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アルバラスト編
ちょこんと席に座り
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淡く紫色に発光したヒュドラの竜血が入った特製のガラス容器を、ちょこんと席に座り、興味深く眺めるヴァンディット。
タプン! 「はい、これで全部ですね。」
「確かに。ご苦労様だ、ノア君。」
「流石に量が多いですね…すいません、時間掛かって…」
「いやいや、貴重な素材を頂いているんだ、これ位どうって事ないさ。
それではここにサインを…」
ノアとディラドが手続きを行っている間、ジャラがヴァンディットの元へ。
「ヴァンディット…だったかしら?ヒュドラの血に興味があるの?」
「ヒュドラの素材ってなかなか採取が難しいと聞きました。
何故これだけの量があるのでしょう?」
「ああそうか、今日からノア君に仕えたから知らないのか。
昨日この街でね、防衛戦があったのさ。」
「防衛戦…?」
「そう、500人を超える数の野盗がこの街に押し寄せて来たんだ。
ノア君は1人で200人以上を相手に一騎当千の働きをした上に、野盗の頭が召喚したヒュドラを相手に一進一退の攻防を繰り広げた挙げ句、契約獣によって完全に討伐されたのさ。」
「え?ノア様契約獣がいるのですか?」
「ん?ああ、そういえばまだ言って無かったですね。ここじゃあ呼び出せませんが、機会があったら紹介しますよ。」
「ねぇノア君、あの契約獣本当に何なの?
王都にいる連中、皆その話で持ちっきりよ?
"見た事無い契約獣だ"とか"<鑑定>使っても名前が分からない"って。」
「まぁ、特殊な契約獣なのと【称号】が無いと本当の名前すら分からないでしょう。
ですからなるべく詮索しない様にお願いしますね。」
念を押されたジャラは渋々引き下がり、ディラドとカラと共に素材の入った容器を空間魔法で仕舞った後にギルドから出ていった。
「さて、僕達も用は済んだから街に出掛けましょうか?」
「はい、ノア様。」
部屋を出たノアはギルド長のワークスとルディアパーティに声を掛けて外に出る。
既に外は夕闇になっており、屋台等の灯りが輝きを増していた。
ヴァンディットはこれ位の暗さであれば外を歩いても問題は無い様なので、ノアの後を着いていく形で街の中を進む。
人の多さに驚いている様なので人混みには入らず、なるべく人が少ない所を通っていく。
「うーん…やっぱりこの位の時間はどの店も混んでるなぁ…」
夜ともなると腹を空かせた冒険者や商人に加え、明日の買い付けに集まった研究者や商人、何処ぞの大学連中等が酒を酌み交わし、大騒ぎしていた。
「ノア様、私の事は気にせず食事に行ってきて構いませんが…」
「ヴァンディットさんって食事は血液だけですか?」
「え?いや、普通の食事も可能ですが…」
「であれば一緒に食べましょ。
ヴァンディットさん置いて1人だけってのは心苦しいので。」
「ふふっ、優しいのですね。」
「…普通だと思うけどなぁ…」
しかし少し待ってみたがどこも人が引く気配が無い為、街の南西にあるギルドが建ち並ぶエリアに向かう。
「良いのですか?先に錬金術に使う道具を揃えるとの事ですが…」
「良いの良いの、遅かれ早かれ揃えるんだから早いに越した事は無いでしょ。」
「であれば遠慮無く。
実は、知識はあるのですが道具が無かったので困ってたのです。」
「商会ではどうしてたのですか?」
「あそこでは簡単な物しか作りませんでしたから、廃材等を使ってチョチョイっと。」
「食糧庫にある物で簡単な物なら」みたいな感じで言ってくるヴァンディット。
意外と逞しい様だ。
この街に来て初めて南西エリアに寄る。
ここには錬金術、宝石商、薬剤、鍛冶等のギルドが建ち並ぶ。
食品街に比べれば人は大分少ないが、大きな街だけあってそれなりな数がいる。
錬金術ギルドの前に行くと、大中小のガラス製の容器が全て買い占められ、ギルド職員が嬉しい悲鳴を上げていた。
カランコロンカラン「いらっしゃいませー。」
「失礼しまーす。」
錬金術ギルドの建物内は所狭しとガラス器具が置かれ、カウンター近くには色とりどりな触媒や薬品が陳列されている。
一見ごちゃごちゃとしているが何故かこういった器具類を見ると気分が高揚してくる。
「何かお探しの物はございますか?」
「どういった物が必要でしょう?」
「そうですね…一先ずは蒸留が出来るガラス器具を2つずつ、空の魔石を4つ…あとこの窪みのあるガラス器具も…」
その他関連器具や書籍等、合計20点程の品を購入。何だかんだで15万ガル程になった。
「お買い上げありがとうございます。手数料掛かりますが、もし宜しければお宿までお送り致します。」
「あ、大丈夫ですよ、もう仕舞っちゃいますから。」
そう言って、何点か抱えたヴァンディットがカウンター横の大きな影へと進み、ノアの足元の影から手ぶらで出てくる。
「え!?はあっ!?」
(まぁそう思うよね…)
彼女の特性を知らない人からしたら何かの手品を見ている気分である。
数分後、自身の部屋に運び終わったヴァンディットはノアの元へ。
錬金術ギルドの職員はカウンター横の影をペタペタ触っているが、至って普通の影である。
頭に『?』を浮かべてヴァンディットと影を交互に見ている。
ギルドを出た2人は北西にある商業区画の方へ。
「ありがとうございます、器具類を買って頂いて…」
「必要経費だから気にしないで下さい。
因みに最初は何を作るつもりですか?」
「そうですね、組み立てて確認の為に使いつつ、まずは蒸留水を大量に作りますかね。
その後はノア様が頻繁に掛かる状態異常用の薬品作りですね。」
「頻繁に掛かる状態異常…火傷、疲労…位かな?」
「火傷に疲労ですか…」
「そうですね、この街に来てから至近距離で爆裂魔法何回も食らいましたし…」
「ノア様、普段から一体どんな生活送ってるんですか…
まぁ、でも分かりました。
火傷には効能があるアロエリア、麻痺効果のあるシビビ、自己再生能力があるスライムの核、蜜蝋を大量、オイルを使って軟膏の様な物を。
疲労に関しては、日々の蓄積が主ですので、それは私の方にお任せ下さい。」
ヴァンディットは胸に手を当て自信満々にそう答えた。
「それにしてもシビビ?何故火傷に麻痺効果のある薬草を?」
「シビビを少量使用する事で、患部の痛みを緩和させる為に使います。
ですので普段からシビビを見掛けた場合は、採取をお願いします。」
「なる程ね、毒と薬は表裏一体ってヤツか。
分かった、見掛けたら採取しておくよ。」
ノアとヴァンディットはその後も会話しながら商業区画へと向かっていった。
タプン! 「はい、これで全部ですね。」
「確かに。ご苦労様だ、ノア君。」
「流石に量が多いですね…すいません、時間掛かって…」
「いやいや、貴重な素材を頂いているんだ、これ位どうって事ないさ。
それではここにサインを…」
ノアとディラドが手続きを行っている間、ジャラがヴァンディットの元へ。
「ヴァンディット…だったかしら?ヒュドラの血に興味があるの?」
「ヒュドラの素材ってなかなか採取が難しいと聞きました。
何故これだけの量があるのでしょう?」
「ああそうか、今日からノア君に仕えたから知らないのか。
昨日この街でね、防衛戦があったのさ。」
「防衛戦…?」
「そう、500人を超える数の野盗がこの街に押し寄せて来たんだ。
ノア君は1人で200人以上を相手に一騎当千の働きをした上に、野盗の頭が召喚したヒュドラを相手に一進一退の攻防を繰り広げた挙げ句、契約獣によって完全に討伐されたのさ。」
「え?ノア様契約獣がいるのですか?」
「ん?ああ、そういえばまだ言って無かったですね。ここじゃあ呼び出せませんが、機会があったら紹介しますよ。」
「ねぇノア君、あの契約獣本当に何なの?
王都にいる連中、皆その話で持ちっきりよ?
"見た事無い契約獣だ"とか"<鑑定>使っても名前が分からない"って。」
「まぁ、特殊な契約獣なのと【称号】が無いと本当の名前すら分からないでしょう。
ですからなるべく詮索しない様にお願いしますね。」
念を押されたジャラは渋々引き下がり、ディラドとカラと共に素材の入った容器を空間魔法で仕舞った後にギルドから出ていった。
「さて、僕達も用は済んだから街に出掛けましょうか?」
「はい、ノア様。」
部屋を出たノアはギルド長のワークスとルディアパーティに声を掛けて外に出る。
既に外は夕闇になっており、屋台等の灯りが輝きを増していた。
ヴァンディットはこれ位の暗さであれば外を歩いても問題は無い様なので、ノアの後を着いていく形で街の中を進む。
人の多さに驚いている様なので人混みには入らず、なるべく人が少ない所を通っていく。
「うーん…やっぱりこの位の時間はどの店も混んでるなぁ…」
夜ともなると腹を空かせた冒険者や商人に加え、明日の買い付けに集まった研究者や商人、何処ぞの大学連中等が酒を酌み交わし、大騒ぎしていた。
「ノア様、私の事は気にせず食事に行ってきて構いませんが…」
「ヴァンディットさんって食事は血液だけですか?」
「え?いや、普通の食事も可能ですが…」
「であれば一緒に食べましょ。
ヴァンディットさん置いて1人だけってのは心苦しいので。」
「ふふっ、優しいのですね。」
「…普通だと思うけどなぁ…」
しかし少し待ってみたがどこも人が引く気配が無い為、街の南西にあるギルドが建ち並ぶエリアに向かう。
「良いのですか?先に錬金術に使う道具を揃えるとの事ですが…」
「良いの良いの、遅かれ早かれ揃えるんだから早いに越した事は無いでしょ。」
「であれば遠慮無く。
実は、知識はあるのですが道具が無かったので困ってたのです。」
「商会ではどうしてたのですか?」
「あそこでは簡単な物しか作りませんでしたから、廃材等を使ってチョチョイっと。」
「食糧庫にある物で簡単な物なら」みたいな感じで言ってくるヴァンディット。
意外と逞しい様だ。
この街に来て初めて南西エリアに寄る。
ここには錬金術、宝石商、薬剤、鍛冶等のギルドが建ち並ぶ。
食品街に比べれば人は大分少ないが、大きな街だけあってそれなりな数がいる。
錬金術ギルドの前に行くと、大中小のガラス製の容器が全て買い占められ、ギルド職員が嬉しい悲鳴を上げていた。
カランコロンカラン「いらっしゃいませー。」
「失礼しまーす。」
錬金術ギルドの建物内は所狭しとガラス器具が置かれ、カウンター近くには色とりどりな触媒や薬品が陳列されている。
一見ごちゃごちゃとしているが何故かこういった器具類を見ると気分が高揚してくる。
「何かお探しの物はございますか?」
「どういった物が必要でしょう?」
「そうですね…一先ずは蒸留が出来るガラス器具を2つずつ、空の魔石を4つ…あとこの窪みのあるガラス器具も…」
その他関連器具や書籍等、合計20点程の品を購入。何だかんだで15万ガル程になった。
「お買い上げありがとうございます。手数料掛かりますが、もし宜しければお宿までお送り致します。」
「あ、大丈夫ですよ、もう仕舞っちゃいますから。」
そう言って、何点か抱えたヴァンディットがカウンター横の大きな影へと進み、ノアの足元の影から手ぶらで出てくる。
「え!?はあっ!?」
(まぁそう思うよね…)
彼女の特性を知らない人からしたら何かの手品を見ている気分である。
数分後、自身の部屋に運び終わったヴァンディットはノアの元へ。
錬金術ギルドの職員はカウンター横の影をペタペタ触っているが、至って普通の影である。
頭に『?』を浮かべてヴァンディットと影を交互に見ている。
ギルドを出た2人は北西にある商業区画の方へ。
「ありがとうございます、器具類を買って頂いて…」
「必要経費だから気にしないで下さい。
因みに最初は何を作るつもりですか?」
「そうですね、組み立てて確認の為に使いつつ、まずは蒸留水を大量に作りますかね。
その後はノア様が頻繁に掛かる状態異常用の薬品作りですね。」
「頻繁に掛かる状態異常…火傷、疲労…位かな?」
「火傷に疲労ですか…」
「そうですね、この街に来てから至近距離で爆裂魔法何回も食らいましたし…」
「ノア様、普段から一体どんな生活送ってるんですか…
まぁ、でも分かりました。
火傷には効能があるアロエリア、麻痺効果のあるシビビ、自己再生能力があるスライムの核、蜜蝋を大量、オイルを使って軟膏の様な物を。
疲労に関しては、日々の蓄積が主ですので、それは私の方にお任せ下さい。」
ヴァンディットは胸に手を当て自信満々にそう答えた。
「それにしてもシビビ?何故火傷に麻痺効果のある薬草を?」
「シビビを少量使用する事で、患部の痛みを緩和させる為に使います。
ですので普段からシビビを見掛けた場合は、採取をお願いします。」
「なる程ね、毒と薬は表裏一体ってヤツか。
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