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第7章【金の髪に翡翠の瞳。天使の様な乙女ゲーム主人公オフィーリア】
115#深窓のご令嬢に卍固め。
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少年ディアルに扮する愛しのディアーナが、ロザリンドを追って学園の外に行ってしまい、一人寂しく学園に残ったフローラに扮するオフィーリアは、ぼんやりと学園の中庭のベンチに座っていた。
ロザリンドに言われた通り自室にこもってしまい、幻視魔法も解いてしまってレオンハルトに戻り、1日マッパでゴロ寝して過ごそうとも考えたのだが……
何だか仕事をサボってる駄目ダンナになってしまうような気がしてしまった。
なのでオフィーリアは、フローラの姿で中庭に居れば、誰かが何らかのアプローチを仕掛けてくるのじゃないかと、フローラとして中庭のベンチにボンヤリ座ってみたりしている。
「フローラ。」
オフィーリアは、フローラの名を呼んだ者の方に目を向けた。
ロザリンドの取り巻きや、ロザリンドに同調するようにフローラを苛めの対象としてくる者から声が掛かると思っていたのだが…。
「ランドル……様……。」
第三王子のランドルが声を掛けて来た。
オフィーリア的には、一番会いたくなかった相手。
ランドルとフローラの関係が今一つ分かっていない。
ランドルは親しげにフローラに話し掛けて来るが、フローラが想い人であるハワードの義弟のランドルに対してどんな態度だったか分からない。
仮にも王子なのだから無下には出来なかったろうが、フローラの想い人であるハワードは、ランドルの事を自身の命を狙っているかも知れないと言う。
そんな男を警戒しないハズが無い。
「フローラ、ロザリンドはどうしている?」
え?いきなり何を聞いてきてんだ?ロザリンドどうしている?
フローラにソレ、聞くのかよ。
にこやかに微笑むフローラに扮する中で、レオンハルトがランドルを訝しげに思う。
「……ロザリンド様は、本日はお一人で、お部屋でご自身のお身体を磨かれると、おっしゃってましたわ…」
「そうなのか。………なら、なぜフローラは此所に居る?」
……意味が分からんが。
フローラは、どう答えて良いか分からず微笑んだまま無言になる。
正解の答えが分からない。
「………君は一体、誰だ?」
ランドルの問いかけに、フローラは微笑む表情を崩さなかった。
「フローラですわよ?
私が私を本人だと証明するのは難しいですわ…ランドル殿下。」
「そうか、ならば事前にもっと情報を仕入れるべきだったな。
フローラは俺を殿下とは呼ばない。」
互いの肚を探る様に、冷静に言葉を交わして行く。
レオンハルトは頭の中で舌打ちする。
確かに、こちらは情報が少ない。
ハワードの言葉を鵜呑みにして、悪役令嬢達に虐げられている傷心の少女の役をしていれば済むかと思っていたが……。
「では男達を使って、いたいけな少女に脅しを掛ける様な王子様を何とお呼びすれば?」
ランドルが少し顔を上向かせ、「え?脅し?」と唇が動いた。
レオンハルトも、先日のパイセン達にフローラを怯えさせるよう命令したのがランドルとは思えないと感じていたので、まぁ、そんな反応だろうなとは思っていたが。
「へぇ……バレていたのでは仕方がない……。」
意外な答えが返って来た。
ランドルの手がベンチの背もたれを掴む。
ベンチに座るフローラを逃がさぬ様に囲い、見下ろす格好で顔を近付けて来た。
「もう一度聞く。お前は一体誰だ?答えろ。」
「……お前……ですか?」
お前と言いやがったか、この野郎。
俺を誰だと思ってやがる。俺だぞ?
レオンハルト様だぞ?知らねぇってか?
そんな事を思いつつ微笑むフローラの顔が引き攣った。
▼
▼
▼
港の近く、ひと気の無い路地裏でロザリンドが扮する少年が、制服姿のディアルに詰め寄る。
「何で、貴方が此所に居るの!?フローラはどうしたのよ!
……貴方、フローラに何をしたの!!」
「え?フローラは、ロザリンド嬢が部屋に居ろって言ったから
…誰にも相手にされずに一人寂しく部屋に居るだろ?」
「あんた、フローラに何をしたのよぉぉ!!」
青ざめた顔で半狂乱になったロザリンドが、男装したまま素に戻り女言葉を使い、金切声に近い悲鳴をあげる。
意味が分からないディアルは、とりあえず落ち着かせようと
「どうどう、落ち着きなって」
と、自身が男装している事を忘れてロザリンドを抱き締め……
たのだが、男に抱き締められたのだとロザリンドが尚更ギャァギャァと騒ぎだした為に、やむ無く卍固めをお見舞いする事となってしまった。
「キャアア!い、痛い!な、何なの!何なのこれはぁあ!!
く、首に足を掛けっ…!」
「卍固め。余りにもうるさいから腹立った。
ギブ?ギブって言ったらやめる。」
「ぎ、ぎぶ?何ですの!!それは!!ヒィー!い、痛い!
ギブ!ギブですわぁ!!」
ディアルはロザリンドを解放すると、地べたに尻をついてゼェゼェ言っているロザリンドを見下ろす。
「で、何で俺がフローラをどうかしたのかなんて思うんだよ。
俺はフローラの従兄弟だぞ?可愛い従姉妹のフローラを何とかしたりするわけ無いだろ?
むしろ、君の方が彼女にひどい仕打ちを…」
していたっけ?
フローラ役のオフィーリアが嫌味を言われたり、高圧的な態度を取られた事はあったが…何か、もっとえげつないイジメをしてるものだと…。
聞いた気が………誰に?ハワードにか…?
「フローラには従兄弟なんて、おりませんわ!
そんな事も知らずに、従兄弟の役を選んだなんて!
浅はかにも程がありますわよ!」
少年の姿をしたロザリンドがゼェゼェ言いつつ、ビシッとディアルを指差した。
「お、お嬢様…先ほど助けて下さった方に、その様な態度を取るのは……。」
こちらも少年姿のロザリンドの侍女がおろおろと、ディアルに食って掛かりそうな勢いのロザリンドを止めようとする。
「性格きっつ!!そんなじゃ、婚約者から婚約破棄しますって言われても、仕方がないんじゃないのか?
未来の国母としては、いささか問題有りって感じだしな?」
「望む所だわ!!婚約破棄!結構よ!
どうせなら国外退去とまで言われたいわね!!」
ディアルの売り言葉に対する、ロザリンドの買い言葉なのかも知れないが、思いも寄らない返事が返された。
婚約破棄されても構わない上に、国外退去までされたいと?
深窓のご令嬢の言葉とは思えない。
「……フローラに……譲るのか?ハワード殿下を。」
ディアルの質問に、ロザリンドだけではなく、侍女までもが驚愕の表情を見せた。
「譲る!?譲るワケ無いでしょ!!
あんな怖い男に大事なフローラを!!」
「………………………ウホ?」
驚き過ぎて、ゴリラみたいな声が出た。
顔もゴリラみたいだったかも知れない。
フローラにハワードを譲りたくないのではなく……
ハワードにフローラを譲りたくないと??
しかも、自分の婚約者を怖い男だと言った。
……え?
「ちょっと!ちょっと待て!!はぁ?
婚約者のハワードをフローラに取られそうだから、それがムカついてフローラに嫌がらせをしているんだろ?」
「そうよ!!わたくしはフローラにひどい事を言って、フローラを傷付けて、ハワード殿下にこんなひどい女とは別れたいと、婚約破棄されたいのよ!
国外追放だと言われたいのよ!!」
感情が昂っているのか、ロザリンドとは会話が成り立ってない。
聞けば聞く程ワケが分からなくなるディアルは、助けを求める様に、ロザリンドよりは冷静な状態の侍女へと視線を流した。
ディアルと目が合ってしまった侍女は、少し言いにくそうに小声で話し出す。
「……ロザリンド様は国外退去を命じられて、この国を出て、ある方の元へ行きたいのです……。
その為に王妃となる器には非ずと思われたく、日々頑張っておいででした。」
……頑張っておいででしたって、フローラをイジメる事を??
「この案を出したのは、フローラ様です。
フローラ様は、ロザリンド様のはとこにあたりますので…。」
ブフォッ!!
ディアルは思い切り噴き出してしまった。
はとこだぁ!?親が従兄弟同士ってやつ?
親戚じゃん!そりゃ、俺が従兄弟なワケが無いって知ってるわ!!
「え…?ハワード殿下はそれを……知って……。」
「ハワード殿下は、ご存知ではございません。
お知らせする必要がございません。」
何だろう…このドロッとした感覚……
ロザリンド側はロザリンド側で、ハワードを信用していない。
誰が正しく、誰が間違っているのか分からなくなってきた。
だが、ここ最近募って来たハワードに対する漠然とした不信感が、一気に形を成した気がした。
いや、それでも人は自分を正当化するものだ。
だから、互いの意見が噛み合わないだけで「悪者」は居ない可能性も高い。
ハワードだって、フローラが好きで好きで…彼女と結ばれる為にロザリンドと婚約を破棄したいのだから…
そこは上手く婚約破棄して…そうしたらロザリンドとハワードは望みが叶うワケで…
でも、ハワードにフローラを譲る気は無いとロザリンドが言う。
では、どうなれば、Win-Winな感じになれるのだろう?
「ハワードなんか、どうでもいいわよ!
それよりディアル!あなた、フローラを!どこにやったのよ!!」
「だから、フローラは自室にこもって…………」
違う…
それはフローラのふりをしているオフィーリアの事だ。
本物のフローラには会っていない。会った事が無い……。
ディアルは、うなじの辺りがザワッとした気がした。
ロザリンドに言われた通り自室にこもってしまい、幻視魔法も解いてしまってレオンハルトに戻り、1日マッパでゴロ寝して過ごそうとも考えたのだが……
何だか仕事をサボってる駄目ダンナになってしまうような気がしてしまった。
なのでオフィーリアは、フローラの姿で中庭に居れば、誰かが何らかのアプローチを仕掛けてくるのじゃないかと、フローラとして中庭のベンチにボンヤリ座ってみたりしている。
「フローラ。」
オフィーリアは、フローラの名を呼んだ者の方に目を向けた。
ロザリンドの取り巻きや、ロザリンドに同調するようにフローラを苛めの対象としてくる者から声が掛かると思っていたのだが…。
「ランドル……様……。」
第三王子のランドルが声を掛けて来た。
オフィーリア的には、一番会いたくなかった相手。
ランドルとフローラの関係が今一つ分かっていない。
ランドルは親しげにフローラに話し掛けて来るが、フローラが想い人であるハワードの義弟のランドルに対してどんな態度だったか分からない。
仮にも王子なのだから無下には出来なかったろうが、フローラの想い人であるハワードは、ランドルの事を自身の命を狙っているかも知れないと言う。
そんな男を警戒しないハズが無い。
「フローラ、ロザリンドはどうしている?」
え?いきなり何を聞いてきてんだ?ロザリンドどうしている?
フローラにソレ、聞くのかよ。
にこやかに微笑むフローラに扮する中で、レオンハルトがランドルを訝しげに思う。
「……ロザリンド様は、本日はお一人で、お部屋でご自身のお身体を磨かれると、おっしゃってましたわ…」
「そうなのか。………なら、なぜフローラは此所に居る?」
……意味が分からんが。
フローラは、どう答えて良いか分からず微笑んだまま無言になる。
正解の答えが分からない。
「………君は一体、誰だ?」
ランドルの問いかけに、フローラは微笑む表情を崩さなかった。
「フローラですわよ?
私が私を本人だと証明するのは難しいですわ…ランドル殿下。」
「そうか、ならば事前にもっと情報を仕入れるべきだったな。
フローラは俺を殿下とは呼ばない。」
互いの肚を探る様に、冷静に言葉を交わして行く。
レオンハルトは頭の中で舌打ちする。
確かに、こちらは情報が少ない。
ハワードの言葉を鵜呑みにして、悪役令嬢達に虐げられている傷心の少女の役をしていれば済むかと思っていたが……。
「では男達を使って、いたいけな少女に脅しを掛ける様な王子様を何とお呼びすれば?」
ランドルが少し顔を上向かせ、「え?脅し?」と唇が動いた。
レオンハルトも、先日のパイセン達にフローラを怯えさせるよう命令したのがランドルとは思えないと感じていたので、まぁ、そんな反応だろうなとは思っていたが。
「へぇ……バレていたのでは仕方がない……。」
意外な答えが返って来た。
ランドルの手がベンチの背もたれを掴む。
ベンチに座るフローラを逃がさぬ様に囲い、見下ろす格好で顔を近付けて来た。
「もう一度聞く。お前は一体誰だ?答えろ。」
「……お前……ですか?」
お前と言いやがったか、この野郎。
俺を誰だと思ってやがる。俺だぞ?
レオンハルト様だぞ?知らねぇってか?
そんな事を思いつつ微笑むフローラの顔が引き攣った。
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港の近く、ひと気の無い路地裏でロザリンドが扮する少年が、制服姿のディアルに詰め寄る。
「何で、貴方が此所に居るの!?フローラはどうしたのよ!
……貴方、フローラに何をしたの!!」
「え?フローラは、ロザリンド嬢が部屋に居ろって言ったから
…誰にも相手にされずに一人寂しく部屋に居るだろ?」
「あんた、フローラに何をしたのよぉぉ!!」
青ざめた顔で半狂乱になったロザリンドが、男装したまま素に戻り女言葉を使い、金切声に近い悲鳴をあげる。
意味が分からないディアルは、とりあえず落ち着かせようと
「どうどう、落ち着きなって」
と、自身が男装している事を忘れてロザリンドを抱き締め……
たのだが、男に抱き締められたのだとロザリンドが尚更ギャァギャァと騒ぎだした為に、やむ無く卍固めをお見舞いする事となってしまった。
「キャアア!い、痛い!な、何なの!何なのこれはぁあ!!
く、首に足を掛けっ…!」
「卍固め。余りにもうるさいから腹立った。
ギブ?ギブって言ったらやめる。」
「ぎ、ぎぶ?何ですの!!それは!!ヒィー!い、痛い!
ギブ!ギブですわぁ!!」
ディアルはロザリンドを解放すると、地べたに尻をついてゼェゼェ言っているロザリンドを見下ろす。
「で、何で俺がフローラをどうかしたのかなんて思うんだよ。
俺はフローラの従兄弟だぞ?可愛い従姉妹のフローラを何とかしたりするわけ無いだろ?
むしろ、君の方が彼女にひどい仕打ちを…」
していたっけ?
フローラ役のオフィーリアが嫌味を言われたり、高圧的な態度を取られた事はあったが…何か、もっとえげつないイジメをしてるものだと…。
聞いた気が………誰に?ハワードにか…?
「フローラには従兄弟なんて、おりませんわ!
そんな事も知らずに、従兄弟の役を選んだなんて!
浅はかにも程がありますわよ!」
少年の姿をしたロザリンドがゼェゼェ言いつつ、ビシッとディアルを指差した。
「お、お嬢様…先ほど助けて下さった方に、その様な態度を取るのは……。」
こちらも少年姿のロザリンドの侍女がおろおろと、ディアルに食って掛かりそうな勢いのロザリンドを止めようとする。
「性格きっつ!!そんなじゃ、婚約者から婚約破棄しますって言われても、仕方がないんじゃないのか?
未来の国母としては、いささか問題有りって感じだしな?」
「望む所だわ!!婚約破棄!結構よ!
どうせなら国外退去とまで言われたいわね!!」
ディアルの売り言葉に対する、ロザリンドの買い言葉なのかも知れないが、思いも寄らない返事が返された。
婚約破棄されても構わない上に、国外退去までされたいと?
深窓のご令嬢の言葉とは思えない。
「……フローラに……譲るのか?ハワード殿下を。」
ディアルの質問に、ロザリンドだけではなく、侍女までもが驚愕の表情を見せた。
「譲る!?譲るワケ無いでしょ!!
あんな怖い男に大事なフローラを!!」
「………………………ウホ?」
驚き過ぎて、ゴリラみたいな声が出た。
顔もゴリラみたいだったかも知れない。
フローラにハワードを譲りたくないのではなく……
ハワードにフローラを譲りたくないと??
しかも、自分の婚約者を怖い男だと言った。
……え?
「ちょっと!ちょっと待て!!はぁ?
婚約者のハワードをフローラに取られそうだから、それがムカついてフローラに嫌がらせをしているんだろ?」
「そうよ!!わたくしはフローラにひどい事を言って、フローラを傷付けて、ハワード殿下にこんなひどい女とは別れたいと、婚約破棄されたいのよ!
国外追放だと言われたいのよ!!」
感情が昂っているのか、ロザリンドとは会話が成り立ってない。
聞けば聞く程ワケが分からなくなるディアルは、助けを求める様に、ロザリンドよりは冷静な状態の侍女へと視線を流した。
ディアルと目が合ってしまった侍女は、少し言いにくそうに小声で話し出す。
「……ロザリンド様は国外退去を命じられて、この国を出て、ある方の元へ行きたいのです……。
その為に王妃となる器には非ずと思われたく、日々頑張っておいででした。」
……頑張っておいででしたって、フローラをイジメる事を??
「この案を出したのは、フローラ様です。
フローラ様は、ロザリンド様のはとこにあたりますので…。」
ブフォッ!!
ディアルは思い切り噴き出してしまった。
はとこだぁ!?親が従兄弟同士ってやつ?
親戚じゃん!そりゃ、俺が従兄弟なワケが無いって知ってるわ!!
「え…?ハワード殿下はそれを……知って……。」
「ハワード殿下は、ご存知ではございません。
お知らせする必要がございません。」
何だろう…このドロッとした感覚……
ロザリンド側はロザリンド側で、ハワードを信用していない。
誰が正しく、誰が間違っているのか分からなくなってきた。
だが、ここ最近募って来たハワードに対する漠然とした不信感が、一気に形を成した気がした。
いや、それでも人は自分を正当化するものだ。
だから、互いの意見が噛み合わないだけで「悪者」は居ない可能性も高い。
ハワードだって、フローラが好きで好きで…彼女と結ばれる為にロザリンドと婚約を破棄したいのだから…
そこは上手く婚約破棄して…そうしたらロザリンドとハワードは望みが叶うワケで…
でも、ハワードにフローラを譲る気は無いとロザリンドが言う。
では、どうなれば、Win-Winな感じになれるのだろう?
「ハワードなんか、どうでもいいわよ!
それよりディアル!あなた、フローラを!どこにやったのよ!!」
「だから、フローラは自室にこもって…………」
違う…
それはフローラのふりをしているオフィーリアの事だ。
本物のフローラには会っていない。会った事が無い……。
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