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第一章【悪役令嬢ディアーナに転生】
36#霞む月と煌々と輝く月。
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「なに乳繰り合ってるんですか。」
テントの幕を上げて中を覗くジャンセンとスティーヴン。
ディアーナとレオンハルトは、簡易ベッドの上で重なったまま動きが止まっている。
━━こ、こんな所!師匠と殿下に見られっ……!
わぁあ!服、脱がされる前で良かった!━━
「あなたはケダモノですか?こんな所を大切な人の初めての場所にしないであげなさい。」
ジャンセンはテントの中に入って来ると、レオンハルトの肩を掴んでディアーナからベリッと引っ剥がした。
「あなたの浄化がちゃんと出来てないから、残ったみみっちい瘴気から、タコとイカの魔獣が出たそうですよ。
カニやウニの魔獣が出る前に、さっさと浄化して来なさい。」
「ジャンセン!てめぇ~!」
ホッとしたディアーナが思う。
何だ、そのシーフード的な魔獣は…
引き剥がされたレオンハルトは、ジャンセンを睨み付けるが、ジャンセンは満足げに頬笑んだ。
「今なら少しは回復してるんでしょ?肌艶よくなって…ハッ!」
最期は悪態をつくジャンセンに言われて、レオンハルトの身体を見ると、確かに肌の亀裂が薄くなっている。
…キス…のせいかしら?
思わず顔が赤くなる。
「姫さん、レオンハルト様に付いてってあげなさい。」
「は、はい?私?何の役にも立てませんが?」
「…いいから行けっつーの!命令だ!」
「い、イエッサー!」
魔法も剣も使えないし邪魔にしかならないと思うけど、師匠命令なので…。
師匠命令は、絶対命令なので、逆らえないディアーナはレオンハルトに付いて行った。
テントに残されたスティーヴンは、ジャンセンと二人きりになった。
スティーヴンはジャンセンと目を合わせないようにしている。…怖いので…。
「そんなに怖がらなくても、もう何もしませんよ…。
私、今すごく機嫌がいいんです。
私の大事なあの子が、やっと彼女を手に入れられたのだから…。」
ん…? こないだ言っていた、守りたいあの子って…レオンハルト殿だったのか?
まるで自分の子みたいな言い方をする…な…。
子…!もしかしたら…!!
「…あなたは…まさか!!そっ、創…!!むぐ!」
「私の正体など、どうでもよろしい。」
ジャンセンはスティーヴンの口を手の平で塞ぐと、嬉しそうに笑んだ。
「イカー!タコー!このタコー!エビいたー!」
ジャンセンに言われて仕方なく入江に来たディアーナは、剣を振り回しながらイカやタコの魔獣とじゃれているレオンハルトを見ている。
その手には、既に息絶えた大きなイカとタコを握りしめ。
「レオンハルト様、明日のご飯は手に入れましたんで、もうバーンと終わらせて下さい!」
「ば、バーンと!?それ、すっげ魔力消費して浄化しろって意味だよね!?
俺、砕けちまうんだけど!」
「ヒットポイント1くらいで何とか耐えて下さい!」
「無茶言うなー!!」
夜が明けかけ、空が白んで来る頃、入江の近くの柔らかな草地にディアーナは座っていた。
膝の上には眠るレオンハルトの頭を乗せ、ディアーナはその髪を優しく撫でている。
ディアーナに言われて、バーンと浄化魔法を使ったレオンハルトは、バーンと直立不動のまま倒れた。
幸い、砕け散る事は無かったが、レオンハルトの身体の亀裂はやや深くなっている。
浄化魔法の力加減を間違えれば、本当に砕け散っていたかも知れない。
「ディアーナ……」
ディアーナに膝枕をされていたレオンハルトが薄く目を開く。
「お帰りなさい、レオン…。」
「夢…?」
「夢じゃないわ。」
「ディアーナ…なんで、裸…」
「あなたと、同じ時をいつまでも一緒に過ごしたいから。
もう先に逝くのも、砕け散られるのもゴメンですもの。」
生まれたままの姿のディアーナは美しかった。
まだ昇りきっていない太陽に海岸線が白く縁取られ、空の月は白く霞んでいる。
「俺の月は…ここに居る。…ディアーナ…愛している。」
レオンハルトがディアーナの頬を撫で、指先に夜色の藍の髪を絡める。
「あなたは、私の太陽ね…レオン。」
クスクスと笑って、ディアーナはレオンハルトに身体を預ける。
口付けを交わし、手の平を重ね、二人が心も身体も重なりひとつとなった刻。
二人は白い白い世界に居た。
「………えーっと、私たち…その……途中…だった……」
ここ、覚えてる。夢で来たもの。
凄い口の悪い私が居た場所。
真っ白な世界。
でも今回は夢ではなく、現実に自分の足でこの場に立っている。
あ、どこ○○ドア開いてるわ。
レオンハルトの方に目をやると、魂が抜けたように茫然とした後、頭をガシガシと掻きむしりだした。
「あー!!最中だったっつの!今からもっとこう、色々と……!」
「黙れ!でかい声で言うな!馬鹿!」
ディアーナが真っ赤になってかぶせる様に大声を出す。
どうやら、事の最中に二人一緒に白い世界に飛ばされたらしい。
こちらに飛ばされた段階で、二人とも衣服を着けていたので、ディアーナ的にはホッとしている。
ただ、夢で見た時と違うのが、あの口の悪いディアーナ似の美人はおらず、その美人が着ていた白いドレスを自分が着ているという…。
「邪魔するつもりは無かったんだけどね。まぁ、この先好きなだけすればいいんだから。」
何気にスゴい事をサラっと言う、師匠。
「……え!!?し、師匠!?何で、ここに!?…あ!」
「ぁあ゛!?」
同じタイミングで、レオンハルトも気付いたようだ。
「親父かよ!」「お父様!!」
「「あんた、ナニやってんだ!!」」
二人ハモった。
目の前に立つジャンセンは、今まで見てきたジャンセンなのに、醸し出されるオーラは唯一神そのものだ。
ジャンセンは、この世界の創造主であった。
いや本当、あんた、ナニやってんだ!おとん!
「ディアーナがね、それはもう…怖い位に私を脅してね…ぶん殴るって言うから。
ちゃんとした転生と転移をさせろって…。私も、したくてしてるんじゃなかったのに…。」
おおお、初めて見る怯え気味な師匠。
よほど怖かったんだな、ディアーナ!私かい!
「だから、今回は色々頑張ったのよ?こちらに来るように道を作ったりね。」
ジャンセンの姿は、制服姿の一人の少女になっていた。
「えっ!ミァちゃん!?」
香月と同じ高校に通う、乙女ゲームを貸してくれた親友だ。
「ディアーナの魂は、レオンハルトを求めて転生するんだけど、そこに規則性は無く、いつどこに生まれるか分からないの。
その魂を追いかけさせて私はレオンを転移させるんだけど…その際の姿や時間軸にまで関与は出来なかったの、今までは。」
ミァちゃんの手には、香月が死ぬ直前にやっていたゲームがあった。
「だから、ディアーナの魂を導いたの。
この世界が、貴女が居るべき本当の世界だと、思い出させたのよ。」
久しぶりに見た親友の姿に、ディアーナの目が潤む。
私達のために…一生懸命…頑張ってくれたのね…。
ミァちゃん…ありがとう…。
「いや、ディア騙されんなよ?ジャンセンだぞ?
アイツで考えたら、やたらディアの事を危険な目に遭わせてたよな?」
レオンハルトの言い分に、ハタと考える。
人身売買組織に拐われたのはジャンセンが仕組んだらしい事、蛇女に拐われた時もジャンセンの力があれば、あんな危険な目に遭う前に簡単に助かっていたかも…?
「そ、そこはほら…香月ちゃんが危険な目にあえば、レオン様が助けて…いい雰囲気になるかもと思ったんだけど…香月ちゃん、想像以上にたくましくて…」
視線を逸らしたミァちゃんは、ダラダラと冷や汗をかいている。
そう言えば助けを求めて怯えたりなんて、無かったわね…
それはゴメン…。
「とにかく、これからディアーナはレオンハルトと同じ、歳をとらないし、死なない身体になったのよ。
人間ではなく、神に名を連ねる者に…。
死ねない事が辛いと思う日が来るかも知れない…後悔しない?」
ミァちゃんは、心配そうに尋ねる。
「それは大丈夫よ!私にはレオンが居るもの!うざいしヘタレだけど!」
レオンハルトが「ひでぇ!」とわめいている。
だって、これこそが私が千年以上望んだものだもの!
レオンの隣で共に生きていく。
この世に生み出された時から望んでいた事だわ!
私は令嬢らしくカーテシーをして微笑んだ。
「ごめんあそばせ?ふふふ」
テントの幕を上げて中を覗くジャンセンとスティーヴン。
ディアーナとレオンハルトは、簡易ベッドの上で重なったまま動きが止まっている。
━━こ、こんな所!師匠と殿下に見られっ……!
わぁあ!服、脱がされる前で良かった!━━
「あなたはケダモノですか?こんな所を大切な人の初めての場所にしないであげなさい。」
ジャンセンはテントの中に入って来ると、レオンハルトの肩を掴んでディアーナからベリッと引っ剥がした。
「あなたの浄化がちゃんと出来てないから、残ったみみっちい瘴気から、タコとイカの魔獣が出たそうですよ。
カニやウニの魔獣が出る前に、さっさと浄化して来なさい。」
「ジャンセン!てめぇ~!」
ホッとしたディアーナが思う。
何だ、そのシーフード的な魔獣は…
引き剥がされたレオンハルトは、ジャンセンを睨み付けるが、ジャンセンは満足げに頬笑んだ。
「今なら少しは回復してるんでしょ?肌艶よくなって…ハッ!」
最期は悪態をつくジャンセンに言われて、レオンハルトの身体を見ると、確かに肌の亀裂が薄くなっている。
…キス…のせいかしら?
思わず顔が赤くなる。
「姫さん、レオンハルト様に付いてってあげなさい。」
「は、はい?私?何の役にも立てませんが?」
「…いいから行けっつーの!命令だ!」
「い、イエッサー!」
魔法も剣も使えないし邪魔にしかならないと思うけど、師匠命令なので…。
師匠命令は、絶対命令なので、逆らえないディアーナはレオンハルトに付いて行った。
テントに残されたスティーヴンは、ジャンセンと二人きりになった。
スティーヴンはジャンセンと目を合わせないようにしている。…怖いので…。
「そんなに怖がらなくても、もう何もしませんよ…。
私、今すごく機嫌がいいんです。
私の大事なあの子が、やっと彼女を手に入れられたのだから…。」
ん…? こないだ言っていた、守りたいあの子って…レオンハルト殿だったのか?
まるで自分の子みたいな言い方をする…な…。
子…!もしかしたら…!!
「…あなたは…まさか!!そっ、創…!!むぐ!」
「私の正体など、どうでもよろしい。」
ジャンセンはスティーヴンの口を手の平で塞ぐと、嬉しそうに笑んだ。
「イカー!タコー!このタコー!エビいたー!」
ジャンセンに言われて仕方なく入江に来たディアーナは、剣を振り回しながらイカやタコの魔獣とじゃれているレオンハルトを見ている。
その手には、既に息絶えた大きなイカとタコを握りしめ。
「レオンハルト様、明日のご飯は手に入れましたんで、もうバーンと終わらせて下さい!」
「ば、バーンと!?それ、すっげ魔力消費して浄化しろって意味だよね!?
俺、砕けちまうんだけど!」
「ヒットポイント1くらいで何とか耐えて下さい!」
「無茶言うなー!!」
夜が明けかけ、空が白んで来る頃、入江の近くの柔らかな草地にディアーナは座っていた。
膝の上には眠るレオンハルトの頭を乗せ、ディアーナはその髪を優しく撫でている。
ディアーナに言われて、バーンと浄化魔法を使ったレオンハルトは、バーンと直立不動のまま倒れた。
幸い、砕け散る事は無かったが、レオンハルトの身体の亀裂はやや深くなっている。
浄化魔法の力加減を間違えれば、本当に砕け散っていたかも知れない。
「ディアーナ……」
ディアーナに膝枕をされていたレオンハルトが薄く目を開く。
「お帰りなさい、レオン…。」
「夢…?」
「夢じゃないわ。」
「ディアーナ…なんで、裸…」
「あなたと、同じ時をいつまでも一緒に過ごしたいから。
もう先に逝くのも、砕け散られるのもゴメンですもの。」
生まれたままの姿のディアーナは美しかった。
まだ昇りきっていない太陽に海岸線が白く縁取られ、空の月は白く霞んでいる。
「俺の月は…ここに居る。…ディアーナ…愛している。」
レオンハルトがディアーナの頬を撫で、指先に夜色の藍の髪を絡める。
「あなたは、私の太陽ね…レオン。」
クスクスと笑って、ディアーナはレオンハルトに身体を預ける。
口付けを交わし、手の平を重ね、二人が心も身体も重なりひとつとなった刻。
二人は白い白い世界に居た。
「………えーっと、私たち…その……途中…だった……」
ここ、覚えてる。夢で来たもの。
凄い口の悪い私が居た場所。
真っ白な世界。
でも今回は夢ではなく、現実に自分の足でこの場に立っている。
あ、どこ○○ドア開いてるわ。
レオンハルトの方に目をやると、魂が抜けたように茫然とした後、頭をガシガシと掻きむしりだした。
「あー!!最中だったっつの!今からもっとこう、色々と……!」
「黙れ!でかい声で言うな!馬鹿!」
ディアーナが真っ赤になってかぶせる様に大声を出す。
どうやら、事の最中に二人一緒に白い世界に飛ばされたらしい。
こちらに飛ばされた段階で、二人とも衣服を着けていたので、ディアーナ的にはホッとしている。
ただ、夢で見た時と違うのが、あの口の悪いディアーナ似の美人はおらず、その美人が着ていた白いドレスを自分が着ているという…。
「邪魔するつもりは無かったんだけどね。まぁ、この先好きなだけすればいいんだから。」
何気にスゴい事をサラっと言う、師匠。
「……え!!?し、師匠!?何で、ここに!?…あ!」
「ぁあ゛!?」
同じタイミングで、レオンハルトも気付いたようだ。
「親父かよ!」「お父様!!」
「「あんた、ナニやってんだ!!」」
二人ハモった。
目の前に立つジャンセンは、今まで見てきたジャンセンなのに、醸し出されるオーラは唯一神そのものだ。
ジャンセンは、この世界の創造主であった。
いや本当、あんた、ナニやってんだ!おとん!
「ディアーナがね、それはもう…怖い位に私を脅してね…ぶん殴るって言うから。
ちゃんとした転生と転移をさせろって…。私も、したくてしてるんじゃなかったのに…。」
おおお、初めて見る怯え気味な師匠。
よほど怖かったんだな、ディアーナ!私かい!
「だから、今回は色々頑張ったのよ?こちらに来るように道を作ったりね。」
ジャンセンの姿は、制服姿の一人の少女になっていた。
「えっ!ミァちゃん!?」
香月と同じ高校に通う、乙女ゲームを貸してくれた親友だ。
「ディアーナの魂は、レオンハルトを求めて転生するんだけど、そこに規則性は無く、いつどこに生まれるか分からないの。
その魂を追いかけさせて私はレオンを転移させるんだけど…その際の姿や時間軸にまで関与は出来なかったの、今までは。」
ミァちゃんの手には、香月が死ぬ直前にやっていたゲームがあった。
「だから、ディアーナの魂を導いたの。
この世界が、貴女が居るべき本当の世界だと、思い出させたのよ。」
久しぶりに見た親友の姿に、ディアーナの目が潤む。
私達のために…一生懸命…頑張ってくれたのね…。
ミァちゃん…ありがとう…。
「いや、ディア騙されんなよ?ジャンセンだぞ?
アイツで考えたら、やたらディアの事を危険な目に遭わせてたよな?」
レオンハルトの言い分に、ハタと考える。
人身売買組織に拐われたのはジャンセンが仕組んだらしい事、蛇女に拐われた時もジャンセンの力があれば、あんな危険な目に遭う前に簡単に助かっていたかも…?
「そ、そこはほら…香月ちゃんが危険な目にあえば、レオン様が助けて…いい雰囲気になるかもと思ったんだけど…香月ちゃん、想像以上にたくましくて…」
視線を逸らしたミァちゃんは、ダラダラと冷や汗をかいている。
そう言えば助けを求めて怯えたりなんて、無かったわね…
それはゴメン…。
「とにかく、これからディアーナはレオンハルトと同じ、歳をとらないし、死なない身体になったのよ。
人間ではなく、神に名を連ねる者に…。
死ねない事が辛いと思う日が来るかも知れない…後悔しない?」
ミァちゃんは、心配そうに尋ねる。
「それは大丈夫よ!私にはレオンが居るもの!うざいしヘタレだけど!」
レオンハルトが「ひでぇ!」とわめいている。
だって、これこそが私が千年以上望んだものだもの!
レオンの隣で共に生きていく。
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