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第二章【王太子と海の巫女】
40#儚く健気で守ってあげたい程ウザい。
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ジャンセンから信じられない告白を受けた私は頭を抱えて項垂れてしまった。
国王陛下である父の前に彼女を放り出して、何の説明も無くその場を去ったと……。
非道いにも程が無いか?神のクセに。
「では、ウィリア嬢は今、王城でどういう扱いを…?」
城に放り出して来ただなんて…しかも玉座の前に。
国王陛下以外にも宰相を始め、多くの国の重鎮や近衛兵などの居る場にいきなり投げ出された彼女は、どの様に思われたのであろう。
私の添えた書簡を読んでくれていたとしても…。
彼女自身も被害者であったとはいえ、巫女である彼女は魔物を生んだ町の権力者でもあり、父や母を殺害した町の長達と共に長年、悪行を隠し続けた。
それゆえに犯罪者の一人として扱われていたら…。
「私に聞かれても困ります。知りませんよ、そんなの。」
私の質問に、面倒臭そうにジャンセンが答える。
「だから、一緒に来いって言ってんじゃないですか。」
え?そんな事言われてた?
「えっ!!」
スティーヴンはジャンセンに襟首を掴まれると、そのまま転移魔法を使われた。
そして、玉座の前に乱暴に放り出された。
本当に放り出されたので、みっともなく一回転がった挙げ句に尻もちをついてしまった。
「うおっ!す、スティーヴン?スティーヴンか!?」
「ち、父上…?」
よつん這いで、痛む臀部を撫でながら久しぶりの父との対面…。
玉座の前で、こんな姿を晒させんなよ!創造主!
「し、失礼を…陛下の御前で…。」
慌てて立ち上がり、右手を胸の前に出して膝を折る姿勢を取る。
「玉座の前とは言え正式な場では無いのだ。気にせずとも良い。
…久しぶりだな、スティーヴン…元気そうだな…。」
「はい、父上もお変わりなく…あの、それで実は…。」
「感動のご対面は、私が居なくなってからにしてくれません?
て、言うかもぉ帰りますけど。」
ジャンセンは身体を消しかける。
「ちょ!ジャンセン!私は、レオンハルト殿達の元にどうやって帰れば…!」
「転移魔法で帰れば?何度も迎えに来るの面倒臭いから、使えるようにしときますよ。
あの二人が居る場所と、城の行き来だけ出来るように。」
それは…私にウィリア嬢の世話と、あの二人の世話をしろと…?
「頼みましたよ、おかん。」
だから!!神の御子と神の娘!
身内に変な言葉を流行らせるんじゃない!
ジャンセンは、国王と私の前で掻き消す様に消えて居なくなった。
玉座の間には、私達の他にも何人か居たのだが…。
強い威圧を受けたようで、誰もジャンセンに対して何者だとか追及出来なかったようだ。
「あの者が…そ………であると?」
父は、信じられないが信じるしか無いのかみたいな、複雑な顔をしている。
「父上、書簡にも書きましたが…名前を呼ばないで下さいね。
プチっとしに来ますから。
…レオンハルト殿より恐ろしく…そして、面倒臭い方です…。」
面倒臭い方と言うか、面倒臭がりと言うか…。
面倒事をすべて私に押し付けるのはやめて欲しい。
「ところで父上、ウィリア嬢なのですが…今、どのような扱いを…?まさか、牢にとか…。」
「……お前の書簡に、俺の女だからと書かれていたからな。
とりあえず…お前の部屋にいる…。」
なんか、とんでもない言葉を聞いた。
「俺の女!?わ、私が!そんな事を書くわけ無いじゃないですか!」
「分かっておるが、だったら書いたのはあの方なんだろう!?
無視するなど恐ろしくて出来んわ!」
ああ…!くそぅ! 書き方や、言い回しを私に似せる気が全くないあたり、ジャンセンしかいない…!
しかも、俺の女って!レオンハルト殿がディアーナ嬢に言っていた言葉を使い回して…!
何だ、あの父親!
息子や娘の、ろくでもない言葉を使い回しやがって!
久しぶりに帰った城内を懐かしむ余裕もなく、私は自室へと走る。
途中、懐かしい見知った顔を何人か見たが、足を止める余裕等無かった。
自室の前に着くとドアをノックする。
「ウィリアさん、私です。…スティーヴンです。」
返事は無かったが、静かにドアが開く。
中から顔を覗かせたウィリアの表情は憔悴していた。
「…殿下…申し訳ございません…。
わたくし…殿下にご迷惑をお掛けするつもりでは…無かったんです…。」
ウィリアは頭を深く深く下げ、震えていた。
食事をあまり摂ってないのか、少しやつれた様にも見える。
彼女の姿は、初めて逢った時の艶やかな女でも、鍾乳洞で泣きじゃくっていた幼い少女のようでもなく
脆く儚げで弱々しい、手折ればすぐ枯れてしまうけなげな花のようだった。
「いや…私の方こそ…まさか、こんな事に、なっているとは思ってなかった…すまない。」
鍾乳洞の件から10日…。
ジャンセンに無理矢理連れて来られた彼女は私の部屋に案内され、ただただ、そこで時間を費やした。
城内である事で、部屋を出て勝手に歩き回る事も出来ず、侍女をつける事も断り誰と話す事もせず、自身を責めて責めて時間を費やした。
「もう…良いのです、殿下…。
わたくしを、あの町に戻してください…町の長達が処罰を受けるならば、わたくしも…。」
「何を言う!君が何の罪を犯した?幼い君が、自身を守るには言いなりになるしか無かったのだろう!?」
「それでも、わたくしは…父と母を見殺しにした…。
そして、父と母を殺した者達の…言いなりの奴隷みたいなものだったのですもの…。」
私は今…変な事を考えている。
この状況で、こんな事考えるのは間違いだと分かっているのだが…。
私の前で傷付き、震えて涙する…。
何だか守ってあげたくなる…。
女の子って、こんなのが普通だよね!?
私の感覚が、もう異常なんだと思うが…こう…大切にして、守ってあげたくなるような…これが、女の子ってもんだよね!?
間違っても
『暴れまわるから止めなくちゃ、手が回らなくなる前に!だって、女の子ってそんなもんだよね!』…じゃないよね!?
かつての婚約者の貴族令嬢が、アホみたいに好戦的になっていたり、
かつての想い人が、男だった事を抜きにしても剣を抜いて「プチるわ」と、アッサリ人の首を斬っちゃうような恐ろしい少女だったり…。
私の中の普通の女の子が何なのか、分からなくなりつつあったんだけど…なんか安心した…。
「ねえ、ウィリアさん。今、私が一番思うのは…君、レオンハルト殿とお付き合いしていたら、身が持たなかったと思うよ?」
ウィリア嬢は訝しげな顔を私に向けた。
急に何を言ってるの?とでも言いたげに。
「言いたい事は分かりますわ。
…レオンハルト様は、わたくしが想像していたより恐ろしい方だと。
…それは、ディアーナ様がお倒れになった時に分かりました。」
「プチプチ言ってたからね。」
「なんですの…?プチって…いえ、なんとなく分かってはいますけど…。分かりたくないと言いますか…。」
私は少し考えるそぶりを見せてから小さく頷くと、ウィリア嬢の手を取った。
「君が自分を責めている事が小さく見えるような、そんな場所に行こう!」
「え…?どういう事…きゃっ!」
私はウィリア嬢の手を取ったまま、ジャンセンが与えてくれたらしい転移魔法を使った。
「あ、ほんとに使えた!」と思った事は内緒だが。
転移した我々二人は暗い森の入り口、私がジャンセンに連れ去られる数時間前まで夜営の準備をしていた場所に出た。
「「「「……………」」」」
我々二人と、レオンハルト殿とディアーナ嬢の四人は、焚き火を挟んで無言でそれぞれを見た。
焚き火の前には、レオンハルト殿の膝の上に横向きで座るディアーナ嬢。
……イチャイチャしてんのか……と思ったら、微妙に違っていた。
レオンハルト殿、空気椅子中。そこに座るディアーナ嬢…。
え、これ何かの罰!?
「あら殿下!…と、ウィリアさん?」
ディアーナ嬢はレオンハルト殿の膝から降りると、ウィリア嬢の前に来た。
「ウィリアさん何だか、やつれてません?大丈夫ですの?」
ウィリア嬢は、ディアーナ嬢の手が顔に触れると涙を溢し始めた。
「ディアーナ様…ディアーナ様には…母が…申し訳ございませんでした…あのように危険な目に…わたくしのせいで…」
ディアーナ嬢が私の顔を見る。私は頷く。
彼女が憔悴している理由、それは強い罪悪感。
「それ、なんで?ウィリアさん、何にも悪い事してないのに?
第一、あれはウィリアさんのお母様じゃないじゃん。」
「それでも…わたくしは…わたくしの母が…」
「あああっ!うっぜ!!」
ディアーナ嬢はウィリア嬢の言葉を遮り、仁王立ちで腰に手を当て、ウィリア嬢を睨みつけた。
「ヘタレか!うぜぇ!!」
出た……ディアーナ嬢の口癖。
国王陛下である父の前に彼女を放り出して、何の説明も無くその場を去ったと……。
非道いにも程が無いか?神のクセに。
「では、ウィリア嬢は今、王城でどういう扱いを…?」
城に放り出して来ただなんて…しかも玉座の前に。
国王陛下以外にも宰相を始め、多くの国の重鎮や近衛兵などの居る場にいきなり投げ出された彼女は、どの様に思われたのであろう。
私の添えた書簡を読んでくれていたとしても…。
彼女自身も被害者であったとはいえ、巫女である彼女は魔物を生んだ町の権力者でもあり、父や母を殺害した町の長達と共に長年、悪行を隠し続けた。
それゆえに犯罪者の一人として扱われていたら…。
「私に聞かれても困ります。知りませんよ、そんなの。」
私の質問に、面倒臭そうにジャンセンが答える。
「だから、一緒に来いって言ってんじゃないですか。」
え?そんな事言われてた?
「えっ!!」
スティーヴンはジャンセンに襟首を掴まれると、そのまま転移魔法を使われた。
そして、玉座の前に乱暴に放り出された。
本当に放り出されたので、みっともなく一回転がった挙げ句に尻もちをついてしまった。
「うおっ!す、スティーヴン?スティーヴンか!?」
「ち、父上…?」
よつん這いで、痛む臀部を撫でながら久しぶりの父との対面…。
玉座の前で、こんな姿を晒させんなよ!創造主!
「し、失礼を…陛下の御前で…。」
慌てて立ち上がり、右手を胸の前に出して膝を折る姿勢を取る。
「玉座の前とは言え正式な場では無いのだ。気にせずとも良い。
…久しぶりだな、スティーヴン…元気そうだな…。」
「はい、父上もお変わりなく…あの、それで実は…。」
「感動のご対面は、私が居なくなってからにしてくれません?
て、言うかもぉ帰りますけど。」
ジャンセンは身体を消しかける。
「ちょ!ジャンセン!私は、レオンハルト殿達の元にどうやって帰れば…!」
「転移魔法で帰れば?何度も迎えに来るの面倒臭いから、使えるようにしときますよ。
あの二人が居る場所と、城の行き来だけ出来るように。」
それは…私にウィリア嬢の世話と、あの二人の世話をしろと…?
「頼みましたよ、おかん。」
だから!!神の御子と神の娘!
身内に変な言葉を流行らせるんじゃない!
ジャンセンは、国王と私の前で掻き消す様に消えて居なくなった。
玉座の間には、私達の他にも何人か居たのだが…。
強い威圧を受けたようで、誰もジャンセンに対して何者だとか追及出来なかったようだ。
「あの者が…そ………であると?」
父は、信じられないが信じるしか無いのかみたいな、複雑な顔をしている。
「父上、書簡にも書きましたが…名前を呼ばないで下さいね。
プチっとしに来ますから。
…レオンハルト殿より恐ろしく…そして、面倒臭い方です…。」
面倒臭い方と言うか、面倒臭がりと言うか…。
面倒事をすべて私に押し付けるのはやめて欲しい。
「ところで父上、ウィリア嬢なのですが…今、どのような扱いを…?まさか、牢にとか…。」
「……お前の書簡に、俺の女だからと書かれていたからな。
とりあえず…お前の部屋にいる…。」
なんか、とんでもない言葉を聞いた。
「俺の女!?わ、私が!そんな事を書くわけ無いじゃないですか!」
「分かっておるが、だったら書いたのはあの方なんだろう!?
無視するなど恐ろしくて出来んわ!」
ああ…!くそぅ! 書き方や、言い回しを私に似せる気が全くないあたり、ジャンセンしかいない…!
しかも、俺の女って!レオンハルト殿がディアーナ嬢に言っていた言葉を使い回して…!
何だ、あの父親!
息子や娘の、ろくでもない言葉を使い回しやがって!
久しぶりに帰った城内を懐かしむ余裕もなく、私は自室へと走る。
途中、懐かしい見知った顔を何人か見たが、足を止める余裕等無かった。
自室の前に着くとドアをノックする。
「ウィリアさん、私です。…スティーヴンです。」
返事は無かったが、静かにドアが開く。
中から顔を覗かせたウィリアの表情は憔悴していた。
「…殿下…申し訳ございません…。
わたくし…殿下にご迷惑をお掛けするつもりでは…無かったんです…。」
ウィリアは頭を深く深く下げ、震えていた。
食事をあまり摂ってないのか、少しやつれた様にも見える。
彼女の姿は、初めて逢った時の艶やかな女でも、鍾乳洞で泣きじゃくっていた幼い少女のようでもなく
脆く儚げで弱々しい、手折ればすぐ枯れてしまうけなげな花のようだった。
「いや…私の方こそ…まさか、こんな事に、なっているとは思ってなかった…すまない。」
鍾乳洞の件から10日…。
ジャンセンに無理矢理連れて来られた彼女は私の部屋に案内され、ただただ、そこで時間を費やした。
城内である事で、部屋を出て勝手に歩き回る事も出来ず、侍女をつける事も断り誰と話す事もせず、自身を責めて責めて時間を費やした。
「もう…良いのです、殿下…。
わたくしを、あの町に戻してください…町の長達が処罰を受けるならば、わたくしも…。」
「何を言う!君が何の罪を犯した?幼い君が、自身を守るには言いなりになるしか無かったのだろう!?」
「それでも、わたくしは…父と母を見殺しにした…。
そして、父と母を殺した者達の…言いなりの奴隷みたいなものだったのですもの…。」
私は今…変な事を考えている。
この状況で、こんな事考えるのは間違いだと分かっているのだが…。
私の前で傷付き、震えて涙する…。
何だか守ってあげたくなる…。
女の子って、こんなのが普通だよね!?
私の感覚が、もう異常なんだと思うが…こう…大切にして、守ってあげたくなるような…これが、女の子ってもんだよね!?
間違っても
『暴れまわるから止めなくちゃ、手が回らなくなる前に!だって、女の子ってそんなもんだよね!』…じゃないよね!?
かつての婚約者の貴族令嬢が、アホみたいに好戦的になっていたり、
かつての想い人が、男だった事を抜きにしても剣を抜いて「プチるわ」と、アッサリ人の首を斬っちゃうような恐ろしい少女だったり…。
私の中の普通の女の子が何なのか、分からなくなりつつあったんだけど…なんか安心した…。
「ねえ、ウィリアさん。今、私が一番思うのは…君、レオンハルト殿とお付き合いしていたら、身が持たなかったと思うよ?」
ウィリア嬢は訝しげな顔を私に向けた。
急に何を言ってるの?とでも言いたげに。
「言いたい事は分かりますわ。
…レオンハルト様は、わたくしが想像していたより恐ろしい方だと。
…それは、ディアーナ様がお倒れになった時に分かりました。」
「プチプチ言ってたからね。」
「なんですの…?プチって…いえ、なんとなく分かってはいますけど…。分かりたくないと言いますか…。」
私は少し考えるそぶりを見せてから小さく頷くと、ウィリア嬢の手を取った。
「君が自分を責めている事が小さく見えるような、そんな場所に行こう!」
「え…?どういう事…きゃっ!」
私はウィリア嬢の手を取ったまま、ジャンセンが与えてくれたらしい転移魔法を使った。
「あ、ほんとに使えた!」と思った事は内緒だが。
転移した我々二人は暗い森の入り口、私がジャンセンに連れ去られる数時間前まで夜営の準備をしていた場所に出た。
「「「「……………」」」」
我々二人と、レオンハルト殿とディアーナ嬢の四人は、焚き火を挟んで無言でそれぞれを見た。
焚き火の前には、レオンハルト殿の膝の上に横向きで座るディアーナ嬢。
……イチャイチャしてんのか……と思ったら、微妙に違っていた。
レオンハルト殿、空気椅子中。そこに座るディアーナ嬢…。
え、これ何かの罰!?
「あら殿下!…と、ウィリアさん?」
ディアーナ嬢はレオンハルト殿の膝から降りると、ウィリア嬢の前に来た。
「ウィリアさん何だか、やつれてません?大丈夫ですの?」
ウィリア嬢は、ディアーナ嬢の手が顔に触れると涙を溢し始めた。
「ディアーナ様…ディアーナ様には…母が…申し訳ございませんでした…あのように危険な目に…わたくしのせいで…」
ディアーナ嬢が私の顔を見る。私は頷く。
彼女が憔悴している理由、それは強い罪悪感。
「それ、なんで?ウィリアさん、何にも悪い事してないのに?
第一、あれはウィリアさんのお母様じゃないじゃん。」
「それでも…わたくしは…わたくしの母が…」
「あああっ!うっぜ!!」
ディアーナ嬢はウィリア嬢の言葉を遮り、仁王立ちで腰に手を当て、ウィリア嬢を睨みつけた。
「ヘタレか!うぜぇ!!」
出た……ディアーナ嬢の口癖。
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