601 / 1,171
獣人国編~御前試合の代表決め~
真面目にやろう。
しおりを挟む
【獣化】…獣人族であれば誰しもか持っているモノで、一時的に獣となり、自身が持つステータスを飛躍的に上昇させる種族固有のスキル。
だが種族によって上昇するステータスは違い、兎人族であれば聴覚と跳躍力が。
犬人族であれば攻撃力と走力、嗅覚が飛躍的に上昇する。
『グルルルルル…』
″『おおおっとぉっ!?ヴァモス君が【獣化】を行った様です!
確か狼の場合、攻撃力と速度上昇、威圧力が上昇するハズです!
これで2人に痛手を与える事が出来るのでしょうかぁっ!』″
「【獣化】、か。
まぁそう来るだろうな。(ゴフゥ)」
「ステータス上昇と言ってもたかが知れている。それよりも早い所決着を着けよう。
あの状態は負担が大きいからな。(ゴファン)」
「だな。(ゴフゥ)」
2人が言う様に、【獣化】は自身のステータスを飛躍的に上昇させるモノだが、その分体に掛かる負担はそれなりなモノでもある。
それを鑑みた2人は狼の姿となったヴァモスに向かって歩みを始めた。
パァンッ!
「っ!?(ゴフゥ)」
「っ!(ゴファン)」バッ!
突如目の前で破裂音がしたかと思えば、狼の姿となったヴァモスがその場から姿を消した。
だがゴファンの視界の端に青白い光の筋が僅かに映った事で、咄嗟に左腕を顔の側面に構え出す。
バチィッ!
『チッ…』
「っぶねぇ!(ゴフゥ)」
(おいおいどうなってやがる…
ステータス上昇率がバグってんのか?
上昇所か倍加してる様に見えるぞ!?(ゴファン))
防御の構えを取ったハズであるが、それを僅かに突破する程の強い衝撃を受ける。
氷衣纏雷状態と【獣化】を行ったとは言え、ステータスの上昇値は大した事は無いと高を括っていた2人は面を食らうのであった。
パァンッ!パパァンッ!
((更に加速した!?))
たった今行った攻撃が防がれ、更に加速するヴァモス。
と言っても完全な姿は見せず、地面から上がる僅かな砂埃と氷衣纏雷の光の帯が僅かに見える程度であった為、ゴフゥとゴファンには臨機応変な対応が求められた。
パ!
(…背後…音…【獣化】状態で繰り出せるとすれば体当たりか噛み付き位だが…(ゴフゥ))
【獣化】はステータスが飛躍的に上昇する変わりに戦闘力が落ちると言われている。
何故なら獣と化している為拳が握れず、関節の動き的に蹴りも容易ではない。
魔法なら幾分マシではあるが、それでも全体的な戦闘力は落ちる。
ヴァモスも例外では無く、狼形態となった為、繰り出される攻撃方法は大体絞られていくのである。
ボッ!
音と反応で、背後から体当たりを仕掛けてくると踏んだゴフゥは、迫るヴァモス目掛けて後ろ回し蹴りを繰り出した。
が
ヒュオッ…
「あれ?『パシッ!』ぬがっ!?
『ビシャァアッ!』ぶっ!?(ゴフゥ)」
そこには狼形態のヴァモスでは無く、【獣化】を解除したヴァモスの姿があった。
ゴフゥの後ろ回し蹴りは空を切り、代わりに腰を切ったヴァモスの尻尾がゴフゥの顔を叩き、瞬間的に目潰しを行う。
それだけに留まらず、ヴァモスは氷衣纏雷状態な上、<渾身>を乗せた後ろ回し蹴りをゴフゥの顔面に叩き込んだ。
端から見ればカウンターを叩き込まれた様なモノである。
幾ら頑強な犀獣人とは言え、顔面に食らえばかなりのダメージである。
「ぐっ…ンナロ!(ゴフゥ)」ブォンッ!
バチンッ!
顔面に蹴りを食らい、地面に倒れ込みそうになりながらもゴフゥは追加で蹴りを放つが、既にヴァモスはその場から離脱していた。
バチチッ!
『グルルル…』
2人から少し離れた場所まで移動し終えると、既にヴァモスは狼形態に戻っており、隙を見逃すまいと睨み付けていた。
″『おおおおっ!目にも止まらぬ攻防!
ここに来てゴフゥが膝を付いた!
つまり子持ち筋肉ダルマ(ゴフゥの事)にとって相当な一撃だったと見て取れます!』″
「ちっ、酷ぇ言われようだな…
で?ダメージの方はどうだ?(ゴファン)」
「あー…今のは効いたぜ…
【獣化】を加速に使い、俺達の防御を突破する程の攻撃力まで持ってきやがった…
【鬼神】と一定期間居ただけあってテクニカルな戦法を取ってきやがる…(ゴフゥ)」
『グルルルルルォアッ!』
バキュゥンッ!
尻餅を付くゴフゥを他所に、ヴァモスは咆哮を上げつつ再び高速移動を開始した。
「さて、どうやらヴァモス君の方は本気を出してきた様だが?…(ゴフゥ)」
「なら俺達も真面目にならんとな。
本気で来ている相手に失礼だ。(ゴファン)」
『『ポゥ…』』ざわわ…
今更であるが彼等は【波動拳士】。
試合開始直後から適正の力、スキル等を一切使用せず、己の地力で戦ってきた。
だがヴァモスの一撃を受けて火が着いた2人は、いよいよ以て【波動拳士】としての力とスキルを存分に振るう事にした。
そんな2人の体は淡く光出し、靡かせていた金髪が逆立ち始める。
じわりじわりと彼等から殺気が立ち始めたのであった。
バチッ!バチチッ!
(2人の雰囲気が明らかに変わった…
体にオーラ(?)の様な物を纏っているけどあれは『ヒュッ!』一た『ドゥンッ!』
『グギャ…カッ…!?』
2人の動向を観察していたヴァモスだったが、<縮地>で瞬時に接近して来たゴフゥの掌底が右の脇腹に突き刺さる。
ヴァモスは2人から一切目を逸らしておらず、感知系スキルは全て発動していたのにも関わらず全く反応出来なかったのであった。
この一撃の威力はカなりのモノで、ヴァモスの体が地面から僅かに浮く程である。
「ふぬんっ!(ゴファン)」ギュンッ!
『カッ、カハ…!?』
直後、ゴフゥが打ち込んだ手を腰の辺りまで引き戻し僅かに静止したかと思うと、その手に光の塊の様な物が現出した。
ヴァモスはそれを見て回避行動を取ろうとしたが、地に足が着いていない為回避が敵わなかった。
「ハァッ!」ゴバァアッ!
『グォアアアアッ!?』
光の塊を懐目掛けて発射されたヴァモスは、全身に強い衝撃を受け、そのまま闘技場の端まで吹き飛ばされてしまった。
ォォオ…ドガッ!
『ガフッ!』バシュゥッ!
「かっ…げふっ…」
闘技場端の観客席との仕切りに体を強く叩き付けたヴァモスは【獣化】が解除され、その場で踞ってしまった。
「「「「「「「「オオオオオオッ!(観客)」」」」」」」」
″『で、出ましたぁっ!
これが超犀野人2の必殺技″波動弾″!
自身が持つ″気″を光弾に変換して発射すると言うトンデモ技ぁっ!
全身くまなく衝撃が伝播する為、激痛に苛まれる事必至!
しぶとく食い下がってきた歴代の対戦者ですらコレを食らってしまって立ち上がった者は居ません!』″
「が…ぁぁあ…っ…」
実況が説明の間もヴァモスの全身には、反復された激痛の嵐が断続的に襲ってきていた。
立つ事も、息をする事もままならず、ただもがき苦しむ事しか出来なかった。
ザッザッザツ…
「この技は発動に少し時間が掛かる故相手を浮かせたタイミング以外発動を控えているんだ。
″片手分″とは言え中々効くだろう?
取り敢えずこれでさっきのカウンター蹴りの分はチャラだな。(ゴフゥ)」
「アホ、やり過ぎだ。
″片手分″所か″指2本分″で良かったぞ。(ゴファン)」
「スマンスマン、あまりに良いものを食らったのでつい、な。(ゴフゥ)」
踞まるヴァモスの前でケラケラと笑うゴフゥ。
余程さっきの攻撃が効いたのだろう。
「でだ、ヴァモス君。
この辺で負けを認めて貰えないだろうか?(ゴフゥ)」
「は…っ…あ…」
「俺達には痛ぶる趣味は無いし、どちらにしろ今の君は身動き1つ取れないのだ。
良い提案だと思うがどうだろう?(ゴファン)」
だが種族によって上昇するステータスは違い、兎人族であれば聴覚と跳躍力が。
犬人族であれば攻撃力と走力、嗅覚が飛躍的に上昇する。
『グルルルルル…』
″『おおおっとぉっ!?ヴァモス君が【獣化】を行った様です!
確か狼の場合、攻撃力と速度上昇、威圧力が上昇するハズです!
これで2人に痛手を与える事が出来るのでしょうかぁっ!』″
「【獣化】、か。
まぁそう来るだろうな。(ゴフゥ)」
「ステータス上昇と言ってもたかが知れている。それよりも早い所決着を着けよう。
あの状態は負担が大きいからな。(ゴファン)」
「だな。(ゴフゥ)」
2人が言う様に、【獣化】は自身のステータスを飛躍的に上昇させるモノだが、その分体に掛かる負担はそれなりなモノでもある。
それを鑑みた2人は狼の姿となったヴァモスに向かって歩みを始めた。
パァンッ!
「っ!?(ゴフゥ)」
「っ!(ゴファン)」バッ!
突如目の前で破裂音がしたかと思えば、狼の姿となったヴァモスがその場から姿を消した。
だがゴファンの視界の端に青白い光の筋が僅かに映った事で、咄嗟に左腕を顔の側面に構え出す。
バチィッ!
『チッ…』
「っぶねぇ!(ゴフゥ)」
(おいおいどうなってやがる…
ステータス上昇率がバグってんのか?
上昇所か倍加してる様に見えるぞ!?(ゴファン))
防御の構えを取ったハズであるが、それを僅かに突破する程の強い衝撃を受ける。
氷衣纏雷状態と【獣化】を行ったとは言え、ステータスの上昇値は大した事は無いと高を括っていた2人は面を食らうのであった。
パァンッ!パパァンッ!
((更に加速した!?))
たった今行った攻撃が防がれ、更に加速するヴァモス。
と言っても完全な姿は見せず、地面から上がる僅かな砂埃と氷衣纏雷の光の帯が僅かに見える程度であった為、ゴフゥとゴファンには臨機応変な対応が求められた。
パ!
(…背後…音…【獣化】状態で繰り出せるとすれば体当たりか噛み付き位だが…(ゴフゥ))
【獣化】はステータスが飛躍的に上昇する変わりに戦闘力が落ちると言われている。
何故なら獣と化している為拳が握れず、関節の動き的に蹴りも容易ではない。
魔法なら幾分マシではあるが、それでも全体的な戦闘力は落ちる。
ヴァモスも例外では無く、狼形態となった為、繰り出される攻撃方法は大体絞られていくのである。
ボッ!
音と反応で、背後から体当たりを仕掛けてくると踏んだゴフゥは、迫るヴァモス目掛けて後ろ回し蹴りを繰り出した。
が
ヒュオッ…
「あれ?『パシッ!』ぬがっ!?
『ビシャァアッ!』ぶっ!?(ゴフゥ)」
そこには狼形態のヴァモスでは無く、【獣化】を解除したヴァモスの姿があった。
ゴフゥの後ろ回し蹴りは空を切り、代わりに腰を切ったヴァモスの尻尾がゴフゥの顔を叩き、瞬間的に目潰しを行う。
それだけに留まらず、ヴァモスは氷衣纏雷状態な上、<渾身>を乗せた後ろ回し蹴りをゴフゥの顔面に叩き込んだ。
端から見ればカウンターを叩き込まれた様なモノである。
幾ら頑強な犀獣人とは言え、顔面に食らえばかなりのダメージである。
「ぐっ…ンナロ!(ゴフゥ)」ブォンッ!
バチンッ!
顔面に蹴りを食らい、地面に倒れ込みそうになりながらもゴフゥは追加で蹴りを放つが、既にヴァモスはその場から離脱していた。
バチチッ!
『グルルル…』
2人から少し離れた場所まで移動し終えると、既にヴァモスは狼形態に戻っており、隙を見逃すまいと睨み付けていた。
″『おおおおっ!目にも止まらぬ攻防!
ここに来てゴフゥが膝を付いた!
つまり子持ち筋肉ダルマ(ゴフゥの事)にとって相当な一撃だったと見て取れます!』″
「ちっ、酷ぇ言われようだな…
で?ダメージの方はどうだ?(ゴファン)」
「あー…今のは効いたぜ…
【獣化】を加速に使い、俺達の防御を突破する程の攻撃力まで持ってきやがった…
【鬼神】と一定期間居ただけあってテクニカルな戦法を取ってきやがる…(ゴフゥ)」
『グルルルルルォアッ!』
バキュゥンッ!
尻餅を付くゴフゥを他所に、ヴァモスは咆哮を上げつつ再び高速移動を開始した。
「さて、どうやらヴァモス君の方は本気を出してきた様だが?…(ゴフゥ)」
「なら俺達も真面目にならんとな。
本気で来ている相手に失礼だ。(ゴファン)」
『『ポゥ…』』ざわわ…
今更であるが彼等は【波動拳士】。
試合開始直後から適正の力、スキル等を一切使用せず、己の地力で戦ってきた。
だがヴァモスの一撃を受けて火が着いた2人は、いよいよ以て【波動拳士】としての力とスキルを存分に振るう事にした。
そんな2人の体は淡く光出し、靡かせていた金髪が逆立ち始める。
じわりじわりと彼等から殺気が立ち始めたのであった。
バチッ!バチチッ!
(2人の雰囲気が明らかに変わった…
体にオーラ(?)の様な物を纏っているけどあれは『ヒュッ!』一た『ドゥンッ!』
『グギャ…カッ…!?』
2人の動向を観察していたヴァモスだったが、<縮地>で瞬時に接近して来たゴフゥの掌底が右の脇腹に突き刺さる。
ヴァモスは2人から一切目を逸らしておらず、感知系スキルは全て発動していたのにも関わらず全く反応出来なかったのであった。
この一撃の威力はカなりのモノで、ヴァモスの体が地面から僅かに浮く程である。
「ふぬんっ!(ゴファン)」ギュンッ!
『カッ、カハ…!?』
直後、ゴフゥが打ち込んだ手を腰の辺りまで引き戻し僅かに静止したかと思うと、その手に光の塊の様な物が現出した。
ヴァモスはそれを見て回避行動を取ろうとしたが、地に足が着いていない為回避が敵わなかった。
「ハァッ!」ゴバァアッ!
『グォアアアアッ!?』
光の塊を懐目掛けて発射されたヴァモスは、全身に強い衝撃を受け、そのまま闘技場の端まで吹き飛ばされてしまった。
ォォオ…ドガッ!
『ガフッ!』バシュゥッ!
「かっ…げふっ…」
闘技場端の観客席との仕切りに体を強く叩き付けたヴァモスは【獣化】が解除され、その場で踞ってしまった。
「「「「「「「「オオオオオオッ!(観客)」」」」」」」」
″『で、出ましたぁっ!
これが超犀野人2の必殺技″波動弾″!
自身が持つ″気″を光弾に変換して発射すると言うトンデモ技ぁっ!
全身くまなく衝撃が伝播する為、激痛に苛まれる事必至!
しぶとく食い下がってきた歴代の対戦者ですらコレを食らってしまって立ち上がった者は居ません!』″
「が…ぁぁあ…っ…」
実況が説明の間もヴァモスの全身には、反復された激痛の嵐が断続的に襲ってきていた。
立つ事も、息をする事もままならず、ただもがき苦しむ事しか出来なかった。
ザッザッザツ…
「この技は発動に少し時間が掛かる故相手を浮かせたタイミング以外発動を控えているんだ。
″片手分″とは言え中々効くだろう?
取り敢えずこれでさっきのカウンター蹴りの分はチャラだな。(ゴフゥ)」
「アホ、やり過ぎだ。
″片手分″所か″指2本分″で良かったぞ。(ゴファン)」
「スマンスマン、あまりに良いものを食らったのでつい、な。(ゴフゥ)」
踞まるヴァモスの前でケラケラと笑うゴフゥ。
余程さっきの攻撃が効いたのだろう。
「でだ、ヴァモス君。
この辺で負けを認めて貰えないだろうか?(ゴフゥ)」
「は…っ…あ…」
「俺達には痛ぶる趣味は無いし、どちらにしろ今の君は身動き1つ取れないのだ。
良い提案だと思うがどうだろう?(ゴファン)」
33
お気に入りに追加
1,967
あなたにおすすめの小説

子爵家の長男ですが魔法適性が皆無だったので孤児院に預けられました。変化魔法があれば魔法適性なんて無くても無問題!
八神
ファンタジー
主人公『リデック・ゼルハイト』は子爵家の長男として産まれたが、検査によって『魔法適性が一切無い』と判明したため父親である当主の判断で孤児院に預けられた。
『魔法適性』とは読んで字のごとく魔法を扱う適性である。
魔力を持つ人間には差はあれど基本的にみんな生まれつき様々な属性の魔法適性が備わっている。
しかし例外というのはどの世界にも存在し、魔力を持つ人間の中にもごく稀に魔法適性が全くない状態で産まれてくる人も…
そんな主人公、リデックが5歳になったある日…ふと前世の記憶を思い出し、魔法適性に関係の無い変化魔法に目をつける。
しかしその魔法は『魔物に変身する』というもので人々からはあまり好意的に思われていない魔法だった。
…はたして主人公の運命やいかに…

こちらの異世界で頑張ります
kotaro
ファンタジー
原 雪は、初出勤で事故にあい死亡する。神様に第二の人生を授かり幼女の姿で
魔の森に降り立つ 其処で獣魔となるフェンリルと出合い後の保護者となる冒険者と出合う。
様々の事が起こり解決していく

うっかり『野良犬』を手懐けてしまった底辺男の逆転人生
野良 乃人
ファンタジー
辺境の田舎街に住むエリオは落ちこぼれの底辺冒険者。
普段から無能だの底辺だのと馬鹿にされ、薬草拾いと揶揄されている。
そんなエリオだが、ふとした事がきっかけで『野良犬』を手懐けてしまう。
そこから始まる底辺落ちこぼれエリオの成り上がりストーリー。
そしてこの世界に存在する宝玉がエリオに力を与えてくれる。
うっかり野良犬を手懐けた底辺男。冒険者という枠を超え乱世での逆転人生が始まります。
いずれは王となるのも夢ではないかも!?
◇世界観的に命の価値は軽いです◇
カクヨムでも同タイトルで掲載しています。
魔境育ちの全能冒険者は異世界で好き勝手生きる‼︎ 追い出したクセに戻ってこいだと?そんなの知るか‼︎
アノマロカリス
ファンタジー
15歳になり成人を迎えたリュカは、念願の冒険者ギルドに登録して冒険者になった。
そこで、そこそこ名の知れた冒険者Dランクのチームの【烈火の羽ばたき】に誘われる。
そこでの生活は主に雑用ばかりで、冒険に行く時でも荷物持ちと管理しかさせて貰えなかった。
それに雑用だけならと給料も安く、何度申請しても値段が上がる事はなかった。
ある時、お前より役に立つ奴が加入すると言われて、チームを追い出される事になった。
散々こき使われたにも関わらず、退職金さえ貰えなかった。
そしてリュカは、ギルドの依頼をこなして行き…
【烈火の羽ばたき】より早くランクを上げる事になるのだが…?
このリュカという少年は、チームで戦わせてもらえなかったけど…
魔女の祖母から魔法を習っていて、全属性の魔法が使え…
剣聖の祖父から剣術を習い、同時に鍛治を学んで武具が作れ…
研究者の父親から錬金術を学び、薬学や回復薬など自作出来て…
元料理人の母親から、全ての料理のレシピを叩き込まれ…
更に、母方の祖父がトレジャーハンターでダンジョンの知識を習い…
母方の祖母が魔道具製作者で魔道具製作を伝授された。
努力の先に掴んだチート能力…
リュカは自らのに能力を駆使して冒険に旅立つ!
リュカの活躍を乞うご期待!
HOTランキングで1位になりました!
更に【ファンタジー・SF】でも1位です!
皆様の応援のお陰です!
本当にありがとうございます!
HOTランキングに入った作品は幾つか有りましたが、いつも2桁で1桁は今回初です。
しかも…1位になれるなんて…夢じゃ無いかな?…と信じられない気持ちでいっぱいです。

俺しか使えない『アイテムボックス』がバグってる
十本スイ
ファンタジー
俗にいう神様転生とやらを経験することになった主人公――札月沖長。ただしよくあるような最強でチートな能力をもらい、異世界ではしゃぐつもりなど到底なかった沖長は、丈夫な身体と便利なアイテムボックスだけを望んだ。しかしこの二つ、神がどういう解釈をしていたのか、特にアイテムボックスについてはバグっているのではと思うほどの能力を有していた。これはこれで便利に使えばいいかと思っていたが、どうも自分だけが転生者ではなく、一緒に同世界へ転生した者たちがいるようで……。しかもそいつらは自分が主人公で、沖長をイレギュラーだの踏み台だなどと言ってくる。これは異世界ではなく現代ファンタジーの世界に転生することになった男が、その世界の真実を知りながらもマイペースに生きる物語である。

劣悪だと言われたハズレ加護の『空間魔法』を、便利だと思っているのは僕だけなのだろうか?
はらくろ
ファンタジー
海と交易で栄えた国を支える貴族家のひとつに、
強くて聡明な父と、優しくて活動的な母の間に生まれ育った少年がいた。
母親似に育った賢く可愛らしい少年は優秀で、将来が楽しみだと言われていたが、
その少年に、突然の困難が立ちはだかる。
理由は、貴族の跡取りとしては公言できないほどの、劣悪な加護を洗礼で授かってしまったから。
一生外へ出られないかもしれない幽閉のような生活を続けるよりも、少年は屋敷を出て行く選択をする。
それでも持ち前の強く非常識なほどの魔力の多さと、負けず嫌いな性格でその困難を乗り越えていく。
そんな少年の物語。

凡人がおまけ召喚されてしまった件
根鳥 泰造
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれて、異世界にきてしまった祐介。最初は勇者の様に大切に扱われていたが、ごく普通の才能しかないので、冷遇されるようになり、ついには王宮から追い出される。
仕方なく冒険者登録することにしたが、この世界では希少なヒーラー適正を持っていた。一年掛けて治癒魔法を習得し、治癒剣士となると、引く手あまたに。しかも、彼は『強欲』という大罪スキルを持っていて、倒した敵のスキルを自分のものにできるのだ。
それらのお蔭で、才能は凡人でも、数多のスキルで能力を補い、熟練度は飛びぬけ、高難度クエストも熟せる有名冒険者となる。そして、裏では気配消去や不可視化スキルを活かして、暗殺という裏の仕事も始めた。
異世界に来て八年後、その暗殺依頼で、召喚勇者の暗殺を受けたのだが、それは祐介を捕まえるための罠だった。祐介が暗殺者になっていると知った勇者が、改心させよう企てたもので、その後は勇者一行に加わり、魔王討伐の旅に同行することに。
最初は脅され渋々同行していた祐介も、勇者や仲間の思いをしり、どんどん勇者が好きになり、勇者から告白までされる。
だが、魔王を討伐を成し遂げるも、魔王戦で勇者は祐介を庇い、障害者になる。
祐介は、勇者の嘘で、病院を作り、医師の道を歩みだすのだった。

人生初めての旅先が異世界でした!? ~ 元の世界へ帰る方法探して異世界めぐり、家に帰るまでが旅行です。~(仮)
葵セナ
ファンタジー
主人公 39歳フリーターが、初めての旅行に行こうと家を出たら何故か森の中?
管理神(神様)のミスで、異世界転移し見知らぬ森の中に…
不思議と持っていた一枚の紙を読み、元の世界に帰る方法を探して、異世界での冒険の始まり。
曖昧で、都合の良い魔法とスキルでを使い、異世界での冒険旅行? いったいどうなる!
ありがちな異世界物語と思いますが、暖かい目で見てやってください。
初めての作品なので誤字 脱字などおかしな所が出て来るかと思いますが、御容赦ください。(気が付けば修正していきます。)
ステータスも何処かで見たことあるような、似たり寄ったりの表示になっているかと思いますがどうか御容赦ください。よろしくお願いします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる