【R18】45歳隊長を相手に22歳の皇帝が見る、NTR妄想初夢姫始め

DAKUNちょめ

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苦悩するガイン

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ガインの後孔の中、窮屈な空間を無理矢理外側に押し拡げて深く穿たれたキリアンの太い杭が、狭い道をズップズップと何度も行き来する。

内側の壁をこそぐ杭の一部がコリコリと壁を引っ掻き、その刺激が尾骨から腰に掛けて這う様に伝わると、意識せずともガインの腰がガクガクと大きく上下に弾む。


「うぅっ…!ンぷ…!」


「院長、もっと舌を絡ませて括れた所クリュってつついて。
俺、ソコ好きなんだー覚えてね。
上手に出来たら、院長のお尻にいっぱいご褒美あげるから。」


フォーンはキリアンに下の口を蹂躙されているガインの口に、自身の性器の先を咥えさせたまま緩く腰を前後させた。

ガインの口腔内をフォーンの性器が何度も行き来し、ブチュブチュと唇の端に泡を溜めた口から出た茎部分はガインの唾液に塗れテラテラと光り淫靡な艶を放つ。


「院長の口からヌルヌルの俺のが見え隠れして…すげー。
院長に俺のをしゃぶらせるなんて…夢みたい。
あーたまんなー…やぁらしー…もっと深く咥えて。」


フォーンはガインの頭を押さえ、長さのある自身の性器を更にググッとガインの口に押し込んだ。

喉奥に近い場所を突かれたガインは苦しさにえずき、フォーンの手を払う様に無理矢理顔を傾けてフォーンのペニスから逃げた。


「グッうぇっ……!ゲホッ!ゲホッ…!」


「ああっ院長!苦しかった?ごめんね。
あまりにも気持ち良くてつい、突っ込んじゃった。」


「ついじゃないだろ、フォーン。
お前1人のモノじゃないんだ、あまり乱暴に扱うな。」


呆れた様にフォーンの肩を叩いたカーキはフォーンにテーブルから降りる様に促した。


「えー俺まだ出してないんだけど。
院長の口にぶちまけたかったのに。」


フォーンはガインの前から渋々下がって、テーブルの上から下りた。
口淫から解放されたガインは、えずいた際に流したのか涙と唾液に塗れた顔をカーキとフォーンから隠す様に反対側に逸らした。


「そんな表情初めて見せたな。
いい顔だ…院長。
それは羞恥からか?背徳感から?罪悪感もあるのか?
もっと色んな顔を見せて俺達を愉しませてくれ。」


カーキはガインの顎先を掴み、背けられた顔を強引にこちら側に向けさせた。

顔を背けられないようにされたガインはカーキの視線に耐えられず、涙を滲ませた目を一度強く瞑る。

が、抽挿の速度が増した事に驚いた様に目を開き、下方のキリアンに目を向けた。


「うあっ…!!やっ……やめろ!キリアン!くぁ!」


「やめろ?主に何の命令だそれ。無意味過ぎるだろ。
まずは俺のを飲んで貰うよガイン。
ガインの中を俺達ので満たしていくから。」


キリアンはガインの腰骨を掴み、グンッとガインの最奥を押し上げる様に突いた。

パンパンと濡れた肌同士がぶつかり合い、激しく前後するキリアンの樹幹にねっとりと絡んだ秘肉との結合部からの摩擦音と合わさって、バチュッバチュッっと湿った大きな音が食堂に響いた。


「やっ……!イヤだ!み、見るな!見ないでくれ!」


卑猥な水音を響かせる結合部に埋め込まれた杭が身体の中心を穿つ度に、下腹部の内側からゾクゾクとした未経験の感触が這い上がって来る。

苦痛を通り越し、鈍く疼く痛みを伴いながらも身体中を駆け巡り始めた、痒いとも擽ったいとも表現出来ない感覚が何なのかガインは分からない。

ただ這い上がるその感触が、成すすべ無く全身を覆っていき、それによって歪む自身の表情を見られる事が、理由も分からずとてつもなく強い羞恥心を感じさせる。

顔を覆い隠したくとも両手は拘束されたまま使えず、ガインは駄々をこねる子どもの様に涙や唾液でグチャグチャに汚れた顔を何度も左右に大きく振った。


「息子の俺に犯されてるのに気持ち良くなってるんだ。
もっと、その情けないスケベ顔を見せてよガイン。
もっと、みっともない顔を晒してよがり狂って。
それが、性奴隷の奉仕ってもんだろ?」


「やっ…!!やめ…………!イヤだ…!んくッ…!!」


バチュバチュと騒がしい音を響かせると共に内側の道を抉りながら最奥を突き上げるキリアンの行為は続き、ガインの腰骨を強く掴むとゴンと腹底を叩いて動きを止めた。

ガインの内側に湯を注がれた様な熱が拡がり、ガインは顎先を上げて言葉を失った口を半開きにしたまま、自身の馬首の先から白濁液を放出させた。


「初めての尻でイッたのか、ハハハ。
俺達が教え込むまでも無く、あんたは最初からメス孔を持ってたんだな。」


カーキが射精したばかりのガインのペニスを握り、硬度が緩んだソレを弄ぶ様にブランブランと振った。

先端の雫がピュッピュッと飛び散り、方々に白い水玉模様を作る。


「代わるよ、カーキ。
メス孔ン中、俺のでいっぱいだけどいい?」


ガインの萎えかけた性器を振って遊ぶカーキの肩をクスッと笑ってキリアンが叩いた。

ガインの中に埋め込んだキリアンの太い幹は萎えてはおらず、見せつける様にカーキの前で数回緩く腰を動かしてから引き抜いた。

縮みながら塞がれてゆく孔から、呼吸をする様にコプ、コプとキリアンの出した白濁液が溢れ出る。

ガインの脚間に移動したカーキは、ガインの後孔淵の左右に親指を当て、ミュイと入口の柔ヒダを引っ張った。

緩くなった孔は左右に細く隙間を開き、ソコからコポッとキリアンの精が出る。


「構わんさ。
俺達ので満たすんだろ?このメスの腹ん中。」


カーキはトラウザーズから取り出した楔の頭を、既に解されたガインの後孔に押し当て、そのままグヌゥと挿入を果たした。

制止する間もなく再び身体の中心を貫いた硬い杭に、ガインの腰が跳ね上がる。


「まてっ…!んああああっ!!あっ…!!」


「凄いな…中が熱くうねって渦の様だな。
キュウキュウと絡み付いて来て搾り取られそうだ。」


カーキはガインの右脚を肩に乗せて身を前に乗り出し、結合部位の肌を擦り合わせた。

ザリザリと互いの毛が擦れ、カーキの性器周りの体毛はガインの孔から出たキリアンの精液でネチャネチャになった。


「俺の棒で、キリアンが出したのを院長の孔の中全体にくまなく擦り込んでやるからな。」


「やっ…もう…!あうッ!ひ…!っくん!!」


ゴッゴッと身体全体に響く叩き込む様な強い抽挿を混じえながらカーキはガインの中を擦った。

激しい抽挿は肌が叩かれる音が大きく、パンパンと大きな張る音が食堂内に響く。


「へ?カーキがキリアンの出したのを擦り込むって事は、カーキの出したヤツは俺が院長のスケベ穴の奥に擦り込むって事?
ぬちゃぬちゃ過ぎると気持ちいいの半減しちゃうんだけど。」


「挿れる前に掻き出せば済む。」


短く答え、カーキは抽挿のさなかに肩に担いだガインの脚に軽く歯を立て噛み付いた。

ヒクッとガインの顎が上がり、瞬間身体が強張った。


「ハハハ、噛まれて感じたのか?
内側が縋り付く様にキツくなったじゃないか。
そんなに早く俺のが熱いのが欲しいのか、淫乱なメス奴隷だ。」


「違う!ち……ふぁあ!あっ!あっ!」


順番待ちをしているフォーンは、テーブルに両肘をついて頬杖をつき、真横から2人の繋がっている場所を観察する様に眺めた。

拡がったガインの下の孔から、ヌラヌラと光るカーキの茎が素早く出入りする様子をジッと見る。


「院長の孔、大きな口を開いてチュパチュパしゃぶるみたいにカーキのを美味しそうに食べてるねー。
ホント、スケベなんだからー。」


バチュバチュと音を立てる激しい抽挿が行われた後、カーキがグンッと大きく腰を突き上げた。


「ック……!ほら、飲め!」


「うくぅっ…!!」


ガインの巨躯がビクッとわななき、カーキは続けてクンクンと腰を前に突き出した。

カーキの肩に担がれたガインの右脚が、ビクンっと痙攣したように跳ねる。


「ちょっとちょっとカーキ、もう出したんなら早く替わってよ。
あああー院長の孔の縁からカーキのが溢れて来てるじゃん。
白い泡になってるし。えっろ。」


「フォーンの為に、掻き出しといてやろうと思ってな。」


ニッと笑んで、カーキがガインの孔からズルッと楔を引き抜いた。

カーキのペニスが引き抜かれると同時に白濁液が掻き出され、ガインの窄んだ孔からトロトロと零れ出てテーブルクロスに液溜まりを作った。


「こんだけなワケ無いだろ。まだナカに残ってるよね?」


場所を空けたカーキに替わり、テーブルに乗りガインの脚の間に移動したフォーンは、標本の様に四肢をテーブルに張り付けてグッタリとしたガインの腰を引いて持ち上げ、大きな臀部を大腿の上に乗せた。

ガインの恥部がフォーンの目の前に晒されると、焦ったガインが身をよじりながら下方を見る様に首を持ち上げた。


「やめろ!見るな!そんな所っ…」


「院長ー暴れないで、内側まだタプタプでしょ?
出してあげるから。
ついでに、出しそびれていた院長のも出してあげる。」


フォーンは嬉々とした弾んだ声で答え、柔らかくなったガインの秘肉を更にほぐす様に柔ヒダに指先を当てクニュクニュと淵を押して揉み、立てた中指を中央の結び目にズヌッと挿し込んだ。


「あうッ…!ひぁっ…ソコっ…!ゃだ…!」


フォーンの指先はガインの内側から前立腺を掻く様に刺激し、カーキに犯され半勃ち状態になっていた竿からの吐精を促す。


「ヤダじゃないだろ?気持ちイイはずだよ。
ほらビンビンになった。イっちゃえ。」


虚を突かれたガインの男性器は生理的現象によりビンッと張った様に勃ち上がり、先端の穴からビュルルっと勢い良く白濁を撒き散らし始めた。


「ああああっ!やっ…!ゃだっ…!」


「感度良いねぇ院長!
指突っ込んでナカ撫でただけで、前の穴からも後ろの孔からも白い液体垂れ流しちゃって。
ホント、院長ってば、やらしいの!
ご褒美だよ、もっと気持ち良くしてあげる。」


後孔に、抜かれた指より太く長い杭がズブリと埋め込まれる。

ゆらゆらと腰を揺らしニッチュニッチュとねちっこい音を奏で緩く円を描きながら、フォーンは羞恥に顔を歪めて嬌声混じりに拒否を示すガインを見下ろし満足げに微笑んだ。


「ぃや…ッやだ…もっ…こんな…んッ…!」


「俺達さーずっと院長に、こういう事したかったんだ。
さすがに、こんな風に無理矢理にとは思ってなかったけどぉ。
ソコはさぁ俺達を信用しなかった院長が悪いんだけどね。
でもまぁ悦んでくれてるみたいだし?かえって良かったんじゃない?」


「ぁっ…イヤだ…も…やめ……くぅッ!んぁあ!」


蜜壷の中をクルクルとかき混ぜるような動きで徐々に深い場所へと穿たれたフォーンの肉杭は、根元までミッチリとガインの中に沈むと、ガガガッと最奥を連打する動作に変わった。


「イヤじゃないでしょー?院長てば、嘘つきだなぁ」


「ハァッ…!は!?はっ…!……あ!はぁ!?」


フォーンから与えられる激しい律動に自身の身体もユサユサと縦に激しく揺り動き、その振動で頑丈な長テーブルが床を軋ませキシキシと音が鳴る。

ガインは信じ難い光景を目にしたかの様に涙を滲ませた目を大きく見開き「嘘だろ」と言わんばかりの声を発した。

凌辱されている身体が、ガインの意志に反して快楽に順応してゆくのが分かった。

快楽を拒絶したい自身の気持ちを置いてけぼりに、腰が勝手に淫らに揺れ動き射精したばかりのペニスがグンッとそそり立つ。

自分の身体に自分自身が裏切られた様な錯覚を覚えたガインは戸惑いが隠せず、それが表情となり顔に出る。


「どうしたのガイン。
何をそんな、驚いた顔をしてるの。」


テーブルに乗ったキリアンはガインの頭側に膝を付き、ニコリと微笑みガインの頬を撫でながら、フォーンに貫かれ情けなく歪むガインの顔を見下ろした。


「あっ…!あうッ!こんな…違うんだ!
や、やだ…見るな…みっ…!くぅ!」


「気持ち良くて堪らない?ふふっ、うんと乱れて良いんだよ。
ガインはもう俺達の物なんだから、遠慮しないで。
誰にも渡さないし、どこにも行かせない。
もう隠し事も許さない…全てさらけ出して貰う。」


「ああッ!やっ…ンんっ!」


「俺達も、もうガインに隠し事はしない。
俺達がいつもガインをどんな風に思っていたのかを教えてあげる。
刻み込んであげるよ、こんなにも愛してる事を。」


キリアンは、登り詰めつつあるガインの唇に自身の唇を重ね、ガインの口内に深く侵入させた舌先を絡ませた。

息も絶え絶えなガインの呼吸を嬌声ごと呑み、唇の端を上げて笑む。


「ひうっ……ックん!!」


「もう悩んだりする必要も無いよ。
これからは俺達が……ガインが何も考えられなくなる位に…
肉体も精神もガインの全てを……支配するから。」


フォーンの熱い欲液を内側の壁に浴びせられて、ガイン自身も絶頂を迎えかけた刹那、淡々と書状を読み上げる様な口調で語るキリアンに対しガイン背筋に、ゾクゾクと這い上がる様な悪寒を走らせた。

冷や水を浴びせられたかのように、火照った身体がスゥっとそら寒くなる。

蹂躙され続け精液に塗れた身体をテーブルの上に横たえたまま、ガインはぼんやりと3人の姿を見上げた。


━━━━俺達はもう…元の関係には戻れないって事か…
それでも自分の身を終身奴隷として売る事で、3人の息子達に借金を肩代わりさせないという目的は果たせた。
ならば奴隷となった自分は、自分を買い取り主となった3人に死ぬまで尽くすべきなのだ。
どんな間柄になろうと3人の姿を近くで見続けていられるのは幸せなんじゃないのか……?━━━━


人としての尊厳など捨て、堕ちる覚悟を受け入れれば後は楽になれる。

3人が主ならば、むしろ幸せなのかも知れない。

どこか虚ろな目をしたガインは3人を見上げ、僅かに唇の端を上げて微笑んだ。











「パパの心情までキリお兄ちゃんが語ってしまってるけど。
それは本当にパパの本心なの?
ちゃんと本人と話し合って確認取ったの?」


「…確認は取ってないけど多分そうだと思う……って。
夢の中の俺にガイン本人と話し合ったかとか聞かれても、俺も知らないとゆーか。
……それ何のダメ出し?」


少しむくれた表情を見せたキリアンに、ミーシャが気だるそうに微笑んだ。

ダメ出しと言うよりは単なる夢でしかないこの無駄話を、一応は真面目に聞いていたとのアピールの為に、とりあえず指摘してみただけだ。
深い意味など有りはしない。

ミーシャは、キリアンの夢の中に登場する義父でもないガインの本心なんて興味が無い。
流されてメス堕ちしようが、背徳感に苛まれながら抵抗し続けようが知ったこっちゃねぇ。


「キリお兄ちゃんは……パパに隠し事をされたくない、どんな時も自分を頼って欲しいって気持ちがあって、そんな夢を見たのかも知れないわね。
パパを大切に思っているのよね。」


この不毛な会話から一刻も早く解放されたいミーシャは、不本意ながらもエエ感じに話を括って終わらせた。

新年を迎え、城内は祝賀の準備等で慌ただしい。

そんな中、朝っぱらから皇帝陛下に何を聞かされてるんだか。


「勿論大切に思っているよ、愛してるからね!
…そうか、ガインが俺に隠し事ね…
悩みがあるなら打ち明けて欲しいし、そんな苦しみから解放してあげたい……俺が。うん。」


そんなにも大切で愛してる人を、夢の中で性奴隷にしてしまうってどうなのよ、と思いつつミーシャは何やら思案中のキリアンに向け手早くカーテシーをし、キリアンを残してそそくさと無言でその場から立ち去った。


━━私の作品キャラのカーキとフォーンが、キリお兄ちゃんの夢に登場するのはもう諦めたわ。
やめろって言った所で出てきちゃうみたいだし。

はー新年早朝から煩悩の塊みたいなキリお兄ちゃんの相手をして疲れちゃった。
ノーザン様の顔を見て癒やされよっと。━━




「ミーちゃん………あれっ?居ない……。
寒っ!…ガインが待ってるし、俺も部屋に戻るか。」


いつの間にかミーシャの姿は無く、裏庭の木の下にポツンと1人残された事に気付いたキリアンは、城に入って自室へ向かった。

キリアンの自室には、大晦日の晩に共にベッドに入り、共に年を越した愛しいガチガチムッチリの妻が、まだ白目をむいて寝ているハズだ。


キリアンが自室のドアを開くと、ベッドの縁に全裸で座りながら拳で腰を叩いているガインが居た。


「起きていたの、ガイン。」


「今、目が覚めたトコだ。……腰がイテェ……。」


キリアンはガインの隣に腰掛け、ガインに代わってトントンと腰を軽く叩き始めた。

絵面が、おじいちゃんを労る孫の様である。


「繋がったまま、年を越したら何だか感極まり過ぎて…
止まんなかったんだよね。ごめんね。」


ガインの腰を労るキリアンの脳裏に、初夢の光景と共にミーシャの言葉がよぎった。


「ねぇガイン……ガインは何か悩んでたりとか……
俺に言えなくて隠してる事とか……ある?
悩みがあるなら言って。
俺がガインを苦しみから解き放ってあげたい。」


「ンあ?悩み?苦しみ?隠してる事?………………」


唐突な質問を受けたガインは頓狂な声を上げ、キリアンの顔をジッと見た。

こんな質問をされるに至った経緯を全く知らないガインは、自分がキリアンに隠し事をしているような素振りを見せたのかと、思い当たる事を頭の中に並び立てて悩み始めた。

何なら、思い当たらない悩み事や隠し事を思い浮かべようとしている今が一番悩んでいる。


「…ううむむむ…悩みや苦しみがあるとすれば…
そうだな…腰痛?
キリアン、お前ヤリ過ぎなんだよ。
俺に無茶ばかりさせやがって、少しは自重してくんねぇか。」


ベッドの縁に座り老人の様に背を丸めたガインは、キリアンに叩いて貰っている腰の痛みを改めて思い出した。

悩みと言うよりは困っている事だが、パッと思いついた様に腰痛の原因であるキリアンが悩みだのタネだと告げてしまった。


「自重?ガインが気をやったから、それ以上無理させないように寝かせておいてあげたりと、これでもかなり自重してるつもりなんだけど?
何だったら、今から自重無しの俺の本気を体験する?
ガインが気を失っても止まらないけど、イイ?」


ガインの腰を叩いていたキリアンの手がスルスルと下がってベッドとガインの尻の間に潜り、指先が尾骨下の谷間に辿り着く。

尻の下にキリアンの手の平を敷いた状態になったガインは、あからさまに「やべえッ」と慌てた表情を見せ、ベッドから立ち上がろうとした。

が、キリアンが見逃すはずは無く、ガインは隣に座るキリアンに膝の裏側を勢いよく持ち上げられ、両足を高く上げて後ろに倒れた。


「うわぁあ!!イイわけねぇ!!
おまっ…!新年の挨拶やら祝賀パーティーやら予定あんだろうが!準備しねぇとだろ!」


「大丈夫、余裕余裕!
昼過ぎまでは自重無しの俺の本気を味わって貰えるよ。
時間的に、ちょっと物足りない気もするけど。

…ああ朝日に照らされてガインの可愛い場所が丸見えだ。
新年早々眼福の極みだね。」


「はぁ!?ちょ……悩みがあるなら話せって言ったから話したのに!
やぶ蛇じゃねーか!ンあっ…!!」


明るい朝日がサンサンと射し込む部屋で、ガインと愛し合うために自身をズプズプと挿し込むキリアン。

繋がった瞬間に心が満たされ、甘美な快楽がキリアンの身体を満たしてゆく。

満たされただけでは止まれない、もっともっとと貪欲に求めずには居られない。

ガインの全てが自分のモノなのに、誰かに分け与えるとか出来るはずがない。

愛するガインが、自分以外の誰かに貫かれるなんて有り得ない。
夢の中の自分は、有り得ない自分だ。

と言うか、そもそもの設定からしてキリアンもガインも全くの別人だ。


「設定はもとより、俺もガインも性格が何だか別人だったし…
夢の中のガインと同じ様に考えるだけ無意味だったな。

所詮、夢は夢でしかないか。」


ベッドを大きく軋ませながら、改めて夢は夢でしなかいのだとキリアンは1人納得して頷いた。


事の始まりから今に至るまで、何ひとつ納得出来ないまま、新年朝っぱらから激しく突かれるガインを無視して。


「新年早々コレかぁ!!ちょ…!ああッ!
クッソ!!悩みが尽きねぇー!」




━━━━苦悩するガイン(現実)━━━━終━━━━




後書き
強引に終わらせてしまいます。

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