転移した世界がクソだったんで魔王を作る事にした。

DAKUNちょめ

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第一章

15―キャンプ貰いました。

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「銃……」


「オトコのコは、銃が好きだろー?
しかもコイツは、日本のお巡りさんが持ってる銃と同じだ!
日本人の君には、ノスタルジックに感じるんじゃないかい?」


テーブルに置かれた銃を手に取り、重量感や質感を確認する。
角度を変えて色んな方向から見たりと、じっくり堪能した後に俺は銃をテーブルに置いた。


「あまり興味無いです。
弾数だって制限あるし、撃ち尽くしたらただの重たい荷物でしかない。
弾丸を補充する術も無いし、あまり需要を感じない。
第一、素人の俺が狙って当たるとも思えないんで。」


俺はソファーから立ち上がり、膝をパンパンと払う様に叩いて扉に向かおうとした。


「待ちなボーイ、俺が売りたいのは銃じゃあ無いんだよ。
俺が売りたいのは武器庫丸ごとさ。」


何も無く無機質で殺風景だった部屋の中が、映画で見た米軍の基地にある武器庫の様な風景に変わった。
男の後ろにズラリと並ぶ銃器の数々。

アーミーナイフの様な物も置かれている。

その場にリアルに在るというよりは、スクリーンに映し出された映像の様な感じだ。


「その、映像のような武器庫を?
は?何の役に立つんだ、ソレ。」


「この武器庫は、ここに在るワケじゃないんだ。
ボーイがこの武器庫に入る事も不可能。
だがボーイが契約してくれたら、この武器庫にある物はいつでも自由に取り出せる。
銃も弾切れ無しでエンドレスさ。」


なんと胡散臭い話をするのだろうか。
そもそも商売と言ってるからには、こちらが支払う対価が必要となる筈だ。
金品の類を一切持っていない俺に、買えるはずがない。


「有り難い話だとは思うが……」


「マネーなら心配いらねーぜ!
ボーイが初めて異世界に飛ばされてから今までに倒した奴等の討伐ボーナスみたいなモンがゴッソリ貯まってるからな!」


そんなもんがあるのか。
しかも初めて飛ばされてって事は…
葵がラスボスの前の世界も合わせて約10年分?

アイテムは時々ドロップするが……
ゲームの世界と違って魔物を倒しても現金を手にすることは無かったが、現実なんだしそんなものだと思っていた。
手にした所で店の無い世界じゃ使い道はないし。


「その討伐ボーナスとやら、俺は見た事が無いし手に入れた実感も無い。
俺が持っていた所で使い道は無いのかも知れないが…
他人を簡単に信用したくないんだよな。
悪いが他を当たってくれ。」


「ボーイ、運命の岐路に立ったならば選択は正しくないとな。
この世界、誤った選択が命取りになる事はもう理解してんだろ?
だったら今が、その時だよボーイ。」


「いや…あんたが余りにも胡散臭くて、信用に値しない。
こういう場合、どうしたらいいんですかね。」


男は肩をすくめて両腕を脇に引き、手の平を外に向ける、欧米人の「さぁね」的なジェスチャーをした。
ますます胡散臭い。


「そういうのも含めて、誤った選択をしないで済むかどうか。
それがこの世界で生き延びるコツだよな。
だからボーイが今、俺を信用出来なくて取り引きをしないのも、もしかしたら正しい選択なのかも知れない。
自分の意思に従え。直感を信じろ。
死を恐れろ。だが逃げるな、迎え討つんだ。
ボーイ、歩みを止めるんじゃないぜ。」


「…………取り引きします。」



男の言ってる言葉は、それらしいありふれた鼓舞の言葉だ。
全く響いてこない。
たから、男の胡散臭さが消えた訳では無いのだが…

━━歩みを止めるな━━

その一言に、俺の直感とやらが働きかけた。


「ハハハ!どういう風の吹き回しだい!?
えらく急じゃないか!!」


「契約とやらを済ますまで帰らせて貰えそうもないんで。
ここが日本だったら、監禁されて無理矢理契約させられるって警察に連絡していたかも知れない。」


「確かにな!!だがな、ボーイ!
いい選択だぜ!!」


契約、取り引きとは言ったが、書類にサインなどは無さげだ。

俺が男の持ち掛けた取り引きを承諾した時点で、契約が成立したらしい。

俺の頭に武器庫の情報が上書きされたように全て入って来た。

武器庫から取り出せるアイテムのリストも頭に浮かぶ。


「レーションはサービスだ。
カロリーバーとシリアルバー、飲料水は無限に出せるぜ。
あと、俺の気が向いたら他の食い物も置いとくからな!」


「……リストに名前があるが、まだ手に取れない物もあるな
マグナムとか……」


銃には詳しくないがマグナムという名前はよく聞く。
銃が扱えるようになったならば、強いと言われるマグナムは、やはり気にはなってしまう。


「ソレを扱うには、ボーイのレベルが足りてない。
まぁ、ソレを扱うレベルに達するのが先か……
ボーイが死ぬのが先かは分からないけどな。ハハハ!」


嫌な例え話をアメリカンジョークみたいに言われた。
だが、それが冗談ではなく、この世界のリアルなんだと俺は良く分かっている。


「この武器庫はな、ボーイのキャンプだよ。
ボーイ自身は入れないが、ボーイが手に入れたアイテムをこの場所に置く事も出来る。
どうだい、便利だろう?
生物や、魔物、生きた人間は入れとけないが、どれも死体なら置ける。
まぁそれ以外にも置けるモンはあるが…
それは後からのお楽しみだよな。」


武器はともかく、手に入れたアイテムをしまえるのは有り難い。
今、俺は手に入れたばかりの大剣を持っているが、これを持ち歩くのはかなりシンドい。
腰に下げれば地面をずってしまうし、背負えば柄の部分が高い位置にありすぎて、手が届かない。

大剣の前に持っていたショートソードは、大剣を手に入れたバトルで損壊してしまった。


手ぶらで歩く事が出来、頭の中に所持する武器を思い描いただけで、それが手に握られる。


「これは確かに、便利かも知れない。
撃って当たるか分からない銃よりは需要があるな。」


━━撃って当たるか分からない?
当たらないワケ無いだろう……
この世界や自分に、今までの常識を当て嵌めんじゃないよボーイ━━



「!?」



俺は拳銃サクラを片手に持ったまま、廊下に立っていた。
男は消え、部屋も無くなっている。


そのタイミングで、剥き出しの脳に電極を埋め込まれた、四肢が機械のドーベルマンの様な犬型モンスターが5匹、一斉に飛び掛かって来た。


「いきなりマジか!!
あのオッサン、弾切れ無しって言ってたな!
だったら当たるまで何十発でも引き金引いてりゃいいんだな!」


銃口を犬っころに向けた瞬間、軌道が修整される様に僅かに振動が伝わった。
引き金を引いたのはたった5回。
弾は全て犬の脳のど真ん中に風穴を開けた。


「…………」


自動照準機能搭載。
だったら、逆に自分が自分の意思で撃ちたい場合は?
例えば人間相手に、脅す目的で手の甲だけ撃ちたいとか。

廊下の角から6匹目の犬が飛び出して来た。
銃口を向ければ、すぐに剥き出しの脳に照準が合った。

それを俺の意思で腹部にずらす。


「ギャン!!!」


「ほう!これはこれで、普通に出来るんだな。」


立ち上がったものの、胴に穴が開いてピクピクと震えている犬に近付き、脳に銃口を当てて引き金を引いた。
自分の意思で、死体になってからも連続して撃てるのかを試してみた。
出来た。

壁に向かって撃ってみる。
これも出来る。

必ずしも「生きた敵」が対象でないと武器として機能しないワケでもない。


「まぁ…便利っちゃー便利だよな。
大剣振り回すよりは楽だし。
でも俺はやっぱり剣や刀のが扱い慣れてるんだよな。」


俺は銃を片付けると、武器庫に飾られていたアーミーナイフを取り出した。
アーミーナイフを手にするのは初めてだ。
見た目がカッコイイし、ナイフの背にあるギザギザを生で見たかった。
そんな理由と、ランボーという名前に惹かれて取り出した物を握って振ってみた。


「わ、意外にデカいの手にしたな。
あ、握りやすい。………3?」


細身の人間ならば正面から刺せば、刃先が貫通して背中から飛び出す位の刃渡りがある。
俺はその「ランちゃん3号」が気に入り、暫くそれを手に持って歩いていた。











「まぁ、俺が何者って訊ねられたらー……
この世界が異世界と呼ぶ世界に、そことはまた別の異世界からやって来た異世界人なのだが。
かと言って、俺が一番最初にいた世界にいる奴らが今の俺と同じ力を持ってるかと言われたら全くそんな事はなく。
…………結局、俺も自分が何者なのかは分からん。
もう、俺は俺だとしか言いようがない。」


「ヘェ~??ソウナンダ~???」


ダイに説明をしてはみたが、説明すればする程、頭がこんがらがった様だ。ダイの目の焦点が合ってない。


正直な話、俺だっていまだに人間離れした葵の正体も、俺に武器庫という名のキャンプを売ったオッサンが何者かも分かってない。
葵はともかく、オッサンについてはもう何者でもどうでもいい。
あの出会いだって…どれ位前になるのだか。


「あ、そう言えばニイチャンさ、そのヘンテコなオッサンの言っていた後のお楽しみってのが何なのかは分かったの?
それ、使ってる?」


「あー分かったが………使ってるというか使われている。
俺はあまり興味が無いが。」


俺は、宿屋の部屋の窓から外を見た。
俺に片腕を使い物にならなくされてしまった連中の山が消えて無くなっていた。
何とか全員、起き上がって何処かへと去って行ったようだ。

俺が壊した奴らの片腕は、この世界の治療では完治させる事は出来ないだろう。
治癒魔法もあったとして、どこまで効くのやら。


片腕しか使い物にならなくなってなお、俺に報復するつもりならば、その勇気に免じて


今度は、残った方の片腕も使い物にならなくしてやるつもりだ。


命までは取らない。
俺は優しいから。



「それにしても、スコルとハティは何処に行ったんだろうね。
いつもは、ニィチャンにベッタリなのにさ。」


「オスのガキンチョ共にベッタリされても嬉しくないから、その表現はやめてくれ。」


アイツらが犬の姿のままだったら可愛いがれたのにな。
男の娘になった姿を見てから、何かもう……

スキンシップが出来んくなった。












黒髪に膝上のスカート丈のメイド服。
この世界では馴染みの無い服装だが、その格好は男心を擽るあざとさを魅せる。
12、13歳位の幼い少女の姿をしたスコルは、その姿で煌々とした月を背に高い木の上から見下ろす様に、深い森の中を馬に乗って征くアオイ達の前に立った。


「アオイ。
テイトに何の用があって来た。
テイトなら遊ぶ暇はない。帰れ。」


「………参ったな。
お嬢さんは、なぜ俺の名前を知っているんだ….。」


アオイは馬から降り、高い位置にある大きな月を見上げた。
その白銀に輝く大きな円の中に立つスコルが、金色の瞳を鈍く光らせながらアオイを睨め付ける。


「お前がボク達の母様と交合ったからだ。
ボク達は通じ合っている。
母様が知った事は、ボク達も知る。」


アオイは赤くなった顔を隠す様に、思わず手の平で口を覆い隠した。
そしてバツが悪そうに口ごもりながら謝罪の言葉を口にする。


「……フェンリル……彼女は君達の母親だったのか。
知らなかったとは言え、君の母親と情を交わすとは…。
すまない事をした。」


「?何を謝る?母様はお前の精が欲しかった。
だから、お前が母様に精を食われた。それだけだ。」


「食われたって……言い方なぁ……」


スコルは不思議そうに首を傾げる。
照れた様に赤くなったアオイはスコルを直視出来なくなった。


「ナニ!!その子なのか!?転校生が連れてた美少女って!」


馬の背に跨ったままの田上が、身を乗り出す様にしてスコルの姿を見ようとした。
高い木の上で満月を背負うスコルの姿は見えにくく、何とか見ようと身を乗り出し過ぎた田上は、馬上からズルッと落ちた。


「田上様!!」


アオイが田上に手をのばすが届かず、高い馬上からズリ落ちた田上が地面に身体を叩きつけられた。

そう見えたアオイの前に、高い木の上に居たスコルが田上の身体を抱き上げて立っていた。


スコルは田上を横抱きしたまま、アオイの前に立つ。
田上はスコルに抱き上げられたまま、真近でスコルの顔を凝視した。


「すげぇ……すげぇ身体能力!!
あんな高い木の上から一瞬で!?
それに……すげぇ……すげぇカワイイ!!
こんな可愛いコが転校生のモンて、勿体ないよな!!」


「た、田上様!いけない!お待ち下さい!!」


アオイがブルッと身震いする。
嫌な直感━━この先起こる事への警告。

それを阻止すべくアオイが田上に手を伸ばした。

アオイが制止するより先に、田上は自分を抱きかかえるスコルの首に首輪を装着した。

首輪を嵌められたスコルはキョトンとした表情をした。


「やったぜ!!
これで、この女は俺のモンだ!!!」





その首輪は魔力を奪う。

獣人にしろ、エルフにしろ、人間にしろ、魔力を源にした強い力を抑え抵抗を奪う魔具だ。

アオイは、マカミテイト、その従者である二人の少女に首輪を嵌めれば抵抗する力を奪えると田上に説明した。

だから田上が少女の首に首輪を掛けたのは、彼女の力を奪い抵抗する力を封印したのだから「成功」したのだ。

少女をマカミテイトから奪う事に。


なのに……心臓が激しく哭いている。

怖い!恐ろしい!逃げたい!!

逃げるべきだとアオイの肉体、精神、魂までもの全てが警告し、アオイ自身に訴える。

だが、冷や汗が頬を伝うだけでアオイは微動だに出来なくなった。


「アオイは恐怖を知ったか。
人間らしい感情を取り戻したようだな、アオイ。
人形の様だった以前のアオイより愉しめそうだと母様が言ってる。」


首輪をしたままのスコルは田上を下に下ろし、スカートの両端を摘んで膝を折り、カーテシーをした。


「お前はタガミというのか。
テイトより強いというのは本当か?
ボクは強い者が好きだ。強い者には喜んで従う。」


「おう!そうだ、俺のが真神より強い!
だからお前は、俺のモンだよな!!」


田上がスコルの後ろ髪を乱暴に掴み、自分の方に顔を寄せさせた。
背の低いスコルがつま先立ちになり、田上の胸に手を当て寄り添う様な格好になる。


「田上様!!おやめ下さい!乱暴を働いては…!」


田上の暴挙にアオイが震え上がった。
そして思う。
なぜこれが分からないのだ?
この場に立ち込める、この強く重苦しい空気、威圧感、身体に纏わりつく様な享楽的な殺意に。


「あぁ!?コイツは転校生の従者、奴隷やってたんだろ!?
どういったイキサツで、そうなったのか知らねぇが、首輪を嵌めたら俺のモンだとあんたが言ったじゃねぇか!
だったら俺がヤってもいいよな!
どうせ、転校生にもヤらせてんだろ?」


田上に髪を掴まれて顔を近付かされたスコルの唇を田上がヌルゥと舐めた。
抵抗を一切しないスコルが無表情なまま田上に告げる。


「ボクは強いテイトを気に入っている。
だからテイトがボクより弱くなるまでは従う。
テイトよりタガミが強いならばボクはタガミに従う。

だがタガミは間違えている。
ボクはテイトのモノではない。
タガミのモノにもならない。」


刹那、田上の背中から血飛沫が飛び出し、アオイの頬に飛んだ。


「た、田上様……」


スコルの右腕は田上の心臓を刺し貫いていた。

刺し貫いて田上の背から出たスコルの血まみれの手の平に、血管や神経等が全て繋がったままの鼓動の激しい心臓が乗っている。

スコルは恋人が胸に寄り添う様に、ピッタリと田上に身体を付けた。


「な…な?ナニ…俺、今どうなって…ンの?
腹…?胸…?何かイテェ……」


「心臓を外に出した。
でもタガミはまだ死んでない。だってタガミは強いのだろ?
こんな事くらいで死なない。
早くタガミの本当の力をボクに見せてくれ。」


無表情だったスコルの表情が、恋をする少女の様に上気する。
金の瞳を細め、うっとりとした顔つきで田上の顔を見上げておねだりをする。


「ふ、ふざけんなぁ!!俺の心臓戻しやがれ!!
このメスブタがぁ!ぶっ殺してやる!!」


田上の胸に頬を寄せていたスコルが、ぷぅと頬を膨らませたあざとい不満顔を作り、心臓を元の位置に納めて田上から身体を離した。
両足で踏ん張る様に立つ田上が、確かに穴を開けられた筈の自身の身体を確認するように胸や腹部を撫で回す。


「ボクはブタじゃないが、早くぶっ殺して貰いたいものだ。
ボクは今、ボクより強いからテイトに従っているが」


スコルは田上から距離を空けて立ち、鉄の首輪を素手で砕いて黒い霧に変え始めた。

田上が剣を抜き、アオイにも共闘させようとアオイの肩を掴む。


「あい、あのクソガキ殺ンぞ!!お前も一緒にやれ!!」


「無理だ!もう倒す事も逃げる事も!
田上様、あんた何を相手にしたか分かってんのか!?」


ギャイギャイと騒ぐ田上とアオイを尻目に、スコルは自身の身体をも黒い霧に包み始めた。


「ボクね…テイトがボクより弱くなって従う必要がなくなったら
テイトを食べるつもりなんだ。」


幼い少女の姿は首輪を砕いた黒い霧と共に掻き消え、田上とアオイの前にはアフリカゾウの様に巨大な体躯を持つ黒い狼が立っていた。


「この姿のボクをぶっ殺したテイトよりも強いというタガミとのバトル。
楽しみだよ。」


金の目が楽しげに細められた。
カパアと開かれた狼の口の中は月明かりしかない森の中でも鮮明に赤い色を放つ。
コハァと生暖かい息を吐いて狼が嗤った。


「ボクは甚振るのはあまり好きじゃないから、暫く攻撃させてあげる。
つまんなくなったら、一瞬で食べて死なせてあげるからね。」


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