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アルバラスト編
悲鳴と轟音、そして土煙
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先頭を走っていた野盗が忽然と消え、悲鳴と轟音、そして土煙が辺りを包む。
よく見ると地面に浅く溝が出来ており、野盗が将棋倒しになっている。
それによって後続の野盗が突っ掛かっている状態である。
『流石に1人で全ては捌けないし馬鹿正直に突っ込んで来るんだ、そりゃ罠位仕掛けんだろ。』
実は先程ノアが防壁を降り、手を付いて着地した時に地面に魔力を流して予め溝を掘っていたのだ。
そうして倒れた野盗に近付いたノアは徐に腕を掴み思いっきり約10メル程の高さまでぶん投げる。
この時ぶん投げられた野盗の多くは肩や足が外れ、受け身が取れない状態で地面に叩き付けられる。
ガコッ!「おがぁああああっ!?」ドサッ!
ボキッ!「いがががぁあっ!?」ズシャ!
ボグッ!「ぎ、ぎゃあああっ!?」ドサッ!
この作業を10人程続けた所で体勢を立て直した野盗が襲い掛かってくる。
ノアは手に持ったカランビットナイフを最小限の動きで振るい、手首、足首や腕の筋等を斬り裂いていく。
野盗が持っているのは冒険者等から奪ったショートソードが殆どで、ある程度の間合いを取らなければあまり驚異にならないものばかりだ。
対してノアの持つカランビットナイフは密着状態からでも容易に振れる為、十分な殺傷能力を持っており、ほぼ一方的な状況であった。
ゾリ!ザシュッ!ズシュッ!ザク!ドス!グサ!ゾンッ!ブシュッ!ザリッ!ドシュッ!
ノアが立っている場所の周囲には出血により手や足、腹などを押さえた野盗が転がっていた。
「お、おい!盾持ち!前出てあのガキを潰せっ!」
集団の奥から大小問わず盾を持った野盗が前に出張って来る。
ノアは<渾身>を発動、地面を踏み砕く程の速度で突進を仕掛け大盾持ちに真っ正面から激突。
ドッガァン!「「「うごぁあああっ!?」」」
高速で突撃したノアの衝撃を受け止めきれず、爆裂魔法が炸裂したかの様に大盾持ちごと5、6人の野盗が吹き飛ばされる。
『やっぱり纏めて吹き飛ばす方が楽で良いなぁ!』
そこでノアにある考えが浮かぶ。
直ぐに振り返り、背後で待機しているルーシー姉妹に声を掛ける。
「ルーシー…ラーベさん!防御系の広域支援魔法とかってありますか?」
「え!?あ、はい、ありますが…」
「それを掛けて貰って良いですか?」
「良いですが、ノア様は効果が…」
「僕じゃありません、野盗に掛けて貰えませんか?」
「「な、何を!?」」
突然不可解な事を言い出したノアにルーシー姉妹は愚か、防壁にいるアルバ達も声が上がる。
「ノア君血迷ったか!?」
「少年何を言っている!」
「良いですから早く!」
ノアの目は至って真面目な為ルーシー・ラーベは渋々発動する。
「ええぃ!どうなっても知りませんよ!『金剛陣』!」
ラーベが唱えると、ノアや野盗集団の足元に光の陣の様な模様が発生、範囲内にいる者(ノア以外)の体に光が灯る。
直ぐに周囲にいる野盗の反応が変わる。
「お、おお!すげぇ!防御力が跳ね上がってるぜ!」
「そりゃそうだ」みたいな顔をするノアは、気にせず足元に転がっていた野盗にカランビットナイフを振るう。
ザンッ!ゾン!「痛っ!痛ぇ!…え?」
野盗がノアに斬られた箇所を見てみるも、多少の痛みはあったが傷が無い事を確認する。
「き、切れてない…切れてないぞ!?」
その声を聞いた周囲の野盗は各々確認し、喜びの声を上げる。
「本当だ!切れない!」
「アイツら馬鹿だ!俺達に支援魔法飛ばしたぜ!」
「ありがとよぅ!」
防壁にいる冒険者、アルバも皆「そりゃそうだよ」みたいな反応をして一言も話さなくなったが、ジョーだけはこの後の展開が読めたのか苦笑いを浮かべていた。
場所は戻って最前線。
一頻り街からの支援魔法に喜んだ野盗が再び街に攻めようとすると、ノアが高笑いをあげていた。
「よっしゃー!思った通りだ!ありがとねー、ラーベさん!」
その光景に防壁にいる全員(ジョー以外)と野盗も「何言ってんのコイツ」と言った顔をする。
するとノアは腰に差していた阿羅亀噛を外す。
二刀を携えた状態で野盗に近付いて行く。
「おい、糞ガキ、支援ありがとよ!取り敢えずさっさと死『ゴギン!』ドガァン!
ノアが阿羅亀噛を振ると野盗の体が両断される事無く、くの字に曲がって10人程巻き込んで後方に吹き飛ばされる。
その光景を見たノアはここ最近で一番の笑い声を上げる。
「あっはっはっはっはー!これで心置きなく暴れられるぜぇ!』
笑い声を上げるノアの眼が徐々に赤黒く染まっていく、その異様さに周囲の野盗がノアを始末しに掛かる。
「な、何かコイツやべぇぞ!」
「何だその眼は…」
「こ、殺せ、今すぐ殺せ!」
剣や斧、武器になりそうな物を持ちノアの元に殺到する。
『『俺』が気分良くしてる時に水差すんじゃねぇ!』
ゴバァッ!
ノアは殺到して来た野盗に阿羅亀噛を横凪ぎに振るう。
目の前にいた5人の野盗がその場から削り取られる様に視界から消え、吹き飛ばされ、別の野盗を巻き込んだ。
確認してみるが重傷者は居れど死者はいない。
削り取られた場所を埋める様に奥からまた野盗がやって来る。
ある者は阿羅亀噛の兜割りが頭に直撃するが、地面が陥没、ひび割れが起こる程叩き付けられるも数ヶ所骨折しただけで命に別状無し。
またある者は万力の様な握力で掴まれ、地面に顔面の形が出来る程数回叩き付けられ様とも出血多量ではあるが、命に別状は無かった。
ノアが阿羅亀噛を1回振れば野盗が4~5人吹き飛ぶという状況を防壁から見ていた面々はと言うと
「相変わらず予想外な事しますねぇノア君は…『敵に支援魔法掛けて殲滅力上げる』なんてよく思い付くな…」
「ジョーさん…その、あの少年はいつもああなのか?」
「ノア君と会ったのは割と最近ですが、大体あんな感じですよ。
見ての通り彼は圧倒的火力と実戦経験で培った超攻撃的な戦闘スタイルを得意としています。
冒険者になって一月も経たない内に500を越えるモンスターを屠り、普通であれば逃げ出す様な事態でも一歩も引かず常に最前線で戦い続ける。
見る者を奮い立たせ、同時に憧憬を抱かせるその姿、竜を素手で倒したと言われる冒険者にちなんで【鬼神】の二つ名を授けられたとの事です。」
「最初は大仰なとも思ったがあれを見れば納得だな。」
「このまま行けば俺達に出番は無いかな。」
ノアの戦いっぷりに冒険者らの間でこの戦いは直ぐに早期決着するものだろうと言う声が上がる。が…
「いや、これからですね。」
「ああ…皆直ぐ動ける様に準備を始めてくれ。」
ジョー、アルバが冒険者らに告げる。
すると監視を続けていた冒険者から野盗の集団後方で動きがあったとの報告が飛ぶ。
「後方の集団が西門、東門の方向に分散していきます。」
「正面突破が困難になったんだ、そりゃ分散してくるわな。
数は西が7、東が3って所か…よし!【義賊】【盗賊】は私と一緒に西門に集まってくれ!
他の者は東門を頼む!」
アルバは即座に指示を出し冒険者達は行動に移す。
<新人冒険者で手が空いている者は兵士を集めて戦闘不能になった野盗の捕縛、治療に専念して欲しい>
<はい!>
<はい。>
「ルーシーさん!アルバさんからの指示聞こえましたか?」
「「はい!しっかりと。」」
「そう言う事なので警戒しつつ捕縛に来た冒険者や兵士の護衛をお願いします!」
「「はい!了解しました!」」
防壁のアルバや冒険者の会話を<聞き耳>で聞いていたノアはルーシー姉妹に指示を出しつつ考えを巡らせる。
(展開が割と早いな…恐らくこの奥に"頭"がいるのだろうな…)
思う所はあるが、次から次へとやって来る野盗を対処する為、ノアは思考を切り替える事にした。
よく見ると地面に浅く溝が出来ており、野盗が将棋倒しになっている。
それによって後続の野盗が突っ掛かっている状態である。
『流石に1人で全ては捌けないし馬鹿正直に突っ込んで来るんだ、そりゃ罠位仕掛けんだろ。』
実は先程ノアが防壁を降り、手を付いて着地した時に地面に魔力を流して予め溝を掘っていたのだ。
そうして倒れた野盗に近付いたノアは徐に腕を掴み思いっきり約10メル程の高さまでぶん投げる。
この時ぶん投げられた野盗の多くは肩や足が外れ、受け身が取れない状態で地面に叩き付けられる。
ガコッ!「おがぁああああっ!?」ドサッ!
ボキッ!「いがががぁあっ!?」ズシャ!
ボグッ!「ぎ、ぎゃあああっ!?」ドサッ!
この作業を10人程続けた所で体勢を立て直した野盗が襲い掛かってくる。
ノアは手に持ったカランビットナイフを最小限の動きで振るい、手首、足首や腕の筋等を斬り裂いていく。
野盗が持っているのは冒険者等から奪ったショートソードが殆どで、ある程度の間合いを取らなければあまり驚異にならないものばかりだ。
対してノアの持つカランビットナイフは密着状態からでも容易に振れる為、十分な殺傷能力を持っており、ほぼ一方的な状況であった。
ゾリ!ザシュッ!ズシュッ!ザク!ドス!グサ!ゾンッ!ブシュッ!ザリッ!ドシュッ!
ノアが立っている場所の周囲には出血により手や足、腹などを押さえた野盗が転がっていた。
「お、おい!盾持ち!前出てあのガキを潰せっ!」
集団の奥から大小問わず盾を持った野盗が前に出張って来る。
ノアは<渾身>を発動、地面を踏み砕く程の速度で突進を仕掛け大盾持ちに真っ正面から激突。
ドッガァン!「「「うごぁあああっ!?」」」
高速で突撃したノアの衝撃を受け止めきれず、爆裂魔法が炸裂したかの様に大盾持ちごと5、6人の野盗が吹き飛ばされる。
『やっぱり纏めて吹き飛ばす方が楽で良いなぁ!』
そこでノアにある考えが浮かぶ。
直ぐに振り返り、背後で待機しているルーシー姉妹に声を掛ける。
「ルーシー…ラーベさん!防御系の広域支援魔法とかってありますか?」
「え!?あ、はい、ありますが…」
「それを掛けて貰って良いですか?」
「良いですが、ノア様は効果が…」
「僕じゃありません、野盗に掛けて貰えませんか?」
「「な、何を!?」」
突然不可解な事を言い出したノアにルーシー姉妹は愚か、防壁にいるアルバ達も声が上がる。
「ノア君血迷ったか!?」
「少年何を言っている!」
「良いですから早く!」
ノアの目は至って真面目な為ルーシー・ラーベは渋々発動する。
「ええぃ!どうなっても知りませんよ!『金剛陣』!」
ラーベが唱えると、ノアや野盗集団の足元に光の陣の様な模様が発生、範囲内にいる者(ノア以外)の体に光が灯る。
直ぐに周囲にいる野盗の反応が変わる。
「お、おお!すげぇ!防御力が跳ね上がってるぜ!」
「そりゃそうだ」みたいな顔をするノアは、気にせず足元に転がっていた野盗にカランビットナイフを振るう。
ザンッ!ゾン!「痛っ!痛ぇ!…え?」
野盗がノアに斬られた箇所を見てみるも、多少の痛みはあったが傷が無い事を確認する。
「き、切れてない…切れてないぞ!?」
その声を聞いた周囲の野盗は各々確認し、喜びの声を上げる。
「本当だ!切れない!」
「アイツら馬鹿だ!俺達に支援魔法飛ばしたぜ!」
「ありがとよぅ!」
防壁にいる冒険者、アルバも皆「そりゃそうだよ」みたいな反応をして一言も話さなくなったが、ジョーだけはこの後の展開が読めたのか苦笑いを浮かべていた。
場所は戻って最前線。
一頻り街からの支援魔法に喜んだ野盗が再び街に攻めようとすると、ノアが高笑いをあげていた。
「よっしゃー!思った通りだ!ありがとねー、ラーベさん!」
その光景に防壁にいる全員(ジョー以外)と野盗も「何言ってんのコイツ」と言った顔をする。
するとノアは腰に差していた阿羅亀噛を外す。
二刀を携えた状態で野盗に近付いて行く。
「おい、糞ガキ、支援ありがとよ!取り敢えずさっさと死『ゴギン!』ドガァン!
ノアが阿羅亀噛を振ると野盗の体が両断される事無く、くの字に曲がって10人程巻き込んで後方に吹き飛ばされる。
その光景を見たノアはここ最近で一番の笑い声を上げる。
「あっはっはっはっはー!これで心置きなく暴れられるぜぇ!』
笑い声を上げるノアの眼が徐々に赤黒く染まっていく、その異様さに周囲の野盗がノアを始末しに掛かる。
「な、何かコイツやべぇぞ!」
「何だその眼は…」
「こ、殺せ、今すぐ殺せ!」
剣や斧、武器になりそうな物を持ちノアの元に殺到する。
『『俺』が気分良くしてる時に水差すんじゃねぇ!』
ゴバァッ!
ノアは殺到して来た野盗に阿羅亀噛を横凪ぎに振るう。
目の前にいた5人の野盗がその場から削り取られる様に視界から消え、吹き飛ばされ、別の野盗を巻き込んだ。
確認してみるが重傷者は居れど死者はいない。
削り取られた場所を埋める様に奥からまた野盗がやって来る。
ある者は阿羅亀噛の兜割りが頭に直撃するが、地面が陥没、ひび割れが起こる程叩き付けられるも数ヶ所骨折しただけで命に別状無し。
またある者は万力の様な握力で掴まれ、地面に顔面の形が出来る程数回叩き付けられ様とも出血多量ではあるが、命に別状は無かった。
ノアが阿羅亀噛を1回振れば野盗が4~5人吹き飛ぶという状況を防壁から見ていた面々はと言うと
「相変わらず予想外な事しますねぇノア君は…『敵に支援魔法掛けて殲滅力上げる』なんてよく思い付くな…」
「ジョーさん…その、あの少年はいつもああなのか?」
「ノア君と会ったのは割と最近ですが、大体あんな感じですよ。
見ての通り彼は圧倒的火力と実戦経験で培った超攻撃的な戦闘スタイルを得意としています。
冒険者になって一月も経たない内に500を越えるモンスターを屠り、普通であれば逃げ出す様な事態でも一歩も引かず常に最前線で戦い続ける。
見る者を奮い立たせ、同時に憧憬を抱かせるその姿、竜を素手で倒したと言われる冒険者にちなんで【鬼神】の二つ名を授けられたとの事です。」
「最初は大仰なとも思ったがあれを見れば納得だな。」
「このまま行けば俺達に出番は無いかな。」
ノアの戦いっぷりに冒険者らの間でこの戦いは直ぐに早期決着するものだろうと言う声が上がる。が…
「いや、これからですね。」
「ああ…皆直ぐ動ける様に準備を始めてくれ。」
ジョー、アルバが冒険者らに告げる。
すると監視を続けていた冒険者から野盗の集団後方で動きがあったとの報告が飛ぶ。
「後方の集団が西門、東門の方向に分散していきます。」
「正面突破が困難になったんだ、そりゃ分散してくるわな。
数は西が7、東が3って所か…よし!【義賊】【盗賊】は私と一緒に西門に集まってくれ!
他の者は東門を頼む!」
アルバは即座に指示を出し冒険者達は行動に移す。
<新人冒険者で手が空いている者は兵士を集めて戦闘不能になった野盗の捕縛、治療に専念して欲しい>
<はい!>
<はい。>
「ルーシーさん!アルバさんからの指示聞こえましたか?」
「「はい!しっかりと。」」
「そう言う事なので警戒しつつ捕縛に来た冒険者や兵士の護衛をお願いします!」
「「はい!了解しました!」」
防壁のアルバや冒険者の会話を<聞き耳>で聞いていたノアはルーシー姉妹に指示を出しつつ考えを巡らせる。
(展開が割と早いな…恐らくこの奥に"頭"がいるのだろうな…)
思う所はあるが、次から次へとやって来る野盗を対処する為、ノアは思考を切り替える事にした。
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