527 / 1,134
獣人国編~【勇者】アーク・ダンジョン『時の迷宮』~
総力戦
しおりを挟む
ザッザッザッ…
「ノ、ノア君お疲れ様…」
「えぇっと、"お疲れ様"かな?
お疲れ様です。」
「そ、その通りだ…
ノア殿…その…まだ目が黒く染まっているが、本当に目が見えていないのか?」
「…えーっと、ハウンドさん、もう少しゆっくり喋って貰って良いですか?
まだ音が聞こえないモノで…」
一行の元に戻ってきたノアは、未だ目が漆黒に染まり闇蜘蛛の仕掛けた五感封じの状態異常が解除されていない様子。
「それなのに何故あれだけ動けて…それ所か敵の1人を討ち倒すとは…」
「あ、ハナさん位の喋り方なら"口の動き"が分かるのでそれ位でお願いします。
まぁ感知系スキルを駆使すれば何ら問題ありませんよ。
さて、それよりもヴァンディットさん。
僕がさっき蹴散らした兵達の"時"は回収終わってますか?」
「はい、こちらに」ジャララ…
ノアが先程、暴坊将軍、地均明王、闇蜘蛛に圧倒されていた"フリ"をしてまで時間を稼いでいた理由がコレ。
足軽兵の大部隊を倒し、報酬としてあちこちに散らばっていた"時"を回収する前に3人がやって来てしまった為、回収を誰かにお願いする必要があった。
なので地面を転がるガラス玉に出来た僅かな影を通してヴァンディットに回収して貰っていたのだ。
ただ闇蜘蛛も影を使っていた為、ある程度隙を見せなければ油断しないと思い、わざわざ3人を煽り、3対1と言う構図にしたのであった。
「そんな中でアンタが敵を煽り出した時は冷や汗が出ましたよ。
思わずぶっ殺してしまおうかと思いましたよアハハ。」
「……。」ダラダラ…
文字面だけ見れば笑っているノアだが、目は一切笑っていない。
あともう少し煽っていれば言葉通りになっていたかも知れない、と滝汗を流すアークであった。
「さて、時雨殿。
敵はまだ暴坊将軍が残っていますが…まぁ任せていれば大丈夫でしょう。」
「は、はぁ…」
チラリと鬼神の方を見てみると、今正に暴坊将軍の腕を引き千切っている所であった。
普通なら戦意喪失モノの行為ではあるが、当の暴坊将軍は満面の笑みを浮かべていた。
どうやら本当に戦いを楽しんでいる様な感じであった。
老齢の男性(時雨)の後方では既に足軽兵30ユニットが出現しており、周囲を警戒したり、時雨の護衛にあたっている。
兵達は、ノアが近付いて来るなり後退りし、道を空ける。
だが、恐れと言うよりも尊敬の目を向けてきていて何だかむず痒い。
「という訳でこれらの"時"を使って街を復興させていって下さい。
ラインハードさん、時雨殿の補佐にまわって頂けますか?」
「了解(棒)。」
「良いのですか?これ程の"時"を見返りも無しに…」
彼等にとって"時"は命に相当する為、相当量の"時"を無償で受け取る事に躊躇いの色を隠せない様子。
なので
「そうですね…
それでは、全て終わった時に何かしら腹拵えさせて頂ければそれで良いです。」
「むははははっ!
畏まりました、それならば腹を突き破る程の馳走をせねばなりませぬな。
その為にも早急に、より大きく復興させなければ、ですな。
ラインハード嬢、助言の程宜しくお願い致す。」
「了解(棒)。」
ノアの意図を察してくれた時雨は、ヴァンディットから大量の"時"を受け取った後、ラインハードを連れ立って復興へ向けて駆けて行った。
「なぁ…アレは一体何なんだ?」
ノアの元に歩み寄ってきたアークが開口一番に鬼神を指差して質問を投げ掛けてきた。
「何って、僕の【固有スキル】ですよ。
力の源、戦闘力の根源と言った所です。」
「え?…で、でもさっき闇蜘蛛を屠ってたじゃないか。」
「暴坊将軍や地均明王は兎も角、"あの程度"の相手であれば差程戦闘力は必要ありませんよ。」
「え、えぇ…」
と、アークとノアが他愛の無い(?)話をしていると足軽兵の一団が2人の下に。
「あ、あの、もしやと思いお聞きしますが、あなた様は"外の世界"で言う【勇者】と呼ばれる方々では御座いませんか?」
「え?…えぇ、そうですが…」
と、アークは自身の事を言われていると思い返答したが
「ん?あなたは従者の方ですよね?」
「え?(アーク)」
「先程の戦い振り、お見事に御座いました!」
「3人を相手取り防戦一方にならず善戦するとは、【勇者】以外有り得ません!」
「と、とても格好良かったです!握手して下さい!」
「凄まじき剣気、只者では無いと思っておりました!」
「えぇ…(ノア)」
どうやらノアの方が【勇者】と思われている様で、足軽兵達から尊敬と憧憬が混ざった羨望の眼差しを受けていた。
だがノアは困りながらも一団に向けてピッと指を立て
「僕が【勇者】かどうかはご想像にお任せします。
ですがまだ戦の最中、油断は禁物ですよ。」
そう言って踵を返してその場を離れていった。
その後ろ姿を見た足軽兵達は「やっぱ本物は違う」だの「浮かれ過ぎてたな…」等と口々に言っていた。
ノアとしてはどう反応して良いか分からず適当に、言い放ってその場を後にする口実に過ぎなかった。
だがその後ろでは呆然と立ち尽くすアークがガックリと肩を落としていたという。
ザキッ![は…っぁ…はーっ…はーっ…!]
ジャリ…『両足を潰され、左腕を千切られても尚戦いに身を投じるとは見事なモノよ。』
[は…はぁ…我は戦場以外を知らん故飽いても飽いても戦の事ばかりの愚か者よ!]
既に死に体の暴坊将軍ではあるが、鬼神を見やる双眸の光は失せていない。
『確かに愚か者だな。
だが、見事な愚か振りだな。』
[っ…!
お主の様な者と最期に戦えて光栄じゃった!]
『言い残す事は?』
[無い!]
シュパァンッ!
『主君への言葉すらないとはな…
本当にお前さんは愚か者だよ。』
暴坊将軍の言葉を受けた鬼神は、肩の先が掻き消えて見える程の速度で手刀を放ち、首を撥ね飛ばした。
"暴坊将軍を討伐、報酬として"200分"を獲得しました。〟
暴坊将軍を完全に討ち倒した証拠であるアナウンスが流れた所で
「奴は根っからの戦馬鹿だ、辞世の言葉なぞ似合わんわ。」
暴坊将軍同様武者鎧を纏った人影がゆっくりと上空から降下してきた。
但しその武者鎧は金ぴかで、豪奢極まりない物であった。
「き、貴様は時羽金成っ!
よくもこの国の者達を皆殺しにしてくれたなぁっ!」
時雨が降下してきた金成に怒号を浴びせかける。
『どうやらお前さんが一連の親玉である時羽金成か。お前さんを倒せば全て終わるのだな?』
「まぁ待て"外なる者"よ。
ふふ、数刻前まで滅び掛かっていた国がようもここまで甦ったものよ。
お陰で主らから奪った"時"も我が兵も底を尽き、残るは私のみ…
時に時雨とやら、主らの"時"は如何程保有しておる?」
「…たった今そちらの御方が倒して頂いた暴坊将軍の"時"で約720分と言った所じゃ。」
「ふむ、つまり"外なる者達"は12時間後にはまた別の場所に向かわれるという事だな…
ではそこな"外なる者"よ。」
『あん?』
「11時間後だ。
11時間後に総力戦を仕掛けよう。
それまで力を蓄え、そちらも総力を上げて我を滅ぼしてみよ!」
時羽金成は、眼下に居る鬼神含め周囲に存在する全ての者に対して言い放った。
「ノ、ノア君お疲れ様…」
「えぇっと、"お疲れ様"かな?
お疲れ様です。」
「そ、その通りだ…
ノア殿…その…まだ目が黒く染まっているが、本当に目が見えていないのか?」
「…えーっと、ハウンドさん、もう少しゆっくり喋って貰って良いですか?
まだ音が聞こえないモノで…」
一行の元に戻ってきたノアは、未だ目が漆黒に染まり闇蜘蛛の仕掛けた五感封じの状態異常が解除されていない様子。
「それなのに何故あれだけ動けて…それ所か敵の1人を討ち倒すとは…」
「あ、ハナさん位の喋り方なら"口の動き"が分かるのでそれ位でお願いします。
まぁ感知系スキルを駆使すれば何ら問題ありませんよ。
さて、それよりもヴァンディットさん。
僕がさっき蹴散らした兵達の"時"は回収終わってますか?」
「はい、こちらに」ジャララ…
ノアが先程、暴坊将軍、地均明王、闇蜘蛛に圧倒されていた"フリ"をしてまで時間を稼いでいた理由がコレ。
足軽兵の大部隊を倒し、報酬としてあちこちに散らばっていた"時"を回収する前に3人がやって来てしまった為、回収を誰かにお願いする必要があった。
なので地面を転がるガラス玉に出来た僅かな影を通してヴァンディットに回収して貰っていたのだ。
ただ闇蜘蛛も影を使っていた為、ある程度隙を見せなければ油断しないと思い、わざわざ3人を煽り、3対1と言う構図にしたのであった。
「そんな中でアンタが敵を煽り出した時は冷や汗が出ましたよ。
思わずぶっ殺してしまおうかと思いましたよアハハ。」
「……。」ダラダラ…
文字面だけ見れば笑っているノアだが、目は一切笑っていない。
あともう少し煽っていれば言葉通りになっていたかも知れない、と滝汗を流すアークであった。
「さて、時雨殿。
敵はまだ暴坊将軍が残っていますが…まぁ任せていれば大丈夫でしょう。」
「は、はぁ…」
チラリと鬼神の方を見てみると、今正に暴坊将軍の腕を引き千切っている所であった。
普通なら戦意喪失モノの行為ではあるが、当の暴坊将軍は満面の笑みを浮かべていた。
どうやら本当に戦いを楽しんでいる様な感じであった。
老齢の男性(時雨)の後方では既に足軽兵30ユニットが出現しており、周囲を警戒したり、時雨の護衛にあたっている。
兵達は、ノアが近付いて来るなり後退りし、道を空ける。
だが、恐れと言うよりも尊敬の目を向けてきていて何だかむず痒い。
「という訳でこれらの"時"を使って街を復興させていって下さい。
ラインハードさん、時雨殿の補佐にまわって頂けますか?」
「了解(棒)。」
「良いのですか?これ程の"時"を見返りも無しに…」
彼等にとって"時"は命に相当する為、相当量の"時"を無償で受け取る事に躊躇いの色を隠せない様子。
なので
「そうですね…
それでは、全て終わった時に何かしら腹拵えさせて頂ければそれで良いです。」
「むははははっ!
畏まりました、それならば腹を突き破る程の馳走をせねばなりませぬな。
その為にも早急に、より大きく復興させなければ、ですな。
ラインハード嬢、助言の程宜しくお願い致す。」
「了解(棒)。」
ノアの意図を察してくれた時雨は、ヴァンディットから大量の"時"を受け取った後、ラインハードを連れ立って復興へ向けて駆けて行った。
「なぁ…アレは一体何なんだ?」
ノアの元に歩み寄ってきたアークが開口一番に鬼神を指差して質問を投げ掛けてきた。
「何って、僕の【固有スキル】ですよ。
力の源、戦闘力の根源と言った所です。」
「え?…で、でもさっき闇蜘蛛を屠ってたじゃないか。」
「暴坊将軍や地均明王は兎も角、"あの程度"の相手であれば差程戦闘力は必要ありませんよ。」
「え、えぇ…」
と、アークとノアが他愛の無い(?)話をしていると足軽兵の一団が2人の下に。
「あ、あの、もしやと思いお聞きしますが、あなた様は"外の世界"で言う【勇者】と呼ばれる方々では御座いませんか?」
「え?…えぇ、そうですが…」
と、アークは自身の事を言われていると思い返答したが
「ん?あなたは従者の方ですよね?」
「え?(アーク)」
「先程の戦い振り、お見事に御座いました!」
「3人を相手取り防戦一方にならず善戦するとは、【勇者】以外有り得ません!」
「と、とても格好良かったです!握手して下さい!」
「凄まじき剣気、只者では無いと思っておりました!」
「えぇ…(ノア)」
どうやらノアの方が【勇者】と思われている様で、足軽兵達から尊敬と憧憬が混ざった羨望の眼差しを受けていた。
だがノアは困りながらも一団に向けてピッと指を立て
「僕が【勇者】かどうかはご想像にお任せします。
ですがまだ戦の最中、油断は禁物ですよ。」
そう言って踵を返してその場を離れていった。
その後ろ姿を見た足軽兵達は「やっぱ本物は違う」だの「浮かれ過ぎてたな…」等と口々に言っていた。
ノアとしてはどう反応して良いか分からず適当に、言い放ってその場を後にする口実に過ぎなかった。
だがその後ろでは呆然と立ち尽くすアークがガックリと肩を落としていたという。
ザキッ![は…っぁ…はーっ…はーっ…!]
ジャリ…『両足を潰され、左腕を千切られても尚戦いに身を投じるとは見事なモノよ。』
[は…はぁ…我は戦場以外を知らん故飽いても飽いても戦の事ばかりの愚か者よ!]
既に死に体の暴坊将軍ではあるが、鬼神を見やる双眸の光は失せていない。
『確かに愚か者だな。
だが、見事な愚か振りだな。』
[っ…!
お主の様な者と最期に戦えて光栄じゃった!]
『言い残す事は?』
[無い!]
シュパァンッ!
『主君への言葉すらないとはな…
本当にお前さんは愚か者だよ。』
暴坊将軍の言葉を受けた鬼神は、肩の先が掻き消えて見える程の速度で手刀を放ち、首を撥ね飛ばした。
"暴坊将軍を討伐、報酬として"200分"を獲得しました。〟
暴坊将軍を完全に討ち倒した証拠であるアナウンスが流れた所で
「奴は根っからの戦馬鹿だ、辞世の言葉なぞ似合わんわ。」
暴坊将軍同様武者鎧を纏った人影がゆっくりと上空から降下してきた。
但しその武者鎧は金ぴかで、豪奢極まりない物であった。
「き、貴様は時羽金成っ!
よくもこの国の者達を皆殺しにしてくれたなぁっ!」
時雨が降下してきた金成に怒号を浴びせかける。
『どうやらお前さんが一連の親玉である時羽金成か。お前さんを倒せば全て終わるのだな?』
「まぁ待て"外なる者"よ。
ふふ、数刻前まで滅び掛かっていた国がようもここまで甦ったものよ。
お陰で主らから奪った"時"も我が兵も底を尽き、残るは私のみ…
時に時雨とやら、主らの"時"は如何程保有しておる?」
「…たった今そちらの御方が倒して頂いた暴坊将軍の"時"で約720分と言った所じゃ。」
「ふむ、つまり"外なる者達"は12時間後にはまた別の場所に向かわれるという事だな…
ではそこな"外なる者"よ。」
『あん?』
「11時間後だ。
11時間後に総力戦を仕掛けよう。
それまで力を蓄え、そちらも総力を上げて我を滅ぼしてみよ!」
時羽金成は、眼下に居る鬼神含め周囲に存在する全ての者に対して言い放った。
39
お気に入りに追加
1,907
あなたにおすすめの小説
最強の職業は付与魔術師かもしれない
カタナヅキ
ファンタジー
現実世界から異世界に召喚された5人の勇者。彼等は同じ高校のクラスメイト同士であり、彼等を召喚したのはバルトロス帝国の3代目の国王だった。彼の話によると現在こちらの世界では魔王軍と呼ばれる組織が世界各地に出現し、数多くの人々に被害を与えている事を伝える。そんな魔王軍に対抗するために帝国に代々伝わる召喚魔法によって異世界から勇者になれる素質を持つ人間を呼びだしたらしいが、たった一人だけ巻き込まれて召喚された人間がいた。
召喚された勇者の中でも小柄であり、他の4人には存在するはずの「女神の加護」と呼ばれる恩恵が存在しなかった。他の勇者に巻き込まれて召喚された「一般人」と判断された彼は魔王軍に対抗できないと見下され、召喚を実行したはずの帝国の人間から追い出される。彼は普通の魔術師ではなく、攻撃魔法は覚えられない「付与魔術師」の職業だったため、この職業の人間は他者を支援するような魔法しか覚えられず、強力な魔法を扱えないため、最初から戦力外と判断されてしまった。
しかし、彼は付与魔術師の本当の力を見抜き、付与魔法を極めて独自の戦闘方法を見出す。後に「聖天魔導士」と名付けられる「霧崎レナ」の物語が始まる――
※今月は毎日10時に投稿します。
全能で楽しく公爵家!!
山椒
ファンタジー
平凡な人生であることを自負し、それを受け入れていた二十四歳の男性が交通事故で若くして死んでしまった。
未練はあれど死を受け入れた男性は、転生できるのであれば二度目の人生も平凡でモブキャラのような人生を送りたいと思ったところ、魔神によって全能の力を与えられてしまう!
転生した先は望んだ地位とは程遠い公爵家の長男、アーサー・ランスロットとして生まれてしまった。
スローライフをしようにも公爵家でできるかどうかも怪しいが、のんびりと全能の力を発揮していく転生者の物語。
※少しだけ設定を変えているため、書き直し、設定を加えているリメイク版になっています。
※リメイク前まで投稿しているところまで書き直せたので、二章はかなりの速度で投稿していきます。
異世界転移しましたが、面倒事に巻き込まれそうな予感しかしないので早めに逃げ出す事にします。
sou
ファンタジー
蕪木高等学校3年1組の生徒40名は突如眩い光に包まれた。
目が覚めた彼らは異世界転移し見知らぬ国、リスランダ王国へと転移していたのだ。
「勇者たちよ…この国を救ってくれ…えっ!一人いなくなった?どこに?」
これは、面倒事を予感した主人公がいち早く逃げ出し、平穏な暮らしを目指す物語。
なろう、カクヨムにも同作を投稿しています。
誰一人帰らない『奈落』に落とされたおっさん、うっかり暗号を解読したら、未知の遺物の使い手になりました!
ミポリオン
ファンタジー
旧題:巻き込まれ召喚されたおっさん、無能で誰一人帰らない場所に追放されるも、超古代文明の暗号を解いて力を手にいれ、楽しく生きていく
高校生達が勇者として召喚される中、1人のただのサラリーマンのおっさんである福菅健吾が巻き込まれて異世界に召喚された。
高校生達は強力なステータスとスキルを獲得したが、おっさんは一般人未満のステータスしかない上に、異世界人の誰もが持っている言語理解しかなかったため、転移装置で誰一人帰ってこない『奈落』に追放されてしまう。
しかし、そこに刻まれた見たこともない文字を、健吾には全て理解する事ができ、強大な超古代文明のアイテムを手に入れる。
召喚者達は気づかなかった。健吾以外の高校生達の通常スキル欄に言語スキルがあり、健吾だけは固有スキルの欄に言語スキルがあった事を。そしてそのスキルが恐るべき力を秘めていることを。
※カクヨムでも連載しています
うっかり『野良犬』を手懐けてしまった底辺男の逆転人生
野良 乃人
ファンタジー
辺境の田舎街に住むエリオは落ちこぼれの底辺冒険者。
普段から無能だの底辺だのと馬鹿にされ、薬草拾いと揶揄されている。
そんなエリオだが、ふとした事がきっかけで『野良犬』を手懐けてしまう。
そこから始まる底辺落ちこぼれエリオの成り上がりストーリー。
そしてこの世界に存在する宝玉がエリオに力を与えてくれる。
うっかり野良犬を手懐けた底辺男。冒険者という枠を超え乱世での逆転人生が始まります。
いずれは王となるのも夢ではないかも!?
◇世界観的に命の価値は軽いです◇
カクヨムでも同タイトルで掲載しています。
クラス転移から逃げ出したイジメられっ子、女神に頼まれ渋々異世界転移するが職業[逃亡者]が無能だと処刑される
こたろう文庫
ファンタジー
日頃からいじめにあっていた影宮 灰人は授業中に突如現れた転移陣によってクラスごと転移されそうになるが、咄嗟の機転により転移を一人だけ回避することに成功する。しかし女神の説得?により結局異世界転移するが、転移先の国王から職業[逃亡者]が無能という理由にて処刑されることになる
初執筆作品になりますので日本語などおかしい部分があるかと思いますが、温かい目で読んで頂き、少しでも面白いと思って頂ければ幸いです。
なろう・カクヨム・アルファポリスにて公開しています
こちらの作品も宜しければお願いします
[イラついた俺は強奪スキルで神からスキルを奪うことにしました。神の力で学園最強に・・・]
記憶喪失の転生幼女、ギルドで保護されたら最強冒険者に溺愛される
マー子
ファンタジー
ある日魔の森で異常が見られ、調査に来ていた冒険者ルーク。
そこで木の影で眠る幼女を見つけた。
自分の名前しか記憶がなく、両親やこの国の事も知らないというアイリは、冒険者ギルドで保護されることに。
実はある事情で記憶を失って転生した幼女だけど、異世界で最強冒険者に溺愛されて、第二の人生楽しんでいきます。
・初のファンタジー物です
・ある程度内容纏まってからの更新になる為、進みは遅めになると思います
・長編予定ですが、最後まで気力が持たない場合は短編になるかもしれません⋯
どうか温かく見守ってください♪
☆感謝☆
HOTランキング1位になりました。偏にご覧下さる皆様のお陰です。この場を借りて、感謝の気持ちを⋯
そしてなんと、人気ランキングの方にもちゃっかり載っておりました。
本当にありがとうございます!
幼少期に溜め込んだ魔力で、一生のんびり暮らしたいと思います。~こう見えて、迷宮育ちの村人です~
月並 瑠花
ファンタジー
※ファンタジー大賞に微力ながら参加させていただいております。応援のほど、よろしくお願いします。
「出て行けっ! この家にお前の居場所はない!」――父にそう告げられ、家を追い出された澪は、一人途方に暮れていた。
そんな時、幻聴が頭の中に聞こえてくる。
『秋篠澪。お前は人生をリセットしたいか?』。澪は迷いを一切見せることなく、答えてしまった――「やり直したい」と。
その瞬間、トラックに引かれた澪は異世界へと飛ばされることになった。
スキル『倉庫(アイテムボックス)』を与えられた澪は、一人でのんびり二度目の人生を過ごすことにした。だが転生直後、レイは騎士によって迷宮へ落とされる。
※2018.10.31 hotランキング一位をいただきました。(11/1と11/2、続けて一位でした。ありがとうございます。)
※2018.11.12 ブクマ3800達成。ありがとうございます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる