ずっと、見ていました《※R18》 女は演じています スピンオフ

カーネーション

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腕の中 ※

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エミーは首
を左右に振りながら必死に願ったが、
やめてくれるはずがない


イオリ
「上も下の口も責められて」

イオリ
「アナタは、簡単に逝くのねッ」

「いつも二人の男にセックスされて」
「この女、売女なの?」
「なんでアメリカに居るのよ!!」


逃げても、逃げたくても逃げられない
さっき見た双子姉妹の…
顔とは違っていた。
もう引き返せないのなぁ。


彼女たちが
切なそうに、ただリュウの事が
好きだという気持ちを一心に
伝えようとした二人の顔からは
今は別人だ…。彼女たちは
私を憎んでる

好きな人の傍から
離れたくない気持ち…
同じだよ?
知ってる。私も
好きな人から
離れたくないもの。


カレン
「この女さえ、居なければ
リュウの子供は私が産むわ」
「結婚できたのにぃ!」

グィッ!!

「んん゛っ!!」

私の頭部、右の米噛み辺りに感じた激痛。

カレンの腕が、エミーの米噛み辺りの
髪をグッと引っ張ったのだ。

突然襲われた痛み



「ん…っ!」

その凄まじいまでの憎悪を秘めた瞳に、
私の背筋が一気に凍りついた


「んんっ」


米噛みからブチッという音が聞こえる。
髪が引きちぎられる音だ。


先程の美しいカレンの姿はなく
目の前のカレンは嫉妬と
憎悪だけの悪魔に見えた



グィッ


カレンの手の力が更に強まる。

「…っ!」「図太い女」

「リュウ様は、私のものよ…っ!」

「貴女なんかに、絶対渡さない。誰にも」

「こんな指輪まで、受け取って」

「喘いでるだけの女に、許せない」

「許さない」

「薬指切断してやる」

「さっさと、リュウ様の前から
 消えてよ!! ライアンと
 結婚して子作りすればいいのよ」


ずっと、私達は本当の
気持ちを隠して
彼と向き合わなかった

貴方に恋をしていたの
傷つきたくないから

この思いを止められなかった
我慢して言葉にできなかった

貴方に届いて受け止めて欲しかった
こんなにリュウ様を好きになって

カレン
「リュウくんは…戻ってくるわ…
 私達を好きになるの」




それほどにリュウの事が…

許して


リュウ
「貴様!もう
やめろ!エミーに触るな」

その声が聞こえた瞬間、
私の髪を掴むカレンの
手の力が弱まり髪を離してくれた。


声のした方を振り返ると…


リュウくん、助けて



リュウ
「離れろッ」
「俺はお前らを選ばない」

「一目惚れなんだ」

「今まで」
「本気になれる女なんて、いなかった」

「カレン、お前が
俺をどう思うかは知らない
勝手にすればいい
やるなら……彼女に触るな
俺にしろ…よ
彼女に手を出すな」

「頼むから…」


涙がポロポロと頬を伝うエミー

全身が震えて
小さく振動している



「んん゛ーー」

口枷から唾液が垂れる

獣のような悲鳴が響き渡る室内

私のソコは快楽のあまりトロッとした
粘膜を溢れさせる蕾と化している。

カレン
「本当にいい表情を見せてくれる…」

「他の男を受け入れてるくせに
 彼に…愛されるはすがないでしょ」



ダメ…、気持ちよすぎて
頭がボーッとする…

声、ちゃんと聞き取れない…


カレンは、エミーを下にし
顔面騎乗のまま
口枷チンポをヴギャナに咥えこみ
ガンガン腰を振りまくる

イオリ
「私たちも平等に愛してほしかった」

カレン
「ひぅ…んんっ!出る…
 イクッ…あんっ!んんんーーっ!!」


「私達がライアン様と、
リュウ様結婚するのよ」

「この穴、お前のカラダは道具よ!道具」

「このまま奴隷になりなさい」

「私達と結婚して、
そしたらこの女を許すわ」


_______________



ガチャ。キィーー

扉が開く。

嶋社長が入室し
一族のSPも伴っていた

銃口を突き付けられている
相田社長の表情は至って冷静

驚いて悲鳴を
上げる事もなければ焦る様子もない


相田社長
「…鍵はかけたはずですが?」

嶋社長
「この屋敷の…主の俺が
 合鍵を持ってないわけないだろう?」
「無断で、我が家のモノに手を出した
 落とし前を付けさせてもらう。退け」

「息子と、彼女には手を出すな」

だけど、嶋社長の声も相田を睨む目も、
今までにないほどの殺気を感じる。

下手すれば、本当に
このままを撃ち殺してしまいそうな程に。

社長
「離れろ。そのままゆっくり両手を上げろ」
「余興は楽しめたよ。
たかが奴隷が、やり過ぎだ」

「この娘には、誰もが集るんだな」

相田一家を拘束するかわりに
リュウやライアン、
エミーの拘束を解く


ライアンとリュウが
ベッドに這い上がり


ライアン
「俺のせいで……ごめんな」

「エミーもう大丈夫だ」


嶋社長
「貴様ら
一族のモノに無断で手を出したんだから、
それ相応の覚悟は出来てるんだろうな?」


リュウ
「エミー」



リュウの腕が私の肩を掴んで
優しく自分の方へと引き寄せた。

そして、私の体を優しく
まるで真綿のように包み込んでくれた。

リュウの腕の中

エミーはホッとしているのに
彼が目の前にいるのに涙が止まらなかった
「ごめんね…」

リュウ
「クソッ…」

歯を食い縛りながら
涙を必死に堪えてるような声が聞こえた

逞しくて、強くて、びくともしない
だけど…、何か微かに震えている



さっきの…アキラがエミーを
愛撫する光景が頭から離れない
理屈じゃないんだ、俺は…
エミーを抱く男どもが許せない

嫉妬で狂いそうになる…

他の男とセックスさせる
俺にそんな資格はないのに

エミーは何も悪くないのに
俺がお前を好きだから

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