379 / 1,171
獣人国編
30分もしない内に
しおりを挟む
ノアが謎の扉に入ってから30分もしない内に再び扉が開かれ、ノアが姿を現した。
パタパタ…
そこにこの店の主である老狸獣人の主人が小走りで駆けてきた。
「話は済んだ様で…」
「えぇ、集まった皆さんとも打ち合わせが済んだので出てきました。
…そういえば3人の姿がありませんが…」
「その事なのですが、3人をただ待たせる訳にもいかなかったので、お茶と菓子をお出ししてお待ち頂いたのですが…
少々問題が発生致しまして…」
「問題?」
<…『ガヤガヤ』嫌…にゃ『ガヤガヤ』…>
<『ザワザワ』…断っ『ザワザワ』…よ…>
老主人から言われ、<聞き耳>に意識を集中して探ってみると、喧騒で聞き取り辛いがベレーザの何やら嫌がっている声とヴァモスの声が聞こえた。
ダッ!
何かトラブルが発生した様なので、急ぎカウンターの方まで駆け出した。
「…やにゃ。止めてにゃ…」
タタタタタ、ズサッ!
「2人共、何かあったのか!?」
来た通路を戻り、ベレーザの声が聞こえた方に声を掛けると
「君のその煌めく炎の様な毛並み、君を見た瞬間私の心はときめいた。
私と結婚を前提にお付き合いを!」
「いいや!是非とも俺と友達から!」
「君の愛くるしい瞳に僕の心は奪われた!
絶対に君を幸せにする!だから…」
「いぃい、嫌にゃ嫌にゃ嫌にゃ!
目が合っただけの人と結婚前提の話するのなんて絶対に嫌にゃぁ!」
ズルッ…ゴン。
想像していたよりも大した事の無さそうな内容(当の本人は全力で嫌がってるが)に、気の抜けたノアは珍しく足を滑らせて近くの棚に頭を打った。
「大丈夫ですか、ノア様? 」
「あ、ヴァンディットさん。
聞く必要も無いと思うけど、僕が居ない間に何があったんですか?」
頭を強かに打ったノアを心配し、子狼状態のブラッツを抱いたヴァンディットがノアの元へ。
「えーっと、ノア様が先程の扉から中へ入られた後、店主の方にお茶菓子等頂いてたら…」
「「「是非共お名前だけでも!」」」
「嫌にゃ~!何か嫌にゃ~!」
「あの様に…」
(本当に聞く必要も無かった…)
あまりにもそのまんまな内容に、ノアは思わず両手で顔を覆ってしまった。
「あのー、その子が嫌がってますのでその辺にして頂けませんか?」
「にゃ!?ノア様!戻ってきたんですね!?」
シタタッ!
求婚を願い出ていた獣人3人組を止めるべく前に出ると、安堵感で顔を綻ばせたベレーザが素早い動きでノアの後ろに隠れる。
「あ!君はその可憐な子の仲間か!?」
と聞いてきたのは、最初にベレーザの毛並みを褒めていた獅子獣人(獅子寄り)。
「仲間兼一時的な保護者です。」
「であれば君にお願いしたい!その子との交際を認めてくれ!」
と言ってきたのは、堅実にお友達から、と願い出ていたゴリラ獣人(ゴリラ寄り)。
「いやいや、そう言うのは本人の気持ちの問題でしょ…
僕にお願いするのはお門違いでしょうに…」
「う、うむ…」
「そう言う事なら私の「さ、用事も済んだし何処かで食事でも行こうか。」
「「「はーい。」」」
「ねぇお願い喋らせて!」
最後に、ベレーザの瞳に心を奪われたとか抜かした犬獣人(人間寄り)の言葉をスルーしてやり過ごそうとするも叶わなかった。
「…本人の気持ちもそうですが、この子は僕と殆ど年齢は変わらないのでそういった話はまだ早いでしょうに…」
「そ、そうにゃ!早いにゃ!」
するとやり取りを見ていた老狸獣人の主人がノアとベレーザに耳打ちをしてきた。
「あのですなノア殿、ベレーザちゃん、獣人の結婚適齢期は13歳~になります…」
「…え?そんなに早いんですか?」
「へ?」
追々知る事になるが、獣人は全体的に成熟が早く、それに伴って婚期も早まるらしい。
それを聞いたベレーザは、逃げ道が徐々に狭まっていく様な感覚を覚え
「そ、それでも嫌にゃものは嫌にゃ!」
今後の獣人国での方針の一部となる発言をベレーザが発する事になる。
「最低でもノア様位強い人じゃないと絶対に嫌なのにゃ!」
「へ?(ノア)」
「ちょ…(ヴァモス)」
「あら…(ヴァンディット)」
ワゥ。
ベレーザの澄んだ声が大通りの方まで響き渡る。
するとベレーザに求婚していた3人はノアの方を向き
「ふ、やはり最後は獣人らしく実力で勝ち取れ、と言う事か…」
「獣人国の男たるもの、腕っぷしが強く無いとな!」
「通りに居る者達聞いたか?
素手喧嘩(ステゴロ)の始まりだ!場所を作れぃ!」
「「「「「「うぉおおおおー!(大通りに居た市民達一同)」」」」」」
「え?ちょ、待っ…」
ノアをほったらかしにしたままドンドンと話は進み、何故か喧嘩をする流れに。
普通なら騒ぎになる流れのハズなのだが、やり取りを見守っていた通りの市民達も何故か乗り気で自らが壁を形成し、通りに即席の円形の試合場が出来上がる。
その円形の試合場の中に求婚してきた3人、巡回中の兵士、何故か鍋とお玉を持った小さな栗鼠獣人が現れ
「ファイトッ!」コーンッ!
「「「「「わぁあああっ!(通りの市民一同)」」」」」
「その子を嫁にするのは俺だぁ!」
「待って、誰か説明して。
何で僕この国来て1時間も経ってないのに喧嘩する流れになってるの?」
嫌な意味でのトントン拍子に頭が着いていかないノア。
そんなノアの疑問に、これまた老狸獣人の主人が耳打ちしてきた。
「…あのですな、ノア殿。
獣人国の男に最終的に求められるのは"腕っぷし"の強さになります。
異性の者に自身の強さをアピールして目を向けて貰おうという、謂わば礼儀的な意味合いがあります。
尚見届け人、不正が無いかの確認として兵士も立ち会います。」
「あー…何か何処かで聞いた気がする…」
「分かりやすく言うなら『娘さんを僕に下さい』『お前の様な奴に娘はやらん!』と言うやり取りの最中に"素手喧嘩(ステゴロ)"を挟む様なものです。」
「あー…アレかー…」
「えぇ、アレです。」
何かの物語で聞いた気がするやり取りを、まさか15の歳で経験するとは思わなかったノア。
礼儀的なものなら仕方無いか、と半分諦め、構えた姿勢のままの相手に向き直る。
「…素手喧嘩(ステゴロ)と言うからには武器無しですよね。」
ノアの向かいに居る獅子獣人に確認を取る。
「ふふ、人族は身体能力が獣人よりも劣るから別に武器有りでも一向に構わんぞ。
その上で君に勝ち、その子との交際をする"権利"を勝ち取ってみせよう!」
「あ、ベレーザと付き合う"権利"を得る為の喧嘩なのね。」
「君が先程言ったであろう?付き合う云々は"本人の気持ちの問題"と。」
(あ、ちゃんとその辺りは弁えてるのね。)
ベレーザを奪い取る勢いの獣人達であったが、割と段階を踏んでくれる様だ。
「まぁそう言う事なら受けて立ちましょう。
それと、こちらからも言わせて貰いますが、あなたは武器無しで良いのですか?」
「ぬ!?」
「この子の保護者代わりになってまだ日が浅いですが、それでも大事な仲間の1人なのでね、ダンジョンボスを相手にするつもりで掛かってきな。」
「言ってくれるなぁ、坊や!」
「「「「おおおおおおおっ!(通りの市民一同)」」」」
ノアの言葉に沸き立つ市民一同、対する獅子獣人は目をギラ付かせる。
「良い啖呵だ!俺は人族の少年に塊肉のステーキを賭けるぜ!」
「何おぅ!なら、俺は獅子にエールを5杯賭けてやるぞ!」
(あ、賭けの対価は食べ物なのね。
と言うか獣人達、絶対こう言ったお祭り事好きな種族だろ…)
円形試合場の周りでは賭け事が行われているが、賭けてる物が食べ物の辺り、割と平和的である。
「はーい、じゃあ再開しますよー!」
コーンッ!
小さな栗鼠獣人が再び手に持つ鍋にお玉をぶつけ、試合開始の合図を出す。
「ぅおおらぁっ!」ブォンッ!
獅子獣人の強烈な左拳がノアの顔面に迫る。
パシッ。
「へ?」
獅子獣人が気の抜けた声を発する。
「ふふ、1度このセリフ言ってみたかったんですよね。
"お前の様な奴に娘(ベレーザ)はやらん!"」
ズムンッ!
「うぶっ…」
獅子獣人の強靭な腹部にノアの強烈な右拳がめり込み、獅子獣人はそのまま崩れ落ちたのだった。
パタパタ…
そこにこの店の主である老狸獣人の主人が小走りで駆けてきた。
「話は済んだ様で…」
「えぇ、集まった皆さんとも打ち合わせが済んだので出てきました。
…そういえば3人の姿がありませんが…」
「その事なのですが、3人をただ待たせる訳にもいかなかったので、お茶と菓子をお出ししてお待ち頂いたのですが…
少々問題が発生致しまして…」
「問題?」
<…『ガヤガヤ』嫌…にゃ『ガヤガヤ』…>
<『ザワザワ』…断っ『ザワザワ』…よ…>
老主人から言われ、<聞き耳>に意識を集中して探ってみると、喧騒で聞き取り辛いがベレーザの何やら嫌がっている声とヴァモスの声が聞こえた。
ダッ!
何かトラブルが発生した様なので、急ぎカウンターの方まで駆け出した。
「…やにゃ。止めてにゃ…」
タタタタタ、ズサッ!
「2人共、何かあったのか!?」
来た通路を戻り、ベレーザの声が聞こえた方に声を掛けると
「君のその煌めく炎の様な毛並み、君を見た瞬間私の心はときめいた。
私と結婚を前提にお付き合いを!」
「いいや!是非とも俺と友達から!」
「君の愛くるしい瞳に僕の心は奪われた!
絶対に君を幸せにする!だから…」
「いぃい、嫌にゃ嫌にゃ嫌にゃ!
目が合っただけの人と結婚前提の話するのなんて絶対に嫌にゃぁ!」
ズルッ…ゴン。
想像していたよりも大した事の無さそうな内容(当の本人は全力で嫌がってるが)に、気の抜けたノアは珍しく足を滑らせて近くの棚に頭を打った。
「大丈夫ですか、ノア様? 」
「あ、ヴァンディットさん。
聞く必要も無いと思うけど、僕が居ない間に何があったんですか?」
頭を強かに打ったノアを心配し、子狼状態のブラッツを抱いたヴァンディットがノアの元へ。
「えーっと、ノア様が先程の扉から中へ入られた後、店主の方にお茶菓子等頂いてたら…」
「「「是非共お名前だけでも!」」」
「嫌にゃ~!何か嫌にゃ~!」
「あの様に…」
(本当に聞く必要も無かった…)
あまりにもそのまんまな内容に、ノアは思わず両手で顔を覆ってしまった。
「あのー、その子が嫌がってますのでその辺にして頂けませんか?」
「にゃ!?ノア様!戻ってきたんですね!?」
シタタッ!
求婚を願い出ていた獣人3人組を止めるべく前に出ると、安堵感で顔を綻ばせたベレーザが素早い動きでノアの後ろに隠れる。
「あ!君はその可憐な子の仲間か!?」
と聞いてきたのは、最初にベレーザの毛並みを褒めていた獅子獣人(獅子寄り)。
「仲間兼一時的な保護者です。」
「であれば君にお願いしたい!その子との交際を認めてくれ!」
と言ってきたのは、堅実にお友達から、と願い出ていたゴリラ獣人(ゴリラ寄り)。
「いやいや、そう言うのは本人の気持ちの問題でしょ…
僕にお願いするのはお門違いでしょうに…」
「う、うむ…」
「そう言う事なら私の「さ、用事も済んだし何処かで食事でも行こうか。」
「「「はーい。」」」
「ねぇお願い喋らせて!」
最後に、ベレーザの瞳に心を奪われたとか抜かした犬獣人(人間寄り)の言葉をスルーしてやり過ごそうとするも叶わなかった。
「…本人の気持ちもそうですが、この子は僕と殆ど年齢は変わらないのでそういった話はまだ早いでしょうに…」
「そ、そうにゃ!早いにゃ!」
するとやり取りを見ていた老狸獣人の主人がノアとベレーザに耳打ちをしてきた。
「あのですなノア殿、ベレーザちゃん、獣人の結婚適齢期は13歳~になります…」
「…え?そんなに早いんですか?」
「へ?」
追々知る事になるが、獣人は全体的に成熟が早く、それに伴って婚期も早まるらしい。
それを聞いたベレーザは、逃げ道が徐々に狭まっていく様な感覚を覚え
「そ、それでも嫌にゃものは嫌にゃ!」
今後の獣人国での方針の一部となる発言をベレーザが発する事になる。
「最低でもノア様位強い人じゃないと絶対に嫌なのにゃ!」
「へ?(ノア)」
「ちょ…(ヴァモス)」
「あら…(ヴァンディット)」
ワゥ。
ベレーザの澄んだ声が大通りの方まで響き渡る。
するとベレーザに求婚していた3人はノアの方を向き
「ふ、やはり最後は獣人らしく実力で勝ち取れ、と言う事か…」
「獣人国の男たるもの、腕っぷしが強く無いとな!」
「通りに居る者達聞いたか?
素手喧嘩(ステゴロ)の始まりだ!場所を作れぃ!」
「「「「「「うぉおおおおー!(大通りに居た市民達一同)」」」」」」
「え?ちょ、待っ…」
ノアをほったらかしにしたままドンドンと話は進み、何故か喧嘩をする流れに。
普通なら騒ぎになる流れのハズなのだが、やり取りを見守っていた通りの市民達も何故か乗り気で自らが壁を形成し、通りに即席の円形の試合場が出来上がる。
その円形の試合場の中に求婚してきた3人、巡回中の兵士、何故か鍋とお玉を持った小さな栗鼠獣人が現れ
「ファイトッ!」コーンッ!
「「「「「わぁあああっ!(通りの市民一同)」」」」」
「その子を嫁にするのは俺だぁ!」
「待って、誰か説明して。
何で僕この国来て1時間も経ってないのに喧嘩する流れになってるの?」
嫌な意味でのトントン拍子に頭が着いていかないノア。
そんなノアの疑問に、これまた老狸獣人の主人が耳打ちしてきた。
「…あのですな、ノア殿。
獣人国の男に最終的に求められるのは"腕っぷし"の強さになります。
異性の者に自身の強さをアピールして目を向けて貰おうという、謂わば礼儀的な意味合いがあります。
尚見届け人、不正が無いかの確認として兵士も立ち会います。」
「あー…何か何処かで聞いた気がする…」
「分かりやすく言うなら『娘さんを僕に下さい』『お前の様な奴に娘はやらん!』と言うやり取りの最中に"素手喧嘩(ステゴロ)"を挟む様なものです。」
「あー…アレかー…」
「えぇ、アレです。」
何かの物語で聞いた気がするやり取りを、まさか15の歳で経験するとは思わなかったノア。
礼儀的なものなら仕方無いか、と半分諦め、構えた姿勢のままの相手に向き直る。
「…素手喧嘩(ステゴロ)と言うからには武器無しですよね。」
ノアの向かいに居る獅子獣人に確認を取る。
「ふふ、人族は身体能力が獣人よりも劣るから別に武器有りでも一向に構わんぞ。
その上で君に勝ち、その子との交際をする"権利"を勝ち取ってみせよう!」
「あ、ベレーザと付き合う"権利"を得る為の喧嘩なのね。」
「君が先程言ったであろう?付き合う云々は"本人の気持ちの問題"と。」
(あ、ちゃんとその辺りは弁えてるのね。)
ベレーザを奪い取る勢いの獣人達であったが、割と段階を踏んでくれる様だ。
「まぁそう言う事なら受けて立ちましょう。
それと、こちらからも言わせて貰いますが、あなたは武器無しで良いのですか?」
「ぬ!?」
「この子の保護者代わりになってまだ日が浅いですが、それでも大事な仲間の1人なのでね、ダンジョンボスを相手にするつもりで掛かってきな。」
「言ってくれるなぁ、坊や!」
「「「「おおおおおおおっ!(通りの市民一同)」」」」
ノアの言葉に沸き立つ市民一同、対する獅子獣人は目をギラ付かせる。
「良い啖呵だ!俺は人族の少年に塊肉のステーキを賭けるぜ!」
「何おぅ!なら、俺は獅子にエールを5杯賭けてやるぞ!」
(あ、賭けの対価は食べ物なのね。
と言うか獣人達、絶対こう言ったお祭り事好きな種族だろ…)
円形試合場の周りでは賭け事が行われているが、賭けてる物が食べ物の辺り、割と平和的である。
「はーい、じゃあ再開しますよー!」
コーンッ!
小さな栗鼠獣人が再び手に持つ鍋にお玉をぶつけ、試合開始の合図を出す。
「ぅおおらぁっ!」ブォンッ!
獅子獣人の強烈な左拳がノアの顔面に迫る。
パシッ。
「へ?」
獅子獣人が気の抜けた声を発する。
「ふふ、1度このセリフ言ってみたかったんですよね。
"お前の様な奴に娘(ベレーザ)はやらん!"」
ズムンッ!
「うぶっ…」
獅子獣人の強靭な腹部にノアの強烈な右拳がめり込み、獅子獣人はそのまま崩れ落ちたのだった。
61
お気に入りに追加
1,967
あなたにおすすめの小説

異端の紅赤マギ
みどりのたぬき
ファンタジー
【なろう83000PV超え】
---------------------------------------------
その日、瀧田暖はいつもの様にコンビニへ夕食の調達に出掛けた。
いつもの街並みは、何故か真上から視線を感じて見上げた天上で暖を見る巨大な『眼』と視線を交わした瞬間激変した。
それまで見ていたいた街並みは巨大な『眼』を見た瞬間、全くの別物へと変貌を遂げていた。
「ここは異世界だ!!」
退屈な日常から解き放たれ、悠々自適の冒険者生活を期待した暖に襲いかかる絶望。
「冒険者なんて職業は存在しない!?」
「俺には魔力が無い!?」
これは自身の『能力』を使えばイージーモードなのに何故か超絶ヘルモードへと突き進む一人の人ならざる者の物語・・・
---------------------------------------------------------------------------
「初投稿作品」で色々と至らない点、文章も稚拙だったりするかもしれませんが、一生懸命書いていきます。
また、時間があれば表現等見直しを行っていきたいと思っています。※特に1章辺りは大幅に表現等変更予定です、時間があれば・・・
★次章執筆大幅に遅れています。
★なんやかんやありまして...

子爵家の長男ですが魔法適性が皆無だったので孤児院に預けられました。変化魔法があれば魔法適性なんて無くても無問題!
八神
ファンタジー
主人公『リデック・ゼルハイト』は子爵家の長男として産まれたが、検査によって『魔法適性が一切無い』と判明したため父親である当主の判断で孤児院に預けられた。
『魔法適性』とは読んで字のごとく魔法を扱う適性である。
魔力を持つ人間には差はあれど基本的にみんな生まれつき様々な属性の魔法適性が備わっている。
しかし例外というのはどの世界にも存在し、魔力を持つ人間の中にもごく稀に魔法適性が全くない状態で産まれてくる人も…
そんな主人公、リデックが5歳になったある日…ふと前世の記憶を思い出し、魔法適性に関係の無い変化魔法に目をつける。
しかしその魔法は『魔物に変身する』というもので人々からはあまり好意的に思われていない魔法だった。
…はたして主人公の運命やいかに…

【完結】神スキル拡大解釈で底辺パーティから成り上がります!
まにゅまにゅ
ファンタジー
平均レベルの低い底辺パーティ『龍炎光牙《りゅうえんこうが》』はオーク一匹倒すのにも命懸けで注目もされていないどこにでもでもいる冒険者たちのチームだった。
そんなある日ようやく資金も貯まり、神殿でお金を払って恩恵《ギフト》を授かるとその恩恵《ギフト》スキルは『拡大解釈』というもの。
その効果は魔法やスキルの内容を拡大解釈し、別の効果を引き起こせる、という神スキルだった。その拡大解釈により色んなものを回復《ヒール》で治したり強化《ブースト》で獲得経験値を増やしたりととんでもない効果を発揮する!
底辺パーティ『龍炎光牙』の大躍進が始まる!
第16回ファンタジー大賞奨励賞受賞作です。

こちらの異世界で頑張ります
kotaro
ファンタジー
原 雪は、初出勤で事故にあい死亡する。神様に第二の人生を授かり幼女の姿で
魔の森に降り立つ 其処で獣魔となるフェンリルと出合い後の保護者となる冒険者と出合う。
様々の事が起こり解決していく

黄金の魔導書使い -でも、騒動は来ないで欲しいー
志位斗 茂家波
ファンタジー
‥‥‥魔導書(グリモワール)。それは、不思議な儀式によって、人はその書物を手に入れ、そして体の中に取り込むのである。
そんな魔導書の中に、とんでもない力を持つものが、ある時出現し、そしてある少年の手に渡った。
‥‥うん、出来ればさ、まだまともなのが欲しかった。けれども強すぎる力故に、狙ってくる奴とかが出てきて本当に大変なんだけど!?責任者出てこぉぉぉぃ!!
これは、その魔導書を手に入れたが故に、のんびりしたいのに何かしらの騒動に巻き込まれる、ある意味哀れな最強の少年の物語である。
「小説家になろう」様でも投稿しています。作者名は同じです。基本的にストーリー重視ですが、誤字指摘などがあるなら受け付けます。

うっかり『野良犬』を手懐けてしまった底辺男の逆転人生
野良 乃人
ファンタジー
辺境の田舎街に住むエリオは落ちこぼれの底辺冒険者。
普段から無能だの底辺だのと馬鹿にされ、薬草拾いと揶揄されている。
そんなエリオだが、ふとした事がきっかけで『野良犬』を手懐けてしまう。
そこから始まる底辺落ちこぼれエリオの成り上がりストーリー。
そしてこの世界に存在する宝玉がエリオに力を与えてくれる。
うっかり野良犬を手懐けた底辺男。冒険者という枠を超え乱世での逆転人生が始まります。
いずれは王となるのも夢ではないかも!?
◇世界観的に命の価値は軽いです◇
カクヨムでも同タイトルで掲載しています。
魔境育ちの全能冒険者は異世界で好き勝手生きる‼︎ 追い出したクセに戻ってこいだと?そんなの知るか‼︎
アノマロカリス
ファンタジー
15歳になり成人を迎えたリュカは、念願の冒険者ギルドに登録して冒険者になった。
そこで、そこそこ名の知れた冒険者Dランクのチームの【烈火の羽ばたき】に誘われる。
そこでの生活は主に雑用ばかりで、冒険に行く時でも荷物持ちと管理しかさせて貰えなかった。
それに雑用だけならと給料も安く、何度申請しても値段が上がる事はなかった。
ある時、お前より役に立つ奴が加入すると言われて、チームを追い出される事になった。
散々こき使われたにも関わらず、退職金さえ貰えなかった。
そしてリュカは、ギルドの依頼をこなして行き…
【烈火の羽ばたき】より早くランクを上げる事になるのだが…?
このリュカという少年は、チームで戦わせてもらえなかったけど…
魔女の祖母から魔法を習っていて、全属性の魔法が使え…
剣聖の祖父から剣術を習い、同時に鍛治を学んで武具が作れ…
研究者の父親から錬金術を学び、薬学や回復薬など自作出来て…
元料理人の母親から、全ての料理のレシピを叩き込まれ…
更に、母方の祖父がトレジャーハンターでダンジョンの知識を習い…
母方の祖母が魔道具製作者で魔道具製作を伝授された。
努力の先に掴んだチート能力…
リュカは自らのに能力を駆使して冒険に旅立つ!
リュカの活躍を乞うご期待!
HOTランキングで1位になりました!
更に【ファンタジー・SF】でも1位です!
皆様の応援のお陰です!
本当にありがとうございます!
HOTランキングに入った作品は幾つか有りましたが、いつも2桁で1桁は今回初です。
しかも…1位になれるなんて…夢じゃ無いかな?…と信じられない気持ちでいっぱいです。

俺しか使えない『アイテムボックス』がバグってる
十本スイ
ファンタジー
俗にいう神様転生とやらを経験することになった主人公――札月沖長。ただしよくあるような最強でチートな能力をもらい、異世界ではしゃぐつもりなど到底なかった沖長は、丈夫な身体と便利なアイテムボックスだけを望んだ。しかしこの二つ、神がどういう解釈をしていたのか、特にアイテムボックスについてはバグっているのではと思うほどの能力を有していた。これはこれで便利に使えばいいかと思っていたが、どうも自分だけが転生者ではなく、一緒に同世界へ転生した者たちがいるようで……。しかもそいつらは自分が主人公で、沖長をイレギュラーだの踏み台だなどと言ってくる。これは異世界ではなく現代ファンタジーの世界に転生することになった男が、その世界の真実を知りながらもマイペースに生きる物語である。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる