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Another Story(2025)2話
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鉱山に居る労働奴隷達からの羨望の眼差しを受けながら、苦しい胸中を隠したまま『ゼロ』は三人の貴族の青年達に買われて鉱山を後にした。
馬に跨る三人の後を、同じく馬に跨りゼロがついて行く。
ガインはゼロと呼ばれ続け、雑用や荷物持ちをさせられはするが奴隷と言うよりは三人の従者として扱われた。
その間ガインとして責められる事はおろか、何かを問われるでも無く、必要最低限以外の会話もほぼ無く一行は、ただひたすら王都に向け南下してゆく。
日々静かに過ぎて行く旅路の中、何事も無く一日が終わる度に、ガインは大きな不安に苛まれた。
ガインだと分かっていながら『ゼロ』と呼ばれ続けるガインの胸中は悔悟の情で押し潰されそうであり、穏やかでは居られ無かった。
いっそ激しく責め立てられたならば…なぜ棄てたと、なぜ何も言わずに姿を消したのかと怒りをぶつけられたならば…少しは気も休まるのに━━━━
「…いかんな…これでは自分が楽になりたいだけではないか。」
そんな考えを浮かべては自戒を繰り返す日々。
およそ2ヶ月の旅を経て、生きてる間にもう二度と目にする事は無いだろうと覚悟をしていた王都の門が見えた時、ガインの目から涙が流れた。
今までの人生の中で一番幸せだと感じていた、王都で孤児院をしていた日々の懐かしい記憶が溢れ出し、それらが鮮明に思い出され、ガインの目を覆う黒い布を涙が濡らした。
ガインは堪え切れずに目を覆う布を取り、馬から下りて地面に両膝を付き頭を深く下げ、三人に土下座をした。
「すまない…!
俺は、お前達を棄てた…許してくれとは言わない!
だが…俺がお前達を愛している事だけは…どうか、
それだけは!信じてくれ!」
ガインの孤児院には多くの借金があり、院長であったガインは孤児院に残り続け自分を父だと慕ってくれていたキリアン、カーキ、フォーンの三人に負債を負わせたくはなかった。
心配を掛けたくない思いから相談すらしなかった。
親の愛に飢えている彼等が、父親としての自分に執着している事も分かっていた。
そんな彼等に相談をすれば、彼等は身を切ってでも自分の為に働こうとするだろう。
もう親離れすべき彼等を、そんな形で自分に縛り付けたくなかった。
「ゼロ、もうじき我々の邸に到着するから、それまで黙っておいで。」
キリアンが柔らかな笑みを浮かべて馬上からガインに声を掛けた。
「しかし俺は…!!」
「王都を出て、およそ4カ月かぁ…
ンンー!身体がガっチガチ!
早く邸に帰って休みたいよね。」
馬上のフォーンは硬くなった身体を解す様に、片腕を上に大きく伸ばしてガインの言葉を遮る。
カーキは言葉を発する事も無く、「さっさと行くぞ」とばかりに既に王都の門に向かって進み始めていた。
「さぁゼロ、我々の邸に案内するよ。」
キリアンに馬に乗る様に促されたガインは、困惑したまま再び馬に跨った。
自ら罪を告白すれば、彼等から何らかの反応が返るだろうと思っていたのに━━━━
態度に変化の無い三人に、謝った位では済まない程に彼等の怒りは激しいのではないかと思える。
自分達を捨てた親を憎むほど…………
王都の門をくぐり、懐かしい石畳の道を馬に乗って歩いて行く。
かつて騎士をしていた頃は、こうやって馬に跨って王都の門をくぐり、幾度となく王城や自分の邸へと向かった。
この通い慣れた道を進む先に、自分が長年暮らしていた孤児院に改修した邸がある。
「着いたな…
ここが、これから俺達が暮らすヴィルムバッハ伯爵邸だ。」
「ヴィルムバッハ……?」
ガインが久しぶりに目にした邸は、ガインの邸を改修した古びた孤児院では無く、更に改修されたばかりの立派な貴族の邸だった。
そして懐かしいヴィルムバッハの名も久しぶりに耳にした。
元、ヴィルムバッハ伯爵であったガインは、後を継ぐ者が居らず経済的にも存続困難との理由から、王都を出る際に名を国王に返上した。
「ゼロ、邸に入るからついて来い。」
狐につままれた様な表情のガインに馬から下りる様に言い、キリアンが先頭に立ち邸の大きなドアを開いた。
無人の邸の中から冷たい風が流れ出て頬を撫でる。
「あー、改築工事間に合ったんだね、綺麗になってる。
貴族の邸って感じ。」
「真っ暗じゃないか。
邸を管理する使用人を雇うのを忘れていたな。」
明るい声を出すフォーンとは対照的に、カーキは不満げな声を出して旅の荷物からランタンを出して火を灯し、エントランスにある燭台にも火を灯した。
「…これは…一体…。夢でも見ているのか…。」
貴族邸らしく綺麗に改築された邸に、無くなった筈のヴィルムバッハの名前、ガインはエントランスに立ち尽くしたまま茫然としていた。
「さあゼロ、俺達にとって一番大切な場所…この邸の食堂に案内するよ。」
ガインの手の平がキリアンに掴まれて、クイと引っ張っられた。
繋いだ手に目を向け、そのまま視線を上げたガインはキリアンと目が合い、反射的に思わず手を引っ込めようとした。
キリアンはガインの手を放さずにニコリと微笑むと、ガインを引っ張る様に食堂に向かった。
ガインの背後にはカーキとフォーンが逃げ場を塞ぐ様に並んでおり、二人共にガインを食堂へと後押しする。
「ちょっと…!待ってくれ!俺には何が何だか…!」
「だから今から、その説明をするんじゃないか。」
ボソッと囁いたカーキとフォーンがキリアンの前に行き、観音開きの食堂の扉を二人で開いた。
食堂は窓が多く採光が取り入れられており、まだ日が出ているために窓の無い廊下とは違い明るい。
孤児院をしていた頃と違い食堂も綺麗に改築されていたが、白い真新しいクロスが掛かった長テーブルだけは懐かしくも古めかしい昔の物だった。
━━ああ…いつもこのテーブルで4人で食事を…━━
ガインがテーブルに手を伸ばし掛けた瞬間、ガインの大きな身体がカーキによって背後から持ち上げられ、テーブルの上にドンっと乗せられた。
「うおっ…!カーキ!な、何す…!」
抗議を口にするより早く、テーブルの横に立つキリアンがガインの両肩をテーブルに押し付け仰向けにし、そのまま唇を自身の唇で塞いだ。
あまりに突然の出来事に一瞬動きが止まったガインだったが、ハッと気付いた様にキリアンと自分の身体の間に腕を入れ抵抗を図り、キリアンの身体を押しやろうとした。
「キリアン!何を…!ンンッ…!!」
ガインの両腕はすぐにカーキによって捕らえられて頭の上で押さえ込まれ、キリアンは腕での抵抗が出来なくなったガインの唇を食む様に深い口付けをしてゆく。
堅く閉ざす唇をこじ開け、舌先で歯列をなぞり、僅かに開いた隙間から咥内へと舌先を潜り込ませる。
「んんッ!んッ!んぅ…!」
キリアンの舌先で口の中を掻き回され、互いの味が交わりガインの喉に滴り落ちる。
腕を押さえられた状態で焦った様に足をバタつかせるガインの足元で、フォーンが鼻唄混じりに悪戯っポイ笑みを浮かべながらガインのブーツを脱がせて床に放り投げ、トラウザーズを下ろし始めた。
そんなフォーンを見たカーキは、楽しげにガインの下半身を剥いてゆくフォーンに呆れた様に声を掛ける。
「急ぎ過ぎだろ。フォーン。」
「遅かれ早かれじゃん?」
長い旅路で汚れたトラウザーズがズルっと下履きごと膝下まで下ろされ、外気に触れ剥き出しになったガインの中心に二人が注目してしばし無言になった。
「…………確かに違い無い。
これは思ったより、すんなりいきそうだな。」
カーキに両腕を押さえられながら、キリアンに咥内を侵されるガインの茎は萎れるどころか熱を持って硬くなり始めており、ゆるゆると勃ち掛けていた。
キリアンは重ねていたガインの唇から僅かに唇を離し、熱い吐息をガインの唇に吹き掛けながら、露わになった下半身に手を伸ばして半勃ちのガインの雄茎をふわりと緩く握った。
「ふぁぁっ!さっ触んなっ!」
「禁欲生活が長かったせいか、かなり敏感だね。
院長をしていた頃からだから、もう十年以上誰にも触れられてない?
これからは思う存分、解放させてあげるよ…ゼロ…
いや、ガイン。」
キリアンは緩く握ったガインの雄茎をグッと強く握り直し、上下に扱き始めた。
尖端に軽く爪を立てて鈴口を刺激し、ガインの唇の表面に舌先を這わせたキリアンが優しい声音で囁いた。
「気持ちいいだろ…ほら、イっていいんだよ?
いっぱい出して俺達にガインの恥ずかしい姿を見せて。」
「ナニ言って…!!あっ!あぁっ!あぅっ…!
ひぁっ!あっあっ!」
言葉は発せずに声だけが熱い吐息と共に絶え間なく漏れ出る。
目の周りを真っ赤にしたガインはテーブルの上で剥き出しになった下半身を、性器への刺激から逃れようとし、あるいは合わせてか、ガクガクと上下させ始めた。
ガインの足元でその様子を見ていたフォーンは、自分の頬に手の平を当てて自身の小指を舐めてほぅと熱い溜め息を吐いた。
「すっご…エロぉ……ビンビンな竿と珠の下で、やらしい口がヒクヒクしてんの丸見えなんだけど。
そこ、早く味わいた……。」
「やっ…やめっ…ふくぅっ!!!!」
詰まった声を出し顎先を上げ、ビンッと身体を突っ張らせたガインの雄茎の鈴口から、ビュクビュクと飛び出した白濁液が、ガインの後孔を覗き込んでいたフォーンの頭や顔に掛かった。
ベッタリと粘ついたガインの精液を頭から浴びて「えぇー?」とキョトンとした表情をするフォーンを見たキリアンとカーキが思わず吹き出した。
「プッ…ふふっ」
「フッ…どうだ?フォーン。」
吐精を果たし涙目でぐったりとしているテーブル上のガインを見たフォーンは顔に付いたガインの白濁液を指に取ると、動物みたいにペロペロと舐め取りニッと笑った。
「どうって?悪くないよ、コレが院長の味なんだね。
濃ゆいねぇー。ヤラシイ味。
俺も早くぶっ掛けたいなぁ…いや、ぶっ掛けるより…」
フォーンは自分の唾液とガインの精液に塗れた両手の親指先で、ガインの後孔の縁をクニと左右に拡げた。
「この中に、たっぷり注ぎたいよね。」
「何するんだ!やめろ!フォーン!!ッッあ!」
焦ったガインがテーブルに肘をついて上体を起こし掛けるが、カーキに両腕を取られ再び仰向けにテーブルに縫い付けられた。
「最初に繋がるのは長兄のキリアンって約束だから、そこは譲るけど…解すのはさせて貰ったってイイよね?」
フォーンは濡れた左右の指先で、ガインの孔をクニクニと押したり左右に開いたりし、堅く閉じた窪みを少しずつ解してゆく。
結び目の中央に指先を当てて押し、弾力のあるヒダの収縮での抵抗を騙し騙し慣れてゆかせ、やがてツプリと内側に指を一本埋め込んだ。
「ど、どこにッッ!!フォーン!!くっっ!」
「痛い?でも、こうやってほぐしとかないと、もっと痛いからさぁ……我慢してねー。
二本目…三本目………。」
フォーンは指先で円を描き入り口を拡げながら挿れた指の本数を増やし、三本挿入した所でぐりっと回してネジの様に捻りを加えながら、チュポチュポと浅めにゆっくりと数回出し入れした。
「やっやめろ!やめ…んあ!ンんぁあ!!」
フォーンの指を咥え込んだガインの腰が艶めかしく左右上下に不規則に躍る。
指先を出し入れする度にクプクプと空気を孕んだ小さな音を出しながらへばり付く孔縁の肉ヒダを見たフォーンがゴクリと唾を飲んだ。
「キリアン!俺ヤバい!早く挿れたい!
俺、最後なんだからさ!キリアンとカーキ早く終わらせて!」
ガインの足元に居たフォーンが立ち上がり、急いだ様にガインの顔の右隣に居たキリアンと場所を変えた。
テーブルに乗せられたガインの顔の左側に居たカーキはガインの両手首を纏めて右手で押さえながら、ガインの衣服のボタンに指を掛け、やりにくそうにガインの衣服を脱がせ始める。
「手こずってるじゃん俺がやるよ、カーキ。」
フォーンはカーキを手伝い、楽しそうにガインの衣服を脱がせ始めた。
「ちょっと待て!お前ら一体何を…!ちょ…キリアン!やめろ!」
ガインの足元に移動したキリアンはガインの腰骨を掴んで引っ張り、テーブルの縁でガインの尻が浮く様にした。
剥き出しの下半身をジタバタさせるガインの両腿の裏に手を当て膝を折り曲げさせたキリアンは、フォーンの指でほぐされたばかりのガインの後孔を目の前に晒させた。
キリアンの目の前に恥部を晒されたガインは、反射的に後孔に力を入れ、谷間にある口をキュッと窄める。
「ガインの精液とフォーンの唾液でテラテラと光ってる。
ああ、恥ずかしそうにキュッと窄んで……可愛いくて堪らないよガイン……。
さぁ俺を知って、ガイン。」
小さく堅く結ばった入り口に、キリアンの硬く鋭い切っ先が当てられた。
暴れ出さない様にと上半身をカーキとフォーンに押さえ込まれて抵抗の術を失ったガインの結び目が、キリアンの楔の先でミチミチと強引に解かれてゆく。
「やめろ!おいキリアン!やめ…あああっ!ぐぅっ!」
内臓を押し上げる様なズズンっと重い衝撃が腹底に響く。
内側に埋まった大きな異物による強い圧迫感が辛く、声を出す事もままならない。
ガインの頭の中を色々な考えが錯綜する。
自分が受けている行為が、肉体的にも精神的にも自分に苦痛を与える為に三人が与える罰だとするのならば、自分を陵辱するこの行為を「やめろ」などと言える資格が自分にはない。
「まだ窮屈だね…。ガイン、動くよ…?いいね…?」
ガインの中に深く楔を挿し、繋がったままのキリアンが、虚ろな表情をするガインの頬を優しく撫でながら柔らかな声音でガインに問い掛け、答えを待たずに腰を動かし始めた。
「…ッ…ンっ……う……う…!ん…!」
ガインの内側を掘り進める様に、太い杭がズリュリュッと何度も狭い道を拡げながら行き来する。
小さな入り口が段々と拡げられ、慣れからか裂ける様な痛みは感じなくなった。
それでも内側からの苦しい圧迫感は続くが、滑りが良くなり抵抗が減ったのか、ジュップジュップと濡れた粘膜が擦る音が、速いリズ厶で響き始める様になった。
「凄いよガイン…そんなに美味しそうに俺のペニスをしゃぶり尽くしてくれるなんて。
ナカがトロトロになる程、俺に感じてくれてるんだね。」
「ちが…違う…違う…こんなの……ひぁっ!」
胸の粒がカーキの舌で弾かれ唇でキュムッと強めに咥えられ、ガインは背中を浮かせて跳ね上がった。
「違うってナニがぁ?
さっき出したばかりの院長のペニスがビンビンじゃん。それ、気持ちいいんだよね?
キリアンに突っ込まれてお尻のナカを掻き回されいるのが。」
フォーンは左手の指先で作った輪っかに右手の人差し指を数回通す仕草をしてみせるとニッと笑った。
「違う!そんなんじゃ…そんなんじゃない…!
俺が…俺がお前達を…捨てたから…!
何も言わずに黙って捨てたから…!だから、お前達が…俺をこんな…!あっ…ああっ!」
内側からグウッと何かが押し上がって来る。
先ほど吐精した時に感じたものに似た、だが局部的なそれより遥かに強く全身を駆け巡る………
この感覚の名前を、ガインは認めたくなかった。
こんな事で━━自分を憎んでいるであろう息子達との行為で━━自分が受けているのが罰であるのならば
有り得ないのだから
快感など━━
内側で熱が弾けるのを感じたガインは、自身も再び精を放った。
内側に抱き込んだ楔をギュウッと搾る様に内壁をキツく締め、雄幹を不規則に振りながらビュルビュルと方々に白濁液を撒き散らして果てた。
自責の念に囚われたガインは、ガードする様に両腕を顔の前に重ね、情けなく泣きそうな顔を隠す。
「ああ…ナカの感じも反応も、何もかもが最高……
なんだけど、ガインはどうも大きな勘違いをしているようだね。
これは、ちゃんと説明してあげないと。」
「そうだな……だが、後がつかえてるんだ。
それは後回しにしてくれ。」
テーブルに寝たガインの左側で腕を押さえていたカーキがガインの足元の方に移動し、代われと促す様にガインと繋がったままのキリアンの肩を軽く叩いた。
「そうだね、先にこっちを済ませよう。」
キリアンはズリュッと楔を引き抜き、収縮しかけたガインの孔からツゥと糸を引いて滴る自分が出した白濁の雫を指先で掬って閉じたばかりの結び目に塗りたくった。
まだ柔らかな口はキリアンの指を浅く食み、クチュクチュと小気味よい音を立てる。
普段は無表情が多いカーキの口角が思わず上がってしまった。
「これは美味そうだ…。」
「じゃあカーキ、たっぷり愛してあげてね。」
カーキに場所を譲ったキリアンは、先ほどまでカーキが立っていた場所に移動し、唾液に塗れプクリと膨らんだガインの左胸の乳首をキュッと摘んだ。
「ンああッ!」
━━━━真実を隠したまま、行動に移したのはガインだけじゃないんだよね━━━━
馬に跨る三人の後を、同じく馬に跨りゼロがついて行く。
ガインはゼロと呼ばれ続け、雑用や荷物持ちをさせられはするが奴隷と言うよりは三人の従者として扱われた。
その間ガインとして責められる事はおろか、何かを問われるでも無く、必要最低限以外の会話もほぼ無く一行は、ただひたすら王都に向け南下してゆく。
日々静かに過ぎて行く旅路の中、何事も無く一日が終わる度に、ガインは大きな不安に苛まれた。
ガインだと分かっていながら『ゼロ』と呼ばれ続けるガインの胸中は悔悟の情で押し潰されそうであり、穏やかでは居られ無かった。
いっそ激しく責め立てられたならば…なぜ棄てたと、なぜ何も言わずに姿を消したのかと怒りをぶつけられたならば…少しは気も休まるのに━━━━
「…いかんな…これでは自分が楽になりたいだけではないか。」
そんな考えを浮かべては自戒を繰り返す日々。
およそ2ヶ月の旅を経て、生きてる間にもう二度と目にする事は無いだろうと覚悟をしていた王都の門が見えた時、ガインの目から涙が流れた。
今までの人生の中で一番幸せだと感じていた、王都で孤児院をしていた日々の懐かしい記憶が溢れ出し、それらが鮮明に思い出され、ガインの目を覆う黒い布を涙が濡らした。
ガインは堪え切れずに目を覆う布を取り、馬から下りて地面に両膝を付き頭を深く下げ、三人に土下座をした。
「すまない…!
俺は、お前達を棄てた…許してくれとは言わない!
だが…俺がお前達を愛している事だけは…どうか、
それだけは!信じてくれ!」
ガインの孤児院には多くの借金があり、院長であったガインは孤児院に残り続け自分を父だと慕ってくれていたキリアン、カーキ、フォーンの三人に負債を負わせたくはなかった。
心配を掛けたくない思いから相談すらしなかった。
親の愛に飢えている彼等が、父親としての自分に執着している事も分かっていた。
そんな彼等に相談をすれば、彼等は身を切ってでも自分の為に働こうとするだろう。
もう親離れすべき彼等を、そんな形で自分に縛り付けたくなかった。
「ゼロ、もうじき我々の邸に到着するから、それまで黙っておいで。」
キリアンが柔らかな笑みを浮かべて馬上からガインに声を掛けた。
「しかし俺は…!!」
「王都を出て、およそ4カ月かぁ…
ンンー!身体がガっチガチ!
早く邸に帰って休みたいよね。」
馬上のフォーンは硬くなった身体を解す様に、片腕を上に大きく伸ばしてガインの言葉を遮る。
カーキは言葉を発する事も無く、「さっさと行くぞ」とばかりに既に王都の門に向かって進み始めていた。
「さぁゼロ、我々の邸に案内するよ。」
キリアンに馬に乗る様に促されたガインは、困惑したまま再び馬に跨った。
自ら罪を告白すれば、彼等から何らかの反応が返るだろうと思っていたのに━━━━
態度に変化の無い三人に、謝った位では済まない程に彼等の怒りは激しいのではないかと思える。
自分達を捨てた親を憎むほど…………
王都の門をくぐり、懐かしい石畳の道を馬に乗って歩いて行く。
かつて騎士をしていた頃は、こうやって馬に跨って王都の門をくぐり、幾度となく王城や自分の邸へと向かった。
この通い慣れた道を進む先に、自分が長年暮らしていた孤児院に改修した邸がある。
「着いたな…
ここが、これから俺達が暮らすヴィルムバッハ伯爵邸だ。」
「ヴィルムバッハ……?」
ガインが久しぶりに目にした邸は、ガインの邸を改修した古びた孤児院では無く、更に改修されたばかりの立派な貴族の邸だった。
そして懐かしいヴィルムバッハの名も久しぶりに耳にした。
元、ヴィルムバッハ伯爵であったガインは、後を継ぐ者が居らず経済的にも存続困難との理由から、王都を出る際に名を国王に返上した。
「ゼロ、邸に入るからついて来い。」
狐につままれた様な表情のガインに馬から下りる様に言い、キリアンが先頭に立ち邸の大きなドアを開いた。
無人の邸の中から冷たい風が流れ出て頬を撫でる。
「あー、改築工事間に合ったんだね、綺麗になってる。
貴族の邸って感じ。」
「真っ暗じゃないか。
邸を管理する使用人を雇うのを忘れていたな。」
明るい声を出すフォーンとは対照的に、カーキは不満げな声を出して旅の荷物からランタンを出して火を灯し、エントランスにある燭台にも火を灯した。
「…これは…一体…。夢でも見ているのか…。」
貴族邸らしく綺麗に改築された邸に、無くなった筈のヴィルムバッハの名前、ガインはエントランスに立ち尽くしたまま茫然としていた。
「さあゼロ、俺達にとって一番大切な場所…この邸の食堂に案内するよ。」
ガインの手の平がキリアンに掴まれて、クイと引っ張っられた。
繋いだ手に目を向け、そのまま視線を上げたガインはキリアンと目が合い、反射的に思わず手を引っ込めようとした。
キリアンはガインの手を放さずにニコリと微笑むと、ガインを引っ張る様に食堂に向かった。
ガインの背後にはカーキとフォーンが逃げ場を塞ぐ様に並んでおり、二人共にガインを食堂へと後押しする。
「ちょっと…!待ってくれ!俺には何が何だか…!」
「だから今から、その説明をするんじゃないか。」
ボソッと囁いたカーキとフォーンがキリアンの前に行き、観音開きの食堂の扉を二人で開いた。
食堂は窓が多く採光が取り入れられており、まだ日が出ているために窓の無い廊下とは違い明るい。
孤児院をしていた頃と違い食堂も綺麗に改築されていたが、白い真新しいクロスが掛かった長テーブルだけは懐かしくも古めかしい昔の物だった。
━━ああ…いつもこのテーブルで4人で食事を…━━
ガインがテーブルに手を伸ばし掛けた瞬間、ガインの大きな身体がカーキによって背後から持ち上げられ、テーブルの上にドンっと乗せられた。
「うおっ…!カーキ!な、何す…!」
抗議を口にするより早く、テーブルの横に立つキリアンがガインの両肩をテーブルに押し付け仰向けにし、そのまま唇を自身の唇で塞いだ。
あまりに突然の出来事に一瞬動きが止まったガインだったが、ハッと気付いた様にキリアンと自分の身体の間に腕を入れ抵抗を図り、キリアンの身体を押しやろうとした。
「キリアン!何を…!ンンッ…!!」
ガインの両腕はすぐにカーキによって捕らえられて頭の上で押さえ込まれ、キリアンは腕での抵抗が出来なくなったガインの唇を食む様に深い口付けをしてゆく。
堅く閉ざす唇をこじ開け、舌先で歯列をなぞり、僅かに開いた隙間から咥内へと舌先を潜り込ませる。
「んんッ!んッ!んぅ…!」
キリアンの舌先で口の中を掻き回され、互いの味が交わりガインの喉に滴り落ちる。
腕を押さえられた状態で焦った様に足をバタつかせるガインの足元で、フォーンが鼻唄混じりに悪戯っポイ笑みを浮かべながらガインのブーツを脱がせて床に放り投げ、トラウザーズを下ろし始めた。
そんなフォーンを見たカーキは、楽しげにガインの下半身を剥いてゆくフォーンに呆れた様に声を掛ける。
「急ぎ過ぎだろ。フォーン。」
「遅かれ早かれじゃん?」
長い旅路で汚れたトラウザーズがズルっと下履きごと膝下まで下ろされ、外気に触れ剥き出しになったガインの中心に二人が注目してしばし無言になった。
「…………確かに違い無い。
これは思ったより、すんなりいきそうだな。」
カーキに両腕を押さえられながら、キリアンに咥内を侵されるガインの茎は萎れるどころか熱を持って硬くなり始めており、ゆるゆると勃ち掛けていた。
キリアンは重ねていたガインの唇から僅かに唇を離し、熱い吐息をガインの唇に吹き掛けながら、露わになった下半身に手を伸ばして半勃ちのガインの雄茎をふわりと緩く握った。
「ふぁぁっ!さっ触んなっ!」
「禁欲生活が長かったせいか、かなり敏感だね。
院長をしていた頃からだから、もう十年以上誰にも触れられてない?
これからは思う存分、解放させてあげるよ…ゼロ…
いや、ガイン。」
キリアンは緩く握ったガインの雄茎をグッと強く握り直し、上下に扱き始めた。
尖端に軽く爪を立てて鈴口を刺激し、ガインの唇の表面に舌先を這わせたキリアンが優しい声音で囁いた。
「気持ちいいだろ…ほら、イっていいんだよ?
いっぱい出して俺達にガインの恥ずかしい姿を見せて。」
「ナニ言って…!!あっ!あぁっ!あぅっ…!
ひぁっ!あっあっ!」
言葉は発せずに声だけが熱い吐息と共に絶え間なく漏れ出る。
目の周りを真っ赤にしたガインはテーブルの上で剥き出しになった下半身を、性器への刺激から逃れようとし、あるいは合わせてか、ガクガクと上下させ始めた。
ガインの足元でその様子を見ていたフォーンは、自分の頬に手の平を当てて自身の小指を舐めてほぅと熱い溜め息を吐いた。
「すっご…エロぉ……ビンビンな竿と珠の下で、やらしい口がヒクヒクしてんの丸見えなんだけど。
そこ、早く味わいた……。」
「やっ…やめっ…ふくぅっ!!!!」
詰まった声を出し顎先を上げ、ビンッと身体を突っ張らせたガインの雄茎の鈴口から、ビュクビュクと飛び出した白濁液が、ガインの後孔を覗き込んでいたフォーンの頭や顔に掛かった。
ベッタリと粘ついたガインの精液を頭から浴びて「えぇー?」とキョトンとした表情をするフォーンを見たキリアンとカーキが思わず吹き出した。
「プッ…ふふっ」
「フッ…どうだ?フォーン。」
吐精を果たし涙目でぐったりとしているテーブル上のガインを見たフォーンは顔に付いたガインの白濁液を指に取ると、動物みたいにペロペロと舐め取りニッと笑った。
「どうって?悪くないよ、コレが院長の味なんだね。
濃ゆいねぇー。ヤラシイ味。
俺も早くぶっ掛けたいなぁ…いや、ぶっ掛けるより…」
フォーンは自分の唾液とガインの精液に塗れた両手の親指先で、ガインの後孔の縁をクニと左右に拡げた。
「この中に、たっぷり注ぎたいよね。」
「何するんだ!やめろ!フォーン!!ッッあ!」
焦ったガインがテーブルに肘をついて上体を起こし掛けるが、カーキに両腕を取られ再び仰向けにテーブルに縫い付けられた。
「最初に繋がるのは長兄のキリアンって約束だから、そこは譲るけど…解すのはさせて貰ったってイイよね?」
フォーンは濡れた左右の指先で、ガインの孔をクニクニと押したり左右に開いたりし、堅く閉じた窪みを少しずつ解してゆく。
結び目の中央に指先を当てて押し、弾力のあるヒダの収縮での抵抗を騙し騙し慣れてゆかせ、やがてツプリと内側に指を一本埋め込んだ。
「ど、どこにッッ!!フォーン!!くっっ!」
「痛い?でも、こうやってほぐしとかないと、もっと痛いからさぁ……我慢してねー。
二本目…三本目………。」
フォーンは指先で円を描き入り口を拡げながら挿れた指の本数を増やし、三本挿入した所でぐりっと回してネジの様に捻りを加えながら、チュポチュポと浅めにゆっくりと数回出し入れした。
「やっやめろ!やめ…んあ!ンんぁあ!!」
フォーンの指を咥え込んだガインの腰が艶めかしく左右上下に不規則に躍る。
指先を出し入れする度にクプクプと空気を孕んだ小さな音を出しながらへばり付く孔縁の肉ヒダを見たフォーンがゴクリと唾を飲んだ。
「キリアン!俺ヤバい!早く挿れたい!
俺、最後なんだからさ!キリアンとカーキ早く終わらせて!」
ガインの足元に居たフォーンが立ち上がり、急いだ様にガインの顔の右隣に居たキリアンと場所を変えた。
テーブルに乗せられたガインの顔の左側に居たカーキはガインの両手首を纏めて右手で押さえながら、ガインの衣服のボタンに指を掛け、やりにくそうにガインの衣服を脱がせ始める。
「手こずってるじゃん俺がやるよ、カーキ。」
フォーンはカーキを手伝い、楽しそうにガインの衣服を脱がせ始めた。
「ちょっと待て!お前ら一体何を…!ちょ…キリアン!やめろ!」
ガインの足元に移動したキリアンはガインの腰骨を掴んで引っ張り、テーブルの縁でガインの尻が浮く様にした。
剥き出しの下半身をジタバタさせるガインの両腿の裏に手を当て膝を折り曲げさせたキリアンは、フォーンの指でほぐされたばかりのガインの後孔を目の前に晒させた。
キリアンの目の前に恥部を晒されたガインは、反射的に後孔に力を入れ、谷間にある口をキュッと窄める。
「ガインの精液とフォーンの唾液でテラテラと光ってる。
ああ、恥ずかしそうにキュッと窄んで……可愛いくて堪らないよガイン……。
さぁ俺を知って、ガイン。」
小さく堅く結ばった入り口に、キリアンの硬く鋭い切っ先が当てられた。
暴れ出さない様にと上半身をカーキとフォーンに押さえ込まれて抵抗の術を失ったガインの結び目が、キリアンの楔の先でミチミチと強引に解かれてゆく。
「やめろ!おいキリアン!やめ…あああっ!ぐぅっ!」
内臓を押し上げる様なズズンっと重い衝撃が腹底に響く。
内側に埋まった大きな異物による強い圧迫感が辛く、声を出す事もままならない。
ガインの頭の中を色々な考えが錯綜する。
自分が受けている行為が、肉体的にも精神的にも自分に苦痛を与える為に三人が与える罰だとするのならば、自分を陵辱するこの行為を「やめろ」などと言える資格が自分にはない。
「まだ窮屈だね…。ガイン、動くよ…?いいね…?」
ガインの中に深く楔を挿し、繋がったままのキリアンが、虚ろな表情をするガインの頬を優しく撫でながら柔らかな声音でガインに問い掛け、答えを待たずに腰を動かし始めた。
「…ッ…ンっ……う……う…!ん…!」
ガインの内側を掘り進める様に、太い杭がズリュリュッと何度も狭い道を拡げながら行き来する。
小さな入り口が段々と拡げられ、慣れからか裂ける様な痛みは感じなくなった。
それでも内側からの苦しい圧迫感は続くが、滑りが良くなり抵抗が減ったのか、ジュップジュップと濡れた粘膜が擦る音が、速いリズ厶で響き始める様になった。
「凄いよガイン…そんなに美味しそうに俺のペニスをしゃぶり尽くしてくれるなんて。
ナカがトロトロになる程、俺に感じてくれてるんだね。」
「ちが…違う…違う…こんなの……ひぁっ!」
胸の粒がカーキの舌で弾かれ唇でキュムッと強めに咥えられ、ガインは背中を浮かせて跳ね上がった。
「違うってナニがぁ?
さっき出したばかりの院長のペニスがビンビンじゃん。それ、気持ちいいんだよね?
キリアンに突っ込まれてお尻のナカを掻き回されいるのが。」
フォーンは左手の指先で作った輪っかに右手の人差し指を数回通す仕草をしてみせるとニッと笑った。
「違う!そんなんじゃ…そんなんじゃない…!
俺が…俺がお前達を…捨てたから…!
何も言わずに黙って捨てたから…!だから、お前達が…俺をこんな…!あっ…ああっ!」
内側からグウッと何かが押し上がって来る。
先ほど吐精した時に感じたものに似た、だが局部的なそれより遥かに強く全身を駆け巡る………
この感覚の名前を、ガインは認めたくなかった。
こんな事で━━自分を憎んでいるであろう息子達との行為で━━自分が受けているのが罰であるのならば
有り得ないのだから
快感など━━
内側で熱が弾けるのを感じたガインは、自身も再び精を放った。
内側に抱き込んだ楔をギュウッと搾る様に内壁をキツく締め、雄幹を不規則に振りながらビュルビュルと方々に白濁液を撒き散らして果てた。
自責の念に囚われたガインは、ガードする様に両腕を顔の前に重ね、情けなく泣きそうな顔を隠す。
「ああ…ナカの感じも反応も、何もかもが最高……
なんだけど、ガインはどうも大きな勘違いをしているようだね。
これは、ちゃんと説明してあげないと。」
「そうだな……だが、後がつかえてるんだ。
それは後回しにしてくれ。」
テーブルに寝たガインの左側で腕を押さえていたカーキがガインの足元の方に移動し、代われと促す様にガインと繋がったままのキリアンの肩を軽く叩いた。
「そうだね、先にこっちを済ませよう。」
キリアンはズリュッと楔を引き抜き、収縮しかけたガインの孔からツゥと糸を引いて滴る自分が出した白濁の雫を指先で掬って閉じたばかりの結び目に塗りたくった。
まだ柔らかな口はキリアンの指を浅く食み、クチュクチュと小気味よい音を立てる。
普段は無表情が多いカーキの口角が思わず上がってしまった。
「これは美味そうだ…。」
「じゃあカーキ、たっぷり愛してあげてね。」
カーキに場所を譲ったキリアンは、先ほどまでカーキが立っていた場所に移動し、唾液に塗れプクリと膨らんだガインの左胸の乳首をキュッと摘んだ。
「ンああッ!」
━━━━真実を隠したまま、行動に移したのはガインだけじゃないんだよね━━━━
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