742 / 1,134
獣人国編~全ての始まり~
あ″ぁっ!?(゜ロ゜;!?
しおりを挟む
~現在・獣人国の縁日通り~
「坊、これ一旦返すぞ?(バド)」ポイッ。
「ほれ。(ロイ)」ポイッ。
『え?ちょ『ガッ!』『ガシッ!』…あれ?
これって前に僕があげたヤツじゃないですか。』
「ひゃぁ、大きぃ…(ミダレ)」
ドワーフのバド、ロイから突然放られ、何とか拾い上げた物。
以前ノアが海洋種のダンジョン『竜遇城』に査察に向かい、″深海″エリアボスであるポセイドン第三形態海層竜ラーヴァを討伐した事により獲得した巨大なハンマー『地爆豪鎚(ジバクゴウツチ)』2本であった。
地爆豪鎚(ジバクゴウツチ)…″深海″エリアボスであるポセイドン第三形態が顕現させる事が出来る3メルもある巨大な魔鎚。
打撃箇所から半径3メルに及ぶ<衝撃波>が付与され、その類いの内部機構が備わっており、これはあらゆる耐性を突破する。
『もしかしていらなかったですか?』
「ちゃうちゃう。
魔改造った(イジった)から今度の試合で使ってみてくれんか、思ってな(バド)」
「武器の説明文を見ちょくれ。
名前からして変わっておるじゃろ?(ルド)」
『え?あ、本当だ。
…何々、『破壊者(デストロイヤー)』?
仰々しい名前だし、何か滅茶苦茶重くなってない?』
「そうじゃろうそうじゃろう。(ロイ)」
地爆豪鎚(ジバクゴウツチ)改め『破壊者(デストロイヤー)』…地爆豪鎚に備わる機構に、ドワーフの余計な一手間(魔改造)を加えた巨大な魔鎚。
絶大な攻撃力を有しているが、元より重量が5割増しとなっていて、只でさえ扱い辛いのに技術も求められる仕上がりとなっている。
その辺りについては御前試合の時にでも説明するとしよう。
「そりゃ坊に使わせるんだ、耐久値を上げる為に重量が嵩んだんだど。(バド)」
「どうじゃ?持てるか?(ルド)」
『ギシッ…』『余裕。』『ギィッ…』
「頼もしいのぅ。
儂らですら両手持ちでやっとじゃ。
それ程の余裕があれば″尖った真の能力″を発揮出来るじゃろうな。(バド)」
『まぁ試合前に少し練習しておくよ。』
3メルもある巨大な魔鎚『破壊者(デストロイヤー)』を両手に持つノア。
3日後の御前試合でこの武器が猛威を振るう事になるのだが、それは当日までのお楽しみである。
~旧ヒュマノ聖王国~
『『『『『『ドサッ!』』』』』』
「「「「「「おおーっ!」」」」」」
「「「「「「わー!」」」」」」
城下の広場に次々と並べられる滅びの森のモンスター達。
元奴隷の獣人達や、狩りに同行していたキノコパーティ達は歓喜の声を上げていた。
「いや、この子達かなり有能だぞ。
戦力としては新人~中級と言った感じだが、体の小ささを生かした機動力や回避力のお陰でそれを感じさせない戦力を有していた。(バンデイラ)」
「森というフィールドもその一助となっていた様に感じたな。」
健常な元奴隷達を引き連れて滅びの森へ狩猟しに向かっていたバンデイラも、キノコパーティ達の活躍に太鼓判を押していた。
「そう言えばツェドの爺さんはどうなった?(バンデイラ)」
「新しく生えてきたキノコパーティのアタッカー達と組み手をやってるよ。(バラス)」
「もう3時間もぶっ続けで、だ。
老齢の割に素晴らしいスタミナを持っているよ。(アルキラー)」
「マジか…あの爺さんもうそろそろで100歳だろ…ちょっと様子見てくるか…(バンデイラ)」
狩りを終えたバンデイラは、10年に及ぶ軟禁生活を終え、慣らし運転真っ最中のツェドの様子を見に奥の広場へと向かっていった。
『『『ヒュバババッ!』』』
「『サッ。』ふむ『スッ…』…『ヒュラッ…』」
「てやー!」ボボボボボボッ!
カカカカカッ!ボスッ。
ドテッ。「しりもちっ!」
【槍】と【双剣】計12人(?)に及ぶアタッカーキノコによる猛攻を、首を傾け、屈み、腹を凹まし、足を上げ、腰を捻り回避し続けるツェド。
不意に【槍】エノキの猛攻が迫ってくるも、手指、手首の丸み、肘を駆使し、逸らし、弾いた後がら空きになった胴体を優しく押し込んで尻餅を着かせた。
【槍】エノキも思わず「しりもちっ!」と叫んでしまう程であった。
「何つースタミナだ…」
「凄ぇ…」
「本当に強かったんだな、あの爺さん…」
ツェドを知らない、覚えていない世代の元奴隷の獣人達もツェドの動きに驚かされていた。
だがバンデイラは軟禁生活終わりのツェドを心配しており
「おいおい…実戦さながらの組み手かよ…
幾ら何でも体に障るぜ…?(バンデイラ)」
「ご安心を、バンデイラ殿。(クリストフ)」
「ん?(バンデイラ)」
「彼等の得物は全て″生″です。(クリストフ)」
「分かるかぁっ!(バンデイラ)」
生→硬度:柔、攻撃力:低
乾燥→硬度:硬、攻撃力:高
組み手用という事で、水分量を調節して得物の硬度を変化。
スポンジレベルまで柔らかくしているとは言え、12人(?)からの猛攻を受けても涼しい顔のツェドであった。
「ふむ。【槍】エノキと【双剣】舞茸の嬢ちゃんは一緒に組むと良い。
右の【双剣】舞茸は動きが僅かに拙いが、後ろの【双剣】舞茸と組めば補えあえるハズじゃ。(ツェド)」
「「「「はーい!」」」」
組み手を行いつつアタッカーキノコ達の組み合わせも同時に指示していた。
「根っからの教育者なんだな、ツェドさんは。(レドリック)」
「ん?(ツェド)」
「軟禁生活から解放されたと言うのに、自分の事より元奴隷達の為に尽力するなんて普通は出来ないぜ?(レドリック)」
「ふ、教育者としては、王となる前からも合わせれば60年以上携わっとる。
たかが10年ぽっちの軟禁生活じゃ、習慣は断ち切れんよ。(ツェド)」
「いやはや…(レドリック)」
さも当然の様に言うツェドに、レドリックは苦笑いを浮かべていた。
「まぁ心残りがあるとすれば、馬鹿共の尻拭いの為に召喚された″ミユキ″に碌に稽古もつけられんかった事位か…(ツェド)」
「″ミユキ″ってのは【召喚勇者】の、って事で良いんだよな?(レドリック)」
「何じゃ、知っておるのか?
確かフリアダビア奪還作戦後に消息不明になっておるハズじゃが…
お主何か知っとるのか?(ツェド)」
「知ってるも何も、【召喚勇者】のミユキは一時期俺達の家で匿ってたんだ。
この国、と言うか獣人国に俺達がやって来たのも…」
「あ″ぁっ!?」Σ(゜ロ゜:
「「「「「「「は?」」」」」」」
獣人国にやって来た本来の目的をすっかり忘れていたレドリックは、ここに来て漸く思い出し、冷や汗をダラダラと流し始めた。
その後レドリックは、困惑するツェドに直ぐに戻ると言い聞かせ、物凄い勢いで獣人国へと帰還。
【勇者】美幸と【万能】の悠、ついでに妻のアミスティアと息子のノアを引っ張って元ヒュマノ聖王国へとやって来たのは、深夜になってからであった。
次回から漸く式典始まります。
「坊、これ一旦返すぞ?(バド)」ポイッ。
「ほれ。(ロイ)」ポイッ。
『え?ちょ『ガッ!』『ガシッ!』…あれ?
これって前に僕があげたヤツじゃないですか。』
「ひゃぁ、大きぃ…(ミダレ)」
ドワーフのバド、ロイから突然放られ、何とか拾い上げた物。
以前ノアが海洋種のダンジョン『竜遇城』に査察に向かい、″深海″エリアボスであるポセイドン第三形態海層竜ラーヴァを討伐した事により獲得した巨大なハンマー『地爆豪鎚(ジバクゴウツチ)』2本であった。
地爆豪鎚(ジバクゴウツチ)…″深海″エリアボスであるポセイドン第三形態が顕現させる事が出来る3メルもある巨大な魔鎚。
打撃箇所から半径3メルに及ぶ<衝撃波>が付与され、その類いの内部機構が備わっており、これはあらゆる耐性を突破する。
『もしかしていらなかったですか?』
「ちゃうちゃう。
魔改造った(イジった)から今度の試合で使ってみてくれんか、思ってな(バド)」
「武器の説明文を見ちょくれ。
名前からして変わっておるじゃろ?(ルド)」
『え?あ、本当だ。
…何々、『破壊者(デストロイヤー)』?
仰々しい名前だし、何か滅茶苦茶重くなってない?』
「そうじゃろうそうじゃろう。(ロイ)」
地爆豪鎚(ジバクゴウツチ)改め『破壊者(デストロイヤー)』…地爆豪鎚に備わる機構に、ドワーフの余計な一手間(魔改造)を加えた巨大な魔鎚。
絶大な攻撃力を有しているが、元より重量が5割増しとなっていて、只でさえ扱い辛いのに技術も求められる仕上がりとなっている。
その辺りについては御前試合の時にでも説明するとしよう。
「そりゃ坊に使わせるんだ、耐久値を上げる為に重量が嵩んだんだど。(バド)」
「どうじゃ?持てるか?(ルド)」
『ギシッ…』『余裕。』『ギィッ…』
「頼もしいのぅ。
儂らですら両手持ちでやっとじゃ。
それ程の余裕があれば″尖った真の能力″を発揮出来るじゃろうな。(バド)」
『まぁ試合前に少し練習しておくよ。』
3メルもある巨大な魔鎚『破壊者(デストロイヤー)』を両手に持つノア。
3日後の御前試合でこの武器が猛威を振るう事になるのだが、それは当日までのお楽しみである。
~旧ヒュマノ聖王国~
『『『『『『ドサッ!』』』』』』
「「「「「「おおーっ!」」」」」」
「「「「「「わー!」」」」」」
城下の広場に次々と並べられる滅びの森のモンスター達。
元奴隷の獣人達や、狩りに同行していたキノコパーティ達は歓喜の声を上げていた。
「いや、この子達かなり有能だぞ。
戦力としては新人~中級と言った感じだが、体の小ささを生かした機動力や回避力のお陰でそれを感じさせない戦力を有していた。(バンデイラ)」
「森というフィールドもその一助となっていた様に感じたな。」
健常な元奴隷達を引き連れて滅びの森へ狩猟しに向かっていたバンデイラも、キノコパーティ達の活躍に太鼓判を押していた。
「そう言えばツェドの爺さんはどうなった?(バンデイラ)」
「新しく生えてきたキノコパーティのアタッカー達と組み手をやってるよ。(バラス)」
「もう3時間もぶっ続けで、だ。
老齢の割に素晴らしいスタミナを持っているよ。(アルキラー)」
「マジか…あの爺さんもうそろそろで100歳だろ…ちょっと様子見てくるか…(バンデイラ)」
狩りを終えたバンデイラは、10年に及ぶ軟禁生活を終え、慣らし運転真っ最中のツェドの様子を見に奥の広場へと向かっていった。
『『『ヒュバババッ!』』』
「『サッ。』ふむ『スッ…』…『ヒュラッ…』」
「てやー!」ボボボボボボッ!
カカカカカッ!ボスッ。
ドテッ。「しりもちっ!」
【槍】と【双剣】計12人(?)に及ぶアタッカーキノコによる猛攻を、首を傾け、屈み、腹を凹まし、足を上げ、腰を捻り回避し続けるツェド。
不意に【槍】エノキの猛攻が迫ってくるも、手指、手首の丸み、肘を駆使し、逸らし、弾いた後がら空きになった胴体を優しく押し込んで尻餅を着かせた。
【槍】エノキも思わず「しりもちっ!」と叫んでしまう程であった。
「何つースタミナだ…」
「凄ぇ…」
「本当に強かったんだな、あの爺さん…」
ツェドを知らない、覚えていない世代の元奴隷の獣人達もツェドの動きに驚かされていた。
だがバンデイラは軟禁生活終わりのツェドを心配しており
「おいおい…実戦さながらの組み手かよ…
幾ら何でも体に障るぜ…?(バンデイラ)」
「ご安心を、バンデイラ殿。(クリストフ)」
「ん?(バンデイラ)」
「彼等の得物は全て″生″です。(クリストフ)」
「分かるかぁっ!(バンデイラ)」
生→硬度:柔、攻撃力:低
乾燥→硬度:硬、攻撃力:高
組み手用という事で、水分量を調節して得物の硬度を変化。
スポンジレベルまで柔らかくしているとは言え、12人(?)からの猛攻を受けても涼しい顔のツェドであった。
「ふむ。【槍】エノキと【双剣】舞茸の嬢ちゃんは一緒に組むと良い。
右の【双剣】舞茸は動きが僅かに拙いが、後ろの【双剣】舞茸と組めば補えあえるハズじゃ。(ツェド)」
「「「「はーい!」」」」
組み手を行いつつアタッカーキノコ達の組み合わせも同時に指示していた。
「根っからの教育者なんだな、ツェドさんは。(レドリック)」
「ん?(ツェド)」
「軟禁生活から解放されたと言うのに、自分の事より元奴隷達の為に尽力するなんて普通は出来ないぜ?(レドリック)」
「ふ、教育者としては、王となる前からも合わせれば60年以上携わっとる。
たかが10年ぽっちの軟禁生活じゃ、習慣は断ち切れんよ。(ツェド)」
「いやはや…(レドリック)」
さも当然の様に言うツェドに、レドリックは苦笑いを浮かべていた。
「まぁ心残りがあるとすれば、馬鹿共の尻拭いの為に召喚された″ミユキ″に碌に稽古もつけられんかった事位か…(ツェド)」
「″ミユキ″ってのは【召喚勇者】の、って事で良いんだよな?(レドリック)」
「何じゃ、知っておるのか?
確かフリアダビア奪還作戦後に消息不明になっておるハズじゃが…
お主何か知っとるのか?(ツェド)」
「知ってるも何も、【召喚勇者】のミユキは一時期俺達の家で匿ってたんだ。
この国、と言うか獣人国に俺達がやって来たのも…」
「あ″ぁっ!?」Σ(゜ロ゜:
「「「「「「「は?」」」」」」」
獣人国にやって来た本来の目的をすっかり忘れていたレドリックは、ここに来て漸く思い出し、冷や汗をダラダラと流し始めた。
その後レドリックは、困惑するツェドに直ぐに戻ると言い聞かせ、物凄い勢いで獣人国へと帰還。
【勇者】美幸と【万能】の悠、ついでに妻のアミスティアと息子のノアを引っ張って元ヒュマノ聖王国へとやって来たのは、深夜になってからであった。
次回から漸く式典始まります。
31
お気に入りに追加
1,907
あなたにおすすめの小説
全能で楽しく公爵家!!
山椒
ファンタジー
平凡な人生であることを自負し、それを受け入れていた二十四歳の男性が交通事故で若くして死んでしまった。
未練はあれど死を受け入れた男性は、転生できるのであれば二度目の人生も平凡でモブキャラのような人生を送りたいと思ったところ、魔神によって全能の力を与えられてしまう!
転生した先は望んだ地位とは程遠い公爵家の長男、アーサー・ランスロットとして生まれてしまった。
スローライフをしようにも公爵家でできるかどうかも怪しいが、のんびりと全能の力を発揮していく転生者の物語。
※少しだけ設定を変えているため、書き直し、設定を加えているリメイク版になっています。
※リメイク前まで投稿しているところまで書き直せたので、二章はかなりの速度で投稿していきます。
異世界転移しましたが、面倒事に巻き込まれそうな予感しかしないので早めに逃げ出す事にします。
sou
ファンタジー
蕪木高等学校3年1組の生徒40名は突如眩い光に包まれた。
目が覚めた彼らは異世界転移し見知らぬ国、リスランダ王国へと転移していたのだ。
「勇者たちよ…この国を救ってくれ…えっ!一人いなくなった?どこに?」
これは、面倒事を予感した主人公がいち早く逃げ出し、平穏な暮らしを目指す物語。
なろう、カクヨムにも同作を投稿しています。
うっかり『野良犬』を手懐けてしまった底辺男の逆転人生
野良 乃人
ファンタジー
辺境の田舎街に住むエリオは落ちこぼれの底辺冒険者。
普段から無能だの底辺だのと馬鹿にされ、薬草拾いと揶揄されている。
そんなエリオだが、ふとした事がきっかけで『野良犬』を手懐けてしまう。
そこから始まる底辺落ちこぼれエリオの成り上がりストーリー。
そしてこの世界に存在する宝玉がエリオに力を与えてくれる。
うっかり野良犬を手懐けた底辺男。冒険者という枠を超え乱世での逆転人生が始まります。
いずれは王となるのも夢ではないかも!?
◇世界観的に命の価値は軽いです◇
カクヨムでも同タイトルで掲載しています。
記憶喪失の転生幼女、ギルドで保護されたら最強冒険者に溺愛される
マー子
ファンタジー
ある日魔の森で異常が見られ、調査に来ていた冒険者ルーク。
そこで木の影で眠る幼女を見つけた。
自分の名前しか記憶がなく、両親やこの国の事も知らないというアイリは、冒険者ギルドで保護されることに。
実はある事情で記憶を失って転生した幼女だけど、異世界で最強冒険者に溺愛されて、第二の人生楽しんでいきます。
・初のファンタジー物です
・ある程度内容纏まってからの更新になる為、進みは遅めになると思います
・長編予定ですが、最後まで気力が持たない場合は短編になるかもしれません⋯
どうか温かく見守ってください♪
☆感謝☆
HOTランキング1位になりました。偏にご覧下さる皆様のお陰です。この場を借りて、感謝の気持ちを⋯
そしてなんと、人気ランキングの方にもちゃっかり載っておりました。
本当にありがとうございます!
誰一人帰らない『奈落』に落とされたおっさん、うっかり暗号を解読したら、未知の遺物の使い手になりました!
ミポリオン
ファンタジー
旧題:巻き込まれ召喚されたおっさん、無能で誰一人帰らない場所に追放されるも、超古代文明の暗号を解いて力を手にいれ、楽しく生きていく
高校生達が勇者として召喚される中、1人のただのサラリーマンのおっさんである福菅健吾が巻き込まれて異世界に召喚された。
高校生達は強力なステータスとスキルを獲得したが、おっさんは一般人未満のステータスしかない上に、異世界人の誰もが持っている言語理解しかなかったため、転移装置で誰一人帰ってこない『奈落』に追放されてしまう。
しかし、そこに刻まれた見たこともない文字を、健吾には全て理解する事ができ、強大な超古代文明のアイテムを手に入れる。
召喚者達は気づかなかった。健吾以外の高校生達の通常スキル欄に言語スキルがあり、健吾だけは固有スキルの欄に言語スキルがあった事を。そしてそのスキルが恐るべき力を秘めていることを。
※カクヨムでも連載しています
クラス転移から逃げ出したイジメられっ子、女神に頼まれ渋々異世界転移するが職業[逃亡者]が無能だと処刑される
こたろう文庫
ファンタジー
日頃からいじめにあっていた影宮 灰人は授業中に突如現れた転移陣によってクラスごと転移されそうになるが、咄嗟の機転により転移を一人だけ回避することに成功する。しかし女神の説得?により結局異世界転移するが、転移先の国王から職業[逃亡者]が無能という理由にて処刑されることになる
初執筆作品になりますので日本語などおかしい部分があるかと思いますが、温かい目で読んで頂き、少しでも面白いと思って頂ければ幸いです。
なろう・カクヨム・アルファポリスにて公開しています
こちらの作品も宜しければお願いします
[イラついた俺は強奪スキルで神からスキルを奪うことにしました。神の力で学園最強に・・・]
幼少期に溜め込んだ魔力で、一生のんびり暮らしたいと思います。~こう見えて、迷宮育ちの村人です~
月並 瑠花
ファンタジー
※ファンタジー大賞に微力ながら参加させていただいております。応援のほど、よろしくお願いします。
「出て行けっ! この家にお前の居場所はない!」――父にそう告げられ、家を追い出された澪は、一人途方に暮れていた。
そんな時、幻聴が頭の中に聞こえてくる。
『秋篠澪。お前は人生をリセットしたいか?』。澪は迷いを一切見せることなく、答えてしまった――「やり直したい」と。
その瞬間、トラックに引かれた澪は異世界へと飛ばされることになった。
スキル『倉庫(アイテムボックス)』を与えられた澪は、一人でのんびり二度目の人生を過ごすことにした。だが転生直後、レイは騎士によって迷宮へ落とされる。
※2018.10.31 hotランキング一位をいただきました。(11/1と11/2、続けて一位でした。ありがとうございます。)
※2018.11.12 ブクマ3800達成。ありがとうございます。
子爵家の長男ですが魔法適性が皆無だったので孤児院に預けられました。変化魔法があれば魔法適性なんて無くても無問題!
八神
ファンタジー
主人公『リデック・ゼルハイト』は子爵家の長男として産まれたが、検査によって『魔法適性が一切無い』と判明したため父親である当主の判断で孤児院に預けられた。
『魔法適性』とは読んで字のごとく魔法を扱う適性である。
魔力を持つ人間には差はあれど基本的にみんな生まれつき様々な属性の魔法適性が備わっている。
しかし例外というのはどの世界にも存在し、魔力を持つ人間の中にもごく稀に魔法適性が全くない状態で産まれてくる人も…
そんな主人公、リデックが5歳になったある日…ふと前世の記憶を思い出し、魔法適性に関係の無い変化魔法に目をつける。
しかしその魔法は『魔物に変身する』というもので人々からはあまり好意的に思われていない魔法だった。
…はたして主人公の運命やいかに…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる