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獣人国編~国交式典・解放・擬似的大氾濫~
挙兵
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暗闇人(クラヤミビト)…獣人国側に生息する『暗人(ヤミビト)』の上位種。
皮膚が剥がれ、筋肉組織剥き出しで痩せ細った虚弱な人間の様な見た目だが、目や鼻、耳が無い代わりに気配に異常に鋭敏である。
更に筋肉組織は非常に高密度で岩の様に硬く、その上肉食で好戦的である。
光に弱い為、足下に直径3メル程の″影″を引き連れ、周囲を″闇″にしたり攻撃に使用したりするのだが、コイツの恐ろしい所は別にあった。
『『『『『スッ…』』』』』
『『『『『ズドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドッ!』』』』』
「「「「「っ!?」」」」」
「全員回避ぃっ!(ハナ)」
迫る『暗闇人(クラヤミビト)』の群れに対し突撃を仕掛けた騎士団一行であったが、暗闇人の内の数体が小さく腕を振った直後、足下に展開されていた影の塊から凄まじい速さで黒い刃が幾本も飛び出してきた。
エスメラルダによって″盲目″状態を緩和されたからといって、″暗闇″が″夕暮れ時の山中″になった程度である。
そしてタチの悪い事に、『暗闇人(クラヤミビト)』は攻撃へと転じる際の″予備動作″が殆ど無く、″単に手を振っただけ″なのか″攻撃の予兆″なのかが非常に分かり辛い。
なので″全ての動作が攻撃の予兆″と見なければならない。
そして今、″目で追えるが、体は反応出来ない速度″の黒い刃が迫ってくる中、騎士団団長のハナは「回避」と言う指示を出す事しか出来なかったのである。
が
『ギャリィンッ!』「あれ!?(ハナ)」
『ンザッ!』「えっ!?」
『ズザッ!』「おっ!?」
『ガィンッ!』「ぅおっ!?」
『ギンッ!』「あらっ!?(サクラ)」
ハナからの指示を受け、ある程度の被弾覚悟で回避を試み、ある者は抜剣した得物で、ある者は体を捩って、ある者は手にしている盾で黒い刃を逸らし、弾き、防ぎ、回避していた。
その事実に1番驚いていたのは、当の本人達であった。
これはノアの【鬼哭崇崇】によって自身が持つステータスが100%加算された為、″目で追えるが、体は反応出来ない速度″から、″目で追えるし、体も反応出来る速度″の域まで到達した為であった。
「は…反転!全員攻勢を仕掛けろ!この期を逃すなっ!(ハナ)」
「「「「「「「お、おぅっ!」」」」」」」
『『『『『『シャキィンッ!』』』』』』
全員が全員、自身(ハナ)と同じ素頓狂な声を上げた事で、騎士団員全員が無事・回避に成功である事→『暗闇人(クラヤミビト)』に対抗出来ると即座に判断したハナは、当初円陣防御を試み着実に各個撃破の試みであったのを止め、攻勢に打って出たのであった。
ズバッ!ドシュッ!ザシュッ!ドバババッ!
(…凄い…)
スッ…『『ズドドドドドドドッ!』』
(攻撃が出た瞬間でも回避出来る…!?
体も着いてくる…!(ハナ))
強固な筋肉組織を持つ『暗闇人(クラヤミビト)』の体をモノともしない膂力で次々に屠っていくハナ。
結果から言えばこの攻勢は成功となった。
後にそれが原因で少し反省する事になるのだが、それは少し後のお話。
所変わってドワーフ、エスメラルダ組はと言うと
ズドォンッ!
「がははははっ!一撃二撃貰う覚悟じゃったが、容易に回避する事が出来たど!(バド)」
ボギンッ!
「少し堅ぁが、素手でも案外仕留められるモンじゃのぅ!
おぅい娘っ子、そっちはどうじゃ!(ロイ)」
シタタタタタタタッ!
ビッ!ヂッ!ジャッ!ザリッ!スドッ!ドッ!ザシッ!ガッ!ドカッ!
「『吸血樹の種欠片』と『引血石の微粉末』をまぶしたナイフ、『求血虫の殻』を混ぜ込んで作製した特性の鏃…
食らいなさい!『吸求窮弓(オールキュウ)』!」
『『『『『バシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュッ!』』』』』
集団の中を高速で通過しつつ数体の『暗闇人(クラヤミビト)』の体にナイフで傷を付けていく。
その後開けた場所で反転したエスメラルダは、特製の鏃を装着した数十本の矢を連続発射。
それぞれの矢、は先程傷付けた『暗闇人(クラヤミビト)』の下へと飛来。
『『ドスッ!』』『ドッ!』『『『『ズドドッ!』』』』『『ドドッ!』』『ズドッ!』
『『ギュルルルッ!』』『ギュルンッ!』『『ギュゥウウウッ…』』
ガァアアアッ!ゲァアアアッ!?オギャアアアッ!
傷口に到達した矢から急速に木の根が延び、『暗闇人(クラヤミビト)』の体に絡み付き、更にその周りに居る別個体へと次々に根を延ばし、絡み付き、体液を搾り取って成長していった。
だが近くに居たドワーフ達には根は延びず『暗闇人(クラヤミビト)』のみに襲い掛かる。
これは『吸血樹の種欠片』が急成長するには、″同種″の血液を欲する特性を生かしたモノである。
大体1体に『吸求窮弓(オールキュウ)』が到達すると、周囲に居る4~5体にも襲い掛かり搾り取っていった。
「「エグ…(バド、ロイ)」」
「私に言わないでよ!数を減らすならこれが一番効率的なんだから!(エスメラルダ)」
「じゃが発案は娘っ子じゃろ?(バド)」
「ぅぐっ…!(エスメラルダ)」
等とヤイヤイ言い合いをしていると
ギュルルルッ!ボコボコボコ…『パキャッ!』
キシャァアアアッ!
「ちょおい!何ぞ生まれてきたど!?(ロイ)」
「安心して、そいつは『吸血樹・パラサイトレギオン(略パラギオン)』って言うモンスターだけど、″同種″の体液しか狙わない様に改良してるから大丈夫よ。(エスメラルダ)」
「「エグ…(バド、ロイ)」」
「ふぐっ…(エスメラルダ)」
『吸血樹・パラサイトレギオン』…オードゥス編タイトル:『王都直轄調査隊』に参照。
成長した吸血樹から生まれた分体。
蜘蛛の形をし、本体から離れて行動する。
生物の体に取り付き、体液を搾り取って種を増やす。
今回はエスメラルダが″同種″しか狙わせない事、そして代謝が異様に早くなる様に改良している。
つまり″同種″が死滅したらいずれこの分体も死滅するのである。
「えぇい知った事か!
後続に面倒臭い『アースイーター』が控えてるんだ!さっさと数減らすよ爺さん!(エスメラルダ)」
「へいへい。(バド)」
「おぅルド!そっちの方はどうじゃっ!?(ロイ)」
随時殲滅中の『暗闇人(クラヤミビト)』の後方からは、多脚で艶のある甲殻を備えた長い胴体を持つモンスター『アースイーター』がガサガサと群を成して迫る。
ドワーフのロイは、先程準備に取り掛かったルドに進行状況を確認するのであった。
~少し離れた場所~
「…って聞かれてますよ、ルドさん。(ラインハード)」
『『『コォオオ…』』』
「ちょい待ち、もうすぐじゃ。
つか嬢ちゃんは良いのか?戦線に出んくて。(ルド)」
「私はノア君に頼まれてここに陣取っているのです。(ラインハード)」
『『『コォオオ…』』』
「つまり後衛を任されとるんじゃな。
ならばこれ以上の口出しは無粋じゃな。
…っと、よし、準備が完了した。
悪いが嬢ちゃん少し離れといてくれんか、転んだりしたら危ないからの。(ロイ)」
「地面に魔力を流してましたけど、一体何を行うんですか?(ラインハード)」
「ふふふ、儂らドワーフはただ斧を振り回すだけの種族じゃ無いど。
鉱石やその辺の岩、土なんかの扱いに秀でとる。
故に武具の製作技術に長けちょる種族言うんが世間の認識じゃ。(ルド)」
「そうですね。
私の蔵書にあった書物にもそう記されてました。(ラインハード)」
「まぁ間違いではない。
そして儂らの適正は【技士】…この要素と土属性(鉱石や岩、土等)との親和性で以て儂らが産み出す技術が″コレ″じゃ。(ルド)」
『『『ズズズズズ…』』』
「出てこい″ゴーレム″!
主らの土地を脅かすモンスター共を蹴散らしてしまえ!(ルド)」
ルドを中心とした直径50メルの範囲内の地面が次々と盛り上がり、人型を形成。
徐々に凝縮して密度を増し、硬度を高めた土人形(ゴーレム)の完成であった。
皮膚が剥がれ、筋肉組織剥き出しで痩せ細った虚弱な人間の様な見た目だが、目や鼻、耳が無い代わりに気配に異常に鋭敏である。
更に筋肉組織は非常に高密度で岩の様に硬く、その上肉食で好戦的である。
光に弱い為、足下に直径3メル程の″影″を引き連れ、周囲を″闇″にしたり攻撃に使用したりするのだが、コイツの恐ろしい所は別にあった。
『『『『『スッ…』』』』』
『『『『『ズドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドッ!』』』』』
「「「「「っ!?」」」」」
「全員回避ぃっ!(ハナ)」
迫る『暗闇人(クラヤミビト)』の群れに対し突撃を仕掛けた騎士団一行であったが、暗闇人の内の数体が小さく腕を振った直後、足下に展開されていた影の塊から凄まじい速さで黒い刃が幾本も飛び出してきた。
エスメラルダによって″盲目″状態を緩和されたからといって、″暗闇″が″夕暮れ時の山中″になった程度である。
そしてタチの悪い事に、『暗闇人(クラヤミビト)』は攻撃へと転じる際の″予備動作″が殆ど無く、″単に手を振っただけ″なのか″攻撃の予兆″なのかが非常に分かり辛い。
なので″全ての動作が攻撃の予兆″と見なければならない。
そして今、″目で追えるが、体は反応出来ない速度″の黒い刃が迫ってくる中、騎士団団長のハナは「回避」と言う指示を出す事しか出来なかったのである。
が
『ギャリィンッ!』「あれ!?(ハナ)」
『ンザッ!』「えっ!?」
『ズザッ!』「おっ!?」
『ガィンッ!』「ぅおっ!?」
『ギンッ!』「あらっ!?(サクラ)」
ハナからの指示を受け、ある程度の被弾覚悟で回避を試み、ある者は抜剣した得物で、ある者は体を捩って、ある者は手にしている盾で黒い刃を逸らし、弾き、防ぎ、回避していた。
その事実に1番驚いていたのは、当の本人達であった。
これはノアの【鬼哭崇崇】によって自身が持つステータスが100%加算された為、″目で追えるが、体は反応出来ない速度″から、″目で追えるし、体も反応出来る速度″の域まで到達した為であった。
「は…反転!全員攻勢を仕掛けろ!この期を逃すなっ!(ハナ)」
「「「「「「「お、おぅっ!」」」」」」」
『『『『『『シャキィンッ!』』』』』』
全員が全員、自身(ハナ)と同じ素頓狂な声を上げた事で、騎士団員全員が無事・回避に成功である事→『暗闇人(クラヤミビト)』に対抗出来ると即座に判断したハナは、当初円陣防御を試み着実に各個撃破の試みであったのを止め、攻勢に打って出たのであった。
ズバッ!ドシュッ!ザシュッ!ドバババッ!
(…凄い…)
スッ…『『ズドドドドドドドッ!』』
(攻撃が出た瞬間でも回避出来る…!?
体も着いてくる…!(ハナ))
強固な筋肉組織を持つ『暗闇人(クラヤミビト)』の体をモノともしない膂力で次々に屠っていくハナ。
結果から言えばこの攻勢は成功となった。
後にそれが原因で少し反省する事になるのだが、それは少し後のお話。
所変わってドワーフ、エスメラルダ組はと言うと
ズドォンッ!
「がははははっ!一撃二撃貰う覚悟じゃったが、容易に回避する事が出来たど!(バド)」
ボギンッ!
「少し堅ぁが、素手でも案外仕留められるモンじゃのぅ!
おぅい娘っ子、そっちはどうじゃ!(ロイ)」
シタタタタタタタッ!
ビッ!ヂッ!ジャッ!ザリッ!スドッ!ドッ!ザシッ!ガッ!ドカッ!
「『吸血樹の種欠片』と『引血石の微粉末』をまぶしたナイフ、『求血虫の殻』を混ぜ込んで作製した特性の鏃…
食らいなさい!『吸求窮弓(オールキュウ)』!」
『『『『『バシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュッ!』』』』』
集団の中を高速で通過しつつ数体の『暗闇人(クラヤミビト)』の体にナイフで傷を付けていく。
その後開けた場所で反転したエスメラルダは、特製の鏃を装着した数十本の矢を連続発射。
それぞれの矢、は先程傷付けた『暗闇人(クラヤミビト)』の下へと飛来。
『『ドスッ!』』『ドッ!』『『『『ズドドッ!』』』』『『ドドッ!』』『ズドッ!』
『『ギュルルルッ!』』『ギュルンッ!』『『ギュゥウウウッ…』』
ガァアアアッ!ゲァアアアッ!?オギャアアアッ!
傷口に到達した矢から急速に木の根が延び、『暗闇人(クラヤミビト)』の体に絡み付き、更にその周りに居る別個体へと次々に根を延ばし、絡み付き、体液を搾り取って成長していった。
だが近くに居たドワーフ達には根は延びず『暗闇人(クラヤミビト)』のみに襲い掛かる。
これは『吸血樹の種欠片』が急成長するには、″同種″の血液を欲する特性を生かしたモノである。
大体1体に『吸求窮弓(オールキュウ)』が到達すると、周囲に居る4~5体にも襲い掛かり搾り取っていった。
「「エグ…(バド、ロイ)」」
「私に言わないでよ!数を減らすならこれが一番効率的なんだから!(エスメラルダ)」
「じゃが発案は娘っ子じゃろ?(バド)」
「ぅぐっ…!(エスメラルダ)」
等とヤイヤイ言い合いをしていると
ギュルルルッ!ボコボコボコ…『パキャッ!』
キシャァアアアッ!
「ちょおい!何ぞ生まれてきたど!?(ロイ)」
「安心して、そいつは『吸血樹・パラサイトレギオン(略パラギオン)』って言うモンスターだけど、″同種″の体液しか狙わない様に改良してるから大丈夫よ。(エスメラルダ)」
「「エグ…(バド、ロイ)」」
「ふぐっ…(エスメラルダ)」
『吸血樹・パラサイトレギオン』…オードゥス編タイトル:『王都直轄調査隊』に参照。
成長した吸血樹から生まれた分体。
蜘蛛の形をし、本体から離れて行動する。
生物の体に取り付き、体液を搾り取って種を増やす。
今回はエスメラルダが″同種″しか狙わせない事、そして代謝が異様に早くなる様に改良している。
つまり″同種″が死滅したらいずれこの分体も死滅するのである。
「えぇい知った事か!
後続に面倒臭い『アースイーター』が控えてるんだ!さっさと数減らすよ爺さん!(エスメラルダ)」
「へいへい。(バド)」
「おぅルド!そっちの方はどうじゃっ!?(ロイ)」
随時殲滅中の『暗闇人(クラヤミビト)』の後方からは、多脚で艶のある甲殻を備えた長い胴体を持つモンスター『アースイーター』がガサガサと群を成して迫る。
ドワーフのロイは、先程準備に取り掛かったルドに進行状況を確認するのであった。
~少し離れた場所~
「…って聞かれてますよ、ルドさん。(ラインハード)」
『『『コォオオ…』』』
「ちょい待ち、もうすぐじゃ。
つか嬢ちゃんは良いのか?戦線に出んくて。(ルド)」
「私はノア君に頼まれてここに陣取っているのです。(ラインハード)」
『『『コォオオ…』』』
「つまり後衛を任されとるんじゃな。
ならばこれ以上の口出しは無粋じゃな。
…っと、よし、準備が完了した。
悪いが嬢ちゃん少し離れといてくれんか、転んだりしたら危ないからの。(ロイ)」
「地面に魔力を流してましたけど、一体何を行うんですか?(ラインハード)」
「ふふふ、儂らドワーフはただ斧を振り回すだけの種族じゃ無いど。
鉱石やその辺の岩、土なんかの扱いに秀でとる。
故に武具の製作技術に長けちょる種族言うんが世間の認識じゃ。(ルド)」
「そうですね。
私の蔵書にあった書物にもそう記されてました。(ラインハード)」
「まぁ間違いではない。
そして儂らの適正は【技士】…この要素と土属性(鉱石や岩、土等)との親和性で以て儂らが産み出す技術が″コレ″じゃ。(ルド)」
『『『ズズズズズ…』』』
「出てこい″ゴーレム″!
主らの土地を脅かすモンスター共を蹴散らしてしまえ!(ルド)」
ルドを中心とした直径50メルの範囲内の地面が次々と盛り上がり、人型を形成。
徐々に凝縮して密度を増し、硬度を高めた土人形(ゴーレム)の完成であった。
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