モグモグ...」
「美味しい?」
☆「...ああ。って!」
ようやく目が冴えたらしい。
☆「すまない、黒羽!」
「ううん、気にしないで。こちらこそ、運んでくれてありがとう」
ふわり。
☆「それにしても...。前より腕をあげたな、黒羽」
「本当!?」
☆「ああ。...というよりは前より俺好みの味になっている気がする。気のせいか?」
「...よく気づいたね」
☆「さすが恋人、と言ったところだな」
「...!」
かぁ、と赤くなる。
(なんだか恥ずかしい...)
「だって、働いて疲れて帰ってきた恋人を迎えるのも仕事でしょ?」
黒羽も負けじとかえす。
☆「...!」
「ご、ごちそうさまでした!」
黒羽は恥ずかしくなり、先に部屋へ戻ってしまった。
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