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取り敢えず南へ編
突然の介入者
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グルルルルル…
『さて、残りの後続部隊の情報を話して貰おう。
それとこの村で奪った金品、食糧を渡せ。
元々身に付けてる防具や武器、アクセサリーなんかも全てだ。』
「お、俺ら以外には【猛獣使い(ビーストマスター)】と【竜操騎士】が頭となっている2部隊の約200人位しか居ねぇ!(エドガー)」
「か、金目のものと食糧は全て置いていく!
だ、だからこれ以上は許してくれぇ!」
『情報感謝する、だが許さん。』
背後にグリードを侍らせたノアが報復を受けた者達に問うと、目に恐怖を浮かべながら指示通り情報と金になりそうな物を差し出してきた。
(…さて、情報通りなら後2部隊を殲滅すればある程度状況が落ち着く。
が、その後にコイツらをどうするか…
今は俺がこの場に居るから律儀に付いてきているが、幾ら何でもイグレージャ・オシデンタルまで送っていくつもりは無い。
グリードに見張って貰う?
いや、イグレージャ・オシデンタルまでの正確な距離は分からないが、最低でも1週間行動を共にして貰わなければならないからあまりにも非現実的だ…)
今回の戦いの終着は、【勇者】軍を″イグレージャ・オシデンタルへ送り返す″のが目的である。
が、最後まで付き合うつもりは毛頭無い。
理想としては、観念したアラワやノーキン等の隊のリーダーが自発的にイグレージャ・オシデンタルへ帰還してくれるのが最もなのだが、期待は一切出来ない。
「グリードが見張ってるぞ」と脅す手もあるが、どこでボロが出るか分からない。
ノアの【神心掌握】で【勇者】軍全員を操る手も考えたが、一体いつ終わるか分かったものではなかった。
等と心の中でウンウン唸りながら考えていると
ピコーンッ!
ピコ『『ピコン!』』ピコピコ『『『ピコン!』』』(<気配感知>内に反応が出てきた音。)
「ノアールど『分かってる。反応多数、しかも全方位からだな。100…150…240…尚も増加中?
残りの【勇者】軍は約200人のハズだろう?
嘘の情報を寄越したか?』
「う、嘘は言ってねぇ!
残りの第9・10部隊は北にしか居ねぇハズだぁっ!(エドガー)」
自身を中心とした<気配感知>の範囲内に新たな反応が出てきた。
それらの反応は、この村を取り囲む様に配置し、ジワジワとこちらの範囲を狭めていった。
『クリストフィー、万が一があるかも知れん。
村人の護衛を。
グリードラはコイツらを見張ってろ。
逃げるなら頭以外食い千切れ。』
「は。(クリストフ)」
《畏まりましたわ。》
ジワジワと狭まる範囲。
周囲を埋め尽くしているのが【勇者】軍であると確信したノアが臨戦態勢に入る。
と
″「そこな青年よ!勘違いしてしまうのも無理は無いが、我々は【勇者】軍ではない!
その村の者と君達に危害を加えるつもりは無い!」″
『ん?』
「お?(クリストフ)」
《あら。》
″「そして我々も君達が【勇者】軍等ではないと信じ、今こうやって声を掛けている。
先程君達がそこの村へやって来てから今の今までの行動を、こちらは全て把握している!」″
突然東の方角にある山中から大声が響き、臨戦態勢に入っていた2人と1頭の耳に入る。
″「君達と交渉がしたいので、今よりこちらの代表である私と数人の護衛をそちらへ送る。
暫し待ってくれないか!」″
「『《???》』」
いまいち状況が掴めていないが、言葉通り待ってみる事にした。
少しして山の木々の隙間から斜面を降りてくる10人位の一団が見えたので、ノアが代表してそちらへと歩いていった。
『『『『『ザッザッザッザッ…』』』』』
スタスタスタ…
『『『『『ザッザッ…』』』』』
「う…ち、ちょっと待ってくれ…
その放っている殺気を抑えてくれないだろうか…?」
『おっと、こりゃ失礼。『シュゥウッ!』
っと、これで良いですか?」
「あ、ああ助かるよ…」
お互いの距離が30メル程まで近付いた所で、一団が一斉に足を止めた。
どうやら【勇者】軍を威圧する為に力の制御を解除していた為、殺気が漏れていた様だ。
ノアは早々に力の制御を行うと、一団は安堵した表情を見せたのだった。
(…にしても何かチグハグな面々だね、パーティとかじゃなさそう。
僕らみたいなクランっぽい。)
(『あぁ、それなりに年季の入った冒険者っぽいのが3人、如何にも非戦闘職が1人。
【神官】…に見える女が1人、やたらアイテムボックスを身に付けた【魔法使い】の女が2人、騎士鎧の男女が3人…
何かの混成部隊みてぇだな。』)
目の前に現れた一団は、対【勇者】軍というよりか、もっと″別の目的″で集まった様な面々ばかりであった。
騎士鎧3人を見てみると、王都で見た物とも獣人国で見た物と何処と無く意匠が違う様に思われた。
<リーダー、彼のステータスが何故か見えん。
名前もあやふやな事から姿を変えていると思われる。
それと白いのは人かすら怪しいし、あれ多分竜種じゃないぞ…(非戦闘職)>
<でも悪しき者では無い様です。
珍しく神々が直接的な言葉で″敵対するな″と申しておりましたし…(【神官】)>
<おい馬鹿止めろ、相手気付いてるぞ。(騎士鎧の1人)>
「あの、自分達の正体も言わずに人の事詮索するの止めて貰えませんか?」イラリンチョ。
ズズズズズズズ…
「あ、あああっ!済まない!
敵対するなと言われたばかりだろうが!(冒険者っぽい奴)」
ゴヌッ!
「うごっ!(非戦闘職)」
<聞き耳>でガン聞こえだったヒソヒソ話に、抑えた殺気を再度漏らす。
どうやら非戦闘職の男は【鑑定】だったらしく、職業病的に人を見た瞬間鑑定をしてしまったらしい。
「まぁその人が言う様に、確かにぼ…俺は姿を変えてますよ、何せ【勇者】軍を相手にしてますからね。
俺やあそこに居る白いのならまだしも、他の仲間に危害が及ぶのは避けたいですからね。
なのであなた達の素性が知れるまではこの姿のままでいさせて貰いますよ。」
「あ、ああそれで構わない。(騎士鎧1)」
「不躾で申し訳無いが、簡単に私達の紹介をさせて貰いたい。(騎士鎧2)」
「私達3人は王都よりやや北にある『リンド』と言う国の騎士団から派遣されてきた。
私は副団長のスヴィエト。後ろに控えているのは団員のヴァルリーとガルートだ。(スヴィエト)」
『『ペコッ。』』(礼。)
「続いてさっき君のステータスを覗き見た【鑑定】のシグ。(スヴィエト)」
「さ、先程は済まない。(シグ)」
「こちらの【神官】はルミナ。(スヴィエト)」
ペコッ。(礼。)
「こっちの【呪術】の2人はウェイとオド。姉妹だ。(スヴィエト)」
「うぇーい。(ウェイ)」
「ど、どーも…(オド)」
(【魔法使い】じゃなくて【呪術】だったか…)
「そしてこっちの3人は、『バウンティーハンター(賞金稼ぎ)』を主とするクランのメンバー達だ。(スヴィエト)」
「「「やぁ。」」」
「…騎士に【鑑定】に【神官】に【呪術】に『賞金稼ぎ』…
もしかしてあなた達や、この村を取り囲んでいる者達も【勇者】軍の連中を追い掛けて来た、って所ですか?」
「あぁ、話が早くて助かる。(スヴィエト)」
「我等は各地で被害を出している【勇者】軍に対し、イグレージャ・オシデンタルが打ち出した法を逆手に取り、戦力減衰を狙っているのだ。(ガルート)」
「″【魔王】討伐迄の間悪行を不問とする″として好き勝手やっている連中に、″【魔王】出現以前の罪で取っ捕まえてやろう″、として結集したのがこの村の周りに居る者達や私達と言う訳よ。(ヴァルリー)」
『さて、残りの後続部隊の情報を話して貰おう。
それとこの村で奪った金品、食糧を渡せ。
元々身に付けてる防具や武器、アクセサリーなんかも全てだ。』
「お、俺ら以外には【猛獣使い(ビーストマスター)】と【竜操騎士】が頭となっている2部隊の約200人位しか居ねぇ!(エドガー)」
「か、金目のものと食糧は全て置いていく!
だ、だからこれ以上は許してくれぇ!」
『情報感謝する、だが許さん。』
背後にグリードを侍らせたノアが報復を受けた者達に問うと、目に恐怖を浮かべながら指示通り情報と金になりそうな物を差し出してきた。
(…さて、情報通りなら後2部隊を殲滅すればある程度状況が落ち着く。
が、その後にコイツらをどうするか…
今は俺がこの場に居るから律儀に付いてきているが、幾ら何でもイグレージャ・オシデンタルまで送っていくつもりは無い。
グリードに見張って貰う?
いや、イグレージャ・オシデンタルまでの正確な距離は分からないが、最低でも1週間行動を共にして貰わなければならないからあまりにも非現実的だ…)
今回の戦いの終着は、【勇者】軍を″イグレージャ・オシデンタルへ送り返す″のが目的である。
が、最後まで付き合うつもりは毛頭無い。
理想としては、観念したアラワやノーキン等の隊のリーダーが自発的にイグレージャ・オシデンタルへ帰還してくれるのが最もなのだが、期待は一切出来ない。
「グリードが見張ってるぞ」と脅す手もあるが、どこでボロが出るか分からない。
ノアの【神心掌握】で【勇者】軍全員を操る手も考えたが、一体いつ終わるか分かったものではなかった。
等と心の中でウンウン唸りながら考えていると
ピコーンッ!
ピコ『『ピコン!』』ピコピコ『『『ピコン!』』』(<気配感知>内に反応が出てきた音。)
「ノアールど『分かってる。反応多数、しかも全方位からだな。100…150…240…尚も増加中?
残りの【勇者】軍は約200人のハズだろう?
嘘の情報を寄越したか?』
「う、嘘は言ってねぇ!
残りの第9・10部隊は北にしか居ねぇハズだぁっ!(エドガー)」
自身を中心とした<気配感知>の範囲内に新たな反応が出てきた。
それらの反応は、この村を取り囲む様に配置し、ジワジワとこちらの範囲を狭めていった。
『クリストフィー、万が一があるかも知れん。
村人の護衛を。
グリードラはコイツらを見張ってろ。
逃げるなら頭以外食い千切れ。』
「は。(クリストフ)」
《畏まりましたわ。》
ジワジワと狭まる範囲。
周囲を埋め尽くしているのが【勇者】軍であると確信したノアが臨戦態勢に入る。
と
″「そこな青年よ!勘違いしてしまうのも無理は無いが、我々は【勇者】軍ではない!
その村の者と君達に危害を加えるつもりは無い!」″
『ん?』
「お?(クリストフ)」
《あら。》
″「そして我々も君達が【勇者】軍等ではないと信じ、今こうやって声を掛けている。
先程君達がそこの村へやって来てから今の今までの行動を、こちらは全て把握している!」″
突然東の方角にある山中から大声が響き、臨戦態勢に入っていた2人と1頭の耳に入る。
″「君達と交渉がしたいので、今よりこちらの代表である私と数人の護衛をそちらへ送る。
暫し待ってくれないか!」″
「『《???》』」
いまいち状況が掴めていないが、言葉通り待ってみる事にした。
少しして山の木々の隙間から斜面を降りてくる10人位の一団が見えたので、ノアが代表してそちらへと歩いていった。
『『『『『ザッザッザッザッ…』』』』』
スタスタスタ…
『『『『『ザッザッ…』』』』』
「う…ち、ちょっと待ってくれ…
その放っている殺気を抑えてくれないだろうか…?」
『おっと、こりゃ失礼。『シュゥウッ!』
っと、これで良いですか?」
「あ、ああ助かるよ…」
お互いの距離が30メル程まで近付いた所で、一団が一斉に足を止めた。
どうやら【勇者】軍を威圧する為に力の制御を解除していた為、殺気が漏れていた様だ。
ノアは早々に力の制御を行うと、一団は安堵した表情を見せたのだった。
(…にしても何かチグハグな面々だね、パーティとかじゃなさそう。
僕らみたいなクランっぽい。)
(『あぁ、それなりに年季の入った冒険者っぽいのが3人、如何にも非戦闘職が1人。
【神官】…に見える女が1人、やたらアイテムボックスを身に付けた【魔法使い】の女が2人、騎士鎧の男女が3人…
何かの混成部隊みてぇだな。』)
目の前に現れた一団は、対【勇者】軍というよりか、もっと″別の目的″で集まった様な面々ばかりであった。
騎士鎧3人を見てみると、王都で見た物とも獣人国で見た物と何処と無く意匠が違う様に思われた。
<リーダー、彼のステータスが何故か見えん。
名前もあやふやな事から姿を変えていると思われる。
それと白いのは人かすら怪しいし、あれ多分竜種じゃないぞ…(非戦闘職)>
<でも悪しき者では無い様です。
珍しく神々が直接的な言葉で″敵対するな″と申しておりましたし…(【神官】)>
<おい馬鹿止めろ、相手気付いてるぞ。(騎士鎧の1人)>
「あの、自分達の正体も言わずに人の事詮索するの止めて貰えませんか?」イラリンチョ。
ズズズズズズズ…
「あ、あああっ!済まない!
敵対するなと言われたばかりだろうが!(冒険者っぽい奴)」
ゴヌッ!
「うごっ!(非戦闘職)」
<聞き耳>でガン聞こえだったヒソヒソ話に、抑えた殺気を再度漏らす。
どうやら非戦闘職の男は【鑑定】だったらしく、職業病的に人を見た瞬間鑑定をしてしまったらしい。
「まぁその人が言う様に、確かにぼ…俺は姿を変えてますよ、何せ【勇者】軍を相手にしてますからね。
俺やあそこに居る白いのならまだしも、他の仲間に危害が及ぶのは避けたいですからね。
なのであなた達の素性が知れるまではこの姿のままでいさせて貰いますよ。」
「あ、ああそれで構わない。(騎士鎧1)」
「不躾で申し訳無いが、簡単に私達の紹介をさせて貰いたい。(騎士鎧2)」
「私達3人は王都よりやや北にある『リンド』と言う国の騎士団から派遣されてきた。
私は副団長のスヴィエト。後ろに控えているのは団員のヴァルリーとガルートだ。(スヴィエト)」
『『ペコッ。』』(礼。)
「続いてさっき君のステータスを覗き見た【鑑定】のシグ。(スヴィエト)」
「さ、先程は済まない。(シグ)」
「こちらの【神官】はルミナ。(スヴィエト)」
ペコッ。(礼。)
「こっちの【呪術】の2人はウェイとオド。姉妹だ。(スヴィエト)」
「うぇーい。(ウェイ)」
「ど、どーも…(オド)」
(【魔法使い】じゃなくて【呪術】だったか…)
「そしてこっちの3人は、『バウンティーハンター(賞金稼ぎ)』を主とするクランのメンバー達だ。(スヴィエト)」
「「「やぁ。」」」
「…騎士に【鑑定】に【神官】に【呪術】に『賞金稼ぎ』…
もしかしてあなた達や、この村を取り囲んでいる者達も【勇者】軍の連中を追い掛けて来た、って所ですか?」
「あぁ、話が早くて助かる。(スヴィエト)」
「我等は各地で被害を出している【勇者】軍に対し、イグレージャ・オシデンタルが打ち出した法を逆手に取り、戦力減衰を狙っているのだ。(ガルート)」
「″【魔王】討伐迄の間悪行を不問とする″として好き勝手やっている連中に、″【魔王】出現以前の罪で取っ捕まえてやろう″、として結集したのがこの村の周りに居る者達や私達と言う訳よ。(ヴァルリー)」
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