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フリアダビア前哨基地編
やぁノア君
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「やぁノア君。」
「やっほー。」
ミユキと分かれた後、通りを道なりに歩いているとバラスとアルキラーと出会した。
2人の後ろにはベルドラッド、ライリ、更に隊員200人が控えていた。
「2人共ここにいたんですね。」
「ああ、シエストラバードから引き抜いた情報を王都の隊員達に渡していた所だよ。
さ、これらの物を急ぎ、王都の解析班に回して下さい。」
「は、はい。」
アルキラーから数点の物品を預かった隊員が後ろへと下がる。
するとベルドラッドがバラス、アルキラー、ノアの前に進み出る。
「…今回の働き、王に変わ「パス。」「パース。」「やだ。」
「待て待て待て!本題喋る前に先読みして断るんじゃねぇ!
ノア君に至っては完全に拒絶しとるやんけ、検討の余地を少しは残してくれ。」
「えー、どうせ"感謝したいから王城に来てくれ"とかそんな感じでしょ?」
「そうだ!そうだけども、今回は流石に来てくれ!今回ばかりははぐらかしも不可能だ!」
ベルドラッドの頑なな態度に、ノアの目付きが変わる。
「そうですか…それならこちらにも考えがあります。
なるべくならこんな手は使いたくは無かったのですがねぇ…」
「おい待てノア君、一体何をするつもりだ!?」
徐にしゃがみ込んで道に正座したノアは、アイテムボックスからある物を引き抜くと、通りに無造作に並べて頭を下げた。
「お納め下さい…」
「人の往来が多数ある所で金貨広げて土下座すんじゃねぇ!
金で解決しようとするな、妙な噂が立つだろ!
取り敢えず土下座を止め…お、重っ!?ピクリとも動かねぇ!
おい、お前ら隠せ隠せ!」
ノアの土下座を止めさせる為に体を持ち上げ様とするが、阿羅亀噛2本を提げたノアはちょっとやそっとの事では動きはしなかった。
仕方無く隊員に指示を出してノアの周囲に立ち、周囲の人間から隠す事にした。
「なぁノア君俺達も君が来たくないと言うのは嫌と言う程知ってる。
しかしこれは王命だ、問題行動等起こる事は無い。私が保証しよう。」
過去に問題行動を起こした張本人が言っても全く説得力が無い事ではあるが、土下座姿勢のままのノアが念押ししてくる。
「本当に問題は起きないんですね?」
「ああ、絶対だ。」
「何か起こったらベルドラッドさんの両拳を"クシャッ"としても良いですよね?」
「………」
「やーだー。」
「ベルドラッドさん…そこは嘘でも任せとけって言いましょうよ…」
後ろに控えていたライリに突っ込まれるベルドラッド。
隊員200人の中には、以前ベルドラッドと戦ったノアの事を知っている者が多数いた為、「彼ならマジでやりそう」と、笑うに笑えない状況であった。
その後ベルドラッド、ライリ他隊員らの説得でどうにか駄々っ子状態のノアから王城への招待を取り付ける事に成功。
その流れでバラス、アルキラーも王城への招待を了承してくれたのは意外であった。
「2人も良いのですか?」
「なーんか、君と一緒にいた方が面白い事になりそうだからね~。」
「はは、人をトラブル発生器みたいに言わないで下さいよ…」
「それでは帰還する際には一言言ってくれ、そのまま王城へと向かうのでな。」
「え?そのまま向かうんですか?」
「安心しろ、君らの意向を汲んで簡単に済ませるつもりだからな。
準備が完了したら俺の所に来てくれ。」
王命とは言いつつも、ノアの事を考えて計画を立ててくれたベルドラッドに心の中で感謝しつつ
「昔やったゲームのメインクエストへの導入みたいなセリフだったね~アル君。」
「そうそう、戦闘が異様に長い上に暫く移動もサブクエストも一切出来なかったり、セーブも出来なくて辛かった思い出があるな。」
話してる内容は分からないが、何と無く不穏な事を言ってる2人の事は無視する事にした。
「さて、それでは本来の目的の為、テラヴァジアに向かうとしよう。」
ベルドラッドが後ろに控えていたライリや他の隊員らに声を掛ける。
「そういえばエルグランドさんが言ってましたが、今日の内には終結宣言が出るとか…」
「ああ、モンスター自体いるにはいるが、許容出来る程の出現数しかおらんし、魔素の濃度も減少傾向にある。
今は侵蝕竜の除去作業にあたっているのだが、1つ大きな発見があってな…」
「え?何かマズイ事でも?」
「いや、侵蝕竜の死骸の下に大規模な鉱脈が見付かってな、魔素の影響もあって魔鉱石である可能性が非常に高い。」
「という事はこの街の復興は案外早そうですね?」
「ああ、だが調査しようにも王都の連中は鉱脈の探索技術に関してはド素人だし、フリアダビアの住人は手を貸してくれる程の余裕は無い。」
「そしたらば、わしらに声が掛かったんじや。」
後ろを振り向くとドワーフのバドが立っていた。
「今わしらの故郷に街の復興の手助けとして、応援を要請しちょる。
その序でに王都の連中に鉱脈探索の指南役として抜擢されての。」
「今回は急なお願い事を聞いて頂き感謝します。」
「おぅ、ええ、ええ。
堅苦しいのは無しじゃ、お前さん達は坊の知り合いとの事じゃからな、今回は特別じゃぞ?ガハハ!
ほいじゃ、やる事は山程あるのでな、チャッチャと行くど!」
そう言ってバドは隊員200人を引き連れて街の方へと向かって行った。
「全く、君は何かと厄介事に巻き込まれる割になかなか良い縁を紡いでいるな。」
「結果的にそうなっているだけで、狙ってやった訳ではありませんけどね。」
「それでもだ、お陰でドワーフのバド殿が快諾してくれた。
ドワーフは頑固で好戦的な者が多くてね、結構な付き合いが無いと親交を深めるのは難しい種族で有名なんだ。」
「え?酒飲みでいつもガハハ笑いしている、陽気な爺さんじゃないんですか?」
「君がそう言う印象を持ってるって事は、余程気に入られたのだろうな。
さて、私もエルグランド殿と話をしていかなければならない、何かあったらライリに言うと良い。」
そう言ってベルドラッドも前哨基地の方へと歩いていった。
「という訳で何かトラブルとか発生したら言って下さいね、大体の事は対処しますので。」
「はは、そう簡単にトラブル何「どなたか料理スキルをお持ちの方はいらっしゃいませんか?」
【神官】のキールが人混みの中で声を上げていた。
飯場の人がいた気がしたが、交代の時間なのか、今は不在の様である。
「…起きましたね、トラブル…」
「起きちゃいましたね…」
仕方無くキールの所へと向かうノア、一先ず事情を聞いてみる事に。
「つまり、人が多過ぎて炊き出し分の食事だけじゃ足りない。
という訳ですね?」
「そう言う事です、食材等は、近隣の街から来た商人等から買えば良いのですが、1から作るとなると人手がどうしても…」
「分かりました。調理の方は僕がやります、キールさんはよそったり、配膳をお願いします。」
「良いのですか?」
「ええ。
…で後はライリさん、このお金で手当たり次第食材を買ってきて下さい。」
そう言ってライリにお金の入った小袋を手渡す。
そのままノアとキールは前哨基地の方へと駆けていった。
「さて、言われた通り食材を買ってきましょうか。
不足分は私が…」
ライリは白金貨200枚(2億ガル)が入った小袋の中身を見て暫し固まっていた。
「やっほー。」
ミユキと分かれた後、通りを道なりに歩いているとバラスとアルキラーと出会した。
2人の後ろにはベルドラッド、ライリ、更に隊員200人が控えていた。
「2人共ここにいたんですね。」
「ああ、シエストラバードから引き抜いた情報を王都の隊員達に渡していた所だよ。
さ、これらの物を急ぎ、王都の解析班に回して下さい。」
「は、はい。」
アルキラーから数点の物品を預かった隊員が後ろへと下がる。
するとベルドラッドがバラス、アルキラー、ノアの前に進み出る。
「…今回の働き、王に変わ「パス。」「パース。」「やだ。」
「待て待て待て!本題喋る前に先読みして断るんじゃねぇ!
ノア君に至っては完全に拒絶しとるやんけ、検討の余地を少しは残してくれ。」
「えー、どうせ"感謝したいから王城に来てくれ"とかそんな感じでしょ?」
「そうだ!そうだけども、今回は流石に来てくれ!今回ばかりははぐらかしも不可能だ!」
ベルドラッドの頑なな態度に、ノアの目付きが変わる。
「そうですか…それならこちらにも考えがあります。
なるべくならこんな手は使いたくは無かったのですがねぇ…」
「おい待てノア君、一体何をするつもりだ!?」
徐にしゃがみ込んで道に正座したノアは、アイテムボックスからある物を引き抜くと、通りに無造作に並べて頭を下げた。
「お納め下さい…」
「人の往来が多数ある所で金貨広げて土下座すんじゃねぇ!
金で解決しようとするな、妙な噂が立つだろ!
取り敢えず土下座を止め…お、重っ!?ピクリとも動かねぇ!
おい、お前ら隠せ隠せ!」
ノアの土下座を止めさせる為に体を持ち上げ様とするが、阿羅亀噛2本を提げたノアはちょっとやそっとの事では動きはしなかった。
仕方無く隊員に指示を出してノアの周囲に立ち、周囲の人間から隠す事にした。
「なぁノア君俺達も君が来たくないと言うのは嫌と言う程知ってる。
しかしこれは王命だ、問題行動等起こる事は無い。私が保証しよう。」
過去に問題行動を起こした張本人が言っても全く説得力が無い事ではあるが、土下座姿勢のままのノアが念押ししてくる。
「本当に問題は起きないんですね?」
「ああ、絶対だ。」
「何か起こったらベルドラッドさんの両拳を"クシャッ"としても良いですよね?」
「………」
「やーだー。」
「ベルドラッドさん…そこは嘘でも任せとけって言いましょうよ…」
後ろに控えていたライリに突っ込まれるベルドラッド。
隊員200人の中には、以前ベルドラッドと戦ったノアの事を知っている者が多数いた為、「彼ならマジでやりそう」と、笑うに笑えない状況であった。
その後ベルドラッド、ライリ他隊員らの説得でどうにか駄々っ子状態のノアから王城への招待を取り付ける事に成功。
その流れでバラス、アルキラーも王城への招待を了承してくれたのは意外であった。
「2人も良いのですか?」
「なーんか、君と一緒にいた方が面白い事になりそうだからね~。」
「はは、人をトラブル発生器みたいに言わないで下さいよ…」
「それでは帰還する際には一言言ってくれ、そのまま王城へと向かうのでな。」
「え?そのまま向かうんですか?」
「安心しろ、君らの意向を汲んで簡単に済ませるつもりだからな。
準備が完了したら俺の所に来てくれ。」
王命とは言いつつも、ノアの事を考えて計画を立ててくれたベルドラッドに心の中で感謝しつつ
「昔やったゲームのメインクエストへの導入みたいなセリフだったね~アル君。」
「そうそう、戦闘が異様に長い上に暫く移動もサブクエストも一切出来なかったり、セーブも出来なくて辛かった思い出があるな。」
話してる内容は分からないが、何と無く不穏な事を言ってる2人の事は無視する事にした。
「さて、それでは本来の目的の為、テラヴァジアに向かうとしよう。」
ベルドラッドが後ろに控えていたライリや他の隊員らに声を掛ける。
「そういえばエルグランドさんが言ってましたが、今日の内には終結宣言が出るとか…」
「ああ、モンスター自体いるにはいるが、許容出来る程の出現数しかおらんし、魔素の濃度も減少傾向にある。
今は侵蝕竜の除去作業にあたっているのだが、1つ大きな発見があってな…」
「え?何かマズイ事でも?」
「いや、侵蝕竜の死骸の下に大規模な鉱脈が見付かってな、魔素の影響もあって魔鉱石である可能性が非常に高い。」
「という事はこの街の復興は案外早そうですね?」
「ああ、だが調査しようにも王都の連中は鉱脈の探索技術に関してはド素人だし、フリアダビアの住人は手を貸してくれる程の余裕は無い。」
「そしたらば、わしらに声が掛かったんじや。」
後ろを振り向くとドワーフのバドが立っていた。
「今わしらの故郷に街の復興の手助けとして、応援を要請しちょる。
その序でに王都の連中に鉱脈探索の指南役として抜擢されての。」
「今回は急なお願い事を聞いて頂き感謝します。」
「おぅ、ええ、ええ。
堅苦しいのは無しじゃ、お前さん達は坊の知り合いとの事じゃからな、今回は特別じゃぞ?ガハハ!
ほいじゃ、やる事は山程あるのでな、チャッチャと行くど!」
そう言ってバドは隊員200人を引き連れて街の方へと向かって行った。
「全く、君は何かと厄介事に巻き込まれる割になかなか良い縁を紡いでいるな。」
「結果的にそうなっているだけで、狙ってやった訳ではありませんけどね。」
「それでもだ、お陰でドワーフのバド殿が快諾してくれた。
ドワーフは頑固で好戦的な者が多くてね、結構な付き合いが無いと親交を深めるのは難しい種族で有名なんだ。」
「え?酒飲みでいつもガハハ笑いしている、陽気な爺さんじゃないんですか?」
「君がそう言う印象を持ってるって事は、余程気に入られたのだろうな。
さて、私もエルグランド殿と話をしていかなければならない、何かあったらライリに言うと良い。」
そう言ってベルドラッドも前哨基地の方へと歩いていった。
「という訳で何かトラブルとか発生したら言って下さいね、大体の事は対処しますので。」
「はは、そう簡単にトラブル何「どなたか料理スキルをお持ちの方はいらっしゃいませんか?」
【神官】のキールが人混みの中で声を上げていた。
飯場の人がいた気がしたが、交代の時間なのか、今は不在の様である。
「…起きましたね、トラブル…」
「起きちゃいましたね…」
仕方無くキールの所へと向かうノア、一先ず事情を聞いてみる事に。
「つまり、人が多過ぎて炊き出し分の食事だけじゃ足りない。
という訳ですね?」
「そう言う事です、食材等は、近隣の街から来た商人等から買えば良いのですが、1から作るとなると人手がどうしても…」
「分かりました。調理の方は僕がやります、キールさんはよそったり、配膳をお願いします。」
「良いのですか?」
「ええ。
…で後はライリさん、このお金で手当たり次第食材を買ってきて下さい。」
そう言ってライリにお金の入った小袋を手渡す。
そのままノアとキールは前哨基地の方へと駆けていった。
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