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第一章【悪役令嬢ディアーナに転生】
31#拐われたディアーナ
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ジャンセンが窓の外に身を乗り出したとほぼ同時に、レオンハルトが屋根の上の魔法陣の場所に居た。
ディアーナの声に反応し、階下からそのまま屋根に飛び乗ったレオンハルトは掻き消されるディアーナの指先に触れたが、間に合わなかった。
階段を上がって来たスティーヴンは、ジャンセンに詰め寄る。
「ディアーナ嬢はどうした!
お前がついていながら、なぜ、こんな事になっている!」
「私を責めた所で、何になるんです?
そんな時間があるなら、さっさと動いた方がいいでしょう?
何で、こんな無駄な時間を費やすんですかね、人間って。」
悪びれる様子も無く、鬱陶しそうに返事をするジャンセン。
「ぐぅう!!」
ジャンセンに詰め寄ったものの、怒りの矛先を何処に向けて良いか分からなくなったスティーヴンは項垂れる。
「ジャンセン、めんどくせーから王子サマからかうな。
それより早く後を追いたいが、俺一人だと心許ない。
だから、お前もスティーヴンも来い。」
一旦、屋根の上から部屋に戻ったレオンハルトが二人に言えば、ジャンセンが口元に指の背を当て笑う。
「お姫様を救うナイトの役を譲ってくれるので?」
「ディアーナが無事である確率が上がるなら何でもいい。
俺を盾にしたまま、お前達がディアーナを助けてくれても構わない。」
スティーヴンは、レオンハルトを意外な事を言うんだ、みたいな頓狂な顔をして見ており、ジャンセンは眉間にシワを刻み、唇の片端を上げる。
「ハッ…!そうですか…自分はどうなっても構わないと。」
不愉快だと言わんばかりに。
「じゃ、後を追いますか。
幸い、彼女は私が魔力でマーキングして渡した短剣を持ってますので、場所はすぐ分かります。
私は転移魔法が使えないので、徒歩になりますがね。」
「構わない、走る。」
レオンハルトが言った。
▼
▼
▼
「…ん…」
ディアーナが薄く目を開く。
━━やだ、また私連れ去られて眠らされてる…
いや、いやいや、今回は私が隙を見せて連れ去られたワケではない!
ウィリアさんが人質になっていたから自ら来たのよ!!━━
少し冷静になって、今の状況を考える。
「…磯くさい…」
自分自身の身体を見下ろすと岩肌の壁にはりつけられるように、身動き出来ないよう多くの海藻で拘束されている。
「私は、ラッコか?昆布やワカメで縛られているとか…。」
辺りは暗く、湿った潮の香りが強い。
海の近くのようだ。
暗さに目が慣れてきた頃に、ここが鍾乳洞である事に気付く。
レオンハルト達が崩落したと言っていた鍾乳洞とは別の場所だろうか?
目を凝らして辺りをよくよく見てみる。
濡れた地面の上に、ウィリアが横たわっていた。
「ウィリアさん!ウィリアさん!大丈夫ですか?」
声をかける度にワカメが口に入る。磯くさいわ!
「大丈夫よぉ、可愛い娘ですもの。すぐに殺したりはしないわぁ。」
鍾乳洞の奥から、ウィリアに似た女がやって来た。
歩く足音は聞こえない。
耳に届くのは、巨大な何かがズリズリと地面を這う気味の悪い音だけだ。
「ああ、聞いてますわ…。下は蛇なんですってね。
…私、蛇はキライではないんですけどねぇ…。」
「あら、嬉しい事を言ってくれるのねぇ。」
「焼いたら意外に美味しいので…。」
「……………………ちょっと驚いてしまったわ。」
女は言いながら天井の一部を長い尾で穿ち、大きな穴を開けた。
月明かりがスポットライトのように鍾乳洞の中に注がれ、辺りが明るくなると、女の全身が見えた。
「ラミアとか…っぽいけど、ヌメヌメしてるわね。
…下半身はウナギ…ではないわね…海蛇?」
ゲームの記憶が垣間見えたので、ちょっと照らし合わせてみたが、よく分からない。
「月の光を浴びるとねぇ、私の魔力が回復するのよ。
さっきの転移魔法で減っちゃったからねぇ。」
連れ去られた時は昼ごはん前だった。
今は月が昇り、夜となっている。
お昼ごはん、食べそこねた。
ディアーナが残念そうに大きな溜息をつくと、口にワカメが入る。
「ええい!磯くさいわ!空腹でも生ワカメなんて食わんわ!
…いや、日本人だった時は食べたな…醤油とワサビがあったらね!」
「本当に変わった子ねぇ…。
でも、もうそろそろ私の身体に魔力が満ちるわ。
そうしたら貴女の口の中に…入らせて貰うわよ…うふふ」
ウィリア似の蛇女にすっごい怖い事を言われた。
入るワケ無いじゃないか。
身体を拘束していた海藻が自動で外されていく。
壁から解放され、力無く地面に倒れそうになったディアーナの身体を、蛇の女が抱き留めた。
そして、口付けでもするかのように見つめ合う。
━━━あ、これイケメン相手ならトキメいちゃうシチュエーションだわ!
…イケメン…レオンハルト?…うわぁ無いな!━━━
見つめ合う程顔を近付けた女の口から、触手のような物が這い出し、続いてズヌっと蛇の頭の様な物が女の口からディアーナの口を目掛けて這い出て来た。
「ギャー!食べれません!お腹いっぱいなんで!」
ディアーナが、大声を出した所で月明かりがかげった。
天井に開いた大きな穴から、ヒーローのように男達が舞い降りて来る。
タン! タン!
着地した足音が響く。……2つ?
誰と……誰の?
鍾乳洞の天井に開いた穴から月の光を背に受け、舞う様に降りてくる男達。
外套をひるがえし、颯爽と現れたスティーヴン王子。
さすが王子様、立派です。ステキですわ。
同じく颯爽と現れた師匠…ジャンセン…。
ヒーローみたいでカッコいいです。
うん、レオンハルト姫を横抱きにしてますし。
「ほら!あのディアーナのビミョーな顔!
だから嫌だったんだよ!つかジャンセン!もう下ろせ!」
プリンセスレオンハルト、ご乱心。
暴れてヒーロージャンセンの腕から降りる。
「あなたの痛む足では間に合わないと思ったので。
実際、走るとか言って歩くのもままならないじゃないですか。」
ハッと鼻で笑う性格の悪いヒーロージャンセン。
そんなバカップルの言い争いを無視して、スティーヴンは倒れたウィリアに駆け寄る。
ウィリアの身体を起こし、その冷えた身体に外套を掛ける。
うん一番マトモだわ。さすが殿下。
「レオンハルト様、大丈夫ですよ?
わたくし、そういう趣味にも理解はある方ですの。」
蛇女の腕に抱かれたまま、生ぬるい目をレオンハルトに向けてあげるディアーナ。
「そういう趣味って、どうゆー趣味よ!!
ほらな!スゲー危機に瀕しているのに、それよりコッチ面白がる奴なんだよ!妹は!」
━━ほう…私の事を妹とな?
いや、さっき師匠のお膝でお昼寝した時から、何となく思い出していたわよ。
すべてではないけれど。━━
蛇女の腕の中で、何処か冷静なディアーナがウンウンと頷く。
「遊んでる場合ではないですよね。
とりあえずディアーナ嬢に被害が及ぶ前に倒しましょう!
私が女を倒すので、瘴気の浄化はレオンハルト様に任せますよ!!
私、浄化は出来ないんで!!」
刀を構えたジャンセンが早口で言う。
ジャンセンに「分かった!」と頷いたレオンハルトが、暫し間を置き、何かに気が付いたように声を上げる。
「はぁ!?お前、新しい修復人じゃねーの!?
瘴気を浄化出来ないって…はぁ!?」
ジャンセンの返事を待つ間も無く、蛇女が攻撃を仕掛けて来る。
「おしゃべりは終わりよ!よくも、私の邪魔をしてくれたわねぇ!」
レオンハルトとジャンセンの間に鞭のようにしなる、巨大な尾が落ちて来る。
地面が抉れ、小石がつぶてのように飛散する。
「あぁ、忌ま忌ましい!
この古いガタの来た身体を棄てられると思ったのに!
10年待って、やっと新しい生きた身体を手に入れられると思ったのに!!ガキどもがぁ!」
女は美しかった顔を醜悪に歪ませる。
元々が死体だった女の身体は、所々皮膚が剥げ落ちており、腐敗が始まっているようだ。
ディアーナの首は女の片腕に捕らわれ、足が空をブラブラと彷徨う形になっている。
女が攻撃のため激しく動く度にディアーナの首が絞まる。
「ババァは早く逝きなさい。」
女の激しい攻撃を軽やかに余裕綽々で全てかわすジャンセンは、女の体力を削ぐように、わざと浅く傷を負わせながら女の身体を探るように見ている。
「うるさい!死ね!ガキぃ!」
━━━くるし……師匠、何か探して……あ!本体!━━━━
女は暴れ回り、鍾乳洞の中を長い尾で叩き回る。
ツララ状の鍾乳石が槍のように降って来るのをジャンセンは刀を使って全て払い落とした。
━━━今更だけど、師匠ってただの影じゃないわよね。
一人で魔物とやり合ってるし。
すんごい強い冒険者でも魔物相手に一人って難しいもの━━━
レオンハルトはスティーヴンとウィリアを鍾乳石の雨から守るように防御の膜のような魔法を使っている。
その表情はかなり辛そうだ。
━━━いつも私には平気なフリして…強がって弱音を吐かないで…本音も隠して………
バッカじゃないの!?カッコつけしいが!━━━
ディアーナの声に反応し、階下からそのまま屋根に飛び乗ったレオンハルトは掻き消されるディアーナの指先に触れたが、間に合わなかった。
階段を上がって来たスティーヴンは、ジャンセンに詰め寄る。
「ディアーナ嬢はどうした!
お前がついていながら、なぜ、こんな事になっている!」
「私を責めた所で、何になるんです?
そんな時間があるなら、さっさと動いた方がいいでしょう?
何で、こんな無駄な時間を費やすんですかね、人間って。」
悪びれる様子も無く、鬱陶しそうに返事をするジャンセン。
「ぐぅう!!」
ジャンセンに詰め寄ったものの、怒りの矛先を何処に向けて良いか分からなくなったスティーヴンは項垂れる。
「ジャンセン、めんどくせーから王子サマからかうな。
それより早く後を追いたいが、俺一人だと心許ない。
だから、お前もスティーヴンも来い。」
一旦、屋根の上から部屋に戻ったレオンハルトが二人に言えば、ジャンセンが口元に指の背を当て笑う。
「お姫様を救うナイトの役を譲ってくれるので?」
「ディアーナが無事である確率が上がるなら何でもいい。
俺を盾にしたまま、お前達がディアーナを助けてくれても構わない。」
スティーヴンは、レオンハルトを意外な事を言うんだ、みたいな頓狂な顔をして見ており、ジャンセンは眉間にシワを刻み、唇の片端を上げる。
「ハッ…!そうですか…自分はどうなっても構わないと。」
不愉快だと言わんばかりに。
「じゃ、後を追いますか。
幸い、彼女は私が魔力でマーキングして渡した短剣を持ってますので、場所はすぐ分かります。
私は転移魔法が使えないので、徒歩になりますがね。」
「構わない、走る。」
レオンハルトが言った。
▼
▼
▼
「…ん…」
ディアーナが薄く目を開く。
━━やだ、また私連れ去られて眠らされてる…
いや、いやいや、今回は私が隙を見せて連れ去られたワケではない!
ウィリアさんが人質になっていたから自ら来たのよ!!━━
少し冷静になって、今の状況を考える。
「…磯くさい…」
自分自身の身体を見下ろすと岩肌の壁にはりつけられるように、身動き出来ないよう多くの海藻で拘束されている。
「私は、ラッコか?昆布やワカメで縛られているとか…。」
辺りは暗く、湿った潮の香りが強い。
海の近くのようだ。
暗さに目が慣れてきた頃に、ここが鍾乳洞である事に気付く。
レオンハルト達が崩落したと言っていた鍾乳洞とは別の場所だろうか?
目を凝らして辺りをよくよく見てみる。
濡れた地面の上に、ウィリアが横たわっていた。
「ウィリアさん!ウィリアさん!大丈夫ですか?」
声をかける度にワカメが口に入る。磯くさいわ!
「大丈夫よぉ、可愛い娘ですもの。すぐに殺したりはしないわぁ。」
鍾乳洞の奥から、ウィリアに似た女がやって来た。
歩く足音は聞こえない。
耳に届くのは、巨大な何かがズリズリと地面を這う気味の悪い音だけだ。
「ああ、聞いてますわ…。下は蛇なんですってね。
…私、蛇はキライではないんですけどねぇ…。」
「あら、嬉しい事を言ってくれるのねぇ。」
「焼いたら意外に美味しいので…。」
「……………………ちょっと驚いてしまったわ。」
女は言いながら天井の一部を長い尾で穿ち、大きな穴を開けた。
月明かりがスポットライトのように鍾乳洞の中に注がれ、辺りが明るくなると、女の全身が見えた。
「ラミアとか…っぽいけど、ヌメヌメしてるわね。
…下半身はウナギ…ではないわね…海蛇?」
ゲームの記憶が垣間見えたので、ちょっと照らし合わせてみたが、よく分からない。
「月の光を浴びるとねぇ、私の魔力が回復するのよ。
さっきの転移魔法で減っちゃったからねぇ。」
連れ去られた時は昼ごはん前だった。
今は月が昇り、夜となっている。
お昼ごはん、食べそこねた。
ディアーナが残念そうに大きな溜息をつくと、口にワカメが入る。
「ええい!磯くさいわ!空腹でも生ワカメなんて食わんわ!
…いや、日本人だった時は食べたな…醤油とワサビがあったらね!」
「本当に変わった子ねぇ…。
でも、もうそろそろ私の身体に魔力が満ちるわ。
そうしたら貴女の口の中に…入らせて貰うわよ…うふふ」
ウィリア似の蛇女にすっごい怖い事を言われた。
入るワケ無いじゃないか。
身体を拘束していた海藻が自動で外されていく。
壁から解放され、力無く地面に倒れそうになったディアーナの身体を、蛇の女が抱き留めた。
そして、口付けでもするかのように見つめ合う。
━━━あ、これイケメン相手ならトキメいちゃうシチュエーションだわ!
…イケメン…レオンハルト?…うわぁ無いな!━━━
見つめ合う程顔を近付けた女の口から、触手のような物が這い出し、続いてズヌっと蛇の頭の様な物が女の口からディアーナの口を目掛けて這い出て来た。
「ギャー!食べれません!お腹いっぱいなんで!」
ディアーナが、大声を出した所で月明かりがかげった。
天井に開いた大きな穴から、ヒーローのように男達が舞い降りて来る。
タン! タン!
着地した足音が響く。……2つ?
誰と……誰の?
鍾乳洞の天井に開いた穴から月の光を背に受け、舞う様に降りてくる男達。
外套をひるがえし、颯爽と現れたスティーヴン王子。
さすが王子様、立派です。ステキですわ。
同じく颯爽と現れた師匠…ジャンセン…。
ヒーローみたいでカッコいいです。
うん、レオンハルト姫を横抱きにしてますし。
「ほら!あのディアーナのビミョーな顔!
だから嫌だったんだよ!つかジャンセン!もう下ろせ!」
プリンセスレオンハルト、ご乱心。
暴れてヒーロージャンセンの腕から降りる。
「あなたの痛む足では間に合わないと思ったので。
実際、走るとか言って歩くのもままならないじゃないですか。」
ハッと鼻で笑う性格の悪いヒーロージャンセン。
そんなバカップルの言い争いを無視して、スティーヴンは倒れたウィリアに駆け寄る。
ウィリアの身体を起こし、その冷えた身体に外套を掛ける。
うん一番マトモだわ。さすが殿下。
「レオンハルト様、大丈夫ですよ?
わたくし、そういう趣味にも理解はある方ですの。」
蛇女の腕に抱かれたまま、生ぬるい目をレオンハルトに向けてあげるディアーナ。
「そういう趣味って、どうゆー趣味よ!!
ほらな!スゲー危機に瀕しているのに、それよりコッチ面白がる奴なんだよ!妹は!」
━━ほう…私の事を妹とな?
いや、さっき師匠のお膝でお昼寝した時から、何となく思い出していたわよ。
すべてではないけれど。━━
蛇女の腕の中で、何処か冷静なディアーナがウンウンと頷く。
「遊んでる場合ではないですよね。
とりあえずディアーナ嬢に被害が及ぶ前に倒しましょう!
私が女を倒すので、瘴気の浄化はレオンハルト様に任せますよ!!
私、浄化は出来ないんで!!」
刀を構えたジャンセンが早口で言う。
ジャンセンに「分かった!」と頷いたレオンハルトが、暫し間を置き、何かに気が付いたように声を上げる。
「はぁ!?お前、新しい修復人じゃねーの!?
瘴気を浄化出来ないって…はぁ!?」
ジャンセンの返事を待つ間も無く、蛇女が攻撃を仕掛けて来る。
「おしゃべりは終わりよ!よくも、私の邪魔をしてくれたわねぇ!」
レオンハルトとジャンセンの間に鞭のようにしなる、巨大な尾が落ちて来る。
地面が抉れ、小石がつぶてのように飛散する。
「あぁ、忌ま忌ましい!
この古いガタの来た身体を棄てられると思ったのに!
10年待って、やっと新しい生きた身体を手に入れられると思ったのに!!ガキどもがぁ!」
女は美しかった顔を醜悪に歪ませる。
元々が死体だった女の身体は、所々皮膚が剥げ落ちており、腐敗が始まっているようだ。
ディアーナの首は女の片腕に捕らわれ、足が空をブラブラと彷徨う形になっている。
女が攻撃のため激しく動く度にディアーナの首が絞まる。
「ババァは早く逝きなさい。」
女の激しい攻撃を軽やかに余裕綽々で全てかわすジャンセンは、女の体力を削ぐように、わざと浅く傷を負わせながら女の身体を探るように見ている。
「うるさい!死ね!ガキぃ!」
━━━くるし……師匠、何か探して……あ!本体!━━━━
女は暴れ回り、鍾乳洞の中を長い尾で叩き回る。
ツララ状の鍾乳石が槍のように降って来るのをジャンセンは刀を使って全て払い落とした。
━━━今更だけど、師匠ってただの影じゃないわよね。
一人で魔物とやり合ってるし。
すんごい強い冒険者でも魔物相手に一人って難しいもの━━━
レオンハルトはスティーヴンとウィリアを鍾乳石の雨から守るように防御の膜のような魔法を使っている。
その表情はかなり辛そうだ。
━━━いつも私には平気なフリして…強がって弱音を吐かないで…本音も隠して………
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