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取り敢えず南へ編
エミからの依頼
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『霊銀(スピリットシルバー)』…幽霊からのお願い事を解決した場合の御礼。
もしくは悪霊を討ち祓った場合に得られる硬貨状の金属。
一説では死者や浄化された悪霊の魂が天界へと向かう際の通行料ではないか、と言われているが、詳しい事は分かっていない。
淡い青色をしており、数種の金属・素材とを混合する事で『聖霊銀(ミスリル)』を得られる。
『聖霊銀(ミスリル)』…『霊銀(スピリットシルバー)』のままでは軟らかく、容易に形状が変わってしまう為、数種の金属・素材を配合、卓越した技術を持つ鍛冶職人の手によって得られる希少金属。
それ自体が聖属性を持ち、幽鬼・アンデット・悪霊に対して絶大的な効果を持つ。
それ故、【聖騎士】や【神官】等の適正持ちや教会関係からは喉から手が出る程求められる素材である。
~教会~
カッ、コッ、カッ!(机の上に3枚の『霊銀(スピリットシルバー)』を置く音。)
「おお…本当に『霊銀(スピリットシルバー)』だな…(シンプソン)」
「久しく見ませんでしたな…うむ、やはり綺麗な色だな…(ヒューガ)」
「何でも、霊の方からお願い事をされた様です。(ソシエール)」
「そっか、頑固爺さんの所の奥さん、ずっと傍に居たんだな…」
「仲良かったものな…」
「「「うわぁ…綺麗…」」」
「ぼく、初めてみました…」
「ぼくも…」
机の上に置かれた『霊銀(スピリットシルバー)』を見詰める教会関係者や、教会に通う子供達。
どうやら長らく見ていなかった者や、初めて見る者も居たらしい。
「なる程…魔を祓う為には得難い物ではあるが、平和な世では得る為の下地が作り難いと…
一応正攻法で視る事は出来るが、途方も無い時間が掛かると…
うーむ…中々に難しい問題ですな。(クリストフ)」
クリストフに一連の事を伝えると、持ち前の頭脳の良さで早々に理解してくれた。
「ちなみにお聞きしたいのですが、″久しく″と言う事は、その前は『霊銀(スピリットシルバー)』を得る事は出来ていたのですか?」
「あぁ…
2年位前までこの街には″エミ″と言う修道女が居てな…生まれながらに霊を感じ易い体質だった様で、よくこの街の霊からの相談事や悪霊退治を担ってくれていたのだ…(シンプソン)」
「ん?″エミ″…?
あ!そうだ、すっかり忘れてた!」
「「「「「「ん?」」」」」」
シンプソンの口から出た″エミ″と言う名前を聞き、ノアは思わずハッとなる。
元々この街アンテイカーに訪れた目的が″エミ″のお願い事である事を今更ながらに思い出したのである。
チリ…ン
「これなんですけど、エミさんと言う女性から預かって来ました。
この街の神父さんに返して欲しいと頼まれまして…」
「それは『鎮魂の振鈴』…
確かにこの教会からエミに支給した物だ…
…そうか、君がこの街を訪れたのはエミのお陰だったのか…(シンプソン)」
ノアが取り出したのは、ウォルタメでエミから託された、壊れ掛けの『鎮魂の振鈴』であった。
元はこの教会からの支給品であったが、死してしまった事で無用の長物となった為、届けて欲しいとの事だった。
今思えば、壊れてしまった以上届ける必要も無いのだが、もしかしたら教会の助けになってくれるかもとエミが導いてくれたのかもしれない。
と
チリ…ン
『『『ジャラッ!』』』
「あ。」
「む!?(シンプソン)」
『鎮魂の振鈴』がシンプソンの手に渡った瞬間、何も無い空間から『霊銀(スピリットシルバー)』が数枚出現した。
『『ヂャラッ!』』パッ!パシッ!
空中に出現した『霊銀(スピリットシルバー)』を掴み取るノア。
やはりと言うべきか、″シンプソンの手に『鎮魂の振鈴』が渡った瞬間をトリガーとして、エミからのお願い事の報酬『霊銀(スピリットシルバー)』が出現した″のだと思われる。
するとシンプソンが思い詰めた様な表情をして
「…ノア殿、いや、【鬼神】殿。
【勇者】軍の侵攻を阻止し、我々の仲間であったエミに協力してくれた者にこんな頼み事をするのは申し訳無いのだが…(シンプソン)」
「良いですよ。」
「え?(シンプソン)」
「″霊を視える様にしてくれ″、でしょう?
流れは少し違いましたが、ウォルタメでも同じ事をやりましたからね。
希望者は名乗り出て下さい。
ただの興味本位、それなりの覚悟がある者だけにして下さい。
″視たくないモノ″まで″視える″様になっちゃいますから。」
「あ、あぁ、分かった。(シンプソン)」
ここまで来ればシンプソンが大体何を言いたいのか位分かると言うモノだ。
ノアは希望者を募って″視える″様にしてくれるとの事だった。
但しノアは幾つか条件を出す事にした。
前述したモノもそうだが、″視えないモノ″を″視る″のはそれなりの覚悟が必要である為、各々の実力を知る必要があった。
実力も無いのに″視える″様になっては、後々精神的に病む事になるし、危機的状況で1歩前に踏み出せる覚悟があるのかも判断が出来る。
それらを知るとなれば、″戦闘″を行うのが一番手っ取り早いのであった。
「希望者の選定と実施場所は冒険者ギルドの方に伝えておく。
此方から依頼を出すので、【鬼神】殿は受注してくれれば良い。(シンプソン)」
教会からの個別な頼み事ではあるが、冒険者ギルドを通して正式な依頼として頼むらしい。
「分かりました。少ししたらギルドに向かうとします。」
希望者を選定するにあたり、自分が居ては考えが纏まらないだろうと感じたノアは教会を出、時間を置いて冒険者ギルドへ向かう事にした。
「分かってると思うが、神父としてはそう言った技能を持ち合わせていなければならないだろう。
俺は参加するぞ。(シンプソン)」
「私もです。
霊の姿が見えずに死者の魂の救済等果たせませんから。(ソシエール)」
「我等もだ。
【聖騎士(パラディン)】として『聖霊銀(ミスリル)』は必須とも言える希少素材だ。
是が非でも参加するぞ。(ヒューガ)」
「今まで″視える″と言うペテンは数多く居たが、相手はあの【鬼神】だ。
これは神からの思し召しかも知れないな。」
「この出会いに感謝せねばな。」
シンプソン、ソシエール、ヒューガの3人は当然として、次々に名乗りを上げていく。
こうして、霊を″視える″様になりたい希望者は増えていくのであった。
~その頃宿『ポルターガイスト』では~
「ふわぁあ…
あれー…?ノア様はぁ…?(ヴァンディット)」
〈おはよーございまーす。(宿の霊)〉
「「うわぁー!扉が独りでにぃ!(ミリア、ラインハード)」」
ぐっすり寝ていた女性陣、漸く起床。
もしくは悪霊を討ち祓った場合に得られる硬貨状の金属。
一説では死者や浄化された悪霊の魂が天界へと向かう際の通行料ではないか、と言われているが、詳しい事は分かっていない。
淡い青色をしており、数種の金属・素材とを混合する事で『聖霊銀(ミスリル)』を得られる。
『聖霊銀(ミスリル)』…『霊銀(スピリットシルバー)』のままでは軟らかく、容易に形状が変わってしまう為、数種の金属・素材を配合、卓越した技術を持つ鍛冶職人の手によって得られる希少金属。
それ自体が聖属性を持ち、幽鬼・アンデット・悪霊に対して絶大的な効果を持つ。
それ故、【聖騎士】や【神官】等の適正持ちや教会関係からは喉から手が出る程求められる素材である。
~教会~
カッ、コッ、カッ!(机の上に3枚の『霊銀(スピリットシルバー)』を置く音。)
「おお…本当に『霊銀(スピリットシルバー)』だな…(シンプソン)」
「久しく見ませんでしたな…うむ、やはり綺麗な色だな…(ヒューガ)」
「何でも、霊の方からお願い事をされた様です。(ソシエール)」
「そっか、頑固爺さんの所の奥さん、ずっと傍に居たんだな…」
「仲良かったものな…」
「「「うわぁ…綺麗…」」」
「ぼく、初めてみました…」
「ぼくも…」
机の上に置かれた『霊銀(スピリットシルバー)』を見詰める教会関係者や、教会に通う子供達。
どうやら長らく見ていなかった者や、初めて見る者も居たらしい。
「なる程…魔を祓う為には得難い物ではあるが、平和な世では得る為の下地が作り難いと…
一応正攻法で視る事は出来るが、途方も無い時間が掛かると…
うーむ…中々に難しい問題ですな。(クリストフ)」
クリストフに一連の事を伝えると、持ち前の頭脳の良さで早々に理解してくれた。
「ちなみにお聞きしたいのですが、″久しく″と言う事は、その前は『霊銀(スピリットシルバー)』を得る事は出来ていたのですか?」
「あぁ…
2年位前までこの街には″エミ″と言う修道女が居てな…生まれながらに霊を感じ易い体質だった様で、よくこの街の霊からの相談事や悪霊退治を担ってくれていたのだ…(シンプソン)」
「ん?″エミ″…?
あ!そうだ、すっかり忘れてた!」
「「「「「「ん?」」」」」」
シンプソンの口から出た″エミ″と言う名前を聞き、ノアは思わずハッとなる。
元々この街アンテイカーに訪れた目的が″エミ″のお願い事である事を今更ながらに思い出したのである。
チリ…ン
「これなんですけど、エミさんと言う女性から預かって来ました。
この街の神父さんに返して欲しいと頼まれまして…」
「それは『鎮魂の振鈴』…
確かにこの教会からエミに支給した物だ…
…そうか、君がこの街を訪れたのはエミのお陰だったのか…(シンプソン)」
ノアが取り出したのは、ウォルタメでエミから託された、壊れ掛けの『鎮魂の振鈴』であった。
元はこの教会からの支給品であったが、死してしまった事で無用の長物となった為、届けて欲しいとの事だった。
今思えば、壊れてしまった以上届ける必要も無いのだが、もしかしたら教会の助けになってくれるかもとエミが導いてくれたのかもしれない。
と
チリ…ン
『『『ジャラッ!』』』
「あ。」
「む!?(シンプソン)」
『鎮魂の振鈴』がシンプソンの手に渡った瞬間、何も無い空間から『霊銀(スピリットシルバー)』が数枚出現した。
『『ヂャラッ!』』パッ!パシッ!
空中に出現した『霊銀(スピリットシルバー)』を掴み取るノア。
やはりと言うべきか、″シンプソンの手に『鎮魂の振鈴』が渡った瞬間をトリガーとして、エミからのお願い事の報酬『霊銀(スピリットシルバー)』が出現した″のだと思われる。
するとシンプソンが思い詰めた様な表情をして
「…ノア殿、いや、【鬼神】殿。
【勇者】軍の侵攻を阻止し、我々の仲間であったエミに協力してくれた者にこんな頼み事をするのは申し訳無いのだが…(シンプソン)」
「良いですよ。」
「え?(シンプソン)」
「″霊を視える様にしてくれ″、でしょう?
流れは少し違いましたが、ウォルタメでも同じ事をやりましたからね。
希望者は名乗り出て下さい。
ただの興味本位、それなりの覚悟がある者だけにして下さい。
″視たくないモノ″まで″視える″様になっちゃいますから。」
「あ、あぁ、分かった。(シンプソン)」
ここまで来ればシンプソンが大体何を言いたいのか位分かると言うモノだ。
ノアは希望者を募って″視える″様にしてくれるとの事だった。
但しノアは幾つか条件を出す事にした。
前述したモノもそうだが、″視えないモノ″を″視る″のはそれなりの覚悟が必要である為、各々の実力を知る必要があった。
実力も無いのに″視える″様になっては、後々精神的に病む事になるし、危機的状況で1歩前に踏み出せる覚悟があるのかも判断が出来る。
それらを知るとなれば、″戦闘″を行うのが一番手っ取り早いのであった。
「希望者の選定と実施場所は冒険者ギルドの方に伝えておく。
此方から依頼を出すので、【鬼神】殿は受注してくれれば良い。(シンプソン)」
教会からの個別な頼み事ではあるが、冒険者ギルドを通して正式な依頼として頼むらしい。
「分かりました。少ししたらギルドに向かうとします。」
希望者を選定するにあたり、自分が居ては考えが纏まらないだろうと感じたノアは教会を出、時間を置いて冒険者ギルドへ向かう事にした。
「分かってると思うが、神父としてはそう言った技能を持ち合わせていなければならないだろう。
俺は参加するぞ。(シンプソン)」
「私もです。
霊の姿が見えずに死者の魂の救済等果たせませんから。(ソシエール)」
「我等もだ。
【聖騎士(パラディン)】として『聖霊銀(ミスリル)』は必須とも言える希少素材だ。
是が非でも参加するぞ。(ヒューガ)」
「今まで″視える″と言うペテンは数多く居たが、相手はあの【鬼神】だ。
これは神からの思し召しかも知れないな。」
「この出会いに感謝せねばな。」
シンプソン、ソシエール、ヒューガの3人は当然として、次々に名乗りを上げていく。
こうして、霊を″視える″様になりたい希望者は増えていくのであった。
~その頃宿『ポルターガイスト』では~
「ふわぁあ…
あれー…?ノア様はぁ…?(ヴァンディット)」
〈おはよーございまーす。(宿の霊)〉
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