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第五章【番外編━━腐女子山崎めぐみ転生━━】
80#キスなんてチョロいと思ってた。
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抱きすくめられていた身体が離された。
密着し過ぎて見えなかった互いの顔が見える位置で、正面からサイモンに顔を見つめられる。
綺麗に整ったサイモンの顔が間近にある。
「ッ…!」
声が詰まり、言葉が出ない。目線を逸らしてしまう。
直視出来ない、恥ずかしい!!
「君が描いた本の中で俺に抱かれているのは、全てメグミンだと思っていた。」
な、ナンダッテ!?
どーゆーおめでたい思考をしてらっしゃるんだ!あんたは!
「わ、わたし…三つ編みありませんし…口元にもホクロなんて、ありませんし…そもそも男ではありません……とゆーか…あの…」
さりげに、わたしの事をメグミンと呼んでるサイモン…なぜだ…!
サイモンには同人誌に書かれた日本語は読めないハズ!
作者名なんて分からないハズだ!
「そうではない……描かれているのがメグミンではなかったとしても……俺にこうされたいと望む君の本心を、代理させていたのだろう?」
なんつうポジティブ思考!え?ちょっ…そうなの?
わたしの深層心理って、そうなの?
サイモンに、わたしが描いたみたいなエッロい事をされたかったの?わたしが?メグミンが!?
メグミン………
「それ、もしかして…ジャンセン様がサイモン様に、そう言ったのではないですか?
わたしの漫画を描く時の名前を教えたのも…。」
やっと、逸らしていた目線をサイモンに合わせる。
あのエロ創造主様は、ナニかとわたしとサイモンをエエ関係にしたがっていたし。
「まあ確かに、そんな話はされたな…ジャンセン師匠と、姉弟子であるディアーナ様に。」
ジャンセンさんだけでなく、ディアーナにもかよ!
何だよ!姉弟子って!!!ナニしてんだ、ディアーナ!!
お前、自分がフッたサイモンをわたしに押し付ける気か!!
「そして推薦人に、神の御子のレオンハルト様が…」
うおあああ!!推薦人て何だよ!意味わかんねぇ!
神の一族、回りから固めて来たぁ!!マジか!
ヤンキー祭りじゃねぇか!
わたしの純潔、カツアゲされそうだ!!
「……ふふっ…はは、あはははは!!!」
わたしを正面から見詰めていたサイモンが、大爆笑し出した。
わたしの表情が、余程面白かったらしい。
「俺の過去は少しばかり暗く…まぁ、それは勘違いだったのだけれど」
サイモンの設定で、養子に貰われた彼は家族に愛されず、いつも孤独だったってのがあったものね…。
ゲームの世界が終わった後に、サイモンが養子ではなく実はヒールナー伯爵の実子で、正式な跡取りである事が周知された。
それでもゲームの世界が終わってからも暫くは暗かったサイモンだったが、ここ一年位の間に何だか明るくなった。
「仲違いしていた妹と和解出来たり、何だかぎこちない関係になっていたディアーナ様が俺を弟弟子と呼んでくれたり、良いことが少しずつ重なって笑える事が増えたのだが…
中でもメグミン、君の存在は俺の中に咲くヒマワリのようだよ。」
「ヒマワリ…すか、そりゃまた…どでかいっすね…」
わたしのイメージするヒマワリは、日本の田舎にあった大きなヒマワリ。
2メートルを越え、大輪の花を咲かせる。
美しいを通り越してデカイ。態度もデカく見える花だ。
そんな感じのわたし?
「ははっ」
サイモンがまた笑う、目尻に涙を溜めて。どんだけ可笑しいんだよ。
「ああ、どでかいな!
君の飾らない言葉が君の隠し切れてない本心が、俺には楽しい!
そして、俺の心の中を占める君の存在は、本当にどでかいっす、だ!」
ちょっとスケールがでかくて、思考が宇宙にダイブしていた。
かなり呆けた顔をしていたと思う。
きっと、可愛くはなかった。
かなりアホみたいな顔をしていたハズだ。
なのになぜ…
「んっ…ッぁ…ちょ…」
角度を変えながら、何度も深いキスをされているの!?わたし!
エロいエロい!後頭部を持たれちゃって、顔が逃げらんない!
腰も抱かれちゃって身体も逃げらんない!
結果、全然逃げらんない!!
息出来ん!胃に穴が開く!心臓の動きが激し過ぎて死ぬ!
唇が名残を惜しむように、ゆっくり離される。
離された後も、数回小鳥が啄むように唇が触れる。
グッタリと脱力したわたしを解放したサイモンは、わたしをベッドに寝かせて頭を撫で続ける。
撫でられ過ぎてハゲそうだ。
「危険だな…もっともっと欲しくなる…。
さすがに、婚姻関係を結ぶまでは我慢しないとな…。
俺は一旦城に帰るが、明日の昼に迎えに来る。」
サイモンはベッドに横たわるわたしのこめかみに口付け、低く甘い声音でわたしの耳もとに囁く。
「絶対に逃がさない…永遠に俺だけのものだから…愛してる、メグミン。」
メグミン定着したぁ!やめてぇ!迎えにも来なくていー!
サイモンが部屋を出て行った。
あなた…キャラ変わったよね……
いや、惚れたら執着する所とかは変わってないみたいだけど…
何だか明るく、そしてエロくなりましたね。
「シルベルト男爵、良い所へ!ミランダ嬢との婚姻なのだが、年内と言わず、半年内に何とか出来ないだろうか?」
廊下に出たサイモンの声が聞こえる。
期間短くなっとるやないか!!やめてぇ!!寿命縮む!
今日は……
わたしのファーストキス記念日でございます。
前世、イベント帰りにご臨終なさった女子高生だったわたしはキスの経験なんかなかったので…
正真正銘、ファーストキス記念日でございます。
キスねぇ…キス…キスシーンなんて、描きまくってきたわ。
描きまくり過ぎて
「ただのキス位じゃ、つまんないし物足りないわ!もっとハードなの描くわよ!」
なんて、思ってましたけど
キスだけで、じゅうぶんハードです!エロいです!何が物足りないだ!
ふざけた事を言いやがって!
ぶっ飛ばすぞ!過去の自分!
腰が抜けて動けん!
「ミランダ、お前に会いたいと友達だと名乗るお嬢さんが二人来ているのだが…」
自室のベッドでグッタリしている、わたしの所へ兄が顔を出す。
なぜか怯えている…どうした?馬鹿アニキ。
怯える兄の後ろから、ひょっこり顔を出したのはディアーナとオフィーリアさんだった。
ああ、そうか…兄は卒業パーティーで二人を見ている。
オフィーリアさんがレオンハルト様って事も知っているし、「俺の正体を、バラしたらプチるぞ!てめぇら!」がまだ有効みたいだ。
「メグミン、お元気?」
明るく挨拶をしてくれるディアーナに、力なく笑う。
ベッドに横たわるわたしを見て、元気かどうか悟って欲しい…死にそうです。
「元気そうだわね、ちょろ子。」
オフィーリアさん…死にそうなんだってば。ちょろ子もやめて…。
「わざわざ、創造主の御子のレオンハルト様と聖女のディアーナ様がわたしの邸まで…なぜ?」
ベッドから身体を起こしショールを羽織る。
何だか病人みたいじゃないか…。
「他人行儀な呼び方しなくていーわよ!ディアーナって呼んで。
今日はね、メグミンの中に、疑問がいっぱいだろうから分かる範囲で伝えときたくてね……
日本人のメグミンが、異世界であるこの世界に転生したのだって、不思議でしょ?
実はね…師匠……創造主のジャンセンがね、あなたを気に入っちゃったのよね…
実は日本に居た頃からファンだったみたいよ?
あちらでは、ミァちゃんて女子高生だったんだけど。」
ディアーナの言葉に、頭の中の記憶の引き出しを開けまくる。
封印したい、腐女子、オタク、イベント辺りの引き出しをバンバン開ける。
「……!ミァちゃん!!い、いた!その子知ってる!!
わたしの描くサイモンが好きとか言ってた!!
え!?あの子ジャンセンさん!?
わたし、もしかして…わたしをサイモン様とくっ付ける為に……!死なせ…」
ディアーナは首を振った。
「メグミンは、あちらの世界で作られた魂だから、あちらで決められた運命がある。
いくら師匠でも勝手に命を奪うとかしないわよ。
……ただ、いきなり目の前で死なれて、おったまげたと言っていたわ。思わず慌てて魂を捕まえちゃったと。」
おったまげ……たのか……イベントに来ていた創造神…。
「メグミンの漫画読みたさに思わず魂を回収しちゃって此方の世界に連れて来ちゃったから、メグミンはもうあちらの世界に生まれ変わる事が出来なくなってる。
それが悪いなぁって言ってたわ。」
いや、どこの世界に生まれ変わっても…前世の記憶を持ってるなんてそう、無いだろうし……
「ここは地球ではないわ!」とか思ったりしないだろうから…いいんだけど。
密着し過ぎて見えなかった互いの顔が見える位置で、正面からサイモンに顔を見つめられる。
綺麗に整ったサイモンの顔が間近にある。
「ッ…!」
声が詰まり、言葉が出ない。目線を逸らしてしまう。
直視出来ない、恥ずかしい!!
「君が描いた本の中で俺に抱かれているのは、全てメグミンだと思っていた。」
な、ナンダッテ!?
どーゆーおめでたい思考をしてらっしゃるんだ!あんたは!
「わ、わたし…三つ編みありませんし…口元にもホクロなんて、ありませんし…そもそも男ではありません……とゆーか…あの…」
さりげに、わたしの事をメグミンと呼んでるサイモン…なぜだ…!
サイモンには同人誌に書かれた日本語は読めないハズ!
作者名なんて分からないハズだ!
「そうではない……描かれているのがメグミンではなかったとしても……俺にこうされたいと望む君の本心を、代理させていたのだろう?」
なんつうポジティブ思考!え?ちょっ…そうなの?
わたしの深層心理って、そうなの?
サイモンに、わたしが描いたみたいなエッロい事をされたかったの?わたしが?メグミンが!?
メグミン………
「それ、もしかして…ジャンセン様がサイモン様に、そう言ったのではないですか?
わたしの漫画を描く時の名前を教えたのも…。」
やっと、逸らしていた目線をサイモンに合わせる。
あのエロ創造主様は、ナニかとわたしとサイモンをエエ関係にしたがっていたし。
「まあ確かに、そんな話はされたな…ジャンセン師匠と、姉弟子であるディアーナ様に。」
ジャンセンさんだけでなく、ディアーナにもかよ!
何だよ!姉弟子って!!!ナニしてんだ、ディアーナ!!
お前、自分がフッたサイモンをわたしに押し付ける気か!!
「そして推薦人に、神の御子のレオンハルト様が…」
うおあああ!!推薦人て何だよ!意味わかんねぇ!
神の一族、回りから固めて来たぁ!!マジか!
ヤンキー祭りじゃねぇか!
わたしの純潔、カツアゲされそうだ!!
「……ふふっ…はは、あはははは!!!」
わたしを正面から見詰めていたサイモンが、大爆笑し出した。
わたしの表情が、余程面白かったらしい。
「俺の過去は少しばかり暗く…まぁ、それは勘違いだったのだけれど」
サイモンの設定で、養子に貰われた彼は家族に愛されず、いつも孤独だったってのがあったものね…。
ゲームの世界が終わった後に、サイモンが養子ではなく実はヒールナー伯爵の実子で、正式な跡取りである事が周知された。
それでもゲームの世界が終わってからも暫くは暗かったサイモンだったが、ここ一年位の間に何だか明るくなった。
「仲違いしていた妹と和解出来たり、何だかぎこちない関係になっていたディアーナ様が俺を弟弟子と呼んでくれたり、良いことが少しずつ重なって笑える事が増えたのだが…
中でもメグミン、君の存在は俺の中に咲くヒマワリのようだよ。」
「ヒマワリ…すか、そりゃまた…どでかいっすね…」
わたしのイメージするヒマワリは、日本の田舎にあった大きなヒマワリ。
2メートルを越え、大輪の花を咲かせる。
美しいを通り越してデカイ。態度もデカく見える花だ。
そんな感じのわたし?
「ははっ」
サイモンがまた笑う、目尻に涙を溜めて。どんだけ可笑しいんだよ。
「ああ、どでかいな!
君の飾らない言葉が君の隠し切れてない本心が、俺には楽しい!
そして、俺の心の中を占める君の存在は、本当にどでかいっす、だ!」
ちょっとスケールがでかくて、思考が宇宙にダイブしていた。
かなり呆けた顔をしていたと思う。
きっと、可愛くはなかった。
かなりアホみたいな顔をしていたハズだ。
なのになぜ…
「んっ…ッぁ…ちょ…」
角度を変えながら、何度も深いキスをされているの!?わたし!
エロいエロい!後頭部を持たれちゃって、顔が逃げらんない!
腰も抱かれちゃって身体も逃げらんない!
結果、全然逃げらんない!!
息出来ん!胃に穴が開く!心臓の動きが激し過ぎて死ぬ!
唇が名残を惜しむように、ゆっくり離される。
離された後も、数回小鳥が啄むように唇が触れる。
グッタリと脱力したわたしを解放したサイモンは、わたしをベッドに寝かせて頭を撫で続ける。
撫でられ過ぎてハゲそうだ。
「危険だな…もっともっと欲しくなる…。
さすがに、婚姻関係を結ぶまでは我慢しないとな…。
俺は一旦城に帰るが、明日の昼に迎えに来る。」
サイモンはベッドに横たわるわたしのこめかみに口付け、低く甘い声音でわたしの耳もとに囁く。
「絶対に逃がさない…永遠に俺だけのものだから…愛してる、メグミン。」
メグミン定着したぁ!やめてぇ!迎えにも来なくていー!
サイモンが部屋を出て行った。
あなた…キャラ変わったよね……
いや、惚れたら執着する所とかは変わってないみたいだけど…
何だか明るく、そしてエロくなりましたね。
「シルベルト男爵、良い所へ!ミランダ嬢との婚姻なのだが、年内と言わず、半年内に何とか出来ないだろうか?」
廊下に出たサイモンの声が聞こえる。
期間短くなっとるやないか!!やめてぇ!!寿命縮む!
今日は……
わたしのファーストキス記念日でございます。
前世、イベント帰りにご臨終なさった女子高生だったわたしはキスの経験なんかなかったので…
正真正銘、ファーストキス記念日でございます。
キスねぇ…キス…キスシーンなんて、描きまくってきたわ。
描きまくり過ぎて
「ただのキス位じゃ、つまんないし物足りないわ!もっとハードなの描くわよ!」
なんて、思ってましたけど
キスだけで、じゅうぶんハードです!エロいです!何が物足りないだ!
ふざけた事を言いやがって!
ぶっ飛ばすぞ!過去の自分!
腰が抜けて動けん!
「ミランダ、お前に会いたいと友達だと名乗るお嬢さんが二人来ているのだが…」
自室のベッドでグッタリしている、わたしの所へ兄が顔を出す。
なぜか怯えている…どうした?馬鹿アニキ。
怯える兄の後ろから、ひょっこり顔を出したのはディアーナとオフィーリアさんだった。
ああ、そうか…兄は卒業パーティーで二人を見ている。
オフィーリアさんがレオンハルト様って事も知っているし、「俺の正体を、バラしたらプチるぞ!てめぇら!」がまだ有効みたいだ。
「メグミン、お元気?」
明るく挨拶をしてくれるディアーナに、力なく笑う。
ベッドに横たわるわたしを見て、元気かどうか悟って欲しい…死にそうです。
「元気そうだわね、ちょろ子。」
オフィーリアさん…死にそうなんだってば。ちょろ子もやめて…。
「わざわざ、創造主の御子のレオンハルト様と聖女のディアーナ様がわたしの邸まで…なぜ?」
ベッドから身体を起こしショールを羽織る。
何だか病人みたいじゃないか…。
「他人行儀な呼び方しなくていーわよ!ディアーナって呼んで。
今日はね、メグミンの中に、疑問がいっぱいだろうから分かる範囲で伝えときたくてね……
日本人のメグミンが、異世界であるこの世界に転生したのだって、不思議でしょ?
実はね…師匠……創造主のジャンセンがね、あなたを気に入っちゃったのよね…
実は日本に居た頃からファンだったみたいよ?
あちらでは、ミァちゃんて女子高生だったんだけど。」
ディアーナの言葉に、頭の中の記憶の引き出しを開けまくる。
封印したい、腐女子、オタク、イベント辺りの引き出しをバンバン開ける。
「……!ミァちゃん!!い、いた!その子知ってる!!
わたしの描くサイモンが好きとか言ってた!!
え!?あの子ジャンセンさん!?
わたし、もしかして…わたしをサイモン様とくっ付ける為に……!死なせ…」
ディアーナは首を振った。
「メグミンは、あちらの世界で作られた魂だから、あちらで決められた運命がある。
いくら師匠でも勝手に命を奪うとかしないわよ。
……ただ、いきなり目の前で死なれて、おったまげたと言っていたわ。思わず慌てて魂を捕まえちゃったと。」
おったまげ……たのか……イベントに来ていた創造神…。
「メグミンの漫画読みたさに思わず魂を回収しちゃって此方の世界に連れて来ちゃったから、メグミンはもうあちらの世界に生まれ変わる事が出来なくなってる。
それが悪いなぁって言ってたわ。」
いや、どこの世界に生まれ変わっても…前世の記憶を持ってるなんてそう、無いだろうし……
「ここは地球ではないわ!」とか思ったりしないだろうから…いいんだけど。
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