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第六章【異世界にて悪役令嬢再び。】
91#白いマーガレットがお花ニップレス。
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食堂を出たディアーナとリュシーは宿を探した。
ディアーナは、銭が勿体ないから野宿で構わないと言ったが、リュシーがもう野宿は絶対に御免です!と断固として拒否をしたからだ。
渋々了解したディアーナを引きずるように連れて、リュシーは宿を探し始めた。
最初に目についた、旅館と言うよりは民宿に近い小さな宿をディアーナが指差す。
「だったら、ここでいーんじゃない?
こぢんまりしていて、ここなら安そうだし…。」
「俺は屋根と壁があって、屋内ならば贅沢は言いません。
…目が覚めたら外ってのだけは勘弁して欲しいのです。」
リュシーの言葉にハイハイと適当な相槌を打ちながら、ディアーナは小さな宿の扉を開けた。
そして、その瞬間ディアーナが固まる。
ディアーナから少し距離を置いて後ろに居たリュシーは、ディアーナの真後ろまで進むとディアーナの肩越しにディアーナが目にしているものを見る。
「…ああ。」
小さな宿のカウンターらしき場所で、宿の女将らしき中年の女性が、娘であろう若い女性を、慰めている。
「チッ…何かのフラグ劇場かよ。うぜぇ。」
ディアーナが舌打ちと共に呟いた言葉を拾ったリュシーは首を傾げる。フラグ?聞いた事が無い。
「ああ、お客さんかい?ちょっと、あんた達も聞いとくれよ!
うちの娘と結婚を約束していた男がさ!他に女が出来たから、うちの娘をいらないって言うんだよ!」
さめざめと泣く若い娘さんと、まくし立てるように説明をしてくる中年の女に対し、ディアーナは心底、面倒臭い!という顔をする。
そもそも、見ず知らずの客にいきなり身内の事情説明とか、そんな話を振るなや!鬱陶しいな!こんちくしょう!
そんな感情が惜しみ隠さず顔に出ている。
「ディアーナ様なら…娘さんのつらい気持ちが分かるのではないですか?
同じ立場を経験した貴女なら…。」
台本通りに進行していく小芝居のような、情感の無い状況。
リュシーの言葉も、台本に添う台詞である。
だが、この小芝居の主演女優は台本を無視する。
「はぁ?分かるわけ無いでしょ。
つか他の女に目移りする時点で、こちらから願い下げだわ。そんなクソは。プチれ。」
「…何を言っているのです?
貴女も殿下に同じ事をされているのでしょう?」
「……ああ…そうね。」
ディアーナは斜め上にあるリュシーの顔をジッと見る。
その視線に気付いたリュシーがディアーナと目を合わせると、ディアーナはニヤリと笑んだ。
リュシーはクラリと、目眩がしそうな錯覚に陥る。
何だろう…この気持ちは……
「彼を取り戻したいの!」
「ちょっと、悪い虫が付いただけさ!ちゃんと、あんたの所に戻ってくるよ!」
泣く娘と、慰める母親の女将。
ディアーナは女将と娘が居るカウンターに行くと、肩掛けカバンからおやつに買ったリンゴを出し、二人の目の前に置いた。
「このリンゴが男だとするでしょ?で、虫が食ったと。
虫食いのリンゴなんか欲しい?私だったら、こんなリンゴはね…
こうよ。」
ダン!!
ディアーナはカウンターに置いたリンゴに、握った拳を振り下ろした。
リンゴは放射状に果汁と破片を飛ばし、芯さえ潰して砕け散った。
ディアーナと女将、その娘は飛んできたリンゴの破片と果汁まみれになり、二人は何が起こったのか理解出来ないようで、茫然とカウンター上に残ったリンゴの破片を見詰めている。
「二度と私の前に姿を見せるな!見せたらプチる!ってね。
………着替え、買っておいて良かったわ。
部屋を借りるから、着替えさせて。」
ディアーナは果汁まみれのままカウンターにある空き部屋の鍵を取り、部屋に向かい歩き出した。
「ディアーナ様……。貴女が…美味しそうです…。」
リュシーは、自分が可笑しな事を口走っているのを分かっていたが、言い留まれなかった。
胸の辺りのシャツを握り、ディアーナを見詰める。
「リュシー、桶に水を用意しといて。身体を拭くわ。」
ディアーナはリュシーの言葉に全く反応をせず、部屋を目指す。
リュシーはハッと我に返るように、カウンターで呆けている女将に話しかけ、桶を用意してもらった。
桶を用意したリュシーがドアをノックし、部屋に入るとディアーナはドアに背を向け、部屋の中央に置かれたベッドに座っていた。
上半身、裸で。
「ディアーナ様ぁ!な、なんて…ああっ…そんな肌を露に!
目のやり場に困ります!」
「うるさいよ、リュシー。早く桶を寄越せ。」
リュシーは片手で目を覆いながら、なるべく、なるべくディアーナの方を見ないようにしてディアーナの座る側のベッドの足元に桶を置く。
見てはいけないと思いつつ、目を覆う手の平の指を少し開いてしまう。
ディアーナは片手で胸を押さえ、長い髪が肌の上に流れて肝心な部分は隠れているものの、露になった二の腕や首筋は充分に扇情的で。
「ディアーナ様……」
「言っとくけど、私に触れようなんてしたらリンゴの刑だからね。」
「うッ」と詰まった声を出して動きの止まったリュシーを無視して、ディアーナは足元の桶を引き寄せ、ザバザバと布を濡らして身体を拭いていく。
「これだと、綺麗に取れないのよねー
…外だったら、川か泉でも見つけて全身洗えるんだけど…。」
野宿も平気、川で水浴びも平気、魔獣やヘビを食べるのも平気……そして、人間離れした身体能力。
なのに魔力が全く無い。
何者?……かと尋ねれば、本人も知らん!と答える。
今のリュシーには、ディアーナの正体を知る術がない。
令嬢の振りをした、蛮族かなんかか?
「貴女は…令嬢らしくないですよね…。」
「リュシーも従者らしくないわよ。
それに、なんで私に殿下を恨ませたいの?
私が傷付いていないと不都合なの?」
ディアーナに「リンゴのようになりたいんかい!」的に脅されたリュシーはディアーナから離れ、ドアに背をもたれさせながら身体を拭くディアーナの背を見ている。
その背中から、強い威圧のオーラを放たれたリュシーは何も言えなくなってしまった。
「殿下がオフィーリアに奪われて、悲しんでいるフリをしようかと思ったのよ。そんな私を望んでるんでしょ?
でも私らしくないからやめたわ。」
リュシーはディアーナの顔を見ないままディアーナと話す。
表情が見えなくても、ディアーナの背中が自分を睨めつけるのが分かる。
「でも、実際に貴女は婚約者を奪われた!オフィーリア様に!」
それは紛れも無い事実。
侯爵令嬢が、子爵令嬢に婚約者を奪われるなど、色恋沙汰を抜きにしても甚だしい侮辱行為だ。
自尊心の高い、侯爵令嬢ディアーナなら許す訳がない。
自尊心の高い侯爵令嬢ディアーナなら………?
「私はリュシーの知っているディアーナではないわよ。
私と殿下は結ばれないのよ。最初から。
私には…私だけを千年以上想い続けてくれた……
レモンタルトがあるのよ。」
「……果物から、菓子に進化しましたね……。」
「違う!そんな美味しい物じゃないんだって!金色いアレは!
変態ストーカーなんだから!」
ディアーナはベッドから立ち上り、拳を握って振り返る。
「ディアーナ様ああっ!!!ふ、膨らみが!見えてますぅぅ!!」
リュシーはドアに背をもたれさせたままズルズルと下がり、ドアの前にうずくまる。
「先はちゃんと隠してるわよ。
部屋に飾ってあったお花のニップレスで。」
「貴女は規格外過ぎて…俺の精神が持ちません……」
俺は…この人に振り回されるのが楽しい。
こんなに色んな感情を出したのは、どれだけぶりだろうか…。
人らしく、自分を出したのは何時ぶりだろう。
貴女が好きだ…死なせたくない…だから…。
誰か………助けて下さい。
「何で泣きそうな顔をしてんのよリュシー!私の美乳に感動したの?
……ふふ、大事な側仕えだからね……貴方の憂い位、私が無くしたるわよ!……任せなさい!」
リュシーは潤んだ目を手で覆い頷く。
死なせるつもりで、この世界に呼んだ令嬢ディアーナ。
いつも心で誰かに助けを求め、何も出来ないでいた。
蛮族ディアーナは、俺を助ける為に令嬢ディアーナが連れて来た、初めてこの世界に現れた救世主ではないのかと。
そんな都合のいい解釈をしてしまう。
「任せとけって!!リュシー!!」
拳を握って力むディアーナの、お花ニップレスがポロリと落ちた。
ディアーナは、銭が勿体ないから野宿で構わないと言ったが、リュシーがもう野宿は絶対に御免です!と断固として拒否をしたからだ。
渋々了解したディアーナを引きずるように連れて、リュシーは宿を探し始めた。
最初に目についた、旅館と言うよりは民宿に近い小さな宿をディアーナが指差す。
「だったら、ここでいーんじゃない?
こぢんまりしていて、ここなら安そうだし…。」
「俺は屋根と壁があって、屋内ならば贅沢は言いません。
…目が覚めたら外ってのだけは勘弁して欲しいのです。」
リュシーの言葉にハイハイと適当な相槌を打ちながら、ディアーナは小さな宿の扉を開けた。
そして、その瞬間ディアーナが固まる。
ディアーナから少し距離を置いて後ろに居たリュシーは、ディアーナの真後ろまで進むとディアーナの肩越しにディアーナが目にしているものを見る。
「…ああ。」
小さな宿のカウンターらしき場所で、宿の女将らしき中年の女性が、娘であろう若い女性を、慰めている。
「チッ…何かのフラグ劇場かよ。うぜぇ。」
ディアーナが舌打ちと共に呟いた言葉を拾ったリュシーは首を傾げる。フラグ?聞いた事が無い。
「ああ、お客さんかい?ちょっと、あんた達も聞いとくれよ!
うちの娘と結婚を約束していた男がさ!他に女が出来たから、うちの娘をいらないって言うんだよ!」
さめざめと泣く若い娘さんと、まくし立てるように説明をしてくる中年の女に対し、ディアーナは心底、面倒臭い!という顔をする。
そもそも、見ず知らずの客にいきなり身内の事情説明とか、そんな話を振るなや!鬱陶しいな!こんちくしょう!
そんな感情が惜しみ隠さず顔に出ている。
「ディアーナ様なら…娘さんのつらい気持ちが分かるのではないですか?
同じ立場を経験した貴女なら…。」
台本通りに進行していく小芝居のような、情感の無い状況。
リュシーの言葉も、台本に添う台詞である。
だが、この小芝居の主演女優は台本を無視する。
「はぁ?分かるわけ無いでしょ。
つか他の女に目移りする時点で、こちらから願い下げだわ。そんなクソは。プチれ。」
「…何を言っているのです?
貴女も殿下に同じ事をされているのでしょう?」
「……ああ…そうね。」
ディアーナは斜め上にあるリュシーの顔をジッと見る。
その視線に気付いたリュシーがディアーナと目を合わせると、ディアーナはニヤリと笑んだ。
リュシーはクラリと、目眩がしそうな錯覚に陥る。
何だろう…この気持ちは……
「彼を取り戻したいの!」
「ちょっと、悪い虫が付いただけさ!ちゃんと、あんたの所に戻ってくるよ!」
泣く娘と、慰める母親の女将。
ディアーナは女将と娘が居るカウンターに行くと、肩掛けカバンからおやつに買ったリンゴを出し、二人の目の前に置いた。
「このリンゴが男だとするでしょ?で、虫が食ったと。
虫食いのリンゴなんか欲しい?私だったら、こんなリンゴはね…
こうよ。」
ダン!!
ディアーナはカウンターに置いたリンゴに、握った拳を振り下ろした。
リンゴは放射状に果汁と破片を飛ばし、芯さえ潰して砕け散った。
ディアーナと女将、その娘は飛んできたリンゴの破片と果汁まみれになり、二人は何が起こったのか理解出来ないようで、茫然とカウンター上に残ったリンゴの破片を見詰めている。
「二度と私の前に姿を見せるな!見せたらプチる!ってね。
………着替え、買っておいて良かったわ。
部屋を借りるから、着替えさせて。」
ディアーナは果汁まみれのままカウンターにある空き部屋の鍵を取り、部屋に向かい歩き出した。
「ディアーナ様……。貴女が…美味しそうです…。」
リュシーは、自分が可笑しな事を口走っているのを分かっていたが、言い留まれなかった。
胸の辺りのシャツを握り、ディアーナを見詰める。
「リュシー、桶に水を用意しといて。身体を拭くわ。」
ディアーナはリュシーの言葉に全く反応をせず、部屋を目指す。
リュシーはハッと我に返るように、カウンターで呆けている女将に話しかけ、桶を用意してもらった。
桶を用意したリュシーがドアをノックし、部屋に入るとディアーナはドアに背を向け、部屋の中央に置かれたベッドに座っていた。
上半身、裸で。
「ディアーナ様ぁ!な、なんて…ああっ…そんな肌を露に!
目のやり場に困ります!」
「うるさいよ、リュシー。早く桶を寄越せ。」
リュシーは片手で目を覆いながら、なるべく、なるべくディアーナの方を見ないようにしてディアーナの座る側のベッドの足元に桶を置く。
見てはいけないと思いつつ、目を覆う手の平の指を少し開いてしまう。
ディアーナは片手で胸を押さえ、長い髪が肌の上に流れて肝心な部分は隠れているものの、露になった二の腕や首筋は充分に扇情的で。
「ディアーナ様……」
「言っとくけど、私に触れようなんてしたらリンゴの刑だからね。」
「うッ」と詰まった声を出して動きの止まったリュシーを無視して、ディアーナは足元の桶を引き寄せ、ザバザバと布を濡らして身体を拭いていく。
「これだと、綺麗に取れないのよねー
…外だったら、川か泉でも見つけて全身洗えるんだけど…。」
野宿も平気、川で水浴びも平気、魔獣やヘビを食べるのも平気……そして、人間離れした身体能力。
なのに魔力が全く無い。
何者?……かと尋ねれば、本人も知らん!と答える。
今のリュシーには、ディアーナの正体を知る術がない。
令嬢の振りをした、蛮族かなんかか?
「貴女は…令嬢らしくないですよね…。」
「リュシーも従者らしくないわよ。
それに、なんで私に殿下を恨ませたいの?
私が傷付いていないと不都合なの?」
ディアーナに「リンゴのようになりたいんかい!」的に脅されたリュシーはディアーナから離れ、ドアに背をもたれさせながら身体を拭くディアーナの背を見ている。
その背中から、強い威圧のオーラを放たれたリュシーは何も言えなくなってしまった。
「殿下がオフィーリアに奪われて、悲しんでいるフリをしようかと思ったのよ。そんな私を望んでるんでしょ?
でも私らしくないからやめたわ。」
リュシーはディアーナの顔を見ないままディアーナと話す。
表情が見えなくても、ディアーナの背中が自分を睨めつけるのが分かる。
「でも、実際に貴女は婚約者を奪われた!オフィーリア様に!」
それは紛れも無い事実。
侯爵令嬢が、子爵令嬢に婚約者を奪われるなど、色恋沙汰を抜きにしても甚だしい侮辱行為だ。
自尊心の高い、侯爵令嬢ディアーナなら許す訳がない。
自尊心の高い侯爵令嬢ディアーナなら………?
「私はリュシーの知っているディアーナではないわよ。
私と殿下は結ばれないのよ。最初から。
私には…私だけを千年以上想い続けてくれた……
レモンタルトがあるのよ。」
「……果物から、菓子に進化しましたね……。」
「違う!そんな美味しい物じゃないんだって!金色いアレは!
変態ストーカーなんだから!」
ディアーナはベッドから立ち上り、拳を握って振り返る。
「ディアーナ様ああっ!!!ふ、膨らみが!見えてますぅぅ!!」
リュシーはドアに背をもたれさせたままズルズルと下がり、ドアの前にうずくまる。
「先はちゃんと隠してるわよ。
部屋に飾ってあったお花のニップレスで。」
「貴女は規格外過ぎて…俺の精神が持ちません……」
俺は…この人に振り回されるのが楽しい。
こんなに色んな感情を出したのは、どれだけぶりだろうか…。
人らしく、自分を出したのは何時ぶりだろう。
貴女が好きだ…死なせたくない…だから…。
誰か………助けて下さい。
「何で泣きそうな顔をしてんのよリュシー!私の美乳に感動したの?
……ふふ、大事な側仕えだからね……貴方の憂い位、私が無くしたるわよ!……任せなさい!」
リュシーは潤んだ目を手で覆い頷く。
死なせるつもりで、この世界に呼んだ令嬢ディアーナ。
いつも心で誰かに助けを求め、何も出来ないでいた。
蛮族ディアーナは、俺を助ける為に令嬢ディアーナが連れて来た、初めてこの世界に現れた救世主ではないのかと。
そんな都合のいい解釈をしてしまう。
「任せとけって!!リュシー!!」
拳を握って力むディアーナの、お花ニップレスがポロリと落ちた。
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