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アルバラスト編
鬼鬼パニック
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場所は移って街の地下にある闘技場。
ノアから特に何も言われずに連れて来られた為、ルーシー姉妹は嫌な予感を感じて軽く混乱状態(通称:鬼鬼パニック)になっている。
「「ノ、ノア様!?ここは闘技場ではありませんか!?」」
「はい、そうです。」
「さ、先程『御一緒に戦える事を心待ちにしたい』とは言いましたが、た、戦いたいと言う意味では無いのです。」
「ど、どうかご慈悲を…」
「説明不足ですいません。
2人には新しい【固有スキル】の練習に付き合って貰いたいのです。
僕は無手で、2人は何使っても良いので戦って下さい。」
「「は、はぁ…」」
そうは言っても反応がよろしくない様なので、少し『俺』が表に出る事に。
『…ったく、口下手なんだから二度も言わせないでくれ。
"優秀"で"信頼"の置ける2人だからこそこうやってノアを通して2人に頼んでるんだ。
真面目過ぎる所もあるが、その辺り評価してるんだぜ?』
こう言われた2人は体をふるふると体を震わせ
「あぁ…有り難き御言葉ありがとうございます!」
「せ、誠心誠意、粉骨砕身の気持ちで務めさせて頂きます!」
『ああ、うん。砕かなくて良いからな。』
(『まぁ、これで2人から言質は取れた。
この手の相手にはこう言ってやるのが一番良いから覚えとくと良いぜ。』)
『俺』の表情は分からないが恐らく悪ーい顔をしているんだろうな、と思うノアだった。
少し間があって冷静になった姉妹は、後悔した様にどんよりとしていた。
「『黒髪戦鬼』『鬼神姉妹』頑張ってね~。」
「ジ、ジョーさん!今その呼び方は止めて下さい!」
「違うんですノア様!これは王都で勝手に…」
「ふーん"鬼神"ねぇ…どれ程の物か見物だな。』
ノアはにたりと嗤い、赤黒い眼で2人を捉える。
そんな眼で見られた2人は、流石に覚悟を決めてノアに向き直る。
「それではルーシーさん、2人は実戦同様に戦って下さい。」
「「畏まりました。こちらも討伐するつもりで戦わせて頂きます。
ジョーさん合図をお願いします。」」
合図を任されたジョーは少し間を空けて言葉を発する。
「それでは、始め!」
合図と共にノアとラーベが同時に駆け出す。
あっという間に距離が縮まった両者だが、最初に仕掛けたのたラーベだった。
左の腰に差していた刀を抜刀し、そのまま真一文字に振り抜く。
対してノアは走り込んできた勢いそのままにその場で前宙、振り抜いた刀を回避しつつラーベに踵落としを繰り出す。
「くっ…」ドカッ!
ノアの踵落としを前方に飛び込む事で回避、空を切った踵落としが地面を強く叩く。
遅れて接近してきたラベルタはノアの着地を狙っていた様で、叩き付けた足を狙い刀を抜く。
そのつもりだったが、ノアが体のバネを使って腰を切り、ラベルタが抜こうとしていた刀の柄に後ろ回し蹴りを繰り出した。
ドカァッ!「くぁっ!?」
完全に体勢が崩れたラベルタに急接近したノアは首筋にピタリと指を当てる。
「はい、取り敢えず1本ですね。」
「くっ…!」ヒュオッ!「おっと。」
ラベルタが腰に差していた脇差しを抜いてノアに斬り掛かるもヒラリとかわしたノアは、背後から迫って来ているラーベに向き直る。
「はああっ!<刀技・雷閃>」バシュゥッ!
先程の抜刀よりも素早く振り抜かれた刀から雷が迸り、扇状に雷が拡散する。
「危ねぇ!」バシュゥッ!
咄嗟に頭を下げたノアの頭上を鋭い音を立て、雷が通過する。
「な!?これを初見で避けますか!?」
ラーベが放った斬撃を回避したノアは、手首を掴んで捻りラーベを地面に転がす。
ラベルタの時同様に首筋にピタリと指を這わせる。
「はい、ラーベさんも1本ですね。」
「くっ…」ドスッ!バシュンッ!
転がしたラーベの足元にラベルタの脇差しが突き立つ。
柄に小さな魔法陣が描かれており、ラベルタがその場に転移してきた。
これは流石に予想外だったノアは、たたらを踏みつつも後方に下がる。
「姉さん大丈夫!?」
「ええ、大丈夫…分かってはいたけども大分強いわね…」
「うん…今度は2人で行こ。」
「そうね。」
『キッ』と同時にノアを睨み付けたルーシー姉妹は、脇差しをノアに向けて投擲、1本は地面に、1本は弾いて空中へ。
バシュンッ!
地面に突き立った脇差しからはラーベが、空中の脇差しからラベルタが同時に転移して来ると、ノアの直ぐ近くで同時に抜刀。
「<刀技・雷閃>!」バシュゥッ!
「<刀技・水閃>!」ザシュゥッ!
この同時攻撃を前方に飛び込む事で回避したノアは直ぐに反転。
「<刀技・水苦無>!」ヒュオッ!
ノアの眼前に水で出来た苦無が3本が迫る。
コレをノアは叩き落とすとパシャリと音を立てて簡単に破壊。
苦無を放ったラベルタの直ぐ後ろでは光輝く刀を構えたラーベがノアに狙いを定めていた。
「<刀技・招雷>!」ドッ!ガガガガガッ!
ノアがいる方に向け刀を振るった後、その軌道をなぞる様に落雷が発生。
ノアは左右に回避しようとするが
「<刀技・水苦無>!」ヒュオッ!バシュゥッ!
ノアに向けて再び放たれた水苦無に雷が伝わり、即座に体を濡らしたノアにも伝わる。
バシュゥッ!「ぐ…おっ!?」
強烈な電撃にノアの動きが止まる。
その隙を見逃さずにラーベ、ラベルタの両名はノアに肉薄し、ラーベは兜割りを、ラベルタは真一文字に刀を振り抜く。
ガシッ!ガシッ!
「つ~かま~えたぁ~!」「「ひぃっ!?」」
同時に繰り出された斬撃に対して真剣白羽取りをしたノアは<洗練された手業>を発動して素早く2人の首根っこを掴む。
身動き1つ取れないと思った相手が突然動きだし、あっという間に首を掴まれた事で悲鳴を上げる事しか出来ない姉妹。
ノアは<渾身>を発動して両手を振り上げ、地面に叩き付け様とする。
が、寸での所で脇差しを投げた2人は再び転移し、何とか難を逃れる。
「「…はぁっ、はぁっ、あ、危なかった…」」
「ぬぅ…もう少しだったのに…』
どっと冷や汗を噴き出し、肩で息をする姉妹 。
2人は息を整えつつ刀を鞘に納める。
ノアは2人が何かしてくると感じ、敢えて待ちの姿勢に徹する。
2人もそれを察したのか、しっかりと力を溜め始める。
ラベルタが始めに動きだし、少し遅れてラーベも行動を開始する。
「<刀技・瀑布>!」
「<刀技・雷霆>!」
ラベルタが刀を振ると滝の様に凄まじい速度で水の塊が降り注ぐ。
敢えて動かないノアはこれを食らった所、全身を巨大なハンマーで叩かれたのかと言う程の衝撃を受ける。
続けてラーベが刀を振ると、先程の<刀技・招雷>とは比べ物にならない量の雷が降り注ぐ。
「敢えて待ちの姿勢を取ってるのでしょうが、この全体攻撃は回避不能でしょう、ノア様御覚悟を!」
降り注ぐ数多の雷が足元の水を伝わりノアへと向かう。
「さて、防御性能はどれ程の物かな?」
ドガガガガガガガガガガガガガガガガガガッ!
地面を伝わった雷が闘技場中央に立つノアに直撃、その瞬間地面が轟音と共に爆ぜ、礫と水煙が辺りに飛散。
あまりの衝撃に観客席にいたジョーや周りの職員が慌てふためく。
「「コレを食らえば流石のノア様でも…」」
そこまで言葉を発した所で2人が黙る。
晴れた水煙の向こうに赤黒い全身重鎧を身に付けたノアが立っていたからだ。
ノアから特に何も言われずに連れて来られた為、ルーシー姉妹は嫌な予感を感じて軽く混乱状態(通称:鬼鬼パニック)になっている。
「「ノ、ノア様!?ここは闘技場ではありませんか!?」」
「はい、そうです。」
「さ、先程『御一緒に戦える事を心待ちにしたい』とは言いましたが、た、戦いたいと言う意味では無いのです。」
「ど、どうかご慈悲を…」
「説明不足ですいません。
2人には新しい【固有スキル】の練習に付き合って貰いたいのです。
僕は無手で、2人は何使っても良いので戦って下さい。」
「「は、はぁ…」」
そうは言っても反応がよろしくない様なので、少し『俺』が表に出る事に。
『…ったく、口下手なんだから二度も言わせないでくれ。
"優秀"で"信頼"の置ける2人だからこそこうやってノアを通して2人に頼んでるんだ。
真面目過ぎる所もあるが、その辺り評価してるんだぜ?』
こう言われた2人は体をふるふると体を震わせ
「あぁ…有り難き御言葉ありがとうございます!」
「せ、誠心誠意、粉骨砕身の気持ちで務めさせて頂きます!」
『ああ、うん。砕かなくて良いからな。』
(『まぁ、これで2人から言質は取れた。
この手の相手にはこう言ってやるのが一番良いから覚えとくと良いぜ。』)
『俺』の表情は分からないが恐らく悪ーい顔をしているんだろうな、と思うノアだった。
少し間があって冷静になった姉妹は、後悔した様にどんよりとしていた。
「『黒髪戦鬼』『鬼神姉妹』頑張ってね~。」
「ジ、ジョーさん!今その呼び方は止めて下さい!」
「違うんですノア様!これは王都で勝手に…」
「ふーん"鬼神"ねぇ…どれ程の物か見物だな。』
ノアはにたりと嗤い、赤黒い眼で2人を捉える。
そんな眼で見られた2人は、流石に覚悟を決めてノアに向き直る。
「それではルーシーさん、2人は実戦同様に戦って下さい。」
「「畏まりました。こちらも討伐するつもりで戦わせて頂きます。
ジョーさん合図をお願いします。」」
合図を任されたジョーは少し間を空けて言葉を発する。
「それでは、始め!」
合図と共にノアとラーベが同時に駆け出す。
あっという間に距離が縮まった両者だが、最初に仕掛けたのたラーベだった。
左の腰に差していた刀を抜刀し、そのまま真一文字に振り抜く。
対してノアは走り込んできた勢いそのままにその場で前宙、振り抜いた刀を回避しつつラーベに踵落としを繰り出す。
「くっ…」ドカッ!
ノアの踵落としを前方に飛び込む事で回避、空を切った踵落としが地面を強く叩く。
遅れて接近してきたラベルタはノアの着地を狙っていた様で、叩き付けた足を狙い刀を抜く。
そのつもりだったが、ノアが体のバネを使って腰を切り、ラベルタが抜こうとしていた刀の柄に後ろ回し蹴りを繰り出した。
ドカァッ!「くぁっ!?」
完全に体勢が崩れたラベルタに急接近したノアは首筋にピタリと指を当てる。
「はい、取り敢えず1本ですね。」
「くっ…!」ヒュオッ!「おっと。」
ラベルタが腰に差していた脇差しを抜いてノアに斬り掛かるもヒラリとかわしたノアは、背後から迫って来ているラーベに向き直る。
「はああっ!<刀技・雷閃>」バシュゥッ!
先程の抜刀よりも素早く振り抜かれた刀から雷が迸り、扇状に雷が拡散する。
「危ねぇ!」バシュゥッ!
咄嗟に頭を下げたノアの頭上を鋭い音を立て、雷が通過する。
「な!?これを初見で避けますか!?」
ラーベが放った斬撃を回避したノアは、手首を掴んで捻りラーベを地面に転がす。
ラベルタの時同様に首筋にピタリと指を這わせる。
「はい、ラーベさんも1本ですね。」
「くっ…」ドスッ!バシュンッ!
転がしたラーベの足元にラベルタの脇差しが突き立つ。
柄に小さな魔法陣が描かれており、ラベルタがその場に転移してきた。
これは流石に予想外だったノアは、たたらを踏みつつも後方に下がる。
「姉さん大丈夫!?」
「ええ、大丈夫…分かってはいたけども大分強いわね…」
「うん…今度は2人で行こ。」
「そうね。」
『キッ』と同時にノアを睨み付けたルーシー姉妹は、脇差しをノアに向けて投擲、1本は地面に、1本は弾いて空中へ。
バシュンッ!
地面に突き立った脇差しからはラーベが、空中の脇差しからラベルタが同時に転移して来ると、ノアの直ぐ近くで同時に抜刀。
「<刀技・雷閃>!」バシュゥッ!
「<刀技・水閃>!」ザシュゥッ!
この同時攻撃を前方に飛び込む事で回避したノアは直ぐに反転。
「<刀技・水苦無>!」ヒュオッ!
ノアの眼前に水で出来た苦無が3本が迫る。
コレをノアは叩き落とすとパシャリと音を立てて簡単に破壊。
苦無を放ったラベルタの直ぐ後ろでは光輝く刀を構えたラーベがノアに狙いを定めていた。
「<刀技・招雷>!」ドッ!ガガガガガッ!
ノアがいる方に向け刀を振るった後、その軌道をなぞる様に落雷が発生。
ノアは左右に回避しようとするが
「<刀技・水苦無>!」ヒュオッ!バシュゥッ!
ノアに向けて再び放たれた水苦無に雷が伝わり、即座に体を濡らしたノアにも伝わる。
バシュゥッ!「ぐ…おっ!?」
強烈な電撃にノアの動きが止まる。
その隙を見逃さずにラーベ、ラベルタの両名はノアに肉薄し、ラーベは兜割りを、ラベルタは真一文字に刀を振り抜く。
ガシッ!ガシッ!
「つ~かま~えたぁ~!」「「ひぃっ!?」」
同時に繰り出された斬撃に対して真剣白羽取りをしたノアは<洗練された手業>を発動して素早く2人の首根っこを掴む。
身動き1つ取れないと思った相手が突然動きだし、あっという間に首を掴まれた事で悲鳴を上げる事しか出来ない姉妹。
ノアは<渾身>を発動して両手を振り上げ、地面に叩き付け様とする。
が、寸での所で脇差しを投げた2人は再び転移し、何とか難を逃れる。
「「…はぁっ、はぁっ、あ、危なかった…」」
「ぬぅ…もう少しだったのに…』
どっと冷や汗を噴き出し、肩で息をする姉妹 。
2人は息を整えつつ刀を鞘に納める。
ノアは2人が何かしてくると感じ、敢えて待ちの姿勢に徹する。
2人もそれを察したのか、しっかりと力を溜め始める。
ラベルタが始めに動きだし、少し遅れてラーベも行動を開始する。
「<刀技・瀑布>!」
「<刀技・雷霆>!」
ラベルタが刀を振ると滝の様に凄まじい速度で水の塊が降り注ぐ。
敢えて動かないノアはこれを食らった所、全身を巨大なハンマーで叩かれたのかと言う程の衝撃を受ける。
続けてラーベが刀を振ると、先程の<刀技・招雷>とは比べ物にならない量の雷が降り注ぐ。
「敢えて待ちの姿勢を取ってるのでしょうが、この全体攻撃は回避不能でしょう、ノア様御覚悟を!」
降り注ぐ数多の雷が足元の水を伝わりノアへと向かう。
「さて、防御性能はどれ程の物かな?」
ドガガガガガガガガガガガガガガガガガガッ!
地面を伝わった雷が闘技場中央に立つノアに直撃、その瞬間地面が轟音と共に爆ぜ、礫と水煙が辺りに飛散。
あまりの衝撃に観客席にいたジョーや周りの職員が慌てふためく。
「「コレを食らえば流石のノア様でも…」」
そこまで言葉を発した所で2人が黙る。
晴れた水煙の向こうに赤黒い全身重鎧を身に付けたノアが立っていたからだ。
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