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獣人国編~森の番人~
戦勝祝い
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ペッタンコ!
「はい、依頼完了となります。
流石ノア様ですね、今日だけで26組の死亡フラグをへし折りましたよ。」
「いやぁ、ギルドの方で貸して頂いた指南書のお陰ですよ。」
「本当よね。
特にこの"「今の音は!?…いや、気のせいか…」"なんてよく聞くから普通に聞き逃しちゃう所だもんね。」
夕方になり、多くの冒険者達が街への帰路に着き始めたので、ノア達も街へ戻る事にした。
ちなみに指南書によれば帰路に着く際も注意が必要で、"帰ったら一杯やろうぜ"的なセリフもフラグに繋がるらしいので、残っている冒険者達に『ブレイカー』からのお願いとして注意して回ってから街へと戻った。
この手の注意は中々聞いてくれないものだが、先程10秒足らずで魔蛸を屠った事で、皆すんなりと聞き入れてくれた。
街へ戻ったノアは冒険者ギルドに向かい報告を済ませる事に。
受付嬢の反応からして中々の達成数だった様だ。
ちなみに以下が内訳である。
・想いを伝える系 1組
・「やったか!」 3組
・パチもんを伝説の武器だと思った系 2組
・余裕かまして返り討ち 2組
・「神様が助けてくれる」系 1組
・トドメを刺す前に謎セリフ 6組
・「今のは!?…いや、気のせいか…」 11組
「それとノア様が助け出して下さった【聖女】のパーティですが、無事快方に向かっております。」
「それは良かった。」
〝感謝します。〟
「いえ、礼を言われる程のモノでは…」
「ん?どうされましたかノア様?」
「ノア君どうしたの?急に独り言言って…」
「え?あれ?」
明らかに誰かの声が聞こえたハズなのだが、受付嬢やクロラが言った訳でも、周りの冒険者達の誰かが言った訳でも無い様だ。
一応声の出所を<聞き耳>で探ってみたものの、明らかに誰も居ない場所であった為、誰かの会話を聞き間違えた、と言う事にした。(フラグ)
「あ、ノア様、王城に向かって頂けますでしょうか。皆様がお待ちです。」
「え!?僕、登城は断ったハズですが…?」
「あ、いえ、その件では無く、お祝いに御座います。」
「お祝い?」
訳の分からないノアは、受付嬢の言われるままにクロラを連れ立って冒険者ギルドを出て王城へと向かうのであった。
「「「「「か~んぱい!」」」」」
カシャーン!!
王城前の広場には国王のローグ・ラグナーやその家族、ノア含めてドワーフ3人組とエスメラルダやマドリックに<人化>状態のグリードと、同じく<人化>状態で白髪で青年姿の亞龍・プロスペリダージが一堂に会していた。
ノアが目覚め、戦った者達へ王から感謝が述べられたとあればやる事はただ1つ、戦勝祝いであった。
「勿論それだけでは無いぞ?
ノア殿の快気祝いに、スロア領と共同で行っている塩事業の開業祝い。
それとまだ公には言えないが、大商人のジョーが方々に声を上げ、この国にとって利にしかならない大業を成してくれたりと、諸々を含めた宴だ。」
「ほぇ~。」
「当のジョー殿は、一先ずの目処が付いたらしく、多少時間が掛かるから先に始めててくれとの事だ。」
ノアが目覚めてからジョーとその一行に会っていないな、とは思っていたが、何やら個別で動いていた様だ。
とりあえず次に会った時にでも何をやっていたか聞くとしよう。
「あ、あのー…そんな場に俺達が参加して良かったのか?」
申し訳なさそうな口調でそう言ってきたのは、レント・レアナ討伐の第一陣のメンバーであったギュラドスカルであった。
その後ろには従者の【魔法使い】達や、クラン『灰塵』のメンバー達も揃っている。
ノア以外全滅した為、この場にはそぐわないと思っている様だ。
「良いんですよ。失敗に終わったとはいえ、一緒に戦ったのですから気にしないで下さい。」
終わり良ければ全て良し、と言う訳では無いが、ノアは本当に気にしていない様だった。
「ノア殿もこう言っているのだ。
それに門扉を閉ざしての宴でもないのだから元より誰でも参加出来るしな。」
王城前の広場は通常、政や特別な日以外警備的な事も考え閉ざされている。
だが今日に限っては開け放たれ、街の者や冒険者達も自由に出入りする事が出来る。
流石に王含めその一家の周囲には『犬姫』や兵士、暗部の者達が取り巻いていて多少物々しい。
街の者達には、これがどう言った目的で開かれた宴かは明らかにしていないが、ある程度は察した上で楽しんでいる様だ。
「そ、そうですか…」
「…なぁノア君、…もし…もしもだが、ノア君が困った事があればその時は力になろう。
いや、力にならせてくれ。
君には多大な恩「待った。」
ギュラドスカルが何やら思い詰めた表情で言い放って来たので、それを制すノア。
カポッ。
「申し訳無いのですが、僕は明日もリハビリがてら『ブレイカー』の任務がありますので何かしらのフラグになりそうな発言はお控え下さい。」
ギルドから渡された仮面を顔に装着しつつ断りの言葉を言うノア。
暗に"この話はここまでだ"と言っているのである。
「…ふ、分かった。
これ以降この話はしない様にするよ。」
「えぇ、そうして下さい。」
ギュラドスカルは軽く笑みを浮かべた後、『灰塵』の者達と共に、宴の為に集まってくれた料理人達が集う場所へ歩いて行った。
「少年よ。『ムシャムシャ』この流れで言うのも何なのだけど、『モグモグ』私達もお呼ばれして良かったの?『ズルルル…』」
「両手に料理を持って何を今更な事言ってるんだポーラ。」
栗鼠の様にパンパンに頬を膨らませて料理を貪るポーラ。
右手には脂滴る骨付き肉を、左手には異世界人が作り出したと言う"ラーメン"なる麺料理の器が握られていた。
バッ!
「最強装備!」
「くそぅ…食べたくなってきたな…」
ポーラが両手の料理をノアに見せ付けると、骨付き肉の脂とラーメンの香ばしい香りが食欲を誘ってきた。
その後ろに居るジェイルとロゼが一心不乱にズルズルと啜っているのが何とも言えなかった。
「そ、それじゃ、僕もラーメンとやらを…ん?」
ポーラとジェイル、ロゼに触発され、ラーメンとやらを求めて彷徨おうとしたノアの視界に、珍しい組み合わせの面子が映ったので向かう事にした。
くぴっ。
「うーん…美味しい~。」
「嬢ちゃん中々イケる口だのぅ。」
「もう4杯目だと言うのに顔に出とらんし。」
「コレ中々強いんじゃよ?」
「皆さんここで一体何を…、って酒臭っ!?」
ノアは、クロラに加えてバト、ルド、ロイのドワーフ3人組と言う珍しい面子の姿を見付け、4人の下へやって来ると、その周囲には強い酒精の香りが漂っていた。
「あ、ノア君。
お爺ちゃん達から美味しいお酒を戴いたの。
良かったら一緒にどう?」
「あ、僕お酒飲めなくて…」
飲めないと言うよりかは、昔患っていた大病を彷彿とさせるので酒精の香りが苦手と言う意味合いの方が大きい。
「ガハハッ!坊にも弱点があった様じゃな!」
「お主とも酌み交わしたかったが、お預けの様じゃ。」
「代わりと言ってはなんじゃが、この嬢ちゃんと酌み交わしとった所じゃよ。
ぜーんぜん顔に出ん。かなりの酒豪じゃよ。」
「もー、それ程じゃありませんよ~。」
多少陽気になっているあたり、クロラは多少酔っている様だ。
楽しそうにしている一行の中に飲めない者が居てもなんなので、その場を離れようとした時だった。
グイッ。
「おわっ。」
「ノア君はこーこ。」ポスッ。
「え!?あの!ちょっ…!?」
クロラに手を引かれ、後ろから羽交い締めにされる形で捕まってしまうノア。
「ノア君、逃げちゃだーめ。
目を離すと直ーぐどっか行っちゃうんだから~。」
「あ、あの、クロラさん!?酔ってませんか!?」
「んーん。酔ってないよー?」スリスリ…
ノアの首に腕を絡め、甘える猫の様に顔を擦り寄せつつ凭れ掛かる。
背中に柔らかな感触を受け、しどろもどろになっていた。
どうやら顔には一切出ていないが、クロラは完全に酔っていた。
「はい、依頼完了となります。
流石ノア様ですね、今日だけで26組の死亡フラグをへし折りましたよ。」
「いやぁ、ギルドの方で貸して頂いた指南書のお陰ですよ。」
「本当よね。
特にこの"「今の音は!?…いや、気のせいか…」"なんてよく聞くから普通に聞き逃しちゃう所だもんね。」
夕方になり、多くの冒険者達が街への帰路に着き始めたので、ノア達も街へ戻る事にした。
ちなみに指南書によれば帰路に着く際も注意が必要で、"帰ったら一杯やろうぜ"的なセリフもフラグに繋がるらしいので、残っている冒険者達に『ブレイカー』からのお願いとして注意して回ってから街へと戻った。
この手の注意は中々聞いてくれないものだが、先程10秒足らずで魔蛸を屠った事で、皆すんなりと聞き入れてくれた。
街へ戻ったノアは冒険者ギルドに向かい報告を済ませる事に。
受付嬢の反応からして中々の達成数だった様だ。
ちなみに以下が内訳である。
・想いを伝える系 1組
・「やったか!」 3組
・パチもんを伝説の武器だと思った系 2組
・余裕かまして返り討ち 2組
・「神様が助けてくれる」系 1組
・トドメを刺す前に謎セリフ 6組
・「今のは!?…いや、気のせいか…」 11組
「それとノア様が助け出して下さった【聖女】のパーティですが、無事快方に向かっております。」
「それは良かった。」
〝感謝します。〟
「いえ、礼を言われる程のモノでは…」
「ん?どうされましたかノア様?」
「ノア君どうしたの?急に独り言言って…」
「え?あれ?」
明らかに誰かの声が聞こえたハズなのだが、受付嬢やクロラが言った訳でも、周りの冒険者達の誰かが言った訳でも無い様だ。
一応声の出所を<聞き耳>で探ってみたものの、明らかに誰も居ない場所であった為、誰かの会話を聞き間違えた、と言う事にした。(フラグ)
「あ、ノア様、王城に向かって頂けますでしょうか。皆様がお待ちです。」
「え!?僕、登城は断ったハズですが…?」
「あ、いえ、その件では無く、お祝いに御座います。」
「お祝い?」
訳の分からないノアは、受付嬢の言われるままにクロラを連れ立って冒険者ギルドを出て王城へと向かうのであった。
「「「「「か~んぱい!」」」」」
カシャーン!!
王城前の広場には国王のローグ・ラグナーやその家族、ノア含めてドワーフ3人組とエスメラルダやマドリックに<人化>状態のグリードと、同じく<人化>状態で白髪で青年姿の亞龍・プロスペリダージが一堂に会していた。
ノアが目覚め、戦った者達へ王から感謝が述べられたとあればやる事はただ1つ、戦勝祝いであった。
「勿論それだけでは無いぞ?
ノア殿の快気祝いに、スロア領と共同で行っている塩事業の開業祝い。
それとまだ公には言えないが、大商人のジョーが方々に声を上げ、この国にとって利にしかならない大業を成してくれたりと、諸々を含めた宴だ。」
「ほぇ~。」
「当のジョー殿は、一先ずの目処が付いたらしく、多少時間が掛かるから先に始めててくれとの事だ。」
ノアが目覚めてからジョーとその一行に会っていないな、とは思っていたが、何やら個別で動いていた様だ。
とりあえず次に会った時にでも何をやっていたか聞くとしよう。
「あ、あのー…そんな場に俺達が参加して良かったのか?」
申し訳なさそうな口調でそう言ってきたのは、レント・レアナ討伐の第一陣のメンバーであったギュラドスカルであった。
その後ろには従者の【魔法使い】達や、クラン『灰塵』のメンバー達も揃っている。
ノア以外全滅した為、この場にはそぐわないと思っている様だ。
「良いんですよ。失敗に終わったとはいえ、一緒に戦ったのですから気にしないで下さい。」
終わり良ければ全て良し、と言う訳では無いが、ノアは本当に気にしていない様だった。
「ノア殿もこう言っているのだ。
それに門扉を閉ざしての宴でもないのだから元より誰でも参加出来るしな。」
王城前の広場は通常、政や特別な日以外警備的な事も考え閉ざされている。
だが今日に限っては開け放たれ、街の者や冒険者達も自由に出入りする事が出来る。
流石に王含めその一家の周囲には『犬姫』や兵士、暗部の者達が取り巻いていて多少物々しい。
街の者達には、これがどう言った目的で開かれた宴かは明らかにしていないが、ある程度は察した上で楽しんでいる様だ。
「そ、そうですか…」
「…なぁノア君、…もし…もしもだが、ノア君が困った事があればその時は力になろう。
いや、力にならせてくれ。
君には多大な恩「待った。」
ギュラドスカルが何やら思い詰めた表情で言い放って来たので、それを制すノア。
カポッ。
「申し訳無いのですが、僕は明日もリハビリがてら『ブレイカー』の任務がありますので何かしらのフラグになりそうな発言はお控え下さい。」
ギルドから渡された仮面を顔に装着しつつ断りの言葉を言うノア。
暗に"この話はここまでだ"と言っているのである。
「…ふ、分かった。
これ以降この話はしない様にするよ。」
「えぇ、そうして下さい。」
ギュラドスカルは軽く笑みを浮かべた後、『灰塵』の者達と共に、宴の為に集まってくれた料理人達が集う場所へ歩いて行った。
「少年よ。『ムシャムシャ』この流れで言うのも何なのだけど、『モグモグ』私達もお呼ばれして良かったの?『ズルルル…』」
「両手に料理を持って何を今更な事言ってるんだポーラ。」
栗鼠の様にパンパンに頬を膨らませて料理を貪るポーラ。
右手には脂滴る骨付き肉を、左手には異世界人が作り出したと言う"ラーメン"なる麺料理の器が握られていた。
バッ!
「最強装備!」
「くそぅ…食べたくなってきたな…」
ポーラが両手の料理をノアに見せ付けると、骨付き肉の脂とラーメンの香ばしい香りが食欲を誘ってきた。
その後ろに居るジェイルとロゼが一心不乱にズルズルと啜っているのが何とも言えなかった。
「そ、それじゃ、僕もラーメンとやらを…ん?」
ポーラとジェイル、ロゼに触発され、ラーメンとやらを求めて彷徨おうとしたノアの視界に、珍しい組み合わせの面子が映ったので向かう事にした。
くぴっ。
「うーん…美味しい~。」
「嬢ちゃん中々イケる口だのぅ。」
「もう4杯目だと言うのに顔に出とらんし。」
「コレ中々強いんじゃよ?」
「皆さんここで一体何を…、って酒臭っ!?」
ノアは、クロラに加えてバト、ルド、ロイのドワーフ3人組と言う珍しい面子の姿を見付け、4人の下へやって来ると、その周囲には強い酒精の香りが漂っていた。
「あ、ノア君。
お爺ちゃん達から美味しいお酒を戴いたの。
良かったら一緒にどう?」
「あ、僕お酒飲めなくて…」
飲めないと言うよりかは、昔患っていた大病を彷彿とさせるので酒精の香りが苦手と言う意味合いの方が大きい。
「ガハハッ!坊にも弱点があった様じゃな!」
「お主とも酌み交わしたかったが、お預けの様じゃ。」
「代わりと言ってはなんじゃが、この嬢ちゃんと酌み交わしとった所じゃよ。
ぜーんぜん顔に出ん。かなりの酒豪じゃよ。」
「もー、それ程じゃありませんよ~。」
多少陽気になっているあたり、クロラは多少酔っている様だ。
楽しそうにしている一行の中に飲めない者が居てもなんなので、その場を離れようとした時だった。
グイッ。
「おわっ。」
「ノア君はこーこ。」ポスッ。
「え!?あの!ちょっ…!?」
クロラに手を引かれ、後ろから羽交い締めにされる形で捕まってしまうノア。
「ノア君、逃げちゃだーめ。
目を離すと直ーぐどっか行っちゃうんだから~。」
「あ、あの、クロラさん!?酔ってませんか!?」
「んーん。酔ってないよー?」スリスリ…
ノアの首に腕を絡め、甘える猫の様に顔を擦り寄せつつ凭れ掛かる。
背中に柔らかな感触を受け、しどろもどろになっていた。
どうやら顔には一切出ていないが、クロラは完全に酔っていた。
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